コラムより転載:中国の航空機、空母その他関連小ネタその67

12月30日

 中国の戦闘機関連です。

http://military.china.com/news/568/20131226/18245451.html


ロシアメディア、殲ー10Bを評価:武器、航空電子設備は先進的だがエンジンは依然ロシア製

【グローバルネット総合報道】 ロシア軍事工業総合体ウェブサイト12月25日の報道によれば、間もなく終わる2013年に、中国は軍事航空領域において2つの重大なプロジェクトの上で突破を取得し、それはそれぞれ成都飛行機工業社が殲ー10B戦闘機の量産を開始したことと、西安飛行機工業社が研究開発した運ー20大型輸送機の第2機目の検証機が初飛行に成功したことである(頑住吉注:「利剣」ステルス無人機初飛行や直ー20初飛行などもありましたがね)。

今年12月初め、中国のウェブサイト上に2機の殲ー10B戦闘機の画像が出現し、機体のコードナンバーはそれぞれ101と103だった。この前、殲ー10B機の組立ラインはすでに今年7月に明るみに出ており、すでにこの機の大量生産が開始されていることを証明しているのかもしれない。殲ー10Bの第1機目の原型機は2009年3月に初飛行した。成都飛行機は現在すでに中国空軍と海軍航空隊のために250機余りの単座型および複座型の殲ー10戦闘機を生産済みであり、具体的機種はそれぞれ殲ー10Aと殲ー10Sである、とされる。

殲ー10A/Sと比べ、新型の殲ー10Bの主要な差異は新式のDSI空気取り入れルートを使用し、空気取り入れ調節器が配備され、重量とレーダー信号特性を低下できることにある。大寸法の機首整流カバーの使用は、中国の南京電子技術研究所が研究開発した機載アクティブフェイズドアレイレーダーの搭載を可能にしている。またキャノピー前には光電子センサーが装備され、垂直安定面の上面にはミサイル攻撃早期警戒システムあるいは無線電子戦システムが装備されている。

殲ー10Bは武器の配置方面では基礎型と同じで、連装吊り下げ搭載架を使用して「霹靂-12」空対空ミサイルが搭載できる。比較的強大なアクティブフェイズドアレイレーダーアンテナを装備すれば、戦闘機に中国航空宇宙科学工業集団が研究開発した遠距離空対空ミサイルおよびCM-400AKG亜極超音速ミサイルの搭載を許し、地上および海面の目標が殺傷できる。

だが新型殲ー10B戦闘機は依然ロシアの「サターン」社のAL-31Fエンジンを使用している。中国沈陽黎明社のWS-10Aエンジンを配備した新バージョンの殲ー10B原型機は2011年初めに登場しているが、WS-10Aエンジンの数は限られ、このことはそれらはまず沈陽飛行機工業社が研究開発した殲ー11Bおよび殲ー15戦闘機上に装備されることを意味しているのかもしれない。

西安飛行機の運ー20に関しては、その第1機目の原型機は今年1月26日に初飛行し、第2機目の原型機は今年12月16日に初飛行した。試験飛行の動画は、第2機目の運ー20は外形上第1機目といかなる差異もないことを示している(頑住吉注:だったら「今年の重大ニュース」としては1機目の初飛行を挙げるべきなのでは)。第2機目の運ー20サンプル品は同様にロシアが生産した、推力が12トンに達し得るD-30KPエンジンを装備している。現在中国は少なくとも3機種の国産ターボジェットエンジンを研究開発しており、その中の1つがWS-10Aを基礎にしたWS-20で、推力は13トンに達し得、量産機に装備し、国産大型輸送機に自らのポテンシャルの完全な実現を保証させ、60トン余りの有効搭載荷という設計性能に到達させることができる。

中国湖北衛星テレビニュース番組は、中国人民解放軍は2017年に第1ロットの量産型運ー20輸送機を装備する可能性があり、しかも中国はすでに某外国ユーザーと運ー20輸出供給の件の商談を開始している、と指摘する。(編集翻訳:林海)


 WS-10A国産エンジンは数が足りず、スホーイー27系の戦闘機に優先配備されている、という推測は当たっているんでしょうか。数が足りないなら双発機より単発機に装備した方が効率よく戦力アップにつなげられそうに思いますが。信頼性が低いためエンジンが止まったら終わりの単発機に装備するにはまだ危険すぎる、という可能性もありそうに思いますが。

 ロシアの戦闘機関連です。

http://military.china.com/news2/569/20131225/18243270.html


ロシア、T-50第5世代機の新たなエンジンの方案を制定 2014年に試験を開始

[ロシアの「軍事工業総合体」ウェブサイト2013年12月17日の報道による] ウーファーエンジン生産連合体は将来戦闘機T-50(PAK FA)第2段階エンジンの技術方案を制定した。ロシア国防省とスホーイ社は商品発注サイドとして方案をパスさせた。現在新たなエンジンの研究開発、生産、試験検証作業の開始が計画されているところである。こうした作業は2014年前半に実施されることになる。

2011年4月、サターン科研生産連合体社長イリヤ フェデロフは、Tー50戦闘機の第2段階エンジンの研究開発期限は前倒しになると指摘した。その後の報道は、2014年に架台上での試験が開始される、とした。新型エンジンがいつ量産された戦闘機上に装備されるのかに関しては、まだ情報がない。

T-50戦闘機の第1段階のエンジンは117、すなわちAL-41F1であり、これはスホーイー35Sの動力装置であるAL-41F1Sの最適化方案である。第2段階のエンジンは「30号」(以前は間違って129型とされた)となり、エンジンの推力は巡航状態下で107キロニュートンに達し、アフターバーナー使用状態では176キロニュートンに達する。新型動力装置のAL-41F1との差異はより高い燃料効率と全寿命期間の低コストにある。(中国航空工業発展研究センター 張慧)


 少なくともロシアはエンジンに関しさらに先を行き、だからこそスホーイー35を中国に販売しても問題ないと考えているわけでしょうか。

12月31日

 中国海軍関連です。

http://military.china.com/news/568/20131227/18248344.html


海軍副司令員:中国には現在空母艦隊を派遣して航路護衛を行う計画はない

(頑住吉注:原ページのここにある1枚目の画像のキャプションです。「資料画像:海軍の丁一平副司令員」、続いて2枚目。「資料画像:海軍の丁一平副司令員が講話を行っているところ」)

中新ネット12月27日電 中国海軍ネットの報道によれば、12月26日は中国海軍がアデン湾、ソマリア海域に赴いて航路護衛任務を執行して5周年の記念日である。5年前の今日、中国海軍の3隻の軍艦が三亜の某軍港から出港し、アデン湾、ソマリア海域の航路護衛に赴き、中国海軍の新たな1ページを開いた。本ネット記者は関連の問題につき海軍副司令員丁一平にインタビューした。

航路護衛は現実の需要であり長期の任務でもある

丁一平は、国際社会の共同の努力の下、世界各国海軍の5年の持続不断の航路護衛により、ソマリア海域の海賊案件発生率は大幅に減少し、アデン湾、ソマリア海域の国際航路の安全は非常に大きな好転を得た、と説明した。「国際社会の合同での航路護衛、海賊への打撃のため、海賊の行動はさらに暴力的なものに向かい、同時にアデン湾、ソマリア海域が海賊を生む環境も根本的に変わってはいない。このため、継続して兵力を派遣して航路護衛を行うのは現実の需要であり、長期的な任務でもある。」 丁一平は、国連は今年11月にすでに航路護衛1年延長を批准しており、中国海軍が先行して航路護衛を終わらせることはない、と語った。

丁一平は、中国は安全保障理事会の常任理事国であり、海軍は航路護衛行動に参加して国際的義務を充分に履行しており、これは国際海上戦略ルートの安全保護、国家の海洋の利益の防衛、地域の平和と安定の維持保護に有利である、と語った。5年来、中国海軍はすでに国内外の船舶のために航路護衛を行うこと5,465回、海賊被害にあった船を接収保護すること11隻、海賊の襲撃にあった船舶を救出すること31回42隻である。

航路護衛は海軍将兵の素質を全面的に向上させた

5年来、中国海軍は全部で16の航路護衛艦隊を派遣し、42隻の艦艇、のべ13,214人が航路護衛任務を執行した。丁一平は、航路護衛を通じて、海軍装備は試練を受け、将兵は鍛錬され、指揮能力、通信能力、ナビゲーション、位置決定能力、支援保障能力、多兵種合同行動能力、および部隊の安全管理能力いずれにも異なる程度の向上があった、と語った。

「航路護衛任務を担当するのは海上の船隊航路護衛だけではなく、さらにより大きな隊伍が航路護衛のために裏方の業務をする。」 丁一平は説明し、海軍藍盾指揮所は連続5年24時間当番を行い、持続不断に航路護衛艦隊のために指揮保障、情報保障、後方勤務保障、装備保障を提供し、また心理諮問サービス(頑住吉注:カウンセリングですかね)、医療サービスなど後方支援を展開した、とする。航路護衛は中国海軍の遠海において非戦争軍事行動を執行し、多様化された任務を完成させる能力を全面的に向上させたと言える。

丁一平は、海軍の5大兵種は全て航路護衛任務を執行したことがある、と語った。駆逐艦、護衛艦、上陸艦は現在航路護衛の主要な軍艦である。今後は任務の状況、海区の環境、気象状況、そして実際の需要に基づき、その他の兵力も派遣されて航路護衛任務を執行するだろう。

外界の世論が関心を注ぐ遼寧艦が将来航路護衛任務に参加するか否かに関し丁一平は、遼寧艦は試験と訓練を行っているところであり、作戦能力を形成するにはまだ一定の時間を要し、中国海軍には現在空母艦隊をアデン湾、ソマリア海域に派遣して航路護衛を行う計画はない、と指摘した。

最適化された航路護衛の効果は任務領域を拡大する

丁一平は、海軍は航路護衛の新たな形勢と新たな状況を分析済みであり、また新たな問題と新たな措置を研究済みで、重点は航路護衛の方式と方法の改良、航路護衛区域の拡大、航路護衛兵力の最適化、任務領域の開拓展開、国際航路護衛協力の強化といった5つの方面における航路護衛の効果向上である、と説明する。アデン湾、ソマリア海域の複雑な状況に直面し、我が航路護衛艦隊は柔軟に随伴航路護衛、区域航路護衛、分段航路護衛、リレー航路護衛、武装防衛などが相結合した航路護衛方式を採り、航路護衛の効率を大幅に向上させる。中国海軍が航路護衛区域を拡大するか否かに言及した時に丁一平は、次の一歩として海軍は適当にアフリカ大陸東海岸に対するパトロールを強化し、同時に任務領域(例えば国連食料計画局船舶のための航路護衛に入れる力の強化)を開拓展開し、国際協力の方式をもってより多くの航路護衛任務を引き受ける、と語った。


 確かに遠洋での実戦に近い行動は基本的に実戦経験のない中国海軍にとっていい訓練になっているんでしょう。現在計画がないと言っても、比較的近い将来訓練を兼ねて「遼寧艦」艦隊が派遣される可能性はあるでしょう。

 香港関連です。

http://news.china.com/domestic/945/20131228/18249879.html


6名の香港反体制派、香港・イギリス旗を持って駐香港部隊兵営に突入 (頑住吉注:「香港・イギリス旗」というのは http://www.my1510.cn/files/my1510_8/8273909550.jpg こんなんです)

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「現場:解放軍は成功裏に「香港独立」分子を追い払った」)

我が駐香港部隊兵営がどうして突入を許すだろうか

元佑

香港メディアの報道によれば、12月26日昼、6名の香港の過激な反体制派メンバーが手に香港・イギリス旗を持って「中環軍用埠頭建設反対、解放軍の香港撤退を要求」のスローガンを高らかに叫び、中環添馬艦解放軍駐香港部隊総本部への押し入りを強行し、後に追い払われた。これは香港復帰以来初の例となる駐香港部隊兵営が直接突入に遭遇した事件であり、影響は劣悪で、人をして憤慨させる(頑住吉注:「中環」は香港の発達した商業中心地です)。

先頭に立って悪事を働いた何人かの若者は、「香港人優先」を叫ぶ反体制派組織に属す。彼らはインターネット時代の「フラッシュ式」社会運動のいくつかのやり方を学び、人目を引き、名声を得るため、一定の時間以来不断に議題を騒ぎ立て、頻繁に制度を攻撃し、特区政府当局者を狙撃し、社会的紛争を作り出している。彼らのうちには故意に近年来の香港と内地との交流、協力の中で出現したいくつかの問題を誇大に言う者さえいて(例えば内地の人が香港に来て嬰児用粉ミルクを買うことが現地の供給の逼迫を引き起こしたなど)、「香港独立」を宣伝し、民意の神経を尖らせている。今回は「公民抗命」(頑住吉注:日本語では「市民的不服従」、英語では「Civil disobedience」)を表看板に掲げて、ゆえなく国家主権のイメージに衝撃を与えており、彼らの勝手なデタラメぶり、無法の限りがどこまで達しているかを示している。

解放軍駐香港部隊は法によって香港に駐留、防衛し、安全保障業務の任務を執行しており、復帰以来忠実に神聖な職責を履行し、厳格に法によって軍を治め、充分に人民解放軍の「威武の師、文明の師」の風貌を見せ、ずっと広大な香港市民の尊重と共感を勝ち取っている。駐香港部隊の14の営区には中環総本部が含まれ、全て特区の法律の保護を受けた軍事禁区であり、いかなる人にも勝手に押し入る権利はなく、これは常識である。ごく少数の「香港独立」分子と社会運動家が香港部隊に突撃したことは、特区の基本法にも違反するし、香港社会の主流の民意にももとるものである。香港反体制派立法議員でさえも止むを得ず、彼らのやり方が刑事犯罪に属すると認めている。また中国が多事の時であり、周辺の風雲が激しく、軍事闘争の形勢が複雑であるからなおさらのことである。駐香港部隊は中国人民解放軍の序列に属し、同様に国家の安全を維持保護する職責を引き受けている。また駐香港部隊への突撃は、どうして「親しい者を苦しめ、敵を喜ばせる」挙でないことがあろうか?

香港は多元社会であり、デモ行進は見慣れてしまって珍しくない。だが今回の何人かの反体制派急進メンバーが駐香港部隊兵営に突撃したことは、1つの孤立した事件ではなく、近年来香港の反体制派急進勢力が日増しに台頭し、また有効な管理コントロールが得られていないことの必然の結果である。2017年の特区元首普通選挙方案をめぐる、政治改革諮問の争奪が日増しに激烈になるにつれ、類似の事件はさらに発生する可能性があると見られる。このことは中央の関連部門と特区政府に準備を整え、国家主権に関わる基本問題上旗色を鮮明にし、再度類似の事件が発生したら果断に法によって処置し、放置すべきでないことを要求する。(筆者は香港のベテランメディア人)


 普通選挙に関してはアメリカ、イギリスなども注目しており、民主主義を知っている香港の人と中央との摩擦は今後も続いていくことが予想されます。

1月1日

 中国の特殊軍用機関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20131230/18252281.html


外国メディア、高新10号電子戦機を明るみに 運-9プラットフォーム、すでに量産

最近、アメリカの著名な軍事フォーラム、ウェブサイト上に国産新型早期警戒機と新型電子戦機の画像が出現し、これらの「空警ー500」および「高新ー10」(一部の愛好家は高新ーXとも呼んでいる)と呼ばれる飛行機は直ちに広範な関心を引き起こし、一部のウォッチャーは、これは中国の新たなる高新作戦機研究開発周期の開始であり、それは中国の高新系列機が間もなく発展の第2段階に入ることを事前に示しており、この段階では多種の新型特殊作戦、特殊電子戦、対潜、心理戦機が続々登場し、またこれらの機は全て、最近大量生産に投入された運ー9プラットフォームを使用することになる、と考えている。

外国メディアの言によれば、これらの新型軍用機は全て運ー9輸送機を搭載機とし、このうち空警ー500の外形は中国がパキスタンに販売したZDK-03型早期警戒機に似ているが、機載レーダーとして採用されたのは新型レーダーに違いなく、外観上レーダーの中心位置に一カ所はっきりした突起が見られる。外電の報道によれば、これこそ我が国の最新型である空警ー500の大量生産型機であり、これは我が国の新世代早期警戒機がすでに研究開発に成功し、間もなく部隊に引き渡されることを示している。空警ー500は我が国の新世代早期警戒機で、この機はアクティブフェイズドアレイレーダーなどの新技術を採用しており、ステルス目標に対する探知計測能力が向上しており、その研究開発成功は我が国の早期警戒機、ないしレーダー工業の発展に対しきわめて重要で、意義は深遠と言える。

消息筋の人物が明らかにするところによれば、現在中国は運ー9プラットフォームをもって、すでに6つの特殊飛行機の機種と軍用輸送型を発展させており、これには空警ー500、対潜に用いる高新ー6機、電子妨害に用いる高新ー9、情報収集に用いる高新ー8、特殊作戦に用いる運ー9特戦型、心理戦に用いる高新機が含まれる。運ー9はすでに正真正銘の「トランスフォーマー」機になっているのである。

現在、この6種の飛行機のうち後の4種と運ー9軍用輸送型はすでに大量生産段階に入っており、一方前の2種はまさに緊張して試験飛行作業を行っているところで、2014年に部隊装備が開始される見込みである。また運ー9を基礎に研究開発される海警パトロール機、機載レーザー武器試験搭載台、潜水艦中継通信機、電子戦制圧機、地上作戦指揮機、空中火力支援機(頑住吉注:いわゆるガンシップですね)も研究開発の最中で、これらの機の研究開発作業は今後5〜8年内に完成することになり、陝西省漢中市に位置する中国陝西飛行機工業集団有限会社の生産能力問題は真の挑戦を受けることになる。運ー9機の系列化の系譜は未来の我が国の20〜30年の中型特殊飛行機基礎プラットフォームとなり、運ー9機をめぐる高新特殊機の研究開発はやっと始まったばかりなのである。

(頑住吉注:2ページ目)高新一号プロジェクトは空軍のために研究開発される電子支援偵察機であり、主に電子支援偵察システムと合成開口レーダーが追加装備された

(頑住吉注:3ページ目)高新二号プロジェクトは海軍のために研究開発される電子偵察機で、機体に多数のアンテナが追加され、機首下方のアンテナカバーが拡大され、大型専用アンテナが収容できる

(頑住吉注:4ページ目)高新三号プロジェクトは空軍のために研究開発される戦場指揮機で、アメリカのEC-130に似ている

(頑住吉注:5ページ目)高新四号プロジェクトは空軍のために研究開発される電子情報偵察機で、この機の突出した特徴は機体両側に大型のアンテナアレイが追加されたことである

(頑住吉注:6ページ目)高新五号プロジェクトは空軍の空警ー200早期警戒機プロジェクトである

(頑住吉注:7ページ目)高新六号プロジェクトは専用に研究開発された対潜哨戒機で、アメリカのP-3C対潜哨戒機との比較に堪える

(頑住吉注:8ページ目)高新七号プロジェクトは、我が国が自ら研究開発する新型心理戦機である


 日本もアメリカも例えば対潜哨戒機には次世代のジェット機を開発済みですが、中国は本当に今後20〜30年というスパンでこのターボプロップ機をメインとして使用していくんでしょうか。私は外国と共同開発する旅客機などをベースにした特殊機も比較的近い将来登場し、20〜30年というスパンならむしろそちらの方が主流になる可能性も充分あるのではないかと思いますが。

 韓国関連です。

http://military.china.com/news2/569/20131230/18253066.html


韓国、新世代上陸艦調達契約を締結 98%の部品が韓国産と称する

[ウェブサイト2013年12月26日総合報道による] 12月26日、韓国国防調達局は韓国ヒュンダイ重工グループ(Hyundai Heavy Industries)と新世代LST-II上陸艦の調達契約を締結した。この艦は作戦人員、戦車および装備の同時上陸に用いることができ、韓国が設計した第2隻目のLST-II型上陸艦である。韓国国防調達局は、契約の金額は1.29億アメリカドルで、2016年に引き渡しが行われることになる、とする。

2011年、第1隻目のLST-II上陸艦がすでに建造開始されている。2013年9月11日、韓国は第1隻目のLST-II上陸艦の進水式を行った。韓国海軍の現有の4隻の上陸艦はすでに基本的に老化し、しかも規模が小さすぎ、作戦に用い難い。特に、現有の上陸艦には上陸作戦を指揮する設備がなく、こうした不便なところをなくすため、「天王蜂」号(頑住吉注:9月に進水した艦)は新たに作戦指揮所を設けている。最も重要なのは艦上のレーダーなど戦闘電子装備と主要な部品の98%が韓国国産であることだ。

また、国防調達局はさらに韓国斗山グループとK-21歩兵戦闘車の生産契約を締結する。(北方科学技術情報研究所 范雪坤)


 これは「準空母」などと言われるものよりずっと小さいいわゆる戦車上陸艦で、排水量は4,500トン級だということです。

 カラシニコフ死去関連です。

http://military.china.com/news2/569/20131230/18252572.html


プーチン、AK-47の父カラシニコフの遺体の告別式に出席

【グローバルネット報道 記者 葛鵬】 ノーボスチ通信社12月27日の報道によれば、ロシア大統領プーチンは伝説的な銃器設計師で、AK-47自動小銃の製造者ミハイル カラシニコフの遺体告別式に参加した。

報道は、式はモスクワ連邦軍人紀念墓地で行われた、とする。プーチンは棺に深紅のバラをたむけ、彼はしばらく立ち止まり、カラシニコフを悼み、その後彼の2人の娘と1人の息子と語らった。

ロシア大統領執務庁主任セルゲイ イワノフ、国防大臣セルゲイ ショイグ、ロシア技術社総裁セルゲイ チェメイゾフ(頑住吉注:何でみんなセルゲイ?)およびその他の高官はプーチンにつきしたがって告別式に参加した。

報道によれば、カラシニコフ上将は12月23日に世を去り、享年94歳で、彼はかつて2回社会主義労働英雄の称号を光栄にも獲得し、スターリン勲章およびレーニン勲章の獲得者でもある。2009年、彼はロシア英雄の称号を授与された。


 ストーナーが死んでもアメリカ大統領が出向くわけないですし、肩書き、待遇からも改めてロシアでは別格の小火器技術者だったんだなと分かります。ちなみに息子というのはニコノフとのトライアルに敗れてカラシニコフが激怒したというあの人でしょうね。今は何をしているんでしょうか。

1月2日

 「遼寧艦」関連です。

http://news.china.com/domestic/945/20140101/18257327.html


遼寧艦、南海海域での試験、訓練任務をスムーズに完成させ帰航

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:遼寧号空母」)

1月1日電 中国の第1隻目の空母遼寧艦は、期間37日の南海海域での科研試験と訓練をスムーズに完成させ、1月1日午前、青島某軍港に帰航し停泊した。

遼寧艦は2013年11月26日に青島某軍港から出航し、初めて南海海域に赴いて試験、訓練を行って以来、試験任務指揮部は厳密に組織し、科学的に指揮し、全ての試験に参加する将兵は難関を攻略し困難に打ち勝ち、連続的に作戦を行い、関連の試験、訓練内容をいずれも計画通りスムーズに推進し、相次いで母艦の海の状況が悪い条件下での艦艇運動パラメータ、艦体構造の応力、艦載機係留搭載荷測量など全体的航行適性試験、水深が深い条件下での航行速度測量、および実戦条件に近似した中での空母作戦システムの感知能力、指揮能力、目標指示能力、総合通信、ナビゲーション、気象保障能力、空域管理能力など100余りの項目の試験および訓練科目を完成させ、作戦システム、動力システムおよび艦艇の航行適応性能など各項目の戦術技術指標にさらに一歩の検証が得られた。この期間、初めて作戦システム総合研究試験が組織され、初めて遼寧艦を核心とする艦隊航行訓練が組織され、予期の目的が達成された。海軍の関連部隊は多くの機種の飛行機、水上艦艇、潜水艦を出動させ、有効に試験とのコンビネーションを行い、同時に部隊の実戦化された訓練を連動させた。

遼寧艦の後続の科研試験および訓練作業は、進展状況を根拠に確定されることになるとされる。


http://tuku.military.china.com/military/html/2014-01-01/221890_2448162.htm


遼寧艦艦隊、初めて海空連合演習を行う!

遼寧艦の艦上の施設

中国海軍空母艦隊は初の海空連合演習を行い、演習の中で我々は「飛豹」戦闘攻撃機および殲ー11BBS戦闘機らしきものを見た。


 初の空母戦闘群(の雛形)は遼寧艦と駆逐艦、護衛艦各2隻だとされ、まずその規模で演習等を行って徐々に規模を拡大するのではないかとされていましたが、先日のアメリカの軍艦との接近遭遇事件でも対応したのはこれ以外の戦車上陸艦だったとされていますし、記述にあるように今回すでに多くの艦や陸上機との合同訓練が行われ、進展は予想以上に早いという感じがします。

 殲ー20関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20131231/18255350.html


殲ー20第3の原型機とされるものが明るみに 外形に重大な改良あり!

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションは本文の冒頭と同一なので省略します。)

2013年12月30日、国内の著名な軍事フォーラム、ウェブサイトに1枚の目撃者が手書きしたとされる画像が出現し、この画像はアップロードした者によって殲ー20の第3機目の原型機であるとされている。この機は2011との新たなコードナンバーを採用しているとされ、以前ウォッチャーたちが予測した2003号機とは異なり、新たな殲ー20原型機の空力レイアウトには多くの改良がなされ、その垂直尾翼は約15%拡大され、また尖った形にカットされた。また、機の主翼動作筒と腹鰭の体積が顕著に減少し、機はFー22戦闘機に似た灰色の迷彩塗装を採用しており、これは明らかに2001号殲ー20の白黒ツートンの塗装や2002号殲ー20の黒色の塗装とは異なる、とされる。

(頑住吉注:以下の記述は「殲ー20の空中給油方式が明らかに」で紹介した記事と同一なので省略します)


 「殲ー20の欠点とは」で紹介した記事には「現在、殲ー20はまさにこの段階の試験飛行にある。このため、殲ー20戦闘機の全体構造はすでに安定に向かい、改変の範囲はすでに大きくない。」とありましたが、垂直尾翼が15%拡大されるというのはかなり大きな変化で、大きな変化を必要とする問題が残っているわけで、まだ構造は固まっていないと考えられますね。

 イランの小火器関連です。

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-12-31/221864_2447749.htm#pic


イランの最新のArash「巨大」スナイパーライフルが明るみに 口径は20mm

国外メディアの報道によれば、イランが最も新しく研究開発したArashアンチマテリアルライフルは一連のテストを経た後、現在すでに正式にイスラム革命防衛隊に装備されている。

このArashという名のアンチマテリアルライフルの口径は20mmに達し、肩に担ぐ方式の発射方法が採用されている。この武器の当初の設計は敵サイドのヘリに対応するのに用いるためのもので、正確度が高く、有効射程は1,800mに達する。同時に地上のその他の目標を射撃するのにも用いることができる。


 ブルパップ式で比較的コンパクトであり、何とか1人で運用できそうですが、さすがに薬莢は20mm弾薬にしては小さく、比較的弱装のようです。あるいはこれもシリアに流入するかもしれず、そうなればより詳しい情報も出るでしょうし、その実力、実戦での有効性も判明するでしょう。

1月3日

http://tuku.military.china.com/military/html/2014-01-02/221899_2448422.htm

 殲ー10Bのディテールが分かる画像集です。

 世界の武器貿易関連です。

http://www.baxue.com/guojijunqing/29735.html


ロシア、我が国は今年20億アメリカドルを超える武器を輸入した、とする 世界第7位

ロシア軍事工業総合体ウェブサイト12月27日の報道によれば、ロシア世界武器貿易分析センターの統計の初歩的データを根拠にすると、現在まで、2013年に世界各国が締結した通常武器および軍事技術装備輸入契約の総額は508.37億アメリカドルである。これに比べ、2012年の世界武器輸入契約総額は922.72億アメリカドルであり、最近4年来、および冷戦終結以来の最高記録を創造した。2011年は833億アメリカドルで、2010年は495.58億アメリカドルだった(頑住吉注:年によってずいぶん大きな変動があるもんですね)。

ロシアのシンクタンクは世界各国が締結した軍用品輸入契約の金額のデータを根拠に、2013年の世界武器輸入国ランキングを出した。全部で82カ国がランクされ、ランキング上位10カ国の名前には比較的大きな変化が発生した。いくつかの国が今年ランキング10強に身を置いたのは単に過渡的現象と言うことができ、これにはノルウェー、フランス、アフガニスタン、シンガポールが含まれる。中国はこの4年(2010〜2013年)来初めて世界10大武器購入国の列に復帰したが、ノルウェーなどの国はここ4年の全体ランキングでは比較的後ろ寄りである(頑住吉注:分かりにくいですが今年のランクとここ4年合計のランクの2種類が話題になっていることに注意してください)。またいくつかの国と地域が10強ランキングに欠席しているが、これも同様に臨時性のことで、例えばオーストラリア、台湾、カタール、トルコ、カナダ、アメリカ、イギリスがそうである。2013年武器輸入契約締結大国ランキングベスト10位の国の具体的状況は以下の通りである。

サウジアラビアが首位となり、今年締結した武器輸入契約の金額は105.26億アメリカドルで、世界各国の全部の武器輸入契約総額の20.7%を占める。また最近4年内、サウジアラビアが締結した武器輸入契約総額は同様に世界第1位にランクされている。

アラブ首長国連邦はランク第2位で、今年の契約金額は56.55億アメリカドルで、11.1%を占める。最近4年のランクは世界第3位である。

インドがランク第3位で、今年の契約金額は37.54億アメリカドルで、7.4%を占める。ここ4年締結した契約総額は257.94億アメリカドルで、9.3%を占める。最近4年のランクは第2位で、サウジアラビアのすぐ次である。今後何年かは大幅にサウジアラビアを超え、見通せる将来のうちは依然世界最大の武器輸入国となる。

韓国はランク第4位で、今年の契約金額は37.26億アメリカドルで、7.3%を占める。ここ4年の総ランクは第13位である。

シンガポールはランク第5位で、今年の契約金額は29.3億アメリカドルで、5.8%を占める。ここ4年の総ランクは第20位である。

ノルウェーはランク第6位で、今年の契約金額は25.63億アメリカドルで、5.0%を占める。ここ4年の総ランクは第17位である。

中国はランク第7位である。ロシアのシンクタンクのデータによれば、2013年に中国が締結した武器および軍事技術装備輸入契約金額は20.1億アメリカドルで、世界武器輸入契約金額の4.0%を占め、これはここ4年来の中国が締結した武器輸入契約金額の最高記録でもある。2010〜2013年の4年の期間での総合ランクでは、中国は第15位を占めるに過ぎない。これに比べ、2010年に中国が締結した武器輸入契約金額は2.1億アメリカドルで、0.4%しか占めなかった。2011年は16.2億アメリカドルで、1.9%を占めた。2012年は13億アメリカドルで、1.4%を占めた。ここ4年、全部で51.4億アメリカドルの武器輸入契約が締結され、1.9%を占めている。中国にはさらに継続して武器を輸入するポテンシャルがある。2013年末までに、過渡的性質の潜在的武器調達契約金額は20億アメリカドルと見られ、武器調達意向金額ランキングの第32位を占める(頑住吉注:また別に確定していないが締結が有力と見られる契約のランキングというのもあって、たぶん例えば中国によるスホーイー35輸入などでしょう)。

イラクはランク第8位で、今年の契約金額は19.69億アメリカドルで、3.9%を占める。ここ4年の総ランクは第5位である。

フランスはランク第9位で、今年の契約金額は15.61億アメリカドルで、3.1%を占める。ここ4年の総ランクは第26位である。

アフガニスタンはランク第10位で、今年の契約金額は12.1億アメリカドルで、2.4%を占める。ここ4年の総ランクは第22位である。


 日本は基本的に国産を重視しているのでランク入りしないということでしょうか。新興大国と言われる中ではブラジルが全く入ってませんね。

 ロシアから見た米中の軍事バランス関連です。

http://overseas.caijing.com.cn/2013-12-30/113752005.html


ロシアメディア、2020年東アジアの開戦を推測:中国の完勝 アメリカ、あるいは負けを認めるしかないか

「ロシアの声」ウェブサイト12月27日の報道によれば、ロシア戦略・技術分析センターの専門家であるワシーリ コーシンは、米軍が「海空一体戦」連合作戦理念を制定したのはより有効に例えば中国、イランといった国を抑止するためである、と指摘した。これらの国はずっと、アメリカのその周辺地域に向けての軍事力投入能力を削減、甚だしきに至っては麻痺させることに極力努めている。

「海空一体戦」連合作戦理念の重点は、敵の3種の武器装備システムの打撃に集中している。すなわち、敵の指揮、コントロールおよび偵察システムを瓦解させること、敵の「対介入/区域拒止」に用いるツールを殲滅すること、敵の打撃能力を麻痺させること、である。

問題は、中国が長期にわたりまさに敵のこの種の作戦方案に照準を合わせてずっと自らの武装力量を建設中だということである。中国の戦略は、「無線電子対抗とネットワーク・エレクトロニクス一体戦に頼って、敵の情報および指揮システムに対し大規模な打撃を実施し、同時に対衛星武器を利用する」に基づいている。

中国は、アメリカが太平洋地域において利用する交通および軍事目標に対し密集した非核高精度打撃を実施し、したがって非常に大きく米軍が戦場において行う力量集結の速度を低下させる可能性がある。中国の現代防空システムに対する巨大な資金投入を考慮すれば、中国が実施する「対介入/区域拒止」の戦略ポテンシャルの殲滅のためには、費用の消耗と大量の資源を必要とし、特に非常に多くの時間を費やす必要がある。中国は大量の非核高精度弾道ミサイルおよび巡航ミサイルを持ち、このことは、米軍が大量の海空力量を投入し、もって対ミサイル防御および敵の移動式ミサイルシステム殲滅という任務の完成を確保する必要があることを意味している。

今日のアメリカはまさに国内危機および資金欠乏に直面している。同時に、アメリカはさらに全世界の非常に多くの地域に自らの軍事力量を配備している(規模は大きくないにしても)。しかも中東地域を含むいくつかの地域においては、米軍の存在はそこの現有の力量バランス保証の重要な要素である。アメリカはすでに重点的な防衛兵力配備をアジア太平洋地域に移すことを宣言しているが、アメリカがアジア太平洋地域に、冷戦時期の北大西洋に持ったあのような種類の力量の集結を維持することはあり得ないし、自らの全世界のその他の地域で尽くすべき義務を減少させることはない。

アメリカはアジア太平洋地域において、2つだけ軍事力の比較的強い盟友を持つ。韓国と日本である。しかし、韓国の武装力量は主に北朝鮮から来る脅威への対応に集中しており、必ずしも盟友に対し多大な援助は提供できない。日本の自衛隊の力量は装備は精良だが、力量は限られ、また彼らの進攻性打撃を実施する能力もごく限られている。

台湾の武装力量は一定の規模を持つが、大陸から来る打撃に直面すれば極めて脆弱である。台湾の利益に直接関わらない米中衝突の中では、政治的原因ゆえに、台湾の軍事ポテンシャルは極めて利用し難い可能性がある。フィリピンは国土がやや大きく、人口が比較的多いが(頑住吉注:そんなに多くないんじゃないの? と思って調べたらすでに1億人に迫っており、日本を近い将来抜くのは間違いなさそうです)、取るに足りない軍事ポテンシャルしかなく、アメリカに向け援助を提供するのではなく、まだ米軍の保護を必要とする可能性が高い。

中国は2020年になって現在の武装力量改革と装備更新を完成させた後、局地的軍事衝突の中で迅速にアメリカの盟友およびアメリカの西太平洋における軍事力を破壊し、米軍の力量の全世界のその他の地域からこの地域に向けての投入を切断、あるいは遅延させることができる可能性が完全にある。アメリカが本地域において必要な力量の集結を終え全面反攻を行う前に、中国はすでに戦争の政治的目的を達成済みである可能性がある。

中国が完勝した後、さらに中国を懲罰し、かつ中国をすでに占有した地位から追い払うことを企図すること、これはアメリカにとって同じ1つの大国との持久的軍事衝突に巻き込まれることを意味すると言え、これは朝鮮戦争以来初のことに違いない。しかも最終的に勝利を獲得することを保証もできないし、かつ核の災難が勃発する現実のリスクがある。アメリカの比較的強い軍事的盟友はヨーロッパに位置し、必ずしも援助を提供できない、あるいはしたがらない。アメリカは負けを認めざるを得ない可能性がある。

アメリカが自らの東アジアにおける利益確保のため、西太平洋に相当数の常駐兵力を置かないことはあり得ないということは見ればすぐ分かる。しかも陸軍が疑いなくその中の重要な組成部分である。予算支出削減という条件下で、このことはアメリカが自らの世界のその他の地域における軍事的プレゼンスを確保する問題に遭遇することになることを意味している。例えば中東においてである。

要するに、太平洋の軍事対抗の特徴の変化は、全世界の政治および安全保障に対し非常に大きな影響を生じさせる可能性が高い。


 我々にとっては非常に暗い未来予測ですが、アメリカが画期的な技術革新によって中国よりずっと優位に立つ可能性も一定程度あるでしょうし、またそれが期待できなければ日本としては「力量は装備は精良だが、力量は限られ」るとされる自衛隊を大幅に増強するしかないのでは。

1月4日

 中国の戦闘機関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20140102/18258880.html


空軍の殲ー16第1号機が震撼の登場 あるいは最強の対艦攻撃機か

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「コードナンバー1601の殲ー16第1号機が明るみに」)

【グローバルネット総合報道】 2014年元旦の祝日到来の際、大量の中国の新型作戦機の画像もネット上に明るみに出、この中には殲ー16、殲ー11、殲ー15など中国が研究開発した最新機種の戦闘機がある。この3機種の戦闘機の始祖はいずれも旧ソ連が研究開発したスホーイー27系列戦闘機で、その古典的機体レイアウト設計は、我が国の航空工業のブースト下でさらに一歩の昇華を得た。現在殲ー11多用途戦闘機、殲ー15艦載戦闘機はいずれもすでに大量生産されて中国海空軍部隊に加入し就役している。一方今回明るみに出た殲ー16戦闘機は、初めて飛行する姿で出現した。

この戦闘機の機首にははっきりした「1601」のコードナンバーがあり、このためこの機の機種は我が国が研究開発中の殲ー16戦闘機であると推断される。殲ー16は殲ー11B系列から発展してできた第3.5世代多用途複座戦闘機であり、沈陽飛行機によって海軍航空隊のために研究開発されたとされる。殲ー16の最大の特徴は遠距離超視距離攻撃能力と強大な対地、対艦打撃能力を持つことである。

殲ー16戦闘機はスホーイー30MKKと同様に複座レイアウトを採用し、武器搭載能力を強化するために前輪はダブルタイヤである。垂直尾翼頂端はスホーイー30MKKとは異なり、オリジナル版のスホーイー27に似て垂直尾翼頂端が尖った形にカットされている。翼端搭載架は殲ー11Bと異なる。画像はネット上に最も早く明るみに出た殲ー16戦闘機の地上試験写真。

(頑住吉注:後のページのキャプションは8ページ目の「殲ー16のCG画像」を除き、本文の一部を切り取ったものなので省略します。)


 本文の末尾は元々キャプションだったものが混入したものでしょう。スホーイー30の中国版として名前が挙げられることが多かった殲ー16がいよいよ本格登場したわけで、「初飛行に成功」となっていないのはすでに初飛行は秘密のうちに終えているということなんでしょうか。スホーイー30は元々スホーイー27から発達したもので、改良にあたってロシアが垂直尾翼先端の形を変えたのは理由があってのことだと思うんですが、殲ー16のそれがスホーイー27に似た形のままだというのはちょっとひっかかります。

 次は殲ー15関連です。

http://tuku.military.china.com/military/html/2014-01-03/221920_2448961.htm


解放軍の殲ー15パートナー給油吊り下げポッドのディテールを示す秘密の画像が明るみに

パートナー給油吊り下げポッドを搭載した殲ー15艦載機

最近、中国の殲ー15艦載戦闘機がパートナー給油吊り下げポッドを搭載している画像がネット上に公開された。パートナー給油とは一般に同類の飛行機間での空中給油を指し、また一般に戦闘機間での空中給油を指す。パートナー給油は戦闘機、特に艦載戦闘機部隊が掌握を必須とする作戦能力である。何故なら艦載戦闘機は空母上に大型給油機を配備して空中給油の需要を満足させることはできないからで、パートナー給油によって艦載機の滞空時間と作戦範囲を延長できる意義は重大なのである。例えばアメリカ、インドなど豊富な空母使用経験を持つ国の艦載戦闘機はいずれもパートナー給油能力を持っているが、中国はこの方面においてまだ試験、探索の段階にある。中国空母とアメリカ空母が対抗する時、解放軍の殲ー15戦闘機はパートナー給油を経た後、自らの打撃範囲を拡大することができる。遠距離からアメリカ空母戦闘群に突撃し、艦載機の遠距離打撃の機能を充分に発揮することができる。味方サイドの空母を敵から遠く離し、一方において味方の艦の安全を保障し、もう一方においてはまた最小の代価で敵艦を撃沈できる。

(頑住吉注:次のページのキャプションは既出の繰り返し、その後は直接関係ない資料画像なので省略します。)


 おそらく近いうちに「殲ー15、初のパートナー給油に成功」のニュースが出ると思われます。

 次は中国海軍、まず「ヨーロッパバイソン」関連です。

http://tuku.military.china.com/military/html/2014-01-03/221918_2448841.htm


国産「バイソン」最新のディテール画像が明るみに 30mm速射砲の火力は狂猛!

最近あるネット仲間が一組の国産バイソンホバークラフト最新のクリアなディテール画像を発表した。これらの画像からは、国産バイソンホバークラフトが2基の6本バレル30mm速射砲を配置していることが見て取れる。しかも大出力ファンと艦首ゲートのディテールも見せている。


 赤い横断幕に「魔牛撮影」とか書いてあるんですが意味分かりません。撮影会をやったとかいうことですかね。

http://tuku.military.china.com/military/html/2014-01-03/221917_2448809.htm


「下餃子」! 2013年中国の戦闘艦の就役28隻で世界第1位 (頑住吉注:「下餃子」は水餃子を鍋にどぼどぼ入れるように次々軍艦が進水する、といった意味らしいです。ちなみに日本では焼き餃子が主流ですが中国では水餃子が主流です。)

東海艦隊の052C型艦ナンバー150長春艦と151鄭州艦

2013年は人民海軍の波瀾壮闊、高歌奮進(頑住吉注:直訳するのは無理そうですし何となく意味は分かると思うのでそのままにします)の1年だった。海軍将兵は「強国の夢、強軍の夢」を胸に抱いて「戦争ができる、勝ち戦をする」に焦点を合わせ、風に向かい波を蹴り、大洋に挑み、美しい航跡を残した。この1年、中国海軍の装備建設の加速した歩みは、多くの新型高度科学技術武器装備を人民海軍に引渡し、かつ戦闘力を形成した。分析者の言によれば、この1年で中国海軍は全部でミサイル駆逐艦2隻、ミサイル護衛艦3隻、ミサイル軽護衛艦9隻、大型補給艦2隻、通常潜水艦4隻、潜水艦支援艦2隻、原潜1隻、双胴測量船2隻、水中音響装備試験船1隻、掃海艦2隻を受領した。総数は世界第以1位で、いくつかのメディアはふざけてこの種のまるで「下餃子」の軍艦建造の盛況は、「1年で一個艦隊を装備、一個艦隊が進水、一個艦隊を着工」だと称している。

(頑住吉注:2ページ目)052C型150艦

また、中国海軍が2013年に着工した艦艇の総数も、地球上のいかなる国をも超越した。外国メディアの推測によれば、中国海軍は2013年にミサイル駆逐艦3隻に着工し、2隻を進水させ、ミサイル護衛艦3隻に着工し、2隻を進水させ、ミサイル軽護衛艦7隻に着工し、5隻を進水させ、原潜3隻に着工し、1隻を進水させ、掃海艦2隻に着工し、1隻を進水させた。建造に着工した数でも進水させた数でも世界最大である。


 確かに数は凄いです。問題は質ですが、どの程度かはともかく向上しているのは間違いありません。

1月5日

 北朝鮮関連です。

http://news.china.com/international/1000/20140104/18263754.html


韓国メディア:金正恩、4秒ごとに1回荒い息遣い 健康問題がある可能性

中国ネット1月4日の情報 韓国の「朝鮮日報」ウェブサイト1月3日の報道によれば、去年に続き今年、朝鮮労働党第一書記金正恩は新年の祝辞を発表したが、ある研究部門は金正恩の音声に対し分析を行った。その結果は、金正恩は決して去年のように彼の祖父である金日成の音声を模倣してはおらず、自分独特の音声を用いて発言を始めていることをはっきり示している。

また、さらにある人は金正恩の4秒ごとのあえぐ音が非常に重く、健康問題がある可能性が高いと推測している。

1月2日、KBSとYTNテレビ局は、崇実大学音声工学研究所が金正恩の今年の新年の祝辞の音声に対し分析を行い、その結果が次のことをはっきり示している、と明らかにした。去年の金正恩の発音の特徴は故意に声を低く抑え、まるで朗読のようにカチカチに硬く、しかも比較的せっかちな感じだった。だが今年の音声はよりはっきりクリアなものに変わり、またより穏やかでもあった。

去年のうつむいてスピーチ原稿を読み上げるせっかちなものと比べると、今年は全く異なっていた。

金正恩と金日成の音声の相似度は去年の92%から今年の80%未満まで減少し、彼は意図的な中壮年の人の低い音声の模倣から、自らの年齢相応の若者の音声を発することに転じている。

音声工学研究所所長裴明振はKBSテレビ局のインタビューの中で次のように語った。「去年金正恩はあわただしく意図的に1994年の金日成の新年の祝辞の音声を模倣したが、今年は自信ありげに自分独自の音声で新年の祝辞を発表した。包容力を持った音の振幅も顕著に増加し、去年に比べるとより落ち着きが加わっている。」

裴明振はYNTテレビ局のインタビューを受けた時は「今年の新年の祝辞の声に対してのみ比較を行った場合、豊富な感情の包含方面は50%増加し、自信を持っている時、声は自然にごくクリアなものに変わるのだが、この点から比較すると60%前後増加している。」とした。

分析は、音響設備はまだ金正恩の音声を整理していないが、7秒にもわたる拍手の音が挿入されている、とする。新年の祝辞の中の拍手の音は同じ音をもって不断に重複しており、後の部分では人為的に音量を下げている。

また、ある人は金正恩の演説途中、4秒に1回の荒い息遣いがあり、健康問題があるかもしれないと推測する。


 金日成の模倣を止めた、落ち着いた語り口調になった、というのは自信の表れでしょうか。荒い息遣いは単にデブだから気管が圧迫されているだけなのでは。拍手を人為的に挿入しているというのはスタジオで収録したものを大会場での演説風にしたということですかね。

 インド関連です。

http://military.china.com/news2/569/20140103/18262559.html


インド、25.8億アメリカドルの兵器購入計画を批准 262発のバラクミサイル購入を含む

【グローバルネット総合報道】 イギリスの「週刊ジェーン安全保障業務」2013年12月29日の報道によれば、12月23日、インド国防省は4項目の金額1,600億ルピー(25.8億アメリカドル)の主要調達を批准した。国防省国防調達委員会は88億ルピーの資金を費やしてインド海軍のために262発のイスラエル航空工業社およびラファエル社が共同開発した「バラク」1ミサイルを購入することを確定した。また16隻の対潜戦闘艦を建造する金額1,344億ルピーの契約を締結した。国防調達委員会は150億ルピーの資金を費やして2隻の深海サルベージ船を購入することを支持し、さらに41機の国内設計・製造の「ノースポール」先進小型ヘリを調達しようとしている。

「バラク」ミサイルは2000年に調達したバラク防御システムおよび12隻の軍艦に装備されることになり、これにはインド唯一の現役空母「ヴィラート」号が含まれる。2006年に国防省はイスラエル航空工業社とラファエル社が、引退した海軍司令を含むインド高級官僚向けに17.4億ルピー贈賄したと告発し、その後強行禁令が通過してこの調達は遅らされ、もって「バラク」入札の安全が保証された。中央調査局は調査後いかなる不当な行為の証拠も発見せず、12月24日にバラク事件の最終報告を提出し、これはより多くのミサイルの輸入のための道をクリーニングした。

建造が提案されている対潜戦闘艦は700トンの排水量と200海里の航続距離を持ち、その配備はインド領海に進入する、またその港に接近する敵サイドの潜水艦の追跡と破壊に用いられる。インドは外国の供給商と協力してインドの造船工場でこの戦闘艦を建造することになる。

深海サルベージ船調達計画は15年近く遅延したが、「シンドラカシャカ」号潜水艦が8月14日に爆発沈没した後、調達計画は加速して進んだ。この「キロ」級潜水艦の爆発は18名の海軍兵士の死亡をもたらし、現在この潜水艦は依然水中にあり、海軍は3つの海外サルベージ会社と談判中である。調達される「ノースポール」先進ヘリのうち40機は陸軍航空部隊に配備されることになり、1機はインド海軍に配備される。国防調達委員会の提案は安全保障内閣委員会の批准を必要とするが、国防省官僚はこれはプロセスの問題に過ぎない、とする。(北方科学技術情報研究所 宋楽)


 インドも対艦、対潜などの分野を中心に国防に力を入れていますね。「シンドラカシャカ」号は沈没したといっても着底して艦橋の上部は水面から出ている状態だそうですから「深海サルベージ船」が必要なのかなと思いますが。





















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