コラムより転載:中国の航空機、空母その他関連小ネタその76

3月3日

http://www.theatlantic.com/infocus/2014/02/venezuela-gripped-by-weeks-of-anti-government-protest/100689/

 ベネズエラの反政府運動の画像集です。第二次大戦時代のグレイハウンド装甲車、ペットボトルで作ったガスマスク、手製銃など珍しいものが見られます。

 インド関連です。

http://military.china.com/news2/569/20140301/18368455.html


インドメディア:インド政府海軍の需要を軽視 インド海軍困難な状況に陥る

参考情報ネット3月1日の報道 インドメディアは、インド海軍は何度もその消耗し老化した潜水艦隊に関し緊急警報を発しているが、政治家と官僚たちに長期計画と適時の決策が完全に欠乏しているため、インドには9隻の就役し得るディーゼル・電池潜水艦しか残っていない、とする。

「インド時報」ウェブサイト2月28日の報道によれば、1隻のロシアから借りてきた原潜を除き、インド海軍には13隻の通常潜水艦がある。だが1隻を除き、その他の就役期間は全て20年を超えている。

報道は、事実2月26日に発生した事故が2名の将校の死亡をもたらし、若干名が負傷した「シンドラテナ」号が、就役が25年を超える8隻の潜水艦のうちの1隻である、とする。

ある高級将校は、「ある潜水艦の設計上の使用年限は25〜30年である。潜水艦の老朽化と共に、整備、修理を反復しても故障発生のリスクは増大する。」と語る。

報道は次のように言う。考えてみよう、インド海軍は新たに6隻の隠蔽性の高い潜水艦を増やすことを要求し、価格は5,000億ルピー(約80.5億アメリカドルに相当)で、このプロジェクトは2007年11月にはとっくに「必要であると承認」されている。それ以後、インド国防大臣アンソニーは少なくとも3つの委員会を設立してこのプロジェクトに関連する問題を考察したが、いかなる緊迫感も見せてはいない。ジョッシュ上将は1回1回プロジェクトの深刻な延期が迫られるたびに緊急警報を発している。

「インドスタン時報」ウェブサイト2月27日の情報によれば、敵サイドの移動する潜水艦に突進する任務は超大型バッテリーに頼って完成される、と報道した。風刺的な意味を持つのは、こうした超大型バッテリーが艦員にとって致命的である可能性があることだ。何故ならバッテリーは充電する時燃えやすい水素を放出するからである。「シンドラテナ」号潜水艦はまさにこの種の状況だった。この潜水艦は81.5億ルピーの資金を費やしてロシアでグレードアップを行ったのではあるが。

報道は、安全を高める唯一の方法は海軍の基本的建設への投資を増やすことであり、2013〜2014年の間、この投資は2,500億ルピーに満たない、とする。

もう1つの問題は、インドが武器と戦闘艦の調達方面でまだ深刻に輸入に依存していることである。


 「シンドラカシャカ」爆沈事件の時もバッテリー充電時の水素が原因という説がありましたが、テロ説もありました。今回はテロの疑いはないんでしょうか。

 インド・中国関連です。

http://military.china.com/news/568/20140301/18368452.html


インドメディア:中印海軍、今年合同演習へ インド当局者いぶかしがる

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:2013年9月30日、オーストラリア東部演習海域において、インド海軍『サヤデリー』艦の臨検チームが中国海軍ミサイル駆逐艦青島艦上で臨検を行う。新華社記者査春明撮影」 左端の兵が持っているのはスターリングですかね。)

参考情報報ウェブサイト3月1日の報道 インドメディアは中国国防部のある高級当局者の2月27日北京での発言を引用し、中印は今年第4回陸軍合同軍事演習を行う以外に、両国海軍も合同訓練を展開することになる、とした。

インド「商業旗印報」ウェブサイト2月27日の報道によれば、中国国防部ニューススポークスマンの楊宇軍は少し前にニューデリーで行われた中印第6回安全保障業務・安全保障協議に言及した時、双方は「携手-2014」中印陸軍合同訓練の挙行、適時に両国海軍合同訓練を展開するなどの問題につき共通認識を達成させた、と語った。

新華社は楊宇軍の話を引用し、これは双方が2月24日にニューデリーで行った中印第6回安全保障業務・安全保障協議の期間に達成した共通認識である、とした。

報道によれば、中印両国海軍が合同訓練を展開することに関する言い方は、一部のインド当局者をいぶかしく感じさせ、彼らは、インド国防事務長R.K.マトゥールと中国人民解放軍副総参謀長王冠中は会談の期間にこの問題を討論はしたが、自分たちはこの点で一致が達成されたとは知らない、と語った。

報道は、関係が日増しに改善するにつれ、中印両国は空軍と海軍の合同演習挙行の可能性を探索し始めている、とする。両国陸軍は今までにすでに3回の合同訓練を行ったことがあり、双方は今年インドで第4回合同訓練を行うことに同意している。

楊宇軍は、「近年来、中印両国陸軍はすでに3回の合同訓練を行っており、相互理解と信頼の増進、軍隊建設経験を参考にすること、いずれにもポジティブな作用があった。」と語った。

彼は、ニューデリーで行われた今回の協議の中で、中印双方は南アジア地域の安全情勢、両国両軍関係、および交流協力などに関連する議題につき、深入りして意見を交換した、と語った。

彼は、「双方はさらに一歩両軍の上層部の戦略的意志疎通を強化し、継続して安全保障業務領域の実務的な協力を展開し、両軍関係が新たな段階に向かって足を踏み出すことを推進することに同意した」と語る。

楊宇軍は、双方はさらに2013年に両国政府が署名した「中印国境防衛協力協議」を真面目に実行し、国境地域の平和と安定を確保することにつき意見の一致を達成した、と語った。


 何か微妙に行き違いもあるようですが、微妙な関係の二大新興国の安定に向けた努力なんでしょう。もちろん合同訓練では手の内の探り合いもあるんでしょうが。

3月4日

 「遼寧艦」関連です。

http://www.hinews.cn/news/system/2014/03/03/016495982.shtml


中国空母遼寧艦、新年初めて海に出る 訓練任務は未知

中国海軍ネット青島3月2日電 記者王凌碩、通信員馬樹彬の報道:3月2日昼、中国海軍初の空母遼寧艦は青島某軍港の埠頭をゆっくりと離れ、試験および訓練任務を執行する。これは遼寧艦が年度の試験と訓練の計画に基づいて定めたものである。

今回の試験と訓練は遼寧艦が新年度初めて海に出るものである。遼寧艦は2012年9月25日に海軍に引き渡されて以来、各項目の試験と訓練活動が着実に推進され、相次いで艦載戦闘機制動着艦およびスキージャンプ発進、駐艦飛行、短距離スキージャンプ発進、艦載機最大重量発着、複雑な気象条件下での連続発着、艦載機飛行員上艦飛行の資格認証などの試験と訓練を完成させ、初の艦載戦闘機飛行員と着艦指揮員は成功裏に空母資格認証などの試験と訓練を通過し、かつ南海に赴いての試験および訓練任務を完成させ、一連の成果を取得した(完)


 「新年度」がいつからなのかよく分かりませんがそれはまあ重要じゃないんでいいことにしましょう。

http://tuku.military.china.com/military/html/2014-03-03/222692_2466986.htm

 殲ー15が空中給油設備を搭載して飛行する画像も出てきており、そろそろ空母から発進して空中給油を行う試験を行う可能性があるかもしれません。

 ロシア関連です。

http://military.china.com/news2/569/20140301/18368418.html


ロシア軍の新空母方案は未定 上陸艦の引き渡し遅延へ

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「ロシアの第2隻目のミストラル級の前端の分段が姿を現す」)

中新ネット2月28日電:中国国防科学技術情報ネットの情報によれば、ロシアのニェフスキー設計局は、現在新型空母プロジェクトの設計方案はなお未確定である、とした。

ニェフスキー設計局の責任者セルゲイ フラソフは、同設計局は原子力動力あるいは通常動力の空母を設計し、排水量は55,000トンから85,000トンの間で、50から70機の艦載機を搭載することになる、と明らかにした。だが搭載する艦載機の機種はなお未確定で、艦載機がカタパルト発進を採用するのか、それともスキージャンプ発進なのかもまだ決定していない。新型空母は設計から就役まで10年の時間を必要とし、資金30〜70億アメリカドルを費やす。

ロシア海軍は艦載機編隊飛行員が作戦熟練度を喪失することを希望しないため、6年内には「クズネツォフ」号空母の大修理をするつもりはなく、3〜4年の時間を費やしてグレードアップや改装に関係しない小規模維持修繕作業を展開することを計画しているだけである。

フラソフは、ニェフスキー設計局はインドの「キエフ」級空母「ヴィックラマディヤ」号の改装、陸上基地甲板航空訓練航空保障設備の設計と提供を通じて、空母設計能力を保存し向上させた、とする。この設計局は同様に、2018年に就役する見込みのインド国産空母「ヴィクラント」号のために航空保障システムを提供する見込みである。

また、ロシア海軍の作戦上の需要の変化と資金の不確定性により、新型の大型上陸艦「イワン ゲラン」号(11711Eプロジェクト)の引き渡し時期は2015年まで遅延することとなり、何隻のこのクラスの上陸艦を建造するかは未確定である。現在、この設計局は新型大型上陸艦を設計しているところで、もし海軍が建造を批准すれば、資金6億アメリカドル、7〜8年の時間を費やす必要がある。


 新型空母登場は少なくとも10年後ということですね。それまでロシア経済その他の状況がどうなっているか全く分かりませんが。

 ロシアがアメリカのレーザー兵器を評する、という記事です。

http://military.china.com/news2/569/20140223/18356001.html


ロシアメディア:アメリカのレーザー兵器はイメージプロジェクト イランのミサイルを撃破する力はない

「ロシアの声」放送局は2月20日、「アメリカ海軍の作戦レーザー 威信は金銭により貴重」との題の文章を発表した。筆者はセルゲイ ドゥージである。文章は、ペンタゴンは2014年、アメリカの軍艦の上にレーザー武器の装備を開始する、とする。アメリカ人はこの挙を軍事領域の革命と称するが、専門家はこの計画の効果を疑っている。

文章は、2014年夏、初めてのレーザー武器システムが、ペルシャ湾を遊弋中の「ポンセ」号ドック上陸輸送艦上に出現する、とする。海軍はこれを用いて敵の無人機と快速艇に対処するつもりである。彼らはレーザー兵器が作戦方式を完全に変えることになると考えている。

アメリカ人は経済的な効果と利益方面を特別に強調している。彼らの計算によれば、レーザー武器を使用するコストは伝統的武器よりずっと低い。例えば、1発の迎撃ミサイルの発射にはアメリカ人納税者の約150万アメリカドルの費用を費やす必要があるが、1発のレーザー砲の発射には何アメリカドルかしか必要としない。

厳密に言えば、レーザーは光学兵器の一種に過ぎず、物理学が武器の実際の運用の限界を決定している。例えば、レーザーは視野の外まで打撃することはできない。その射線は肉眼で見える目標にしか到達できない。また、強力なレーザー射線を獲得するには大量のエネルギー源を必要とする。レーザーのもう1つの重大な欠点は、その効果が複雑な気象条件の下、あるいは濃密な煙幕に遭遇した時、大幅に割引になるだろうことである(理想的な大気条件の下のレーザーでも乱反射を発生させる)。

専門家は、こうしたシステム性の欠陥は克服あるいは埋め合わせることができないと考える。ロシアのタス社軍事ニュース編集部主任ヴィクター リトフキンは、「これは前途のない事である。何故ならこれまでに充分大きなエネルギー貯蔵器で遠距離正確打撃に必要とされる電気エネルギーを貯蔵するということはないからである。」と語る。

文章は、当初アメリカ人は民間機ボーイング747上に化学レーザーを装備し、その主要な作用は加速段階で敵の弾道ミサイルを破壊することだった、とする。試射は成功を獲得したが、このプロジェクトは中止された。当時国防長官の任にあったロバート ゲイツは、必要な距離でミサイルが破壊したければ、現在に比べ20から30倍強いレーザーがあることが必須だ、とした。現有の方法をもって、加速段階にあるイランのミサイルを撃破したければ、イラン領空内で発射することが必須である。有効にレーザーを使用するためには、さらに10〜20機のそれぞれ価格15億アメリカドルの飛行機を配備し、さらに毎年1,000万アメリカドルの使用費をかけることが必須だからなおさらである。これはアメリカ人にとってさえ高すぎると言える。

もう1つの興味あるプロジェクトはアメリカとイスラエルが合同で研究開発するMTHELレーザー砲である。研究開発者が発表した情報によれば、このレーザー砲の再装填時間は約35〜40秒で、つまり発射者は目標がどこに飛ぶのか特別にはっきりさせる必要はほとんどなく、レーダーが発見した一切に向けて発砲するだけで良い(頑住吉注:ちょっと意味分かりませんが。レーザー発射の時間が長時間持続するので発射しながら修正して命中させられる、というのなら分かりますけど)。

しかし、ペンタゴンはこのプロジェクトに対する資金割り当てを取り消した。言い換えれば、アメリカ人はまだ試験性の研究の範疇を出ていない。ロシア戦略情勢研究センター主任イワン ケノワロフは、「アメリカ人はきっと最終的なコストを隠しごまかしている。作戦レーザーの発射に何ドルかしか必要としないことはあり得ない。甚だしきに至っては何百何千ドルにとどまらない。」と語る。

文章は、現在レーザーは戦場の武器ではなく、優勢の武器であると考える。アメリカは自国がこの、通常兵器と核兵器の間を介する武器を掌握したと表明している。だが実戦の中でそれを運用するのは高くつきすぎ、合理性が欠乏する。

文章は、あらゆる技術的部品が全体的に価格低下した時、戦闘レーザーのコストはやっと合理的な範囲に落ち着く、とする。科学技術がこの段階に到達するにはおよそ10年を必要とする。戦場は歩兵によってのみ占領できる。レーザー、無人機、戦闘機はいずれもこの任務を完成させられない。

一部の専門家は、アメリカのレーザー兵器は一種のイメージプロジェクトであり、その主旨は「スターウォーズ」式の軍事技術の優勢をデモンストレーションすることにある、と考える。また、この考え方自体が新たな、全世界の安定を破壊する軍備競争を挑発して引き起こすだろう。

文章はさらに、レーザー兵器(たとえ単なる試験品でも)の中東への出現は地域の平和をもたらすことはなく、それをさらにはるか遠くするだけだ、とする。自身の安全という角度から言うと、アメリカ人はこの種の武器を持つより放棄した方がいい。この点を彼らは誰よりもよく分かっている。だが唯一のスーパー大国の地位を追求する国にとって、イメージは金銭より貴重なのに違いない。


 まあしかし約10年でレーザー兵器の時代が来るなら今から研究開発を進めておく必要があるでしょう。「作戦レーザーの発射に何ドルかしか必要としないことはあり得ない」というのは私もそうじゃないかなと思いますけど、「甚だしきに至っては何百何千ドルにとどまらない」というのが本当でもミサイルよりはるかに安いのは間違いないですしね。

3月5日

http://tuku.military.china.com/military/html/2014-03-04/222718_2467562.htm

 インド海軍「ヴィラート」号空母の画像集ですが、鶏を乗せていることが分かります。雄鶏ですけどそんなうるさい生き物を乗せていて問題ないんですかね。

 ウクライナ・中国関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20140304/18371943_1.html


ウクライナ、中国に向け緊急に「バイソン」ホバークラフトを移動 戦争の脅威から守る

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「バイソン上陸船がフェオドシアでポンツーンに積み込まれる」)

ウクライナの「Kafanews.com」ニュースネットによれば、ロシア軍事工業総合体ニュースネット3月3日の情報は、ウクライナの「大海」造船工場はすでに中国に向け12322型「バイソン」ホバークラフト上陸船の引き渡しを開始した、とした。

現地時間3月1日午前、中国がウクライナで購入した12322型「バイソン」ホバークラフト上陸船はすでにタグボートに助けられてフェオドシアの港に入り、そこでポンツーンに積み込まれて移動することになる。

報道によれば、今回の緊急移動はあり得る軍事行動の脅威を防止するためである。

この前の報道によれば、ロシア大統領プーチンは上院にウクライナのクリミアに向けた武装部隊の使用を批准するよう請求した。ロシア連邦委員会は1日、全面的措置を取り、ウクライナにおけるロシア公民および軍人の生命と安全を保護することに同意した。(ジャイルーマン)

(頑住吉注:以下のページのキャプションは重要性が薄いので省略します。)


 ウクライナの政変により欧米に接近してロシア、中国と距離を取り、中国への兵器輸出も影響を受けるという見方もある中、どさくさにまぎれて兵器を移動させたり一部の兵器技術者が他国に流出することもあり得、たぶん中国も働きかけを行っているんじゃないでしょうか。

 殲ー20関連です。いつもですが不明の専門用語は簡体字を日本の漢字に直すだけにします。

http://military.china.com/news/568/20140302/18368852.html


殲ー20のほとんど垂直のエンテ翼は、あるいはこの機に超強力な機動性能をもたらすか

最近、コードナンバー2011の新たな殲ー20第4世代機が明るみに出たことがネット仲間の広範な関心を引き起こし、より多くの画像も続いて明るみに出た。この殲ー20戦闘機が地上で各項目の試験を行っているところであるのが見られ、これには高速滑走、翼面連動等々が含まれる。我々は、エンテ式レイアウトの戦闘機として、殲ー20のエンテ翼の動作幅が非常に大きく、ほとんど地面と垂直にできることを見る。幅がこのように大きな動作面から、殲ー20の機動性能には比較的見るべきものがあると推測できる。

エンテ式レイアウトは超音速作戦に適合するレイアウト模式で、エンテ式レイアウトは比較的小さい翼面を用いて同様の操縦機能を達成でき、しかも前翼と主翼が同時に揚力を生み出すことができ、trim dragが小さく、エンテ翼は主翼の仰角と揚力が増大した時、エンテ翼に正の偏向が出現し、正の揚力を生み出し、頭を持ち上げるモメントを用いてバランスを取り、機全体の揚力を増大させることができる。このことはエンテ式飛行機のtrim dragを正常レイアウトの機より顕著に小さくさせ、しかもより大きな揚力:抵抗比を持つ。このことは、エンテ式レイアウトの高速の下での機動性能が普通レイアウトの機より優れていることを説明する。

エンテ翼は現役戦闘機に広範に使用されており、これにはスウェーデンのJas-39(頑住吉注:グリペン)、ヨーロッパのタイフーン戦闘機、フランスのラファール戦闘機および中国の殲ー10戦闘機が含まれ、いずれもエンテ式レイアウトを使用している。一方スホーイー33艦載機は通常レイアウトを使用しているが、それでも機体前部に小型のエンテ翼を装備し、ロシアの最新のT-50戦闘機はエンテ翼を装備していないが、空気取り入れルートの前縁のストレーキにも動作面を装備しており、これも機動性を高めるために行われた設計である。

エンテ翼の機動性に対する改善は世界の多くの国の認可を得ている。これもエンテ翼が世界の多数の軍事強国が自ら研究開発した戦闘機に出現する原因の1つである。「第4世代戦闘機」の代表として、アメリカのF-22はずっと現在最も先進的な戦闘機の代表と見られている。だが2012年6月、アメリカの「レッドフラッグ」アラスカ軍事演習に参加した期間、F-22は「何度もヨーロッパのタイフーン戦闘機によって命中弾を受けた」。あるドイツの飛行員は辛辣にも、自分たちは軍事演習中「猛禽サラダの昼飯」を喰った、とさえ言った。このことも側面からエンテ翼レイアウトのドッグファイト時の明確な優勢を証明しており、甚だしきに至ってはベクトルエンジンを装備したF-22戦闘機より弱くないのである。

殲ー20は第5世代機として(頑住吉注:いや少なくとも同じ文章の中では基準を統一してよ)、その作戦能力がタイフーン戦闘機を超越していることは疑う余地がない。エンテ翼の他、殲ー20の全体が動く外側に傾斜した双垂直尾翼も、殲ー20の機動性に対する重視を説明している。未来の空戦は「視距離外」で戦闘を解決することを重視するが、現在のステルス技術の発展は非常に早いので、双方の戦闘機が視距離外のレーダーで相手を発見あるいは殲滅できなかったら、視距離内の決戦は不可避である。視距離内の空戦は容易にドッグファイトに発展し、このため機動性は1つの非常に重要な属性で、重視しないわけにはいかない。殲ー20の動作面がこのように設計されていることから、設計人員にこのような考え方の筋道があることも見て取れるのである。


 相当に自分に都合のいい解釈をしてる感じですがね。

 インド関連です。

http://military.china.com/news2/569/20140301/18368482.html


インドメディア:インド三軍、装備の老化が戦力を損なうことになると不平をこぼす

参考情報ネット3月1日の報道 インドメディアは軍の消息筋の人物の話を引用し、どんどん多くの武器が陳腐、旧式化、時代遅れになり、しかも遅々として交換されず、インド三軍の指揮官は不断に政府に警告し、調達の遅延は国家の戦備能力に損害を与えることになる、としている。

消息筋の人物は、インド政府はインド空軍の戦闘機群はもうすぐ危険な収縮を起こすことになり、これと同時にインド陸軍には戦車と大砲が欠乏している、と告知を受けている、とする。

「インド教徒報」ウェブサイト2月28日の報道によれば、峻厳な予算制限に直面しているため、ニューデリーは行動を取って軍事費支出を圧縮し、2014〜2015年は近代化支出を凍結し、近い時期に重大な調達が開始される可能性はあまりない。

報道は、インド空軍は50個飛行中隊で2つの前線を持つ戦争を行う必要があると見積もっている。これはインド国防大臣アンソニーが要求した数字である。だがインド空軍には現在34個飛行中隊しかない。老化したミグー21の6個中隊とミグー27の2個中隊は2018年(頑住吉注:まで?)に徐々に淘汰されることになり、「ジャギュア」の6個中隊、ミグー29の3個中隊、「ミラージュ」-2000の3個中隊、スホーイー30の14個中隊しか残らない。

インド陸軍は榴弾砲、対戦車ミサイル、歩兵戦闘車、甚だしきに至ってはアサルトライフルが深刻に欠乏している、とする。インドが装甲部隊のためにT-90メインバトルタンクと国産の「アージュン」戦車を装備しようとする計画は、すでに元々定められた時期に比べ数年遅延している。また、調達計画が腐敗に陥っているとの告発を受けているため、インド歩兵が現在持つ対戦車ミサイルは規定数量(8.8万発以上)の半分でしかない。


 3月3日に海軍の状況に関する記事を紹介しましたが、苦しい状況は三軍共通だということですね。当然US-2飛行艇輸出にも影響してくるでしょう。

 イラン・イスラエル関連です。

http://military.china.com/news2/569/20140303/18369625.html


アメリカ、イスラエルがイランの核専門家の暗殺を停止することを希望 イスラエルサイドは全く承認したことがない

【グローバル時報駐イギリス特約記者 路小双】 イラン大統領ロウハニは3月1日、道徳の原則に基づき、イランが核兵器を開発することはない、とした。2日、イスラエル首相ネタニエフはアメリカに赴いてオバマと会談を行い、アメリカメディアはアメリカ上層部がイスラエルに、イランの核科学者暗殺を停止するよう提案した、と明らかにした。

イラン国営通信社は1日、ロウハニは国防省の会議で、イランは防御を主とし、侵略性を持たない国防政策を実行するとした。もしイランが大量破壊兵器の製造を希望したら、化学兵器あるいは細菌兵器がより容易だろう。ロウハニは、核兵器を含む大量破壊兵器の開発はイランの国防政策に符合せず、イラン最高指導者ハメネイが発した命令にも違反し、さらにイランの道徳原則にも符合しない、と強調した。イランは「過去にもなく、現在もなく、未来も絶対に核兵器を開発することはない」と。

2日、イスラエル首相ネタニエフはアメリカに赴き、アメリカ大統領オバマとパレスチナ・イスラエル和平プロセス、イランとの核に関する談判、およびいかにしてエジプトの動揺に対応するかなどの問題を協議した。アメリカのコロンビア放送会社はイスラエル情報機構モサドの官僚の話を引用し、オバマ政府から強烈なシグナルが来ている、とした。アメリカ上層部は、甚だしきに至ってはイスラエルが「継続してイランの核科学者を暗殺」することを希望しない、と。フランス通信社は、イスラエルはモサドがイランの核科学者に対し暗殺を行ったと認めたことは全くない、とする。だがイラン当局はずっとイスラエルが自国の核科学者を暗殺している非難し、暗殺行動はイスラエルの「戦争ゲーム」の一部分であるとしている。イランの常駐国連代表はかつて国連安全保障理事会に手紙を送ってイスラエルの犯罪行為を列挙し、イスラエルが「秘密行動、ネットワーク戦、心理戦およびイランの核科学者の暗殺を実施している」とした。少なくとも5人のイランの核科学者が暗殺されているとされる。


 しかし非常に疑わしいとは言っても明確な証拠はないでしょうからね。

3月6日

http://tuku.military.china.com/military/html/2014-03-05/222747_2468054.htm

http://tuku.military.china.com/military/html/2014-03-04/222735_2467802.htm

 たぶん関連記事を今後紹介すると思いますけど武直ー10が墜落事故を起こしたという画像集です。

 運ー20関連です。

http://military.china.com/news/568/20140303/18370885.html


総設計師暴露:運ー20の最大搭載重量は66トン まだ新たなスーパークラスの大型輸送機計画はない

全国政治協商会議委員で、運ー20大型輸送機総設計師の唐長紅は3日北京で中新社記者のインタビューを受けた時、運ー20は現在依然試験飛行の過程にあり、試験飛行の頻度と時間はいずれも試験飛行の歴史上の記録を創造した、と明らかにした。

運ー20の就役時期は「明らかにできない」が、唐長紅は、民衆の大型輸送機に対する期待は非常に大きく、自分は就役は早ければ早いほど良いと希望しているが、試験飛行はきっと万に一つの失敗もないまでに至る必要があり、非常に正確な状況下でやっと使用に投入できるのであって、現在は試験の進展が非常にスムーズである、とした。彼は、現在まさに大型輸送機の試験飛行員を訓練養成しているところである、と明らかにした。

唐長紅は説明し、現在の試験飛行の状況から見て、予期の目的は達成済みで、いくつかの極限の要求すら本来の設計意図を達成済みで、例えば飛行高度、飛行速度等であり、特にこの飛行機には比較的良好な抗震動特性があり、比較的快適である、と語った。

運ー20大型輸送機は中国が自主研究開発する新世代大型軍用輸送機であり、中航工業西安飛行機工業集団によって研究開発され、最大離陸重量は220トン、最高搭載重量は66トンと見積もられ、全世界の十大輸送力最強輸送機の列に身を置くことができる。2007年3月、中国は大型飛行機プロジェクトの始動を宣言した。2013年1月26日14時、運ー20は中国の閻良基地で初めて空に上り、試験飛行過程は1時間だった。中国大型輸送機の初飛行成功は、中国が自らに属する大型輸送機を持ったことを示している。

ある外国メディアは、中国の運ー20に対する需要は300機で、また中国は国外からの購入にも開放するだろう、と見積もる。これに対し唐長紅は、ロシアのイリューシンー76機は800機あまり生産され、アメリカの大型機の数も非常に多い、とする。だがそれぞれの国の国情は異なり、中国の航空運輸は民間用も軍用も歩み始めたばかりで、まだ自らの完備された運輸体系を構築しておらず、先進国との隔たりははなはだ遠く、「このため私はよく努力しさえすれば、未来の空間は非常に大であると信じる。我々も将来その他の国といくつかの協力があり得ることに期待する。」

外界の、「運ー20以後中国はさらにスーパークラスの大型輸送機を研究開発することになる」との推測に対し唐長紅は、現在中国にはまだこの計画はない、とした。彼は、設計の角度から言って、大型輸送機の誕生は1つの機種を代表するにとどまらず、より重要なのはいくつかの基礎的技術、設計能力、生産能力の累積で、実際上一種の工業水準の向上であり、国家のためにより多くの貢献をなすことになる、と指摘した。

運ー20の兄弟系列(頑住吉注:給油機、早期警戒機、電子戦機等でしょう)はいつ登場するのか? これに対し唐長紅は、「現在の主要な作業は依然運ー20の基本的に安定した試験飛行で、まだ兄弟系列については語れない。中国の大型輸送機計画のいくつかはまだ構想中だが、明らかにすることはできない。」とした。

唐長紅は、運ー20の最大搭載重量は66トン、最大離陸重量は220トンで、搭載量が非常に大きい、とした。彼はアメリカの大型機の用途を引用して例を挙げて語り、アメリカの大型輸送機は国家建設に対し非常に重要な作用を果たしている、とする。このため中国の運ー20の位置付けは軍用の他、より大きな用途が民間用にあり、例えば建設物資や装備の輸送、地震災害救援、民間用応急などいずれにも重大な作用を果たすことになる。

「運ー20の性能は非常に高く、比較的困難な条件に適応でき、比較的荒く作られた飛行場、例えば山の地域の小さな飛行場にも便利に降着できる。設計の中では酷寒、猛暑、高原等の劣悪な天候状況および滑走路の状況にいずれも十分な考慮をした。」と彼は語る。

唐長紅は陝西省西安の人で、1982年に西北工業大学空気動力学科を卒業し、相次いで「飛豹」機、運ー7-200A、MPC-75、AE-100などの機種の飛行機の研究開発と重大事前研究課題の研究に参加した。現在は中国航空工業第一集団社第一飛行機設計研究院の総設計師で、中国工程院の院士である。(万淑艶)


 まあ普通に考えればさらに大きな輸送機は運ー20をこなして問題点を洗い出した後でしょう。しかし「試験飛行の頻度と時間はいずれも試験飛行の歴史上の記録を創造した」というのは自慢になるんですかね。試験飛行が長引くのは問題点が多いからではないかとも考えられますが。

 オランダ・ベトナム関連です。

http://military.china.com/news2/569/20140303/18370753.html


オランダ、ベトナムに輸出する軽護衛艦の方案を展示 ミサイル垂直発射システムを配備

[海軍認知ネット2014年3月1日の報道による] オランダのダーメン造船工場はベトナムのVietship 2014海事展で、初めてベトナム海軍のために設計する「シグマ」9814型軽護衛艦の設計方案を披露した。2011年10月、ダーメン造船工場は、オランダはベトナム海軍のために4隻の「シグマ」級軽護衛艦を建造することになり、最初の2隻はオランダのVlissingenで建造され、後の2隻はベトナムで建造され、オランダによって技術指導が提供される可能性がある、とした。

この前明らかにされた情報に基づき、またVietship 2014海事展で展示された模型の情報を結合すると、新たな「シグマ」9814型軽護衛艦の主要な装備は以下の通りである。

8発のMBDA社の「フライングフィッシュ」MM40 Block 3対艦ミサイル

12ユニットの「ミカ」垂直発射対空ミサイルシステム

オート・メラーラ76mm主砲1門

オート・メラーラMARLIN-WS 30mm艦砲2門

艦上にはさらに1機のKa-28対潜ヘリが搭載され、かつタリス社の最新の電子およびソナーシステムが装備され、これにはTACTICOS作戦管理システム、SMART-S Mk.2型レーダーとSTING EO Mk.2型光電子火力コントロールシステムが含まれる。(中国船舶情報センター 白旭尭)


 排水量とか書いてありませんが中国の056軽護衛艦に比べて性能はどうなんでしょうか。

 T-50関連です。

http://military.china.com/news2/569/20140304/18373159.html


ロシア第5世代戦闘機T-50、3〜4月に国家飛行試験を開始へ

【グローバルネット報道 記者 ジャイルーマン】 タス通信社3月3日の情報によれば、ロシアのチホミーロフ機器製造科学研究所社長ユーリ ベレイハはロシアメディアのインタビューを受けた時、ロシアの第5世代戦闘機T-50は3〜4月にアハトビンスク空軍基地で国家試験を受けることになる、とした。

ロシアのチホミーロフ機器製造科学研究所社長で、T-50の電子システムの主要な開発者であるベレイハは、ロシアの第5世代戦闘機T-50はアハトビンスクロシア空軍チカロフ国家飛行試験センターで国家試験を開始し、時期は3〜4月であると語った。ロシアのPAK FA前線航空兵将来航空システムの主要な開発者であるスホーイ社の2月末の情報によれば、第1機目のT-50機はすでにこの飛行試験センターに到着している。

この前、ロシア空軍総司令ヴィクター ボンダレフは、2016年には軍隊向けにこの前途の見通しある戦闘機の大量提供が開始されることになる、とした。


 まあ殲ー20より先行しているのは間違いなさそうです。

3月7日 

 中国の兵器輸出入関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20140303/18370078.html


香港メディア:中国の兵器販売能力はやっと現れたばかり 将来あるいは統率者となるか

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「中国は去年すでに韓国を超え、東アジアおよび東南アジア地域最大の安全保障業務武器輸入国となった」)

【グローバルネット総合報道】 香港の「南華朝刊」の報道によれば、安全保障業務諮問に従事するIHSコンサルタント社はその年度の貿易レポートの中で、中国が去年すでに韓国を超え、東アジアおよび東南アジア地域最大の安全保障業務武器輸入国となり、またこの地域の輸入額の増加率は全世界の8倍余りである、と指摘した。

香港の新聞は、この地域の安全保障業務武器輸入の増加は中国のリードの下に実現された、とする。去年、中国の武器輸入額は52.6%増大し、23億アメリカドルに達した。2012年の数字は15億アメリカドルだった。レポートは、中国の今年の輸入額は13.8%増大し、26億アメリカドルに達すると見る。

去年、中国の安全保障業務領域の輸出額は19億アメリカドルに達し、前年比4.4%増加した。

IHS社のシンガポールに駐在し安全保障業務方面の内容に責任を負う総監ポール バートンは、ロシアから輸入する武器が解放軍の支出を大いに増加させている、とする。

彼は、「ロシアの輸出額はおよそ35億アメリカドルから45億アメリカドルまで増加し、主に中国に販売するエンジンと戦闘機が増加した。」と語る。地域全体の市場に関して言えば、防空兵器の引き渡しとグレードアップが市場の発展を推し動かした。

2年前、韓国はまだこの地域最大の武器輸入国だった。去年、フィリピンは韓国から12機のT-50金鷹戦闘機を購入する意志があると表明した。今月初め、インドネシアの16機の金鷹戦闘機から組成される第一中隊が使用に投入された。

韓国の安全保障業務装備輸出額は去年91.6%増加し、6.13億アメリカドルに達した。IHSは、来年になれば、韓国は中国を超え、この地域最大の安全保障業務装備輸出国になる、と見積もる。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは本文の一部を切り取ったものなので省略します。)

だがバートンは、はるか遠い将来、中国は地域の統率者になる可能性がある、と語る。「中国の武器輸出能力はやっと現れたばかりなのだ。」

IHSは、東アジアと東南アジアにおいて、安全保障業務関連の輸入額は去年122億アメリカドルに達し、前年比24.5%増大した、とする。これに比べると、全世界の安全保障業務武器貿易額は3%増加し、676億アメリカドルに達しただけである。

アメリカは依然この地域最大の安全保障業務装備供給国である。レポートは、全世界的に見て、9/10の主要な安全保障業務装備メーカーの本部はアメリカに設置されている、とする。

レポートの作成者でIHSジェーン航空宇宙・安全保障業務予測社の高級分析者ベン ムーアは、去年全世界の武器貿易にはもう1つ大きな変化があり、それはインドがサウジアラビアを超えてアメリカ最大の安全保障業務装備市場になったことである、と指摘する。

彼は、インドは19億アメリカドルの安全保障業務装備を購入し、2009年の支出の8倍である、とする。全世界の範囲で、インド軍は去年全部で総額59億アメリカドルの武器を購入し、これは中国の2倍余りである。

バートンはインドには国内の安全保障業務産業が建立されていないので、インドは依然主要な輸入国であり続ける、と見る。だが彼は、インドの安全保障業務支出は非常に良好な思考を経ていない、とする。大量の武器を購入してはいるが、インドには依然非常に大きな立ち後れがあり、特に海洋領域においてインドは依然非常に大きく立ち後れている。

(頑住吉注:以下のページのキャプションは本文の一部を切り取ったものか重要性の薄いものなので省略します。)


 中国が危機感を感じている記事もありましたが、韓国の兵器輸出はこれを見ると順調のようです。中国の輸入の1.5倍以上という大幅な増加も注目されます。まあ言うほど航空エンジンがうまくいっていないせいでもあるわけですが。

 南アジア関連です。

http://military.china.com/news/568/20140303/18370217.html


インドメディア:パキスタン、中国の潜水艦を購入 同時に潜水艦発射核ミサイルの導入を望む

インドメディアは、インドが潜水艦危機に遭遇している時、中国はすでに潜水艦を用いてインドのその他の2つの隣国を武装し始めている、とする。パキスタンとバングラディシュである。

「インド時報」ウェブサイト3月1日の報道によれば、イギリスの「週刊ジェーン安全保障業務」はあるパキスタン高官の話を引用し、中国は2014年末までにパキスタンに6隻もの潜水艦を販売するつもりである、とした。ダッカ(頑住吉注:バングラディシュの首都)発の報道は最近、中国はさらに協定を成立させ、バングラディシュ向けに2隻の035G「明」級ディーゼル・電池潜水艦を販売した、とする。中国は2019年までにバングラディシュ向けにこの2隻の潜水艦を引き渡すことを承諾している。

あるパキスタンの高官は「週刊ジェーン安全保障業務」に向け、「技術的なディテールはほとんど全てすでに完成している。現在討論しているのは主に財務上の具体的問題だ。」としている。

報道は、パキスタンは中国のS20(すなわち「元」級)ディーゼル・電池潜水艦を購入することになると見られる、とする。現在パキスタン海軍は5隻のフランスの潜水艦を持っている。3隻は1990年代に購入した「アガスタ」-90B潜水艦、および2隻の1970年代末に購入した「アガスタ」-70潜水艦である。

報道によれば、パキスタンはさらに中国から潜水艦から発射する核弾道ミサイル購入を勝ち取るよう努力している。だが西側の外交官は、中国はパキスタン向けにこのように先進的な装備を販売したがらないかもしれない、何故ならワシントンの激烈な反応を引き起こすことを心配するからである、とする。


 中国はパキスタンだけでなくバングラディシュにも潜水艦を販売するんですね。しかしさすがにSLBMの輸出はないのでは。

 ウクライナ情勢関連です。

http://military.china.com/news2/569/20140306/18378591.html


トルコ、アメリカの軍艦が海峡を通過し黒海に入るのを許す ただし空母は含まない

【グローバルネット報道 記者 王一】 「トルコ自由報」3月5日の報道によれば、外界が普遍的にロシアと西側のウクライナ・クリミア問題に関する食い違いが軍事化することを心配している際、トルコ当局はすでにアメリカ海軍軍艦が今後2日以内にボスポラス海峡を通過して黒海に進入することを許可した。

報道は、この情報を明らかにしたトルコ当局者はアメリカ軍艦の具体的名称を話すことを拒絶したが、決して「ブッシュ」号原子力空母(USS George H.W. Bush)ではないと指摘した、とする。彼はさらに、アメリカサイドの軍艦がボスポラス海峡を通過するのは関連の国際条約に符合する、とした。

報道は、モントルー条約によれば、非黒海沿岸国家がこの海域に配備する軍艦の総重量は45,000トンを超えてはならない、と指摘する。


 空母以外ならまあ45,000トンは超えませんかね。

3月8日

http://tuku.military.china.com/military/html/2014-03-06/222761_2468351.htm

 CGなんで完全には信用できないですが殲ー20最新の2011号機の画像集です。

 中国空軍関連です。

http://military.china.com/news/568/20140303/18370600.html


台湾の学者、解放軍空軍を評する:実戦機の更新と訓練のグレードアップが同歩調

香港の「週刊アジア」3月9日一期(事前出版)の報道 原題:「中国空軍最新の点検」 筆者:台湾国際関係学者蔡翼

文章は、解放軍は中央軍事委員会主席習近平の「戦争ができる、勝ち戦ができる」の要求の下、前年度の戦備訓練の強度を大幅にアップした、とする。2013年は、中国空軍建設の収穫が非常に豊かな1年だったと言うことができる。

文章は、ステルス戦闘機方面では、殲ー20戦闘機が計画通り試験飛行を行っている他、殲ー31戦闘機が登場し、解放軍の次世代戦闘機のハイローミックスがすでに整然と形成されていることをはっきり示している、とする。開発はレーダーおよび赤外線特性の低下、ステルス性能の向上、敵に先んじて発見する偵察感知能力、敵に先んじて攻撃する超視距離打撃能力および近距離格闘の超機動性の強化に重点が置かれている。超音速巡航能力に関しては、国産あるいは輸入の大推力エンジンの確かな供給が得られるのを待つ必要があり、その後やっと実現できるかもしれない。この2機種の戦闘機の就役は、大幅に解放軍の空中の優勢を強化することになる。

殲ー10B戦闘機の生産への投入、就役、新世代アクティブフェイズドアレイレーダー、航空電子、飛行コントロールのソフトウェア、ハードウェア設備方面は大幅な改良を獲得し、このことは中国の第一線戦闘機と欧米の第3世代半戦闘機との全体性能の隔たりを大幅に縮小させる。

文章は、殲ー16の就役および殲轟ー7Bの試験飛行の画像が明るみに出たことは、今後10年の解放軍戦術空軍打撃力量が質および量の躍進を達成することを表している、と考える。この2機種の戦闘機は、米軍のF-15Eに似た役割を演じ、敵サイドの防空網に浸透し、防衛区域外遠距離正確打撃および海上の艦隊に対する攻撃などの方面で、きわめて重要な役割を演じることになる。

また、殲ー15艦載機の開発成功は中国を今、世界第5のこの種の工業的実力を持った国とした。殲ー15艦載機は主に重量軽減、エンジン推力増大、および空母カタパルトシステムの問題で解決が獲得された後、戦力が大幅にアップすることになる。

運ー20大型戦略輸送機は去年試験飛行を開始したが、その開発の主要なボトルネックは国産大出力エンジンの欠乏にある。もし相当数のイリューシンー476の購入を通じ、ロシアのPS-90エンジンの大量輸出承諾が獲得されたら、国産エンジン量産前に運ー20を早期に就役開始させることができる。

文章は、運ー9輸送機の就役は解放軍の戦術空中輸送能力を増強させた、とする。現在、空警ー500早期警戒機、空潜-200(頑住吉注:対潜哨戒機)も運ー9を作業プラットフォームとしているが、全体性能には実は不足がある。理屈から言えば航続距離延長型のC-919のたぐいの旅客機の機種を採用すべきであり、これなら早期警戒機、電子戦機、対潜機の作戦プラットフォームにより適する。

また、轟ー6K(戦神)遠距離爆撃機の就役はアメリカおよびその同盟国の高度の重視を引き起こしている。轟ー6Kは戦略打撃の作戦プラットフォームである。核弾頭あるいは通常弾頭を搭載でき、射程が2,000kmを超える巡航ミサイルが搭載でき、長距離極超音速対艦ミサイル、あるいは防衛区域外遠距離投射対潜武器も搭載でき、これは解放軍の戦略打撃および制海権争奪の利器である。


 C-919はエンジンがアメリカのハネウェル、ユナイテッドテクノロジーズ、ハミルトンスタンダードなどから提供されるなど西側から協力を受けている旅客機ですが、契約内容に軍事に転用したら供給打ち切り等の内容は含まれてないんですかね。

http://tuku.military.china.com/military/html/2014-03-06/222759_2468302.htm

 空警ー500の画像集です。

 ロシア・ウクライナ関連です。

http://www.hinews.cn/news/system/2014/03/04/016499952.shtml


プーチンのウクライナに対する強気な出方の意図は深遠

去年11月からウクライナの政局は動揺し、国内情勢はしばらく収拾不可の勢いを呈し、先週になってさらに突然の変化を起こした。結果的にロシアのクリミア出兵決定をもたらし、ロシアのこの挙は直ちにEU、西側などの国の強烈な抗議に遭った。最近、アメリカはさらに合同でロシアを制裁することになると威嚇した。

地縁的要素から分析すると、ウクライナの地理的位置はヨーロッパ、ロシアの間にはさまれ、戦略的地位は非常に重要であり、ウクライナ南部に停泊するロシア黒海艦隊はロシアが欧米の東進を防ぎ止める重要な障壁である。加えてウクライナは旧ソ連の加盟共和国でもあり、ずっとロシアは同国を独占物と見なし、欧米が手を染めるのは全く受け入れ難い。欧米にとっては、もしウクライナをコントロールし、さらには親欧米の政権を建立できたら、これはロシアの没落からの再起を防備し阻止する絶好の手段であり切り札となる。またウクライナを核心とする経済的利益に群がっての争奪も同様にロシア、ヨーロッパ、アメリカ構想の1つの主要な要素である。

このため表面的に見れば、紛争各国はいずれも正義を維持し、平和を保護するという旗印を掲げて政見を発表しあるいは行動を取っているが、仔細に考慮すれば、その相互間の戦略的勝負と利益の争いこそ、彼らの真の戦いの背後の深層レベルの原因であると気づくのは難しくない。

「率先して登場」したロシアサイドとして、プーチンは欧米の抗議、甚だしきに至っては警告をかえりみず、さらに西側諸国の反応を考慮しすぎることなく、特有の強気のスタイルで断固として手を出し、クリミアに出兵している。これはロシアがソ連解体後、精励して国を良く治める改革発展を経て、隣国の情勢を安定させるため自らの武装力量を動員することを初めて決定したものだ、ということに気付くのは難しくない。この挙は国際社会に向け、ソ連後の時代はすでに終わり、一極世界は間もなく過ぎ去り、ロシアはまさに自らの世界の力量の中心の1つたる重要な地位を回復、また確立しつつあるのだ、と明らかに示しているかのようだ。

ロシアの軍事関与行動に直面し、ヨーロッパとアメリカは手を下すいとまがなく、あわただしく対応することしかできない。アメリカをトップとする少数の国はロシアの挙動に警告する他、国際的舞台で「代価」を払わせようとしており、これにはオバマがこの夏ロシアに赴いてサミットに出席する計画を取り消す、およびモスクワが求める貿易会議を中止するとの明確な威嚇、甚だしきに至ってはロシアをG8から追い出すと揚言する等々が含まれる他、まだより強硬な対抗の挙動はなく、あれよあれよとロシアがクリミアを自らのコントロール下に置くのを見ているしかない。この既成事実に対し、欧米など西側諸国には、ロシアの軍事行動に対し有効な反応をなす能力はないのである。

現在、ウクライナ情勢は依然動揺し、各種の変数が充満し、その結果一体どの方向に向けて発展するのか、国際社会全体が密接に関心を注いでいる。(国防大学 甄沢浩)


 場合によっては冷戦構造の復活もあるかもしれませんね。ちなみに中国ではプーチンの剛腕をうらやましがり、それに引き替え中国の日本などに対する態度は軟弱だとする意見も出ています。

 ロシア海軍関連です。

http://military.china.com/news2/569/20140306/18377056.html


ロシア海軍、改良型キロ級潜水艦を受領 配備状況を明らかにすることは拒絶

【グローバルネット総合報道】 アメリカの(頑住吉注:原文ママです)「週刊ジェーン安全保障業務」は3月2日、ロシア海軍総司Viktor Chirkov上将は最近、ロシア海軍はすでに新たに建造された改良型「キロ」級ディーゼル・電池潜水艦(636.3プロジェクト)を受領した、と報道した。

報道によれば、彼はこれらの潜水艦の配備状況を明らかにすることはなかった。だがサンクトペテルブルグ海軍造船工場が建造を担当する6隻は黒海艦隊に引き渡され、かつノヴォロシスクに位置するドックの中に停泊することになる。

第1隻目の636.3プロジェクトであるノヴォロシスク号は2013年11月に進水した。このクラスの第4号艦「クラスノダール」号が竜骨を敷設する時にChirkov上将はロシアメディアに、我が国海軍はディーゼル・電池潜水艦を重要な軍事力と見なし、かつこれらを「原潜が任務を執行するのに適さない」沿海海域に配備することになる、と教えた。(実習編集翻訳:宋晨 原稿チェック:聶魯彬)


 まあ隠密性が命の潜水艦ですからどこにいるかは基本的に教えないでしょう。

3月9日

 日米中関連です。

http://military.china.com/critical3/27/20140303/18370666.html


中米がもし開戦したら 第1に殲滅されるのは必ずや日本である

アメリカのいわゆるアジア回帰戦略、中国の平和的勃興の強引な抑止に、アメリカは何人かの助手を引き込むことを必要とする(アメリカにはすでに大規模な軍事力の存在に対応する力はなく、米軍は後方に撤退し、残された戦略的空白地帯は日本、韓国、フィリピンなどの走狗が埋める必要がある)。

日本はアメリカの中国抑止戦略の中で前線歩哨所の地位にある。

日本とアメリカの軍事的関係は矛と盾の関係で、アメリカは矛、日本は盾である。

日本の軍事力の最も核心的な優勢は、日本の掃海能力が世界一であり、日本の対潜能力がアメリカと並んで第1位だということである。

日本の軍事力の薄弱な部分は、防空、艦対艦攻撃、陸上基地遠距離打撃戦力である。

日本がもし中国と開戦したら、アメリカの援助がない下では(例えば情報支援、武器装備の補給など)日本はすぐ負けることになる(張将軍の説によれば、日本は1週間の時間頑張れない。私の楽観的な見積もりでは3〜5日で解放軍は全面的に日本を解放する)。

現在、日本はアメリカによって対中国という戦車の上に縛り付けられている。

ひとたびアメリカが中国を挑発し、甚だしきに至っては中国と開戦したら、アメリカのミサイル防衛の前線、軍事力の前線陣地である日本は、解放軍によって第1に殲滅されることになる。

中国のアメリカとの作戦は、高度技術の対決となり、即戦即決の作戦方式に照らして行われることになる。

1、空・宇宙一体作戦の時、アメリカの衛星、宇宙空間作戦プラットフォーム、陸上基地および海上基地の早期警戒、偵察などのシステムは、真っ先に解放軍によって殲滅される。

2、解放軍の空中基地戦略力量は真っ先に日本本土のいくつかの重要な軍事基地に突撃することになる。

3、解放軍の空中基地、陸上基地、海上基地などの作戦戦力は最初に太平洋の第一列島線内のあらゆる敵対勢力の重要な作戦上の要のポイントを殲滅する(要地、重要な補給基地、交通ライン、軍事基地など)。

4、解放軍の対ステルスレーダーシステムは、アメリカが日本の軍事基地に配備するF-22およびF-35ステルス戦闘機が裸の状態に置かれる結果をもたらし、ステルス能力を持たない条件下では、解放軍のスホーイー35戦闘機はF-22、F-35に比べ比較的大きな優勢がある。

5、解放軍は太平洋の第二列島線内(重点は太平洋の第一列島線内)で「地域阻絶」を実現する。

解放軍が日本を殲滅することは、実は中国の門前に保有地を建立することに他ならない。完全にクリーンな保有地で、太平洋を隔て、アメリカがやって来ようとしたら、遠距離を越えて到来する空母艦隊は受動的に殴られる立場に置かれる。

米軍は少なくとも5〜7隻の空母艦隊で作戦区域に到達する必要があり、それでやっと中国に対し一定の脅威がある! 解放軍には太平洋第一列島線で米軍の4〜6隻の空母艦隊に対応する能力がある。

日本は現在アメリカの全力の支持を幻想しているが、アメリカは非常にプラグマティックな国家であり、中国、ロシア、日本、およびアメリカ自身の利益を対比した後、日本はアメリカによって無情にも放棄されるかもしれないのである!


 「張将軍」って誰、と思いますけど、どうやら「スモッグはアメリカのレーザー制御誘導武器を防ぐのに有効」とか言って叩かれた張召忠のことのようです。「日本を解放する」というのも当然違和感ありますけど、ブルジョアジーに支配された圧倒的多数のプロレタリアートを解放する、という昔ながらの意味でしょうな。日本が手に入ったらアメリカの進攻を防ぐ防波堤として役立つ、というのは確かに中国からしたらそう思われるんでしょう。

 ロシアの戦車関連です。

http://military.china.com/news2/569/20140305/18376108.html


ロシア軍新世代戦車、全く新しい戦車砲を使用する予定 火力が数十年先んじる、とする

[ロシア国防工業連合体ウェブサイト2014年2月28日の報道] 現在まで、ロシア軍の現役メインバトルタンクが装備するのは主に比較的名が知られた2A46M戦車砲である。その最新改良型の2A46M-5は、射撃精度が初期型に比べ15〜20%向上し、かつ新型の威力の大きいサブキャリバー徹甲弾が発射できる。

欧米諸国が現在装備する最も先進的な戦車砲は、ドイツの「レオパルド」2A6戦車が装備するL55式120mmスムーズボア砲であり、その前のL44式120mm砲スムーズボア砲に比べ、L55の砲身の長さは1.3m増加し、この戦車砲が採用するDM53およびDM63砲弾は比較的良い装甲貫通性能を持つ。アメリカと異なるのは、ドイツが研究開発した弾薬はアメリカのように劣化ウラン材料を採用していないことである。また、L55戦車砲はすでに韓国とトルコが研究開発する新型メインバトルタンクに採用されている。

汎用大型装甲プラットフォームを基礎に新世代メインバトルタンクを研究開発する過程で、ロシアの研究開発人員はいかにしてより高い火力性能を実現するかを非常に重視し、2000年前後に新型125mm戦車砲である2A82式戦車砲の研究開発を展開し、かつ2006年秋に火砲研究開発機関のN9工場で、3門のサンプル砲を用いてそれぞれ787、613、554発の砲弾を発射した。

自緊技術および部分的にメッキされた砲身を採用した火砲システムは、あらゆる現有の砲弾および研究中の新型砲弾の種類を発射でき、技術レベルから言ってこの砲はあらゆる現有の戦車砲に比べ20〜25%向上している。このうち、この砲のマズルエネルギーは「レオパルド」2A6戦車が装備するNATO標準の120mm戦車砲に比べ70%高く、砲身の長さは60cm短い。研究開発過程で設計人員と生産人員はできる限り最新技術を採用した。

2A82式戦車砲を装備した後、「アーマタ」メインバトルタンクの火力は未来の数十年もの間最強となると予見できる。もし潜在的競争相手がこの隔たりを縮小することを試みたら、ロシアはさらに威力がより大きい152mm砲で対応でき、その作戦性能は理論的に見て明らかに超越し難いものだ。(北方科学技術情報研究所 王東梅)


 ソ連・ロシアは国際標準が37〜57mm砲(一部75mm短身砲あり)だった時期に76.2mm長身砲を搭載し、75mmが標準だった時に85mm砲を搭載し、90mmが標準だった時に100mm砲を搭載し、105mmが標準だった時に115mm砲を搭載し、120mmが標準だった時に125mm砲を搭載しているわけですが、この優位は当分続くと見ていいんでしょうか。西側が130mm砲を搭載することは近い将来にはなさそうな感じですが、もし中国が噂の130mm砲を搭載したらロシアはどうするんでしょうかね。しかし数十年のうちにはそもそも戦車砲に代わる画期的兵器が出てきてもおかしくないと思いますが。



















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