コラムより転載:中国の航空機、空母その他関連小ネタその78

3月17日

 殲ー20関連です。

http://military.china.com/news/568/20140314/18394522.html


ロシアメディア:第1ロットの量産型殲ー20はロシアのエンジンを装備 最も早ければ来年就役

【グローバル軍事報道】 ロシア軍事工業総合体ウェブサイト3月14日の報道によれば、中国の改良型殲ー20戦闘機の原型機が高速滑走する画像が2月20日にインターネット上に明るみに出た。成都飛行機工業社(成飛)が研究開発した殲ー20「黒鷹」は国産ステルス多用途戦闘機に属し、中国の世代区分の基準に照らせば第4世代戦闘機であり、西側の基準に照らせば第5世代戦闘機である。研究開発を担当する成飛は作戦機を設計製造するだけでなく、さらに航空部品も生産する。

イギリスの「週刊ジェーン安全保障業務」ウェブサイトは、中国の殲ー20は2017〜2019年に部隊に装備される、と指摘する。ある推測は、この試験サンプル品は解放軍空軍に引き渡されて試験を行う可能性がある、とする。

ニューバージョンの殲ー20の画像が初めてネットメディアによって暴露されたのは2013年12月および2014年1月だった。最初の画像はデジタル化処理を経たようだったが、画像からは依然「2011」の機体ナンバーが見て取れ、その主旨がエンジン性能の改善と飛行機の戦闘力の変化にあることも見て取れた。エンジンの空気取り入れ管の上の縁は下に向かって傾斜し、垂直安定面の後上方の縁が短くカットされ、メインの脚および武器収納スペースはよりはっきりした「歯牙」を持ち、もってレーダー輻射レベルを下げ、キャノピーはF-35と同様の風防を持つ。

殲ー20戦闘機はエンテ式空力レイアウトを採用し、ブレンデッドウィングボディで、高い位置にあるデルタ翼を採用している。殲ー20戦闘機はアメリカのF-35と同じ赤外線センサー配線システムを使用し、このことは中国の光電子技術領域における壮大な志を表し、殲ー20が多用途戦闘機となることを説明し、その使用する内部に置かれる武器コンパートメントの寸法はF-35のそれよりも大きい。

ある報道は、殲ー20原型機は国産のニューバージョンのWS-15エンジンを装備し(頑住吉注:「渦扇」、ターボファン)、アフターバーナー使用時の推力は15トンに達し得るとするが、その他の情報ソースは、このダブルルート式アフターバーナー付きエンジンの研究開発作業が2020年までに完成することはあり得ず、このため第1ロットの量産型殲ー20はロシアのエンジンを装備することになる、と指摘する。

もしこうなら、試験に用いられる第1ロットの量産型殲ー20はAL-31F-M1(推力13.5トン)、AL-31F-M2(推力14.3トン)あるいは117S(推力14.5トン)エンジンを装備することになる。2010年のある報道は、中国は殲ー20のために117Sエンジンの購入を希望したが、ロシアは決してスホーイー35戦闘機に装備されるこのエンジンの販売を急いでいない、とした。

AL-31系列ダブルルート式ターボジェット高温アフターバーナー航空エンジンはロシアの「サターン」科学生産連合体によって研究開発された。ALはエンジンプロジェクトのリーダーであるアーシプ リューリカを表し、Fはアフターバーナー燃焼室を表す。AL-31の工場における名称は「99号製品」である。エンジンの設計作業は1973年から開始され、最新の改良型は推力ベクトルを含むバージョンのAL-31FN-M1/M2である。

ロシア製エンジンを装備した中国の第1ロットの量産型殲ー20戦闘機は最も早ければ2015年から解放軍空軍編成内で訓練飛行試験を行い、2017年に就役を開始し、2019年になる前にひとまずの戦闘力を形成すると見られる。

その他の情報ソースは、複座型殲ー20Sは今年もう登場する可能性があり、沈陽飛行機工業社が研究開発する殲ー16複座型多用途戦闘機と競争を形成する可能性がある、と考える。殲ー16は沈陽飛行機が殲ー11BSを基礎に研究開発した多用途戦闘爆撃機で、現在試験を行っているところである。

現在まだ、コードナンバー2011の最新バージョン殲ー20原型機が事前生産バージョンの定型機種なのか否かははっきしりていない。だが、成都飛行機が指定されたタイムスケジュール通りに殲ー20の生産と試験を完成させる可能性は完全にある。2009年11月9日、解放軍空軍将校何為栄はかつて推断し、新世代戦闘機は今後8〜10年内に全部の研究開発を成功させ、生産に投入される、とした。


 タイトルでは「来年就役」ですが本文を読むと来年空軍で組織的に試験が開始されるということで、ひとまずの戦闘力形成は2018年、しかも「最も早ければ」ということですね。しかも量産型といっても少数購入するスホーイー35の予備という名目で輸入したエンジンを使うなら数はごく少数にしかならんでしょう。

 インド空母関連です。

http://military.china.com/news2/569/20140314/18393620.html


ロシアメディア:ロシア・インド、5月に中古空母保証期間経過後のサービスに関する補充協議を成立させる予定

タス通信ネットの報道によれば、ロシア北方機械工場ニュースセンターは、ロシアとインドは5月に「ヴィックラマディヤ」号空母の保証期間経過後のサービスに関する補充協議を成立させる計画である、と明らかにした。

この工場の情報は、「『ヴィックラマディヤ』号空母の保証期間経過後のサービスに関する補充協定制定の意向覚え書きにはすでに署名され、協議自体は5月に成立する計画である。」としている。

また、ロシアはさらに3月末、インドで作業する保障チームに対し一部人員の入れ替えを行う計画である。一部のロシア専門家はセベドロビンスクに戻り、彼らと入れ替えられるのは別の一定数の専門家である。

「ヴィックラマディヤ」号空母は2013年11月16日にインド海軍に引き渡されたが、かつてこの空母はロシアの北方機械製造工場で大改修を行い、12月9日にロシア海域を離れ、2014年1月にはスムーズにインドのカールワール港に到着した。

ロシア北方機械製造工場ニュース所は2月13日、インドは双方が共同で「ヴィックラマディヤ」号空母のあらゆる維持修繕サービス業務を行い、かつこの空母の就役期限を20年から40年まで延ばすことを提案した、とした。


 人員入れ替えは「不良行為」多発と関係あるんですかね。

3月18日

 中国海軍関連です。

http://tuku.military.china.com/military/html/2014-03-14/222892_2472025.htm


欧州を圧倒! 中国最新の057護衛艦の方案が明らかに

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「057型ミサイル護衛艦の設計方案」)

【グローバル軍事報道】 最近ネット上である中国海軍次世代護衛艦に関する情報が小さからぬ波瀾を引き起こしている。ある情報は、中国の第4世代ミサイル護衛艦である057型護衛艦はすでに設計が完成しており、この護衛艦は2014年末から2015年始めに着工される可能性がある、とする。同時に明るみに出た1枚の中国次世代護衛艦の設計方案図らしきものも軍事マニアたちを興奮させて止まない。だが、057型ミサイル護衛艦に関する情報の真実性は、まださらに一歩の確認が待たれる。

あるネット仲間は現在知られている情報を根拠に、自らの想像力を加え、ワンセットの未来の中国海軍057型護衛艦の設計方案を作図し、我々に先取りで見る喜びを与える。

設計者は、この艦の全長は162m、全幅20m、排水量6,500トン前後、全体設計は第3世代艦艇固有のステルス設計で、高度に集成されたステルスマストを採用し、かつ船舶総合電力推進システムを採用し、我が国艦艇発展史上の革命となることを希望する、とする。航行速度は30ノットに達し得、空母のために随伴しての航路護衛、遠洋作戦ができる。(イラスト制作:西葛西造艦)(頑住吉注:以後ページごとにこの注釈付いてますが以後省略します。)

(頑住吉注:2ページ目)動力にはダブルのガスタービンとダブルのディーゼル発電器を配置して発電を行う方式を採用し、かつ配電センターによって合理的に推進器用電力と全艦の配電、供給を行う。船体下部には新型の回転、伸縮可能な電動推進器が並列配置される。メインのスクリューには5枚可変ピッチスクリューが採用される。

(頑住吉注:3ページ目)武器には現有の成熟した技術が採用され、かつ改良が加えられる。130mm主砲、北斗制御誘導砲弾、30mm自動火砲2基、24連装HQ-10対空ミサイル。

(頑住吉注:4ページ目)2x2、全部で64ユニットの新型垂直発射システム(冷・熱発射の各タイプのミサイルを装填可能)、4連装8発の新型超音速対艦ミサイル。対潜方面では2基の3連装魚雷発射管、2基の対魚雷デコイ発射器が配置される。

(頑住吉注:5ページ目)電子システム:ミニ型フェイズドアレイレーダー、高度に集成されたステルスマストが採用され、各種艦艇ソナーと曳航アレイソナー、および新型の電子戦システムと電子アンテナが配置される。

(頑住吉注:6ページ目)対潜ヘリ1機と無人ヘリ2機が搭載される。


 057というナンバーは056軽護衛艦の後継のような感じですが、排水量は054Aの5,000トンよりずっと大きく、駆逐艦に近い感じです。まあ情報の信憑性は高くないでしょう。

 中国の弾道ミサイル関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20140314/18394041.html


ロシアメディア:東風-26Cミサイルの射程は3,500km あるいは対衛星型に発展するか

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:この前西側メディアが報道した中国の東風-25あるいは東風-26型ミサイルの発射車」)

人民ネット3月14日の情報 「ロシアの声」ウェブサイトが13日に発表した「東風-26Cミサイルおよびその解放軍武器システムの中での地位」との文章によれば、中国の新型中距離弾道ミサイル東風-26Cの射程は3,500kmで、このことはアジア太平洋地域の戦力バランスに対し非常に大きな影響を生じさせることになるという。

「ロシアの声」ウェブサイトの原文を以下のように要約する。

3月初めにいくつかのメディアは、中国が原則として全く新しい中距離弾道ミサイル東風-26Cを開発した、と事実確認した。ロシア戦略・技術分析センターの専門家であるコーシンは、このことはアジア太平洋地域の戦力バランスに対し非常に大きな影響を生じさせることになる、と考える。

この射程が3,500kmを超える新型ミサイルは明らかに、今に至るもまだ研究開発中の東風-21弾道ミサイルファミリーの補充であって、これに取って代わるのではない。新型ミサイルの射程は、3,300kmまでの目標に命中でき、液体燃料を使用する旧式な東風-3ミサイルと基本的に一致する。異なるバージョンの東風-3はかつて中国戦略核戦力の主要な組成部分だった。ただ少し前に最後の一定数の東風-3はやっと全部退役している。それらに取って代わる東風-21は固体燃料を使用し、オフロード機動能力が強く、命中精度が高いが、射程は短すぎる。1,700〜1,800kmを超えないのである。

東風-21はまさに射程が短いがゆえにグアム島を含む当地域の多くの米軍の重要目標に命中することができない。この目的を達成するため、中国が自らの数が相対的に多くない大陸間弾道ミサイルを利用することは、必ずしも合理的ではない。解放軍は武器システムの中に明らかにすでに、射程が3,500〜4,000kmに達する弾道ミサイルと射程が5,000〜5,500kmに達するミサイルを配備した貯蔵基地を持つ。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「アメリカ、中国が研究開発する東風-26ミサイルは極超音速武器を搭載することになる、とする」です。)

それらの目標は、太平洋の島嶼上の軍事施設と戦略目標、インド全域かもしれない。しかも中国西部にこうしたミサイルが配備されれば、中東のいくつかの国も打撃範囲に入ることになる。大陸間弾道ミサイルとは異なり、こうした比較的安価なミサイルは核弾頭も装備できるし、通常弾頭も装備でき、非常に柔軟な軍事のツールに属する。

新型中距離弾道ミサイルである東風-26Cを基礎に対艦弾道ミサイルが製造される可能性はあるのか? 当然この任務は非常に困難なものになる。対艦弾道ミサイルが飛行の大部分の時間内利用するのは慣性ナビゲーションシステムのはずである。このシステムはミサイルを発射の瞬間に知った目標の座標に向かって飛ばすことができる。飛行の最後の時間、運動する距離が限られたミサイルのレーダーナビゲーションシステムが当然起動する。もしミサイルの飛行時間のうちに目標がナビゲーションシステムの視野範囲を離れていたら、ミサイルは目標に命中することはできない。

射撃の距離が遠くなるほど飛行時間も長くなり、30ノット(約時速60km)およびそれ以上の敵サイドの船舶が逃げ延びるチャンスはどんどん大きくなる。ミサイル発射準備およびその飛行する全過程の中で、ずっと目標を追跡するのは決してたやすいことではない。また、このように遠い距離では、敵サイドの空母戦闘群を遅れず発見し、ずっと追跡することも保証し難い。要するに、比較的大きな射程を持つ新型対艦弾道ミサイルを製造するのは現実的だが、より大きな努力をする必要がある。

東風-26Cミサイルには核弾頭および通常弾頭を搭載する2種のバージョンがあり、地上目標への命中に用いられる可能性が高い。新型対衛星武器ファミリー研究開発の基礎になる可能性もある。だが東風-26の対艦バージョンが製造される可能性は高くない。

(頑住吉注:3ページ目のキャプションは本文の一部を切り取ったものなので省略します。4ページ目)アメリカメディアは公然と、中国の東風-41戦略ミサイルの秘密写真らしきものを明るみに出した

(頑住吉注:5ページ目)資料画像:2006年9月5日、ロシアのタス通信社は、東風-31大陸間弾道ミサイルが五寨からタクラマカン砂漠まで発射する試験に成功したとの情報を報道した。

(頑住吉注:6ページ目)資料画像:東風-31A戦略ミサイルの発射

(頑住吉注:7ページ目)2009年の大閲兵の時の東風-31ミサイルの画像

(頑住吉注:8ページ目)ネット上に流れ伝わる東風-41ミサイルの画像


 日本を攻撃するにはこれほどの射程は必ずしも必要ないですが、戦力バランスの変化は当然間接的に影響してくるはずです。

3月19日

 スホーイー35関連です。

http://military.china.com/news/568/20140317/18396425.html


ロシアメディア:中ロ、今年スホーイー35に関する契約を締結 ロシア、落ち着いて中国のコピー生産を取り扱う

【グローバル軍事報道】 ロシアのタス通信社軍事ニュース分社3月14日の報道によれば、ロシア国防工業総合体のある代表者は3月14日モスクワで記者に向け、最新型多機能戦闘機スホーイー35供給に関するロシアと中国の契約は今年締結されることになる、とした。

この消息筋の人物は、これまでの契約に関する談判に基づき、中国サイドは12〜24機のスホーイー35戦闘機を購入する可能性がある、と指摘する。中国がスホーイー35戦闘機に対し興味を感じるのは、主に中国航空工業が生産の過程で、すでに完全に以前契約によって購入したスホーイファミリーの戦闘機が体現するあらゆる技術を再現済みだからである。現在中国軍事航空製造業は新たな技術を必要としており、何故なら最後に一定数のスホーイー30MKK戦闘機をロシアから導入することによって得られた技術の蓄えは、すでに中国の飛行機メーカーによって完全に選択、消化されたからである。

中国がスホーイー35戦闘機の技術を複製する可能性という問題に関し、ロシア国防工業総合体の専門家は、ロシアサイドはこのような前途の見通しに対し相当な平静さを示している、と指摘する。

この前ロシアのタス通信社記者が提出した、ひとたび中国に対し最新型であるスホーイー35戦闘機を販売すれば、複製される問題があるとの質問に回答する時、ロシア連合飛行機集団社総裁ボゲシャンは、飛行機製造領域のいかなる複製も、ある国の航空工業の前向きな発展を促進することはあり得ない、とした。何故なら飛行機は非常に複製が難しいからである。彼は、技術の複製、特に勝手な複製は、あらゆる迅速に変化する近代化要求を満足させ得る高品質な装備を航空工業が生産することを助けることはあり得ない、と考える。飛行機は不断に発展するフレッシュな有機体であって、今に至るもまだいかなる成功裏に複製された飛行機の模範例もない。他人の高度科学技術装備の複製は決して前向きな進歩のルートではなく、初期の研究開発段階において一定の効果を生み出すだけである。もし前を見ることができなかったら成功はない。ロシア・中国軍事技術協力の中で、双方はいずれも前を見ており、後ろ向きではない。その上彼は、中国の同業者はすでに複製の段階を超越しており、一定の技術を掌握している、と考えている。(編集翻訳:林海)


 複製問題云々は結局何が言いたいのやらよく分かりませんが、本題は今年スホーイー35供給に関する契約が締結される見込みであるとロシアの兵器産業界の「ある代表者」が言ったという点です。ただしここをずっと見ている人ならご存知の通り、この種の情報は出ては消え、またほとんどはロシア側の、政府関係ではなく兵器産業関連の人物から発信されており、あまり確度は高くないと考えられます。

 中国の極超音速兵器関連です。

http://military.china.com/news/568/20140317/18396356.html


中国、極超音速飛行機の難題を攻略 国外の60年余りの独占を打破

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「米軍の極超音速飛行機が大気圏内と跨大気層を遠距離飛行し得ることの説明図。」 ちなみに「跨大気層」は高度30km以上くらいのことを言うようです。)

極超音速とは物体の速度がマッハ5(時速約6,000kmに相当)を超えることを指す。極超音速飛行機は主に次の3つの種類を包括する。極超音速巡航ミサイル、極超音速飛行機、宇宙飛行機。それらが採用する極超音速ラムジェットエンジンは、プロペラおよびジェット推進に続く、「第3次動力革命」と考えられている。アメリカは近年来多種の極超音速飛行機を登場させており、このうちX-51A、X-37、HTV-2はアメリカが全世界の快速打撃を実施する核心たる武器システムと見られている。ひとたび中国の極超音速飛行機の研究開発が成功すれば、「1時間で全地球の目標を打撃」をもはやアメリカだけの専売特許ではなくさせることになる。

最近、中国航空宇宙科学技術集団社十一院1所が設計した極超音速振動試験が初の吹風試験を完成させた。これは我が国が初めて展開した極超音速風洞振動試験であり、国内の関連の技術の空白を埋め、国外のこの種の試験技術に対する60年余りにも渡る独占を終わらせた。今回の試験は我が国の新型極超音速飛行機設計研究、特殊試験技術の発展に対し重要な意義を持つ。

極超音速飛行機は極超音速流場の特性、空気の動きによる加熱、コントロールなどの影響を受け、その空力的弾性問題は比較的複雑で、国外は1950、60年代から多くの空力弾性試験研究を開始し、幾何外形、構造形式、空力パラメータ、熱などの要素の舵面振動特性に対する影響を研究済みである。極超音速条件下では、試験模型は空気の動きによる加熱、高い動圧気流の総合的な影響を受け、試験装備の設計に対する要求が比較的高く、我が国はずっとこの種の試験を展開していなかった。

十一院関連の研究人員は長年の研究を経て、連続的に「極超音速試験模型設計」、「風洞始動動圧が模型に対し生じさせる破壊的衝撃」、「試験模型の固定と激励」、「試験装置の阻塞度の要求」など多項目の技術的難点を攻略し、かつ相応の解決方案を提出し、多項目の技術パテントを申請した。

極超音速風洞振動試験技術の開発成功は、我が国の高速飛行機の空力弾性性能の予測、特殊試験技術の発展、および新型高速飛行機の設計と研究、いずれに対しても重要な意義を持つ。(侯英c)


 一部専門用語が意味不明ですが、極超音速って要するに速いだけでしょ、とか思ってましたけど、当然速度が速くなるほど振動などの問題が深刻化する可能性が高まり、こうした問題を起こさない設計のための風洞試験設備などが完成した、というわけですね。

 台湾海軍関連です。

http://military.china.com/news/568/20140317/18397457.html


台湾海軍初の双胴ステルス戦闘艦が明るみに キラーの役割を担うことに

台湾が自ら設計、製造した初のステルスミサイル巡視艦「沱江艦」が3月14日金曜日に正式に命名され、艦ナンバーは「618」である。この艦の最大の特色は速度が速い、船体の不規則な設計がステルス攻撃能力を持つことである。

この艦は台湾海軍「迅海計画」の下の「高機能艦艇原型艦建造案」入札に蘇澳竜徳造船工場が勝利した後、2012年11月に着工され、去年3月に竜骨の敷設が完成し、今年3月に(頑住吉注:マストがどうとかいう意味かと思いますが意味不明)。沱江艦の最高速度は38ノット、満載排水量は約502トン、航続力2,000海里、登場人員は41名である。

「沱江艦」の搭載するミサイルは大型駆逐艦よりもさらに多く、これには雄風二型、三型、天剣二型などのミサイルが含まれ、敵艦を攻撃する「キラー」の役割を担うことになる。快速とステルスの特性を利用し、迅速に目標に接近しミサイルを発射して攻撃し、有効に台湾海軍の制海戦力を強化する。

台湾海軍は、「沱江艦」は月末に正式に進水し、その後後続の各項目の装備とシステム等の検証作業を執行する予定である、とする。将来は8〜12隻の生産が計画されるが、依然充分な予算の支えがあるか否か見る必要がある。

沱江艦の進水式は屋内で行われ、なお最後の試験を経る必要があり、その後やっと真に「進水」する。沱江艦の人員編成はなお未完成で、来年前半に正式に戦力化されると見られる。


 ステルスの効果は不明ながら38ノットは非常に速く、たぶん建造コストは比較的安いでしょうから数を揃えれば中国空母に対する脅威になり得るかもしれません。

3月20日

http://tuku.military.china.com/military/html/2014-03-19/222961_2473507.htm

 まあ当然肝心なところは映ってないですけどロシア最新の戦略原潜の内部を含めた画像集です。

 中国空母関連です。

http://military.china.com/news/568/20140317/18398021.html


尹卓:中国は2つの空母戦闘群を配備する必要がある それぞれに60機の先進戦闘機

全国政治協商委員で海軍情報化専門家諮問委員会主任の尹卓少将は、「両会」期間に本報記者のインタビューを受けた時、ここ何年か我が国の海軍装備と航空装備の発展は追い越し車線に入り、しかも航空装備は海軍装備の重要な組成部分である、とした。「第十三次五カ年計画」(頑住吉注:2016〜2020年)、「第十四次五カ年計画」の発展期間、航空隊は海軍発展の重点の1つである。空母の発展は国家の重点でも海軍の重点でもあり、空母の作戦能力は主に艦載機の上に体現される。

尹卓は、自分はごく早くに、海軍建設は空中基地化の道を行く必要がある、ともう提示していた、と語る。何故なら航空機は3D機動の方式をもって行動し、艦船というこの種の2D機動に比べワンランク以上上であり、同様にレーダーを早期警戒機上に設置すれば、視察範囲は艦船上に比べ500倍以上上回り、これこそが空に上ることの優勢であって、海軍空中基地化は客観的規律に符合するからである。また第二次大戦以来、空母の発展は長年になり衰えることはない。海軍が航空隊を発展させるだけでなく、さらに伝統的な陸軍も航空隊を発展させているところであり、このため我が国海軍が空中基地化の道を行くことは変えられないことで、世界の海軍発展の大きな趨勢にも符合する。

尹卓は、現状から見て、我が国海軍の戦闘力の最も薄弱な部分は航空隊である、と考える。海軍航空隊には2つの部分があり、1つは陸上基地航空隊、1つは艦載航空隊である。我が国の国情から出発すれば、海軍の発展は「二本の足」の道を行く必要がある。我々はアメリカのように完全に全てが大型空母で、艦載航空隊だけを発展させることもできなければ、いくつかの国のように陸上基地航空隊だけを手がけることもできない。尹卓は分析し、台湾海問題を解決するためには、陸上基地航空隊は依然海軍の主要な突撃戦力である、と語る。だが遠海に向かい、海洋の利益を維持保護し、国家発展の利益を維持保護するには艦載航空隊があることは必須である。現有の航空隊建設には単に機械化建設を補うだけという欠陥があり、実際には我々の情報化建設を強化する必要がある。

海軍情報化建設は現在重点を空中基地上に置いている。空中基地領域において、海軍には自らの発展に関する要求があり、例えば艦載早期警戒機、艦載専用電子戦機、艦載固定翼対潜哨戒機、上陸突撃ヘリ、艦載武装ヘリ、対潜ヘリなどはいずれも海軍のワンセットの体系の中の1ピースである。遠距離攻撃は1つには宇宙基地に頼り、もう1つは空中基地に頼る。現在海軍が主に手がける空中基地プラットフォーム、例えば早期警戒機は、岸を200〜300km離れたところに配備され、探知計測距離を加えると600〜700kmの早期警戒コントロール範囲を形成している。また海軍は長航続時間無人機開発の必要性を提出しており、もしこの種の無人機が装備されれば、第一列島線に対し有効な監視コントロールを形成することになる。陸上基地早期警戒機と当番の作戦機とコンビネーションすれば、我が国の近海コントロール管制範囲は極めて大きく増大し、現在に比べ革命的な変化が生じる。

現在海軍のいくつかの大型遠距離武器の射程はすでに数百kmを超え、このことはいくつかの大型空中武器プラットフォームが発射、目標指示、中段修正、通信中継などの作用を提供することを必要とする。このため今後の情報化作戦は依然空中基地化の手段に頼って解決される必要がある。未来の「第十三次五カ年計画」、「第十四次五カ年計画」発展の期間、航空隊は海軍発展の重点の1つである。

尹卓は、現在海軍航空隊の発展はすでに追い越し車線に入っているが、いくつかの発展の中での問題は海軍と航空工業部門の共同研究を必要とする、と語る。彼は我が国が先進的な多用途中型艦載戦闘機を開発すべきであることに賛成であり、大型艦載機は空母が搭載する艦載機の数に影響するが、中型艦載機を使用すれば空母が搭載する機の数を増加させることができる。彼は、航空プラットフォームの単体の性能は非常に重要だが、空母が搭載する航空プラットフォームの数も非常に重要であるとする。我が国の周辺環境を縦覧すると、海洋権益が侵犯を受けないことを確保するためには、我が国は少なくとも2つの空母戦闘群を配備する必要がある。2つの空母戦闘群の搭載機の数は80機以上で、艦載戦闘機の数は60機前後のはずである。アメリカを例にすると、アメリカの空母は一般に艦載機が75機前後、戦闘機は50機前後に保持される。2つの空母戦闘群はおよそ100機の戦闘機を持ち、出動率80%をもって計算すると、局地戦争の空中の優勢を保証するに足りる。国外の実際の経験から見て、我々は一定の数の戦闘機で制空権を保証する必要がある。

尹卓は、全寿命の費用と保障の汎用性の考慮から、海軍陸上基地航空隊と艦載航空隊は同一機種の戦闘機を使用するのが最も好ましい、と提案する。ちょうどアメリカのF-4のようにであり、この機は空軍と海軍がいずれも装備し、空軍のF-4も海軍型の着艦フックを留保していた。彼はさらに、常に先に陸上基地型戦闘機を考慮することはできない、と提示する。何故なら艦載機の構造は陸上基地型飛行機に比べて複雑であり、艦載型から陸上型に改めるのは簡略化の過程だからである。海軍が必要とする先進的な中型艦載機の数は非常に多くはないが、空軍にもこの方面の需要があり、空軍には大量の第2世代機退役の補充をする需要があり、完全に大型機に頼ることはできない。尹卓は、我が国の海岸線は非常に長く、防空の面積は大きい、と語る。一定の配備率を保持するには一定の規模があることが必須である。中型機の装備規模がアップしてくれば、調達価格と維持修繕の価格を下げることができる。もし陸上基地飛行機と艦載機が同一機種なら、今後の維持費を下げることができ、使用が便利で、予備部品、維持修繕もより便利である。(姜春艶 高飛 馬麗元)


 中型艦載機とは殲ー31を想定しているんでしょうか。最初から艦載機として作り、必要に応じて陸上機に改装すべきだとも言っているので専用の機種を新たに開発することを想定しているんでしょうか。

 ロシア海軍関連です。

http://www.hinews.cn/news/system/2014/03/17/016531255.shtml


ロシアの新型護衛艦1隻が進水 黒海艦隊、6隻を装備へ

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「(原文に添えられた画像)」)

中新ネット3月17日電 「ロシアの声」ウェブサイトの報道によれば、ロシア黒海艦隊に隷属する「ゲリゲロヴィッチ元帥」号護衛艦がカリーニングラードで進水した。ロシア黒海艦隊は6隻のこの型の艦を受領することになる。

ロシア海軍総司令部の当局者、連合造船集団代表およびゲリゲロヴィッチ海軍元帥の孫娘はいずれもおごそかにして盛大な進水式に出席した。

「ゲリゲロヴィッチ海軍元帥」号護衛艦の設計は、敵サイドの潜水艦の破壊、水上の軍艦および空中目標の打撃に用いられるもので、ロシア黒海艦隊専用に製造された初のこの系列の護衛艦である。

2016年末までに、6隻のこの型の護衛艦と6隻の通常潜水艦が相次いでロシア黒海艦隊の使用のため引き渡されることになる。このことはロシア黒海艦隊の執行可能な任務の範囲を拡大することになり、これらの軍艦はさらに地中海で対テロ行動に参加することになる。


 迫力あるアングルですけどこれじゃ装備がほとんど分かんないですね。どうでもいいですけど日本人にとっては名前の響きが汚いですな。

3月21日

http://www.hinews.cn/news/system/2014/03/19/016537005.shtml

 「遼寧艦」女性艦員の画像集です。


 3月19日に「ロシアメディア:中ロ、今年スホーイー35に関する契約を締結 ロシア、落ち着いて中国のコピー生産を取り扱う」という記事を紹介しましたが、あの記事で「ロシア国防工業総合体のある代表者」とされていたのはこの人物だったようです。

http://military.china.com/news/568/20140318/18400335.html


ロシアの高官:200機のスホーイー35を販売する計画 しばらくのところ中国への輸出の進展は明らかにしない

【グローバル軍事報道】 ロシア軍事工業総合体ウェブサイト3月18日の報道によれば、ロシア連合飛行機工業集団社総裁のボゲシャンは「専門家」誌3月17日掲載のインタビューの中で、社は3年内に1,000億ルーブル(約27.59億アメリカドルに相当)を投入して生産能力をグレードアップ、拡大し、大幅に新型軍用および民間機の生産量を増加させることになる、とした。いかにして中国のロシア戦闘機クローンに対応するかの問題に対し、彼は過度に心配する必要はなく、何故なら中国はすでにコピー生産の段階を超越しているからで、対中国スホーイー35供給契約は完全に現実的に実行可能である、と考えている。

ボゲシャンはまず次のように指摘している。過去7年、ロシア連合飛行機工業集団社は500億ルーブル余りを投入して工場の技術のグレードアップに用い、結果的に航空技術装備の生産規模が顕著に向上し、生産量を1.5倍に増加させた。今後はさらに一歩投資を増加させ、生産能力を拡大し、各種優先プロジェクトを重点的に実行することを計画しており、T-50、スホーイー35などの軍用技術装備、イリューシンー76輸送機、SSJ100旅客機の大量生産を増加する。去年社の生産の強度は相当に高く、全部で128機の飛行機を生産した。これには95機の軍用機と特殊飛行機、および33機の民間機が含まれる。軍用機の生産は20%増加し、民間機の生産は50%近く増加した。これは主にSSJ100スホーイスーパージェット式旅客機で、今年は40機のこのタイプの旅客機の生産が計画されており、来年からは毎年50機生産されることになる。

第5世代戦闘機T-50の研究開発作業の進展、およびいつ国家試験を行う計画かに言及した時、ボゲシャンは次のように指摘した。T-50の初期試験はすでに去年終わった。この段階は全体的にすでに完成しており、結果は相当に成功したもので、飛行機の主要な性能は、フルセットの機載設備を含むシステムの性能もすでに確認が得られている。少し前、1機のT-50はすでに国防省の国家飛行試験センターに引き渡され、国家連合試験が準備されている。計画によれば、国家試験は2015年に終わり、2016年からはロシア軍のためのこの飛行機の大量生産が開始されるべきこととされている。また、ロシアはさらにインドの同業者と積極的に協力し、T-50を基礎にして、インド空軍の具体的要求を結合させ、インド軍のために新世代戦闘機を研究開発する。

インドメディアはこの話題に非常に関心を注いでいる。インド空軍司令部の何人かの代表は、新戦闘機は自分たちの要求を満足させられないようで、特にエンジンは超音速巡航能力を保証できない、と言明している。また、インドサイドはさらにロシアサイドが先進技術をあまり共有したがらないことを非難している。ボゲシャンはこうした問題に言及した時、ロシア・インドには第5世代戦闘機プロジェクトの上での全面的な矛盾はない、とした。確かにいくつかの食い違いはあるが、いずれも純粋に作業の性質に属する食い違いであって、これはごく正常なことである。この長期的協力計画制定の過程で、ユーザーは常にいくつかの航空工業が明確に説明することを必要とする問題を提出する。ロシアサイドはこれに対し完全にオープンであり、関連の問題を討論することはやぶさかでない。技術移転に関しては、ロシアサイドはインド空軍とも、インド工業との間でも、非常に良好に相互理解ができる。この方面において、ロシアサイドはインドの同業者に対し開放的である。インドがスホーイー30MKI機をライセンス生産した経験はまさに最も良い証明である。プロジェクトの実施過程で双方の協力はかつてないレベルに到達した。この市場で、ロシア以外のいかなる競争相手もこのようにハイレベルな協力の提案を提出することはないと信じる。

全部でどのくらいの第5世代戦闘機の生産を計画しているのかという問題に回答する時、ボゲシャンは次のように明らかにした。ロシアサイドはT-50の全体的な市場規模を500〜600機と見積もっている。これは完全に実現可能である。だがこの指標を達成するためには、プロジェクト全体のバランスある発展を確保する必要がある。つまり、飛行機の技術的パラメータが要求されたレベルに到達することを保証する必要があるだけでなく、さらに飛行機のコストを既定の範囲内に統制する必要があり、アメリカの第5世代戦闘機プロジェクトのように制御不能になってはならない。彼は、アメリカのF-35およびF-22研究開発プロジェクトのコストは明らかに合理的範囲を超えており、F-22プロジェクトだけでもう1,400億アメリカドルの費用を消耗し、機の単価は2.5億アメリカドルを超え、このことは深刻に生産能力の拡大を制限した、と考える。ロシアの第5世代戦闘機Tー50は現役の第4世代+および第4世代++戦闘機の補充たるべきである。今後ロシア空軍は混成戦闘機集群を使用し、第5世代戦闘機T-50を結合させ、第4世代戦闘機の大規模改良型スホーイー30、スホーイー34、スホーイー35を有効に使用することになる。

スホーイー35プロジェクトの進展状況、および中国向けにスホーイー35を輸出する契約を締結する前途の見通しという問題に言及した時、ボゲシャンは次のように指摘した。少し前に社はハバロフスク国境地域に駐留し守備するロシア空軍第23戦闘航空連隊向けに12機の完全量産型スホーイー35S機を引き渡し、それらはすでに戦闘当番任務を担っている。性能の上で、スホーイー35Sは世界で最も良い第4世代戦闘機であり、その他のあらゆる同世代機を超越している。ロシア国防省が締結した最初の契約は、社がロシア空軍向けに48機のこの戦闘機を供給し、2015年には全てを引き渡すべきことを規定している。彼は、社はさらにロシア空軍向けにスホーイー35Sを販売する契約を締結することになると考える。また、遠くない将来、スホーイー35を対外的に供給する契約が締結されることになる。全体的に言って、社は国内外市場において200機近いスホーイー35を販売することを期待している。中国との交易の具体的状況に関しては、ロシアと中国が達成した協議に基づき、彼は関連の談判のプロセスを明らかにすることはできない。

中国は本来24機のスホーイー35の調達を準備していたが、中国サイドが機をクローンするのをロシアサイドが心配するがゆえにこの交易が阻害を受けているという問題に対し、ボゲシャンは次のように強調して指摘した。スホーイー35供給問題の上で、ロシアと中国には良好な協力のチャンスがある。中国工業は国際的な航空武器システム研究開発方面で自らの成績を充分に見せつけているものの、ロシアは依然中国市場で自分の席を探し出し、バランスを維持する方法を探し出すことになるだろう。コピー生産の問題に関しては、外国技術に対するいかなる複製も(勝手な複製を含め)、初期段階において一定の効果を生じさせるだけで、それは長期的な進歩を実現するルートではない。もし前を見、高いところに立って遠くを見ることができなかったら、成功はないのである。いずれにせよ彼本人は、いかなる成功裏にクローンされた飛行機の模範例も知らない。彼は、中国の同業者はすでにこの段階を超越している、と考える。このためロシアサイドには中国向けにスホーイー35を販売する契約を締結する現実のチャンスがある。

(頑住吉注:これより2ページ目)

SSJ100旅客機の中国ないし全東南アジア市場向け販売の前途の見通しという問題に関し、ボゲシャンは次のように指摘した。今年のシンガポール航空展で、中国、台湾、ベトナムおよびその他のいくつかの国がこの機に非常に興味を感じた。もし航空輸送規模の拡大に言及するなら、中国市場は絶対に最も活力ある市場の1つであり、この種の拡大は新たなユーザーが近代化された製品を使用するための前提条件を作り出している。SSJ100は非常に競争力ある飛行機で、アジア地域での使用に適している。社は、SSJは中国、ベトナム、インド、ラオス、インドネシアおよび東南アジアのその他の国の市場いずれにおいても前途の見通しがある、と考える。ロシアサイドは現在これらのあらゆる国と積極的に協力の件を商談しているところである。中国に関しては、ロシアサイドはこの国を長期的に協力できるパートナーと見ており、中国サイドの同業者を関連の製品の生産に関与するよう吸引することを考慮している。軍用機でも、民間機でもである。例えばロシア・中国双方は新型ワイドボディー旅客機合同研究開発の実行可能性という問題を討論しているところである。

改良型イリューシンー476軍用輸送機生産プロジェクトの進展という問題に言及した時、ボゲシャンは今年ロシア空軍向けに最初のスホーイー476機を引き渡すことを計画している、と指摘した。2012年10月に国防省と締結した契約によれば、社はロシア空軍のために39機のこの飛行機を生産すべきことになっており、結果的にイリューシンー476生産拡大のために良好な基礎が固められる。社は何年か以内にこの機の生産量を毎年15〜18機のレベルに到達させ、ウリヤノフスク飛行機製造工場のために充足した発注を達成することを確保し、安定した生産を保持することを計画している。また、国家武器装備計画はさらにイリューシンー476を基礎とする給油機の供給を規定している。社はイリューシンー476機の市場規模を150〜200機と見積もっており、そのうちおよそ2/3は国内で使用され、ロシア空軍に供給される。その他の1/3は輸出に用いられることになる。だがこれはおおよその数字に過ぎず、具体的状況はプロジェクトの進展につれさらに一歩明確になる。だが彼本人は、新型イリューシンー476の輸出ポテンシャルは相当にすばらしいと信じている。何故なら現在市場向けにプッシュされているのはより先進的な輸送機であり、搭載重量は60トンまで増加し、新たな情報指揮および飛行コントロールシステムを使用しているからである。(編集翻訳:林海)


 少なくともこの人は中国にスホーイー35を輸出することに問題はないしぜひしたいと考えているようです。イリューシンの新型輸送機も中国に輸出されるという予想もありますし(運ー20がものになるのは相当先だろうとして)、ロシアと協力して生産される旅客機も早期警戒機などに改装される可能性があるでしょう。

3月22日 

 ついに052Dが就役したということです。

http://military.china.com/news/568/20140321/18406823.html


中国海軍新世代052Dミサイル駆逐艦昆明艦が正式に就役

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「中国最新の052D昆明艦、正式に海軍序列に加入。(資料画像)」)

中央テレビニュース「新型ミサイル駆逐艦昆明艦、正式に人民海軍戦闘序列に加入」 今日午前、我が国の新型ミサイル駆逐艦昆明艦が就役式を行い、人民海軍戦闘序列に正式に加入した。昆明艦は我が国が自ら研究開発、設計、生産を行った新世代ミサイル駆逐艦で、艦ナンバーは172、比較的強い区域防空および対艦作戦能力を持つ。(中央テレビ記者 胡善敏)


 まあその性能が本当に言うほど凄いのかは分かりませんが。

 マレーシア航空機失踪関連ですが本題は別にあります。

http://military.china.com/important/11132797/20140319/18402349.html


レーダー専門家:連絡が途絶えた飛行機がレーダーをかわして中国領空に入った可能性は排除できず

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「専門家は、経験豊富な民間航空旅客機飛行員でも、防空に触れない状況下である国の領空に進入することはできるが、機クルー人員は軍用レーダーを含めた途上のあらゆるレーダーの設置状況を理解していることが必須だ、とする。画像はマレーシア航空の連絡の途絶えた機の機長の家の中で発見されたフライトシミュレーター。」)

中国はすでに国内において、連絡の途絶えたマレーシア航空MH-370便の捜索を開始している。このような大型ジェット機が偵察をかわして中国領空に進入できるのか否かに関し、国内の専門家の意見は分かれている。だがこの前すでにマレーシアは中国サイドに機密のレーダーデータの提供を要求している。

中国駐マレーシア大使の黄恵康は、中国がすでに本土において捜索救援活動を展開し、北部の空中回廊をしらみつぶしに捜索していることを事実確認している。このボーイング777-200機は本来3月8日にマレーシアのクアラルンプールから中国の北京まで飛ぶよう定められていた。239名の乗客と乗員を搭載し、このうち154人は中国人である。

マレーシア当局は月曜、中国など関係国にレーダーのデータを提供するよう要求した。この前のある衛星データは、連絡の途絶えた飛行機が2本の空中回廊に沿って飛行した可能性をはっきり示していた。すでに知られている最後に連絡が途絶えた地点であるマラッカ海峡北部上空から、あるいは北に向かってカザフスタンまで飛んだか、あるいは南に向かって南インド洋海域まで飛んだかである。

中国外交部スポークスマン洪磊は月曜、中国がそのレーダーのデータを共有するか否か決して明確に示さず、「捜索に対して有利でありさえすれば、中国は必ず積極的な協力を行うだろう」としただけだった。

飛行機が偵察を避けて中国領空に進入できるか否かに関し、中国のレーダー専門家の意見は定まらないが、レーダーのデータはデリケートすぎて、共有するか否かは「最高層」によって決策されるしかない、と一致して考えている。

北京の軍事専門家李傑は、中国が国内の捜索を開始したのは、連絡の途絶えた飛行機を捜し当てるいかなるチャンスも逃したくないからだ、と語る。

彼は、このように大きな飛行機にもやはりレーダーの偵察をかわせるかすかなチャンスはあり、このため中国は余力を残さず捜索救援するべきなのだ、と語る。

陜西西安電子科学技術大学レーダー信号処理国家重点実験室の李軍教授は、連絡が途絶えた飛行機がレーダーの偵察をかわして中国領空に進入した可能性は排除できない、と語る。

彼は、飛行機がレーダーの偵察をかわすには2種類の方法がある、と語る。例えば、ステルス軍用機は精密な塗装層と特殊な機体設計を採用し、レーダーが発見する可能性を最低にまで下げている。一方経験豊富な民間航空旅客機飛行員でも、防空に触れない状況下である国の領空に進入することはできる。彼は、もしごく低く飛び、かつ巧妙に起伏した地勢の助けを借りれば、飛行員はレーダーをかわし、中国あるいはいかなる国の領空にも進入し、撃墜あるいは偵察によって発見されないことができる、と語る。この種の可能性はごく低いが、排除はできない。

このような飛行任務を完成させるには、機クルー人員は軍用レーダーを含む途上のあらゆるレーダーの分布状況を理解していることが必須である。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「中国駐マレーシア大使は、中国サイドはすでに中国領土範囲内の捜索を開始しているとしている。専門家は、これは主にMH-370が北に飛んだ可能性を排除するためである、と指摘する。」です。)

彼は、軍用レーダー基地の分布地点は全て国家の高度な機密に属するべきだが、もしグーグルマップの衛星画像の助けを借り、かつ無線アンテナなどレーダーの外形を識別する専門知識を持っていれば、やはりフライト沿線の大部分のレーダー基地をマーキングし、「ステルス回廊」を描き出すことができるのだ、と語る。

彼は、中国のレーダーとレーダー通信の研究人員は全て今回の事故に対し当惑と不可解さを感じ、皆この件に密接に関心を注いでもいる、と語る。

政府もすでに軍と民間用のレーダーのオリジナルのデータをとりまとめ、詳細な分析を行っているかもしれない。

レーダー信号処理国家重点実験室の蘇洪涛教授は李軍の見方に同意する。彼は、一部の飛行員および飛行機は特殊な方法をもってレーダーの偵察をかわすことができるが、ボーイング777のように大きな飛行機では、実際あまりありそうにない、と語る。

彼は、冷戦の期間、ある若い西ドイツの飛行員が小型機を操縦してモスクワに降着し、旧ソ連のフルセットの防空体系をほとんど迂回した、とも指摘する。

彼は、ボーイング777ではきっとこれは達成できない、何故ならその体積がより大きく、航行速度がより速いからで、いかなる国のレーダーシステムもごく容易に発見できる、と語る。

蘇洪涛教授は、中国のレーダーのデータの中からボーイング777のように大きな疑わしい目標を発見することはごく容易なはずだ、と語る。

北京のある名前を挙げられたがらない航空専門家は、機が南に飛んだ可能性がより高いが、より多くの力量を南方の捜索救援に集中するには、北部の可能性の排除が必須だ、と語る。彼は、これこそ中国が本土の捜索救援を展開する原因かもしれない、と考える。

ハルビン工業大学レーダー成像専門家の許栄慶教授は、軍用レーダーが収集したデータに対しふるい分け、選択を行えば、国の防空システムと関係のある有用な情報が探し出せ、このことはマレーシアサイドが事故発生後直ちに中国サイドとそのデータを共有したがらなかった原因でもあるかもしれない、と語る。

彼は、現在これは中国の面倒事になっており、共有するか否かは確かに問題だ、と語る。

許栄慶教授は、マレーシアが発表した事故報告の中から、その他の国のレーダー専門家はマレーシアの防空に関する大量の情報を収集することができ、これは中国に対しても同じだ、と語る。

彼は、中国のレーダーのデータには当局が他国と共有したくない大量の技術情報が含まれており、もし共有が必要なら、最も高層の決策が必須である、と語る。(南華朝刊による)

(頑住吉注:3ページ目)分析は、防空レーダーのデータのデリケートさが、マレーシアサイドが某いくつかの情報を隠しごまかす主要な原因である、と指摘する。

(頑住吉注:4ページ目)図で示すように、統計は26カ国634本の滑走路がマレーシア航空の連絡が途絶えた機の降着の要求に符合することをはっきり示している。

(頑住吉注:5ページ目)図はアメリカのニューヨークタイムズがイラスト化したMH-360機のあり得る飛行ルートの説明図。

(頑住吉注:6ページ目)マレーシアサイドが公表したMH-360便の飛行ルートを根拠にメディアがイラスト化した旅客機が飛行して到達する可能性のある範囲。

(頑住吉注:7ページ目)これは中国サイドが新たに画定した捜索範囲の説明図。北部回廊の捜索救援作業は中国、カザフスタンによって主導される。

(頑住吉注:8ページ目)これは米軍のインド洋のディエゴガルシアにおける飛行場。戦略爆撃機、大型軍用輸送機が発着できる。増してや連絡が途絶えたMH-370便なら言うまでもない。


 こうした報道、中国の実際の動きなどからも、専門家なら中国の防空に関する価値ある情報を読み取ることができるんでしょうね。

3月23日

http://tuku.military.china.com/military/html/2014-03-22/223006_2474584.htm

 武直ー10が海軍と合同演習したという画像集です。

ロシア海軍関連です。

http://military.china.com/news2/569/20140320/18404365.html


ロシア海軍司令、ロシアがすでに第5世代原潜の研究開発を開始していることを事実確認

人民ネット3月20日の情報 「ロシアの声」ウェブサイトの報道によれば、ロシア海総軍司令ヴィクター チャーコフ海軍上将は19日記者に対し、ロシアの専門家はすでに第5世代原潜の設計に着手している、とした。

チャーコフは、戦略原潜設計の主要な精力は秘匿性に集中され、非常に大きく航行過程の騒音を軽減し、通信および管理システムを改良し、自動化偵察および敵艦との遭遇を防止する早期警戒システムを装備し、さらに武器装備に対し相応の改良を行う、と語る。チャーコフは同時に説明を行い、2020年までに第4世代潜水艦の建造完成と系列的な生産を通じて、海軍戦略核戦力を発展させ、これには北風級、北風-A級、白蝋樹級原潜およびラダ級ディーゼル・電池潜水艦が含まれる、と語った。(ヤンジアチー)


 重点は静音性で有利な通常潜水艦にシフトするという情報もありましたが。

 旅客機失踪関連ですが本題はやはり別にあります。

http://military.china.com/news/568/20140321/18406330.html


インド、中国の軍艦が領海に進入して捜索することを拒絶 中国サイドが機に乗じて探りを入れることを心配

【グローバルネット報道 記者 王莉蘭】 フランス国際放送局3月20日の報道は、「インド時報」ウェブサイトの速報によれば、北京は2隻の護衛艦、1隻の救難艦を含む4隻の軍艦をアンダマン海およびニコバル諸島海域に進入させ、もって連絡が途絶えたマレーシア航空MH-370便の捜索の助けとすることを請求したが、ニューデリーはすでにこの請求を「婉曲に拒絶」した、とした。このインドメディアは、中国、インドのアンダマン海およびニコバル諸島における戦力レベルが持続的に徐々にエスカレートするのを防ぐため、インド軍は強烈に中国軍艦がこの戦略拠点に近寄るいかなる行為にも強烈に反対である、とする。

インド当局者は、インドはこの前すでに軍艦と飛行機を派遣してベンガル湾および572の島嶼を持つアンダマン海を捜索済みで、このため上述の請求はすでに「婉曲に拒絶」されている、とする。

アンダマン海およびニコバル諸島はインドの関連の地域における軍事の前哨である、とされる。諸島はマラッカ海峡を遠く眺め、6つの水道をしっかり掴む。インド当局者は、インドサイドは中国の戦闘艦が失踪した飛行機の捜索や対海賊パトロールを口実として周辺に探りを入れることを避ける、と指摘する。

だが、インド当局者は、ベンガル湾、アンダマン海およびニコバル諸島に配備される4隻のインド軍艦は依然捜索を続けている、とする。P-8I海上哨戒機、C-130Jスーパーハーキュリーズ輸送機、ドルニエ228型機も各1機あり、同じ区域で空中捜索を執行する。


 機の発見は各国の情報能力を示すものとして先陣争いになっている感じもあり、いろいろな問題を派生させています。




















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