コラムより転載:中国の航空機、空母その他関連小ネタその66

12月23日

 中国・インドの海軍戦力比較で、中国人としてはちょっと異色な論です。

http://military.china.com/critical3/27/20131218/18225753.html


中印海軍戦力の秘密を明らかに もし南海で開戦した場合、何と中国には優勢はない?

インド海軍の「チャンドラグプタ」(頑住吉注:「ヴィックラマディヤ」。何故名前が2つあるのか不明ですが)はすでに帰途にあり、多くのネット仲間がいかにそれをけなそうとも、それは間違いなく1隻の空母であり、作戦能力を持つ大殺器である。中国の「遼寧艦」の就役と共に、どんどん多くの人が両者の戦力に対し対比を行う。これに対し、私は自分の視点を提出するにとどめる。すなわち、「遼寧艦」は中国初の空母だが、それには実験の性質が比較的濃く、第2世代空母の人員養成をメインとし、戦力は並で、海軍は万止むを得ない状態にならなければそれを戦いに出さないからなおさらである。インドの空母「チャンドラグプタ」に関しては、インドメディアはそれを無比に強大であると大げさなことを言うが、それでもその先天的欠陥を改変することはできない。その前身は決して専用の直通甲板の空母ではなく、後の改造はすでにその全体構造を破壊しており、その戦力はさらに一歩下降するだろう。この空母の実質はやはりロスケの実験艦であり、同クラスの戦闘艦の作戦能力に比べ決して強くない。インド海軍の実力の拡張と共に、彼らはすでにインド洋上の警察をすることに決して満足しておらず、より多くその勢力の触角を南中国海に伸ばし入れることを望んでいる。このため、インドはベトナム、マレーシア、フィリピンなどの国と軍事協力協議を成立させ、かつ定期的に海上軍事演習を行い、その実力をデモンストレーションしている。同時に、インドは南海においてベトナムと油田共同開発協議を成立させ、かつ不断に可能性ある軍事基地を探求し、もって長期的に南海の業務に干渉する能力を達成させようとしている。インドの挑発に直面し、中国は一方において同盟国との交流、協力を強化し、もってインドを孤立させている。同時に南海の軍事的実力も強化している。大量の新式軍艦が南海艦隊に就役しただけでなく、さらに不断に海上対潜演習、島奪取演習などを行い、自身の実力をデモンストレーションしている。同時に新式空母から組成された艦隊を南海に派遣、進入させて狙いを持った訓練を行っている。中印両国は不断に南海で闘志満々の様子を見せ、自身の実力を拡充し、南海の形勢が激化し緊張する結果をもたらし、さらに加えて中印国境の領土をめぐる紛糾問題および当時から残された戦争の問題があり、ごく容易に両国海軍が南海で意図せず戦闘になり、衝突のエスカレートがもたらされる。この点に関し、我々は油断してはならない。

インド海軍の軍事的実力は中国と比べ一体どうなのか? 以下皆さんに対比分析してみて差し上げる。まず、インドはアジアの国の中で最も早く空母を持った。その空母使用経験は半世紀あり、しかもその空母戦闘群は印パ戦争の洗礼を経ており、非常に強い実際の作戦能力を持っている。一方中国海軍の空母は就役したばかりで、その戦闘力は未形成で、訓練艦に用いて次世代空母人員を養成することしかできない。インド空母「チャンドラグプタ」号は改装空母だが、それでもなかなかの作戦能力を持ち、さらに加えてインドの長年の空母使用経験があり、すぐに戦闘能力を形成することができる。一方中国の「遼寧艦」がこのような優勢を持たないことはごくはっきりしている。それは正真正銘の専業空母であるが、どのくらいの戦闘能力を発揮できるかはまだ未知数である。このため空母の上では中国は優勢を決して占めず、甚だしきに至ってはまだ劣勢に立たされている。次にインド海軍艦艇には多種の大型ミサイル駆逐艦、例えば「デリー級」、「ラージプート級」、ミサイル護衛艦「ゴダバリ級」、「ターワ級」等々が含まれ、かつ多数の「大西洋のブラックホール」の呼び名を持つ「キロ」級通常動力潜水艦および数が不詳の新型原潜を持ち(頑住吉注:ロシアから借りた1隻と国産1隻で間違いないはずですが)、水面から水中まで1つの完備された戦闘体系を構成している。今年から、インドはさらに不断に海軍建設を強化しており、ロシアから多数の新型艦艇を導入するだけでなく、さらに不断に旧式軍艦の改装を探求し、もってその戦闘力を充分に発揮させようとしている。中国海軍も新世紀に入って以来、長足の発展を獲得し、中国海軍は現在4隻の「現代」級ミサイル駆逐艦、「旅大」級6隻(頑住吉注:051)、「旅海」級3隻(頑住吉注:051B)、「旅滬」級2隻(頑住吉注:052)、「旅洋」級4隻(頑住吉注:052B、052C)、「江衛」級護衛艦12隻(頑住吉注:053H)、「江凱」級15隻(頑住吉注:054A)前後を持ち、また中国にはさらに多数の「キロ」級、「宋」級、「元」級通常動力潜水艦と数が不詳の原潜がある。字面だけから見ると、中国の近代的軍艦の数はインドを超えているが、中国の周辺の形勢の厳しさを考慮すれば、あらゆる軍艦を南海作戦に投入するのは不可能であり、このため両国はおよそ力量が互角である。最後に、中国は南海においてさらに航空隊の保護を受けられ、これはインドにはない優勢であるが、その他の国が戦闘に参与する、あるいは軍事基地をインドに租借使用させることがないとは確定できない。だが現在見たところでは海軍航空力量の上ではやはり中国海軍が優勢を占める。海軍装備について言えば、中国南海艦隊が一定の優勢を持つが、優勢は決してはっきりしたものではなく、圧倒的勝利を取得することはできない。

(頑住吉注:これより2ページ目)

いかなる先進装備も人に頼って使用するのであり、インドの文盲率(頑住吉注:原文ママ)を考慮すると、その海軍の近代化された艦艇の戦闘力の発揮に対してはまだ非常に大きな疑問符を打たねばならない。またインド海軍の装備は多くの国由来であり、ひとたび開戦すれば、その後方勤務保障の負担は極めて重く、さらに加えて遠洋作戦であり、インド海軍の戦力はおそらくさらに割引になる。だがインド海軍がその南海の盟友を丸め込んで仲間にし、一緒に中国との作戦を行わせないと確定することはできず、中国の自らの門前での戦闘はおそらく決して楽なものではない。

まとめると、中国海軍は長足の進歩をしているが、インド海軍も同様に大きく進歩しており、中国は決して圧倒的な優勢を取得することはできない。もし中印海軍が南海で開戦したら、中国が直面する必要があるのはおそらく単にインド一国だけではなく、表面的にも水面下でも、中国に対し敵視する国全てに手出しをし、戦闘の複雑性を激化させる可能性がある。中国がもし勝利を獲得しても、非常に大きな代価を支払うことになり、メリットよりデメリットの方が大きい。ひとたびインドに敗勢が出現するのを見るや、米日、EU、ロシアが、紛糾を調節することを表看板に南海の業務に干渉しないことを確保することは難しいからなおさらである。中国はさらに一歩戦国を拡大するチャンスを失い、インドに息をつかせるチャンスを与える可能性が高い(頑住吉注:「戦国」は誤字だと思いますが何と間違ったのかはよく分かりません)。

1883年、当時の清王朝はベトナムでフランス植民者の侵入に抵抗し中国の大西南の独立の完備を防衛した。だが戦場の勝利は決して談判のテーブル上に継続されず、腐朽した清王朝はやはり大量の金銀をフランスに賠償して、妥協して事を穏便に解決する目的を達成した。かの戦争は「中国は勝利したが勝利せず、フランスは敗北したが敗北していない」と評価される。中国政府は当然当時の腐朽した清王朝ではなく、中国人民の軍隊もかの片手にアヘンを吸うキセルを持ち片手に長毛を持つ立ち後れた軍隊ではない(頑住吉注:「長毛」の意味は不明ですが辮髪?)。だが戦争は政治の継続であり、中国がもし南海でインドを打ち破ることができても、自身も非常に大きな代価を支払う必要があり、多くの敵対国家の圧力に直面し、中国は今度はどのぐらい長く持ちこたえられるだろうか? ああした一日中、インドを殲滅せよ、インドは一撃にも耐えないとわめき立てている人々が心を落ち着けて、インドは本当にそんなに弱小なのか否か? 中国は現在本当にそんなに強大なのか否か? と考えてみることができることを希望する。


 最後に歴史的例として挙げられているのはいわゆる清仏戦争ですが、国際的には1884年に清国がフランスに敗れてベトナムを奪われた戦いとして評価されており、ここで言っているのは前年の限定的勝利かもしれず、また中国本土を植民地化されることを防いだ勝利という風に視点が違うのかもしれません。まあそれは本題ではないのでいいとして、一般にインドの軍事力は総合的に中国に比べると劣勢と考えられており、中国国内には簡単に勝てるから叩いてしまえという声も多いわけですが、この筆者は優勢といっても圧倒的なものではなく、また国際環境を見ると危険が多く、最悪多くの外国に干渉され領土を奪われた過去の轍を踏む恐れがある、と警告しているわけです。

 中国の早期警戒機関連です。

http://www.junshi.com/wangshangtanbing/113074/index.html


専門家:運ー20を早期警戒機に改めるのは大変に間違ったこと

世界の現有の各種早期警戒機から見て、大型輸送機を機体プラットフォームとして使用しているものはごく少なく、ロシアのA-50と中国の空警ー2000だけがイリューシンー76をプラットフォームとして使用している。逆に言うと、円盤状アンテナでも平均台型アンテナでも、「身に幅があり体が太った」機体は早期警戒レーダーの性能を制限することにしかならず、あるいはレーダーの寸法と性能が同じなのに、機体はより重くかさばる。

最近ある専門家は、中国は多数の運ー20の装備を必要とし、しかもさらに多数のこの大型輸送機を基礎に開発した早期警戒機、給油機、電子戦機などを必要とする、とした。しかし、運ー20は大型輸送機として多種のタイプに改装するのに適するかもしれないが、唯一早期警戒機に改装するのには最も適さない。

世界の現有の各種早期警戒機から見て、大型輸送機を機体プラットフォームとして使用しているものはごく少なく、ロシアのA-50と中国の空警ー2000だけがイリューシン-76をプラットフォームとして使用している。外形から見て、大多数の早期警戒機の機体は比較的狭窄で、大型輸送機のように「身に幅があり体が太った」ものではない。これはほとんど設計の規律である。

専用プラットフォームの他、早期警戒機の改装プラットフォームの多くは民間用旅客機がメインで、少数が中型輸送機を採用し、A-50と空警ー2000だけが(頑住吉注:大型輸送機を使用する)例外である。例を挙げて言えば、アメリカのE-3とE-8が使用するのはボーイング707旅客機、E-737、E-767はそれぞれボーイング737、767旅客機、スウェーデンの「愛立眼」早期警戒機(頑住吉注:検索しましたが英語名称不明)ではサーブー2000、EMB-145支線旅客機が使用されたことがある。

設計という角度から見て、早期警戒機の機体は細長いほど良く、太短いほどまずい。

何故なら、早期警戒機の基本性能は早期警戒アンテナの寸法によって決まるからである。このため、同様の重量の飛行機は、機体が狭窄なほど機体が長くもなり、より大きな寸法のアンテナを装備するにもより優勢があるのである。

逆に言うと、円盤状アンテナでも平均台型アンテナでも、「身に幅があり体が太った」機体は早期警戒レーダーの性能を制限することにしかならず、あるいはレーダーの性能が同じなのに、機体はより重くかさばる。

中国の空警ー2000がイリューシンー76をプラットフォームとして用いるのは止むを得ない事情であり、何故なら当時中国はその他のジェット機を改装プラットフォームとして探し出せなかったのである。だが、もし中国の未来の早期警戒機が依然止むを得ず大型で体の幅広い輸送機を用いるならば、それはすなわち大変に間違ったことである。

見積もりによれば、空警ー2000の早期警戒レーダーの直径は14mに達し、一方イリューシンー76の機体の長さは46.6mに過ぎず、アンテナ位置を設計する時にいくらも余ったスペースはなく、機体のバランスに深刻に影響し、飛行操縦安定性が劣る結果がもたらされる。イリューシン-76の最大離陸重量はすでに170トンに達しているのに、運ー20は220トンを超え、それなのに機体は47mしかない。つまり、運ー20はイリューシンー76に比べさらに30%重く、早期警戒機に改めた後は、レーダー性能でも空警ー2000と大体同等なだけで、しかも操縦性能はさらに劣るかもしれない。

このため、もし新たな早期警戒機の研究開発が必要ならば、スマートなジェット機をプラットフォームとして新たに開発するにしかずである。


 だってそれしかないならやはりしょうがないですわな。しかし今中国は外国メーカーと協力して旅客機を作っており、それが早期警戒機に改装される可能性は高く、間接的軍事援助としてそういうのを規制できないもんですかね。

12月24日

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-12-23/221739_2444847.htm

 中国版「ブラックホーク」とも言われる直ー20が23日に初飛行したということです。テイルローターの形状は異なり、アパッチなどに似ていて、騒音が軽減できる、とされています。

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-12-23/221724_2444540.htm

 「遼寧艦」の南シナ海における訓練の画像集です。

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-12-23/221726_2444596.htm

 殲ー20の2003号機らしき画像現る、変化は顕著、というんですがさっぱり分かりません。

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-12-23/221730_2444682.htm

 配備が始まったロシアの大規模改良型T-72BZ戦車ですが、これも私にはよく分からんです。

 ロシアの潜水艦関連です。

http://military.china.com/news2/569/20131221/18233950.html


ロシアのALROSA級新ディーゼル・電池潜水艦進水 騒音たったの115デシベル

人々は宇宙の中で、どんな種類のいかなる物質や輻射も逃げられず、観測され得ない天体をブラックホールと呼ぶ。大海の中で、ロシアの新たなディーゼル・電池潜水艦はまさに新たな「深海のブラックホール」になりつつある。

報道によれば、11月28日、ロシアの「ALROSA」級ディーゼル・電池潜水艦の第1号艦「ノヴォロシスク」号がサンクトペテルブルグ海軍造船工場で進水し、黒海艦隊に引き渡された。その時、黒海の水深の浅い海域の中、随所でこのNATO諸国に「深海のブラックホール」と表現される潜水艦が遊弋する可能性がある。

実は、「ALROSA」級の前に、「深海のブラックホール」の呼び名はかつて長期にわたりその同門の兄弟子に属していた。すなわち、「キロ」級潜水艦である。「キロ」級潜水艦は多くの音を隔絶し騒音を低下させる新技術を採用し、かつて「世界で最も静かな潜水艦」と讃えられた。

明らかに、「キロ」級のグレードアップ改良型である「ALROSA」級潜水艦は「出藍の誉れ」だろう。この潜水艦の騒音はおよそ115デシベルしかなく、海洋に接近した背景騒音90デシベルに相当する(頑住吉注:意味分かんないです)。

「キロ」級潜水艦に比べ、「ALROSA」級には多くの技術における新たな突破がある。電動機の回転速度は毎分250回転にまで低下し、推進用スクリューは6枚から7枚に増え、艦体内外には消音スレートがいっぱいに貼られ、しかも特殊なゴム塗装層で覆われている。また、この潜水艦はさらに長時間パラメータを修正する必要がない最新型慣性ナビゲーションシステムが装備され、水中航行時に遅れずミサイルシステムに情報が提供でき、作戦浸透性は軽視できない。

ブラックホールの特性は隠匿無形だけではない。さらに重要なのは一切の物質を飲み込む威力である。「ALROSA」級潜水艦にとって、「深海のブラックホール」のこの種の威力はさらに強大な武器システムににある。

この潜水艦には、魚雷、機雷、対艦および対空ミサイルと欠けているものは何もない。艦首の6門の魚雷発射管は多種の魚雷が発射できる。この潜水艦が装備する潜水艦から発射されるタイプの「クラブ」ミサイルシステムは亜音速の3M-54E対艦ミサイル、3M-14E対地攻撃巡航ミサイルを混合装填し発射できる。このうち、3M-54Eの射程は220kmに達し得、これはちょうどうまいこと空母戦闘群の打撃範囲の外である。一方3M-14Eは150km離れた「一間の事務室」に命中し得る。

このことから見て、「ALROSA」級潜水艦は隠蔽性と火力が素晴らしいと言えるが、世界のその他の通常潜水艦に比べても、その機動性能はより凄いもののようだ。

一般的に言って、潜水艦の機動性能のものさしには水中最大航行速度、最大潜水深度、自力持久力、航続力など多くの指標がある。「ALROSA」級は乗員52人、排水量3,100トン、水中航行速度20ノット、最大潜水深度300m、巡航範囲400マイル、45日の航続が可能と、こうした指標はほとんど全て同類潜水艦の前列にランクされ、著名なドイツの214型ディーゼル・電池潜水艦も劣勢に甘んじるしかない。

ある軍事専門家は分析し、もしどうしても「ALROSA」級潜水艦にどんな弱点があるか言わねばならないとしても、それは非原潜に共通する欠点かもしれない、とする。すなわち、深海航行時の通信信号が劣る、蓄電池の電気容量に限りがある、水面に浮上して充電する時、容易に敵サイドの「生きた的」になるなどである。

だが、現在「ALROSA」級潜水艦はまさに「餃子を包む」ように次々進水している。ロシアの第2、第3隻目のこの型の潜水艦はすでにそれぞれ2011年と2012年に建造が開始され、ベトナムは2016年までに6隻のこの型の潜水艦を装備する計画である。

こうした挙動は、以前のアメリカ国防省の研究レポートと図らずも一致しているようだ。すなわち、今後10年、水上戦闘艦の機能は、その脆弱性の高まりゆえに非常に大きく削減され、一方水中戦力は自らの耐攻撃性を保持することになる、というものである。(王竜剛 李鐸 彭田)


 ロシアと中国が新型潜水艦を合同で開発する動きがありますが、こうした技術はどの程度中国に伝わるんでしょうか。普通なら核心的技術は教えないでしょうが、AIP技術では中国が先んじており、他の国から手に入れるのも難しいので交換で中国に与えられる可能性はあるでしょうね。

12月25日

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-12-24/221754_2445197.htm

 「ヨーロッパバイソン」に艦ナンバーが塗装され、間もなく就役か、とされています。

 中国の爆撃機関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20131220/18231376.html


中国の次世代爆撃機の作戦半径:第二列島線、インド全域をカバー

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「これはアメリカのロッキード・マーティン社が提出した超音速巡航型遠距離打撃ステルス爆撃機(LRS)の方案である。我々中国の新世代爆撃機の方案はと言えば、決して外界に対し明らかにされていない。だがアメリカのこの種の『革命的』方案を採用しようとする難度は非常に高く、現在の国内の工業の基礎を超える。しかも具体的技術指標と我々の国防戦略方針には密接な関係がある。」)

人民ネット北京12月20日電(張潔嫺) 最近、国防大学後装教研部副教授付光文大佐が人民ネットテレビスタジオを訪問し、ネット仲間のために戦略爆撃機の発展の趨勢を解読した。付光文はインタビューの中で、我が国の次世代戦略爆撃機の作戦半径は東に向かっては第二列島線付近の区域をカバーし、西に向かっては中央アジア地域をカバーし、南に向かってはインド全域に伸びるべきである、とした。

付光文は、我が国は戦略爆撃機自主研究開発の途上であり、三大技術問題に直面している、と指摘する。1つは動力であり、我が国の航空工業の基礎は比較的薄弱で、エンジンの問題を完全に解決するには、おそらくまだ一定の苦難に満ちた道を行く必要がある。2つ目は材料であり、つきつめればこれも工業的基礎の問題で、一歩一歩着実な発展が必須である。3つ目は工程で、高い精密度の手段を実現しても、まだ必要とされるレベルに到達できないのである。彼は率直に、先進的材料があっても、先進的工程を持たなければ製品を作り出すことはできないのだ、と語る。

国の次世代爆撃機の研究開発に言及して付光文は、その位置付けは核、通常爆撃能力兼備で、戦略的威嚇と戦略的打撃能力を持つ爆撃機であるべきだ、と考えた。

彼はさらに一歩、具体的に言えば3つの方面の能力を持つべきだ、とする。1つ目は遠距離作戦で、作戦半径は東に向かっては太平洋中心線以西の地域、特に第二列島線の区域をカバーし、アメリカの西太平洋地域の配備に対し威嚇を構成する。西に向かっては中央アジア地域をカバーする。南に向かってはインド全域に伸び、南海および南海以南の国も含まれ、もって我が国の南海地域のエネルギー資源の安全を保証する。

2つ目はステルス防御突破である。未来の防空体系が不断に完備されたものになるにつれ、戦略爆撃機は敵国の縦深内陸地域に対する打撃を実現する必要があり、非常に良い防御突破能力を具備することが必須である。ステルス能力は防御突破手段であるだけでなく、自身の安全に対する重要な保障でもある。

3つ目は情報対抗である。未来の爆撃機は敵に対し正確打撃、高空爆撃、核打撃も実施でき、また各種電子妨害にも対抗できる総合的プラットフォームであり、打撃と電子妨害を一体に集めたものであるべきである。

4つ目は核・通常爆撃能力の兼備である。未来の爆撃機は目標に対し正確打撃が実施できるだけでなく、さらに核打撃能力も具備することが必須である。

(頑住吉注:2ページ目)これは外国メディアの強烈な論争を引き起こしたいわゆる中国のステルス爆撃機の模型である。中国軍の専門家が披露した状況から、我々の未来の次世代爆撃機は遠距離戦略核打撃と正確通常打撃能力を同時に具備することになる。出色のステルス性能は、新たな爆撃機が必ず持つカギとなる重要な技術能力の1つに違いない。

(頑住吉注:3ページ目)米軍の3世代の戦略爆撃機は現在いずれも就役状態である。これはアメリカ空軍の強大な制空能力のおかげでもある。半世紀前の爆撃機であっても全くリスクのない作戦任務が執行できる。だが未来の戦場では必ずしもこうではなくなる。

(頑住吉注:4ページ目)技術の進歩と共に、グローバル快速打撃武器が徐々に現実に変わりつつある。この種の進歩は一面において伝統的意味の戦略爆撃機の必要性を低下させたが、別の一面では極めて大きく新世代戦略爆撃機の戦闘力を強化させることになる。画像はアメリカのAHW打撃武器の想像図。

(頑住吉注:5ページ目)米軍のB-2爆撃機は依然絶対的に先んじた地位を保持している。報道は、ロシアの次世代爆撃機もB-2に似た全翼方案を採用することになる、とする。

(頑住吉注:6ページ目)轟ー6を基礎にして極めて大きな向上があった轟ー6Kだが、本質的にはやはり、中国軍に遠距離空中基地正確打撃能力が「有るか無いか」の問題を解決したものである。

(頑住吉注:7ページ目)轟ー6Kの戦闘力の重要なカギは、その配備する長剣ー10巡航ミサイルにある。航空宇宙作戦体系の支えの下、すでに敵の縦深に対し正確打撃が実施できる。

(頑住吉注:8ページ目)これはアメリカのノースロップ・グラマン社が提出した有人全翼型の次世代爆撃機方案である。どんな国にとっても、新世代先進戦略爆撃機の研究開発は必ずそれぞれの国の総合的な工業体系に対する全面的な試練である。


 中国の次世代戦略爆撃機が戦力化されるのはどう考えても遠い将来のことで、それより「我が国の航空工業の基礎は比較的薄弱で、エンジンの問題を完全に解決するには、おそらくまだ一定の苦難に満ちた道を行く必要がある。2つ目は材料であり、つきつめればこれも工業的基礎の問題で、一歩一歩着実な発展が必須である」という専門家の認識の方が注目されます。

 小火器関連の短い記事を2つ紹介します。

http://military.china.com/news2/569/20131224/18239726.html


プーチン、「銃王」の親族を慰問:これは国家全体の巨大な損失だ

【グローバルネット総合報道】 ロシアの「新聞報」、「ロシアの声」放送局の12月24日の情報によれば、「ロシアの銃王」ミハイル ジモフェイイェヴィッチ カラシニコフが病気のため死去し、享年94歳だった。ロシア大統領プーチンはその親族に向け心からお見舞いする旨表明した。

現地時間12月23日、世界にその名が聞こえた伝説的小銃設計師ミハイル ジモフェイイェヴィッチ カラシニコフが病気のため死去し、享年94歳だった。現在、カラシニコフ設計によるAK-47アサルトライフルの改良型はすでに世界の100余りの国の軍隊で就役している。彼の設計した伝説的サブマシンガンは20世紀の最も偉大な発明の1つとも言われている。また彼はその生命の最後の時まで依然IZHMASHの総設計師を担当していた。

ロシア大統領プーチンはカラシニコフ逝去後その親族に対し心からお見舞いする旨表明した。ロシア首相メドヴェージェフも自らのソーシャルネット上に次のように書いた。「ミハイル ジモフェイイェヴィッチ カラシニコフの逝去は、国家全体の巨大にして取り返しのつかない損失である。伝説的銃器設計師はその一生の全てを自らの祖国に捧げた。我々は永遠にこの偉大な人物を記憶するだろう。」(実習編集翻訳:趙旭、原稿チェック:ジャイルーマン)


 偉大な存在だったのは確かですが、これから先何らかの貢献をなすことはなかったでしょうし、94歳の高齢、病気でも最後まで総設計師(チーフデザイナーですかね)を担当していたというあたりから、偉大過ぎて誰もノーと言えない弊害みたいなものが生じていたんではあるまいかなという感じがそこはかとなくするんですが。

http://military.china.com/news2/569/20131224/18240009.html


韓国、自主研究開発の高精度スナイパーライフルを装備 かつすでに輸出

【グローバルネット総合報道】 韓国連合通信社12月24日の情報によれば、韓国防衛事業庁は24日、韓国小銃メーカー「S&TMOTIV」は最近成功裏にK-14式7.62mm高精度スナイパーライフルを研究開発し、第1ロットの生産量の一部分はすでに実戦配備に投入されている、とした。

この小銃は小口径小銃で、射程は800mに達し得、対テロ戦争など現代の戦争に必須の武器の1つである。韓国は過去ずっと外国からこの種の小銃を輸入していたが、2011年3月に研究開発に着手した。韓国軍はこの小銃を特殊部隊および歩兵隊の狙撃手の使用に提供する計画である。

報道によれば、韓国はすでにヨルダン向けにこの小銃を販売しており、さらに中東地域の国に向けて輸出することになる。

「S&TMOTIV」サイドは、防衛事業庁の積極的な支持の下に、社は成功裏にこの小銃を研究開発した、とする。新たな小銃の研究開発はさらに一歩韓国の防御能力を増強するだけでなく、さらに輸出の増大を推し動かし、さらには韓国経済の発展のために貢献をなす。(実習編集翻訳:魏勇奇、原稿チェック:李小飛)


 まあ先進国の一流製品にさほど遜色ない性能でずっと安ければ売れることは売れるでしょうけど、戦闘機やミサイルなどに比べれば問題にならないほど安く、しかも性質上数が大量には出ない製品ですから「輸出の増大を推し動かし、さらには韓国経済の発展のために貢献をなす」はオーバーですわな。

12月26日

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-12-25/221776_2445751.htm

 殲ー20の2001号機が奇妙な「半分黒くて半分白い」塗装を呈し、新型ステルス塗料のテストをしているのでは、とも見られているということです。

 中国・イスラエル・アメリカ関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20131224/18239162.html


外国メディア、イスラエルの当局者が中国に対しミサイルなどの装備を販売したために辞職を迫られた、とする

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「イスラエルのHARPY無人機」)

参考情報報12月24日の報道 イスラエルの中国向け軍事装備販売がアメリカの憤怒を引き起こし、かつイスラエル国防省の1人の当局者の辞職をもたらした。

イギリスの「al-Quds al-Arabi」は12月23日、イスラエルの「MZ'ARIV」の22日の報道を引用して、イスラエルが承諾に違反して中国向けに軍事装備を販売したことにアメリカが抗議した後、イスラエル国防省の武器輸出監督局局長マイヤー シャリータが先日辞職した、と指摘した。

イスラエルは、すでにヨーロッパのある会社に向けこの種の装備を販売したことがあると説明しているが、アメリカは中国に販売することはイスラエルのアメリカに対する承諾に違反していると考えている。

この新聞は、アメリカは中国向けに販売されたこの種の先進軍事装備および電子設備が最終的にイランに到達するかもしれないと心配している、とする。

アメリカの当局者はイスラエルに、ミサイルを含むこうした武器装備はいかにして中国に販売されたのかの説明を要求している。

報道は、シャリータは辞職後すでにアメリカに行ってこの交易を批准したことに関しアメリカに謝罪した、とする。

去年アメリカとイスラエルの間では、イスラエルが中国向けに軍事装備を販売したために危機が出現したことがあり、アメリカの強烈な抗議の後、イスラエルは止むを得ず中国と達成した兵器交易を取り消した。

イスラエル国防省総局長アモス ヤロンもかつて、イスラエルが中国向けに小型無人機を製造する軍事装備を販売したことをアメリカが発見したために辞職している。

報道は、イスラエルと中国の間のこうしたアメリカにとって非常にデリケートと言える交易は、イスラエルの力を尽くして中国との政治および経済関係を改善、発展させる努力を反映している、と指摘する。

(頑住吉注:2ページ目)イスラエルが研究開発するLIVA式戦闘機 (頑住吉注:殲ー10の原型になったとする説もありますが当事者は否定しています)

(頑住吉注:3ページ目)有名な「アイアンドーム」防空システム

(頑住吉注:4ページ目)外国メディアの報道は、イスラエルの「DELILAH」巡航ミサイルプロジェクトに中国の資金投入があるとしている

(頑住吉注:5ページ目)イスラエルの無人機は世界的に有名である

(頑住吉注:6ページ目)イスラエルの「アロー」II式対ミサイルシステム 

(頑住吉注:7ページ目)イスラエル空軍のCAEW「ガルフストリーム」早期警戒機

(頑住吉注:8ページ目)イスラエルが生産する防衛区域外発射の正確制御誘導爆弾


 こうやって少しずつ中国に最新軍事技術が流れ込んでいくのは困ったもんです。アメリカの主たる心配がイランに流れることだというのは本当なんですかね。

 24日に画像集を紹介したT-72改良型に関する記事です。

http://military.china.com/news2/569/20131223/18236738.html


ロシア軍、100両の大規模改良型T-72戦車を装備 制御誘導砲弾を配備

ロシアの「星々」テレビ局の報道によれば、ロシア国防省副大臣ドミトリー ブアジャコフは、ロシア西部軍区第20集団軍は12月18日に100両の大規模改良型メインバトルタンクT-72BZを受領して装備した、と言明した。第1ロットのT-72BZ戦車はロシア軍ムリヌオ標的場に赴いてテストを行い、ブアジャコフは現場で試験走行の過程を見学した。

改良型T-72BZは新世代通信設備と先進的火力コントロールシステム、および全天候、全時間段階の作業ができる赤外線サーモグラフィー装置を装備し、しかもデジタル式弾道コンピュータを採用し、したがって計算速度と作戦機能が倍増している。戦車は比較的良好な安定性を持ち、戦車クルーは走行状態下で制御誘導砲弾を発射できる。

ブアジャコフが明らかにするところによれば、陸軍諸兵種、兵団と部隊の戦闘力を増強するため、ロシア軍は現役のT-80を全てT-72に交換することを計画中である。現在までに、すでに部隊向けに1,100両余りのT-72を供給済みであり、この中にはその大規模改良型のT-72BZが含まれる。


 T-80は失敗作だったということなんでしょうかね。

 風変わりな話題です。

http://military.china.com/news2/569/20131224/18239926.html


イタリアの女性将校、猫を救ったために軍規違反で告発される あるいは監禁に遭うか

【グローバルネット総合報道】 イギリスの「ガーディアン」12月22日の報道によれば、イタリア陸軍中尉Barbara Balanzoniはこの前国外での就役期間に1匹の瀕死の猫を救い、最近議会の尋問を受け、議会は彼女がNATO駐コソボ基地での医師としての担当期間に重大な軍紀違反があり、少なくとも1年の刑期に直面することになる、としている。

バーバラ中尉は2012年5月、兵士が基地に「野外を流浪する動物を連れ込む」ことを指揮官が禁止したのを無視し、1匹の瀕死の猫を救った。これに関しバーバラは、当時自分は医院で、猫の叫ぶ声におびえた将校がかけてきた電話を受け、このことに介入した、と語る。この猫は最後の1匹の子猫を産み落とす時に難産に遭遇して死亡に瀕し、しかも当時この部隊の獣医はちょうどイタリアにいた。

バーバラは、「基地には非常に多くの猫がいる。理論的に言えばそれらは全て野良猫だが、実際上はこれらの猫は基地に属する。」と語る。しかもバーバラは自分は規定に違反しておらず、逆に軍事規則を遵守したのだとする。規定によれば、獣医が不在の時は医者によって引き継がれて処理されるべきなのである。バーバラは、もし猫が死んだら、基地全体に消毒を行う必要があり、甚だしきに至ってはこれによりさらに深刻な公共衛生の問題が引き起こされた可能性がある、と考える。

報道によれば、バーバラは現在イタリアのトスカーナ地方で麻酔師の任にあり、その法廷尋問は2014年2月7日にローマで行われることになる。イタリア国家動物保護機構ENPA(Ente Nazionale Protezione Animali)はすでにこの案件を引き継ぎ、国防大臣に対する質問もクリスマス休暇後に正式に上院に提出されることになる。(実習編集翻訳:チェンヤートン、原稿チェック:聶魯彬)


 愛猫無罪です、というのは冗談ですが、よく韓国関連の記事を読んで随所に「韓国らしい」部分があると感じるんですが、これも「イタリアらしい」部分があちこちにある感じです。しかし「猫の叫ぶ声におびえた将校」って何なんすか。

12月27日

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-12-26/221802_2446344.htm

 中国国産「ヨーロッパバイソン」の画像集です。

 「飛豹」戦闘爆撃機関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20131224/18240012.html


中国の殲轟ー7Bが明るみに 鷹撃-12を配しイージス艦の悪夢となる

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「最近ネット上に中国の改良型『飛豹』戦闘爆撃機らしき数枚の画像が出現した」)

1998年、第2回珠海航空展で、殲轟ー7「飛豹」が初めて明るみに出、その後の改良型である新「飛豹」殲轟ー7Aは現在我が国の弾薬搭載能力最強、航続距離最長、作戦半径最大の戦闘爆撃機であり、多種の正確制御誘導武器と非制御誘導武器を搭載し、敵の防御区域外での遠距離正確打撃が実施できる。

しかし、潜在的衝突地域における強大な防空能力を持つ「イージス」艦のような海上戦力の成長につれ、またスーパー大国の空母戦闘群のあり得る介入があり、伝統的対艦ミサイルを搭載した戦闘爆撃機がさらに何かをしようとしても、すでに明らかにやや意気込みに実力が追いつかないというやつで、もし殲轟ー7Aのようなプラットフォームが航続距離および対艦武器の上である程度の飛躍ができないと、「イージス」システムを装備したような艦隊の防空体系を突破することは非常に難しくなる。

だが最近明るみに出た殲轟ー7B戦闘爆撃機はまさにこうした不足に対して相応の改良を行っており、関連の情報によれば、殲轟ー7B戦闘爆撃機は去年8月には早くももう初飛行を行っており、現在2機の原型機が試験飛行任務を執行中である。殲轟ー7Bの画像から見て、その機体前半部分は明らかに全く新しい設計で、機体前部の内部空間を再構築して新たな機載設備の取り付けに利したものと推測される。同時に、殲轟ー7Bの背中部分とメインの脚の前方に2つの全く新しい設計のアンテナがあり、コックピット左前方に伸縮式受油管が装備され、これら一切の改良は今年年初の「中国航空報」の一機院(頑住吉注:中国航空工業第一飛行機設計研究院)の某型飛行機に対する記述と非常に符合する。すなわち、「フライバイワイヤシステム、某装置の追加装備、超大型外部吊り下げ搭載物など多項目のカギとなる重要技術、かつ優越した性能の実戦機」である。

この中の「超大型外部吊り下げ搭載物」はこの前メディアによって広く報道された「鷹撃-12」遠距離超音速対艦ミサイルに他ならない。珠海航空展で明らかにされた資料の分析を根拠にすると、このミサイルの発射高度は10〜20km、発射速度はマッハ0.8〜1.5、巡航高度は15〜20km、典型巡航速度はマッハ4.0、最大射程は400kmである。「飛豹」の作戦半径は1,274kmであり、しかも空中給油能力を具備した殲轟ー7Bの作戦半径は1,700km前後まで延長され得る(頑住吉注:上海から東京までが大体このくらいです)。加えて「鷹撃-12」の400kmの射程とマッハ4の速度があり、この「黄金の組み合わせ」は「イージス」システムを装備した種類の軍艦の悪夢となるだけでなく、さらにややもすれば中国東南沿海方向に出現する空母戦闘群に対する有効な威嚇を形成することもできる。

殲轟ー7Bがスムーズに就役できれば、「飛豹」ファミリーを全世界で最強の空中対艦戦力の1つにし、中国航空隊の空対艦武器システムは質的飛躍を達成し、必ずや海洋上で我が国の権益の侵犯を愚かにも企むいくつかの国を有効に震撼させることになる。

(頑住吉注:2ページ目)画像からは、この試験中の飛豹戦闘機の外表面が黄緑色を呈していることが見て取れる

(頑住吉注:3ページ目)ある視点は、改良後の「飛豹」戦闘機が大量に複合材料を採用したと考える

(頑住吉注:4ページ目)新たな「飛豹」は航空電子設備およびエンジンに対しグレードアップ改造を行った可能性が高い

(頑住吉注:5ページ目)画像は、この新型飛豹戦闘機がすでに試験飛行に成功していることをはっきり示している

(頑住吉注:6ページ目)ネット仲間JFMaverickがイラスト化した飛豹Bの想像図

(頑住吉注:7ページ目)飛豹Bは鷹撃-12極超音速対艦ミサイルを搭載する可能性がある

(頑住吉注:8ページ目)現在中国空軍に就役する殲轟ー7戦闘爆撃機


 スホーイー30の方が強力なんじゃないのかなと思いますが、国産化された殲ー16はまだ就役していないようですし、国産エンジンで間に合うこの機は当分大きな役割を果たすということでしょうか。

http://club.china.com/data/thread/1013/2766/79/27/9_1.html?1

 この機の画像集です。

 中国国産空母関連です。

http://military.china.com/news/568/20131224/18238483.html


外国メディア、中国が11万トンの巨大原子力空母を建造と推測 李傑、明らかに信用できないとする

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「遼寧艦は最近南海海域でスムーズに作戦システムの多くの科目の試験を完成させ、外国メディアの関心を集めている。(資料画像)」)

遼寧艦に関する議論の他に、外電は最近さらに密集して中国国産空母に関する推測を明らかにしている。イギリスの「週刊ジェーン安全保障業務」は、上海の長興島造船工場のドライドック内で建造中の船体の分段は、全通甲板レイアウトを初めて採用した中国の強襲揚陸艦である可能性が高いが、この船の分段は中国初の国産空母の一部分だと考える推測もあり、さらにある推測は中国国産空母が大連造船工場で建造され、遼寧艦の修復もまさにこの造船工場において行われたのだと考える、とする。

「ワシントンが行動を取りそのアジアにおける軍事的足跡を増加させるのにすぐ続いて、中国が原子力空母を建造中との情報が伝えられる」、「今日のロシア」テレビ局は23日もう1つの推測を報道した。すなわち、中国初の国産空母は遼寧艦に比べて大きく、11万トンに達し、アメリカ最大の空母に比肩するのに足りる、というものである。

インドの「商業標準報」も23日、ある情報は中国が原子力空母を建造中で、その体積は大きくてアメリカ海軍最大の空母に挑戦するの足り、これは新たにして重大な軍事競争の第一波であるとしている、とした。さらにある報道は、この空母の設計図面はソ連の排水量8万トンの原子力空母の図面に基づいており、ソ連のこの空母は60機の飛行機が搭載できた、とする(頑住吉注:未完成に終わった「ウリヤノフスク」ですね)。

こうした伝聞に対し李傑は、11万トンの巨大空母の伝聞は明らかに信用できない、と考える。彼は、「我々がこのように大きな空母を作ることに問題はないが、重要なカギは作っても何の役に立つのかである。また一連の技術的問題に関わり、例えば空母がこんなに大きいと飛行機の数はどのくらい必要なのか、どのような発着方式を採る必要があるのか、どのような動力システムを用いるのか。このような空母は喫水が必然的に深いが、どのような港ならやっと入っていけるのか、しかもその海上行動は制限を受けるだろうこと、等々である。」と語る。

「中国の空母計画は国家機密に属する」ことにかんがみてロイター社は、「遼寧艦の成功裏の運用は中国が2020年までに現地製造の空母を配備する第一歩である」とし、同時に内外の関心の焦点はいずれも遼寧艦の空母プロジェクトの核心的要素に対する掌握はどうなのかである、と考える。これは飛行機の甲板における発着の任務を完成させる必要があることを意味しているだけでなく、さらに空母の配備、防衛、供給に必要とされる海軍戦略および理論に関わる。先月アメリカの「ジョージ ワシントン」号空母が南海で任務を執行した時、あるアメリカの将校が空母上でロイター社の記者に、「空母は非常に苦難に満ち、複雑で、高価である。」、「我々は何年も何年も使ってやっとこのことをうまくやった。しかも現在依然努力を継続している。中国はほとんどゼロからの開始だ。」と語った。

空母の戦闘力形成方面においても、外電の推測は少なくない。「週刊ジェーン安全保障業務」は、中国は現在国産空母のカタパルト方式のために最後の科研作業を行っているところであるとし、しかも世界の空母の発展過程を迂回し、直接スキージャンプ発進から(頑住吉注:蒸気カタパルト式を飛び越えて)電磁カタパルトに発展変化しようとしている、と考えている。

「グローバル時報」記者の理解によれば、中国は5、6年前にもう電磁カタパルト技術のシステム研究と関連の試験を完成させており、現在までこの技術は世界でもっとも先進的であり、いくつかの原因により遼寧艦上で運用されていないだけである。中国の新世代空母の発着技術には当然この先進科学技術が運用されるだろう。

「中国は海上の大躍進を準備中である」、「ロシアの声」は評論し、「見積もりによれば、中国空母戦力の建設速度は非常に速い。中国は第1段階で2015年までに2隻の通常動力空母を建造し、しかも2020年までに原子力空母を建造することになる。さらにおよそ10年過ぎれば中国は太平洋においてアメリカ海軍と実力が同等となれる。このことは、ロシアが太平洋から退いた後の主なプレーヤーはアメリカと中国になる、ということを意味している。」とする。(ソース:商業標準報)


 私は中国初の国産空母は「遼寧艦」と同等かやや大きい程度になるだろうと思いますが、仮にアメリカのそれと同じサイズの原子力空母を1〜2隻建造したところでアメリカに対抗することはできず、またもしアメリカと同じ数建造してもアメリカと互角の実力になるのには10年をはるかに越える時間が必要だろうと思います。

12月28日

 インドの戦闘機関連です。

http://military.china.com/news2/569/20131223/18236725.html


インドメディア:国産LCA戦闘機、2015年に戦闘準備が整う見込み

インド国産「テジャス」軽戦闘機は20日バンガロールで「初歩作戦許可-2」ライセンスを手にし、国防大臣アラカパランビャー クリン アンソニーは関連の儀式に出席した。

インドのニューデリーテレビ局ウェブサイト12月20日の報道によれば、今後12〜15ヶ月以内に、インド空軍は徐々にこの新型戦闘機を現役部隊に納入していくことになる。「テジャス」戦闘機は2015年末に戦闘準備が整う見込みである。

その前に、インドスタン航空有限会社傘下の航空宇宙発展局(頑住吉注:変ですけどこう書いてあります)は空中給油の問題の解決を担当し、かつ機に遠距離超視距離ミサイルを搭載する能力を持たせる。「テジャス」戦闘機は単座単発、多用途、超音速の軽戦闘機である。

この機の研究開発段階は30年近く持続しており、何度もの遅延が発生し、しかも研究費用は深刻な支出超過となっている。

報道は、「テジャス」戦闘機は老化しているミグー21戦闘機に取って代わり、その迎撃機たる役割に頼って防空領域で重要な作用を発揮することになる、と指摘する。

現在までに、「テジャス」戦闘機はすでに爆弾と射程が限られたミサイルを搭載できる。

見積もりによれば、インドはすでに研究開発方面に2,500億ルピー(約40.25億アメリカドルに相当)を投入している。しかし、プロジェクトは再三遅延し、費用はどんどん膨らみ、インドの科学者はそれでも飛行機を動かすに足りるエンジンを開発できていない。

第1ロット20機の「テジャス」戦闘機はアメリカ製のGE-F-404型エンジンを使用することになる。第2ロットの「テジャス」Mark-II改良型6個飛行中隊(中隊ごとに16〜18機の機を含む)は馬力がより強力なGE-F-414型エンジンを使用することになる。インドは99台のGE-F-414買い入れのためにアメリカのゼネラルエレクトリック社に8.22億アメリカドルを支払うことになる。

報道は、遅延と支出超過の状況が出現したことがあるが、軍事装備を自主生産し、外国メーカーに対する依存度を低下させることを企図するインド政府にとって、「テジャス」戦闘機が初歩的な作戦許可を手にし、またそれがインド空軍に就役するという事実には、いずれにもマイルストーン的な意義がある、とする。(参考情報報)


 最新技術の塊である戦闘機を開発することには他の兵器の分野のみならず民需産業への大きな波及効果があり、このタイミングでこのランクの戦闘機を開発することには大きな軍事的意味はなく、費用も膨らんでいるようですが、トータルでは決して無駄にはならないと思います。

 小火器関連です。

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-12-27/221834_2447130.htm


シリアの戦場にイランの「大型狙撃銃」が驚きの出現

最近、オーストリアのHS50アンチマテリアルライフルらしき武器がシリアの戦場に頻繁に出現している。だがそのやや粗雑な加工から見て、これはむしろイランがHS50アンチマテリアルライフルをコピー生産してできた機種のようで、イランはそれをSayad-2と呼んでいる。国外メディアの分析は、シリアの戦場に出現したこのライフルはイラン由来である可能性が高く、何故ならシリア本国はこれまでにこの種の大口径スナイパーライフルを決して生産、使用したことはないからだ、とする。画像は肩にSayad-2スナイパーライフルをかつぐシリア自由軍兵士。(頑住吉注:手前のはそうですけど向こうの銃は何なんでしょう。前半はシモノフ対戦車ライフル、後半はイギリスの旧式な小銃に似ている感じがしますが。)

(頑住吉注:2ページ目)現在このスナイパーライフルがどのようにシリアに流入したのかに関してはまだ明確な説がない。だが現在の状況は、シリアの交戦双方、つまり反対派武装勢力とアサド政権の擁護者がいずれもこのスナイパーライフルを作戦に使用中、というものである。

(頑住吉注:3ページ目)ある政府のために作戦するアサド政権の擁護者が手にSayad-2スナイパーライフルを持っている。

(頑住吉注:4〜9ページ目)シリアの戦場に出現したSayad-2スナイパーライフル

(頑住吉注:11ページ目)ステアーHS.50はオーストリアのステアー・マンリッヒャーが研究開発した手動ボルト式アンチマテリアルライフルである。

(頑住吉注:12ページ目)この銃は相当にずば抜けた正確度を持ち、有効射程は1,500mにも達する。この銃は一対の調節可能な形式のバイポッドを持ち、機能の高い銃口制退器は有効に後座力を軽減でき、したがって射撃の快適性を向上させる。またレシーバー上のピカティニーレールはユーザーに各種各様のスコープを装着させることができる。

(頑住吉注:13ページ目)2005年、ステアーはイラン向けに800挺以上のステアーHS.50ライフルを輸出したがゆえにニュースの焦点となった。このことは後にさらにアメリカ、イギリスなど西側諸国の関心を引き起こした。

(頑住吉注:14ページ目)しかもこの間にさらなるある情報が、この銃がイラク反乱軍の手中に流入し、しかも彼らによってイラク正規軍および駐イラク連合軍への対抗に用いられている、と指摘した。しかしオーストリア政府は2004年11月にこの交易を批准し、イラク軍はこれらの武器は対テロおよび対麻薬部門に配備されることになる、と言明した。

(頑住吉注:15ページ目)2007年2月、デイリーテレグラフの報道は、アメリカ軍がイラク反乱軍の手中から100挺余りのHS.50ライフルを回収したと指摘した。だがステアーがイランに引渡しを行っている45日の間に、1名の米軍兵士がこの武器によって殺害された疑いがある。

(頑住吉注:16ページ目)2012年10月、イラン国防省はイランが成功裏に自ら研究開発した新型のアンチマテリアルライフルを発表した。この銃は大型狙撃銃で、口径は14.5mmである。だがある分析者は、この銃はステアーHS.50の拡大コピー生産版であるとしている。


 アメリカはさらにイランに神経を尖らせそうですね。

 ロシアの戦闘機関連です。

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-12-25/221772_2445630.htm


人の目をちらちらさせるミグー31のコックピット

ミグー31戦闘機はミコヤン&ゲリエヴィッチ飛行機設計局によって設計されたタンデム複座全天候迎撃戦闘機であり、主な迎撃対象はSR-71超音速高空戦略偵察機と、低空で来襲する「トマホーク」巡航ミサイルである。ミグー25戦闘機から発展したもので、NATOが与えたあだ名は「フォックスハウンド」である。1976年以前に研究開発が開始され、1983年に就役した。この機の空力外形はミグー25戦闘機と非常に近く、上翼単葉、双垂直尾翼、両側から空気を取り入れるレイアウトを採用している。全長22.69m、全幅13.46m、全高6.15mで、2台のD-306アフターバーナー式ターボファンエンジンを装備し、1台あたりの最大推力は14,600kg、高空(18,300m)での最大飛行速度はマッハ2.83、低空飛行速度はマッハ1.63、作戦半径は1,500km、最大離陸重量は46,200kg、実用上昇限度は24,000m、最大航続時間は3.6時間、1回の空中給油で6〜7時間である。

主要な改良型にはミグー31B、ミグー31BM、ミグー31Mなどが含まれ、今に至るも依然ロシア空軍の主力戦闘機の1つである。ミグー31の特徴は速度が速く、弾薬搭載量が大きく、迎撃能力が強いことである。

以下の画像集はミグー31戦闘機のコックピットのものである。コックピット内部のレイアウトはきちんとしており合理的だが、数の多い計器や各種のスイッチがやはり人の目をちらちらさせる。ここからは、ガラス化コックピットの現代戦闘機との隔たりが非常に大きく、このような戦闘機を操縦する飛行員の負担が比較的重いことも見て取れる。


 レンズによる歪みがひどいですけどディテールが非常によく分かります。経験あるパイロットでも、緊急事態の時あちこちで同時に警報が出るとまず何をしていいのか分からなくなりがちだとされ、確かにこのような機を操縦するのは大変そうです。

 ちょっと変わった歴史ものの画像集です。

http://tuku.news.china.com/history/html/2013-12-23/221740_2444869.htm


第二次大戦中の有名な、ドイツ軍を悪し様に描く偽造写真

この写真はドイツ軍がソ連の女性赤軍兵士を絞め殺し、死体を辱める様子を示している

敵を悪し様に描くのは戦争の中でしばしば見られる宣伝戦手段の1つである。目的の1つは味方の憤慨と闘志を刺激して引き起こすこと、2つ目は敵を分裂させること、3つ目は世界の世論の中で支持と同情を獲得することである。例えば「ヒトラーのポルノ写真」は、イギリス・アメリカがヒトラーを悪し様に描き、ドイツ軍を分裂させるために偽造したものである可能性が高い。この画像集は第二次大戦中にソ連の軍民を団結させ、闘志を刺激して引き起こすために合成された偽写真と指摘されている。その意図はナチスの残虐さと貪婪さを描くことにある。当然、これらの写真が偽造に属したとしても、ナチスドイツが第二次大戦中に犯した残虐な犯罪を否定することはできない。


 旧日本軍に残虐な行為があったことも事実ですが、日本も似たようなことを何度もされてますね。

12月29日

 殲ー20関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20131226/18244378.html


専門家、殲ー20の「白黒の怪異な塗装」を解読

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「殲ー20戦闘機のステルス性能は、あるいはすでに世界で最も先進的なレベルに到達しているか」)

【グローバル時報特約記者 章節】 まるで芸能界のスターのように、中国の試験飛行中のステルス戦闘機殲ー20のちょっとずつの変化が全てファンの広範な関心を引き起こしている。最近、中国のインターネット上に流れ伝わった、白黒の怪異な塗装を採用した殲ー20の1枚の画像がネットユーザーの広範な推測を引き起こした。少なからぬ人は、これは「新たなステルス塗装層のテスト」中だと考え、これを根拠にこの機の「進展は超越的に速い」と称する分析もある。殲ー20のこの新たな塗装に関しては現在諸説紛々であるが、現在唯一確定できるのは、殲ー20がなお試験飛行中だ、ということである。

ネットに発表されたこの模糊とした画像は、1機のまさに離陸せんとする殲ー20戦闘機の、右側の塗装が白に近い薄い灰色に改められ、右側主翼中央部分は依然部分的に濃い色の塗装が保持され、しかも両者の間には一定の過渡的部分が存在し、左側の垂直尾翼も部分的に薄い色の塗装を持ち、一方左側の塗装は依然本来の濃い灰色の塗装のようだ、ということをはっきり示している。あるネット仲間は分析し、この挙は新たなステルス塗装のテストのためであり、両側の塗装が異なるのは両者のステルス効果を対比するためだと考えている。だがこの説はネット仲間の反駁に遭い、ある人は「ある飛行機が半分塗装して2種類の塗料のレーダー反射効果をテストする必要はない。何故ならこのことは相互干渉の影響を生み、かえって不正確になるからだ。一般的な状況下では、常に2機の飛行機にそれぞれ異なる塗装を採用する。何故なら別の側の塗料の電波吸収効果が機内の電子設備の輻射に影響するからだ。」と提示する。

「分層説」を提出するネット仲間もいる。現在単層ステルス塗料はまだ多くのレーダー電波周波数帯に対する全面的なステルスを達成できておらず、このためステルス機の電波吸収層は通常多層であり、それぞれの層が異なるレーダー電波周波数帯に照準を合わせ、したがってより幅広い周波数帯の電波吸収効果を実現する。殲ー20の機体の塗料層の色に変化が出現したのは、「外側の塗装層がこすれ落ちて内部の塗装層が露出した」のかもしれない、という。

ある姓名を漏らされたがらない中国の軍事専門家は25日「グローバル時報」記者に対し、「ステルス機の塗装はそのレーダー電波吸収の問題を考慮する必要もあるし、できるだけ可視光による偵察を防止するよう考慮する必要もある。双方の空戦時、塗装はできる限り相手サイドの飛行員の両眼を惑わすべきなのである。現在殲ー20は濃い灰色の塗装を採用しており、この種の塗装はアメリカのF-117およびB-2の濃い色の単色塗装に非常に似ている。後者は主に夜間爆撃実施に用いられ、このためステルス塗装の色は主に夜間の可視光ステルスの問題を考慮しており、濃い色の塗装は夜間の可視光ステルスに有利である。これに比べ、戦闘機の塗装の色は白昼の可視光ステルスを優先的に考慮することが必須である。何故なら白昼に戦闘機が可視光偵察に遭遇する確率がより高いからである。F-22,F-35および現在のT-50ステルス戦闘機はいずれも薄い色をメインとするステルス制空迷彩塗装を採用している。」 この専門家の推測によれば、現在の殲ー20および殲ー31の濃い色の塗装は、過渡的な性質の塗装の色である可能性が高く、現在出現している薄い色の塗装は、実戦用ステルス戦闘機の塗装の色により近い可能性がある。

(頑住吉注:2ページ目)国外のステルス戦闘機は機体のステルス効果を非常に重視している

(頑住吉注:以後のページのキャプションは1ページ目と同じです。)


 結局ツートンになっている理由はよく分からんですね。「こすれて下地が出た」なら全体に色が変わるはずではっきりしたツートンになるとは思えませんし、実戦型の塗装に近づけるにもツートンにするというのは変ですし。否定されてますけど最初の説がまだ筋が通っているような気がしますが。ステルス塗料のテストに使える気が1機しかないからやむを得ず、という可能性もあるのでは。

 直ー20関連です。直ー20に関しては「中国版「ブラックホーク」直ー20が初飛行」で取り上げ、その時「エンジンに関する記述がないのが気になります」と書きましたが、この記事はエンジンの問題に触れています。

http://military.china.com/news/568/20131225/18243419.html


ロシアメディア:直ー20量産型はWZ16、甚だしきに至ってはWZ11将来エンジンを採用することに

ロシアの戦略・技術分析センターウェブサイト12月23日の報道によれば、中国のいくつかのメディアの12月23日の報道は、当日成功裏に初飛行した中国の新型直ー20ヘリは外形および一連の性能上アメリカのシコルスキー社が研究開発したS-70(UH-60)「ブラックホーク」ヘリに酷似している、とした。

報道によれば、中国軍事工業企業は1990年代にCMH中型多用途ヘリの研究開発を開始し、コードネームは直ー20で、この機は武直ー10作戦ヘリのローターとエンジン伝動装置を使用している可能性があり、外形はアメリカのS-70C-2ヘリに酷似している。1980年代にアメリカはかつて中国向けにUH-60民間用バージョンのヘリを輸出した。2006年以後、直ー20の模型と機体の一部が運搬されている画像がネット上に出現し始めた。

直ー20ヘリの正確な性能、およびエンジンの出所などカギとなる重要な問題に対しては、現在しばらくのところ答案はない。推測によれば、第1ロットの直ー20は国産のWZ-9ターボシャフトエンジンを配備しているはずで、このエンジンは武直ー10武装ヘリにも使用されている。だがよりあり得るのは、量産型直ー20ヘリに、中国がまさに研究開発中のWZ-11将来ターボシャフトエンジン、あるいはWZ-16ターボシャフトエンジンの使用が計画されているかもしれないことだ。一部の人は、中国が研究開発したWZ-11エンジンは、カナダのプラット&ホイットニー社のPT6B-67エンジンを許可を経ずにコピー生産したもので、一方WZ-16は中国・ヨーロッパの直ー15ヘリのために研究開発された「アディダン」エンジンの中国によるライセンス製品の派生型のグレードアップ版である、と考える。

1980年代に中国軍が購入した24機のS-70C-2ヘリの民間用バージョンUH-60は現在依然使用されているとされる。中国の設計師はこれに対する詳細な研究を行って啓発を受け、このため成功裏に直ー20ヘリを研究開発したのである。(編集翻訳:林海)


 プラット&ホイットニーやユーロコプターが民間用名目で技術供与したヘリ用高性能エンジンはこれからも日本の安全保障に大きな脅威を与え続けそうです。
















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