コラムより転載:中国の航空機、空母その他関連小ネタその79

3月24日

http://www.theatlantic.com/infocus/2014/03/in-syria-three-years-of-war/100701/

 最近注目度が下がってしまっているシリア関連の画像集です。

 インド海軍関連です。

http://military.china.com/news2/569/20140323/18408504.html


インドのステルス戦闘艦が出航し重要部品紛失 あるいはすでになくなって半年か

新華ネット3月22日の報道 「インドスタン時報」ウェブサイト3月19日の報道によれば、インド海軍は最近一連のまずい厄介事に遭遇しており、そのうちの1つはある重要な軍艦上の、航行の平穏を維持するのを助ける重要部品1点が紛失したことである。

海軍の消息筋の人物は、最近ムンバイで行われたある検査の中で、インド海軍の「トリチュール」号ステルス護衛艦の2つの動揺軽減装置のうち1つが見つからなかった、と語る。インド海軍は過去8か月内で13回の事故を発生させており、このうち大多数は海軍西部司令部で発生している。

海軍はすでにこの謎の紛失事件に対し調査を行うよう命令を下している。動揺軽減装置は軍艦が強風大波の不利な条件下で平穏に航行するのを助けることができる。ある海軍の当局者は、「軍艦は動揺軽減装置がない状況下でも航行できるが、作戦行動に影響をもたらすだろう」と語る。

消息筋の人物は、動揺軽減装置は去年の年末にこの軍艦が海に出て航行した時に紛失したが、この件は最近になって今回の検査の中でやっと発見されたに過ぎない可能性がある、とする。海軍のあるスポークスマンはムンバイで、「過去1カ月のうち」この軍艦上で事故が発生したとの記録はない、と語る。


 去年の年末からはまだ半年たってないですし、中国がインドの不祥事をオーバーに取り上げてる面もあるとは思いますけど、護衛艦の動揺を軽減する装置ってそんなに小さいものとは思えず、それが紛失して長期間誰も気づかないというのはやはりちょっとたるんでいるんではという気もしますね。そもそも動揺軽減装置がなくなって誰も気づかないってのは目立った効果がないということなのでは。

 次はインドネシア海軍関連です。

http://military.china.com/news2/569/20140321/18407212.html


インドネシア海軍再度三胴ステルスミサイル艇を購入 第1号艇は火災で消失

[海軍認知ネット2014年3月19日の報道] インドネシア海軍部長の言によれば、インドネシア海軍はその北海造船工場(PT Lundin)から1隻の新たに建造された63m級三胴ステルス快速ミサイル巡視艇(FMPV)を購入することになる。この級の第1号艇Klewang-625は2012年9月に進水した後ほどなく発生した火災で損壊した。

2009年、PT Lundin造船工場は契約を締結し、インドネシア海軍のために1隻の非常に先進的な「ステルス」戦闘艦を建造している。2007年からPT Lundin工業投資社(北海造船工場)とインドネシア海軍は多くの研究プロジェクトを展開した。第1号艇は2010年初めに建造が開始され、2012年8月31日に進水した。

FMPVは現代の「ウェーブピアシング型」三胴船設計を採用し、波によって持ち上げられるのではなく、艇に波を「貫通」できるようにさせる。両側に増加された船体は艇の安定性保持の助けになる。この種の設計は艇の縦揺れと横揺れを減少させ、武器プラットフォームの安定性を向上させ、艇が劣悪な海の状況下で高い航行速度、高い快適性と安全性を保持できるようにさせる。FMPVはステルス設計方案を採用し、艇のレーダー反射面積、赤外線、音、磁気信号特性を低下させている。武器方面では、艇上にはサーブ社のRBS-15 Mk.3型対艦ミサイル、BAEシステムズ社の「ボフォース」40Mk4型40mm艦砲1門、および1隻の11m級高速剛性充気艇が搭載され、艇全体のステルス性に影響しないように、充気艇の遮蔽カバーは念入りに設計されている。(中国船舶情報センター 白旭尭)


 第1隻目の火災については2012年10月1日のコラムで紹介しました。しかし燃えやすい材質は抜本的には解決されてないんでしょうね。

 もう1つインドネシア海軍関連です。

http://military.china.com/news2/569/20140321/18407117.html


インドネシア、ロシアの中古キロ級潜水艦の購入を取り消し 韓国との協力に集中へ

[「週刊ジェーン安全保障業務」の報道による] 3月12日、インドネシア海軍参謀長マスディヨウ上将は、インドネシアはロシアが提供する中古「キロ級」潜水艦を拒絶した、とした。

マスディヨウ上将は、海軍はロシアに向け代表団を派遣し潜水艦を検査し、かつロシアの当局者とそれらの有り得る譲り渡しを討論したが、代表団はロシアが提供する潜水艦がすでに2年不使用状態で置かれ、かつエンジンもある程度損壊していることに気づき、彼らは潜水艦の維持修繕費は相当に高くなると考えた、とした。このため、インドネシア海軍はロシアが提供する中古「キロ級」潜水艦の購入を取り消した。

インドネシアは目下2隻の1970年代後期に建造された「Cakra」209/1200級潜水艦を持っており、それらは2011年12月に韓国のデーウー造船・海洋工程社と締結した11億アメリカドルの契約で購した3隻の「Chang Bogo」級209/1200ディーゼル・電池混合動力攻撃潜水艦によって取って代わられる。

マスディヨウ上将は、インドネシアはChang Bogoプロジェクトに集中することになる、と語る。最初の2隻の潜水艦は韓国で建造され、一方第3隻目の潜水艦はインドネシアのPT PAL社がスラバヤに設けた工場内で建造されることになる。

インドネシア大統領ユドヨノはマスディヨウ上将の最近における海軍ハードウェア調達に関する意見を聴取し、彼はChang Bogoプロジェクト完成後、すぐに現地の造船工場で12隻の潜水艦を建造する計画を始動させることを考えている。


 1970年代に建造された取って代わられるべき潜水艦と型番が同じというのが気になりますが、ドイツにルーツを持つ韓国製潜水艦はロシア製に比べて性能はどうなんでしょうかね。

 今度はその韓国関連です。

http://military.china.com/news2/569/20140321/18407205.html


韓国の新世代近岸護衛艦、アメリカ製混合電力推進システムを採用

[安全保障業務の世界ウェブサイト3月20日の報道] DRS技術社は契約を獲得し、韓国海軍の未来の「仁川」(Incheon)級護衛艦のために、混合電力駆動(HED)推進システムを設計、生産する。

契約の金額は900万アメリカドルを超え、韓国の韓国暁星株式会社によって与えられ、主要な作業には2015年の引き渡しが計画される第1隻目の「仁川」級護衛艦の設計、試験、HED永久磁石エンジンと関連の駆動設備の生産が含まれる。

「仁川」級護衛艦は韓国海軍の近岸防御護衛艦で、現役の「浦項」(Pohang)級軽護衛艦と「蔚山」(Ulsan)級護衛艦に取って代わり、主に多種の作戦任務を引き受け、これには沿海パトロール、対潜作戦、運輸保障などが含まれる。韓国海軍は全部で8隻のこのクラスの護衛艦を建造する計画である。

DRS技術社のHED永久磁石エンジンは寸法、重量、動力発揮いずれの方面でも通常の電力エンジンに比べ非常に大きな優勢があり、エンジン室の設計により大きな柔軟性を持たせる。また、このエンジンはさらに非常に大きな程度上燃料と維持メンテナンスのコストを節約することができ、かつ比較的高い操作の柔軟性を持っている。(中国船舶工業総合技術経済研究院 呉小蘭)


 正直動力の説明は全然分かんないですけど電力で推進する船舶は新しい流れのようですね。

3月25日

http://tuku.military.china.com/military/html/2014-03-24/223018_2474845.htm

 内部も含む052D新型駆逐艦の画像集です。

http://tuku.military.china.com/military/html/2014-03-24/223020_2474943.htm

 側面の弾薬格納庫を開いた殲ー20の画像です。

http://military.china.com/news2/569/20140324/18409120.html

 内容は同じなんで訳しませんけど昨日も紹介したインド護衛艦の部品紛失関連の記事で、当該の艦と紛失した部品の画像があります。私は艦内で液体を流動させるタイプを想像していたんですが外部に突き出た鰭状のものでした。まあこれなら数カ月はともかくすぐに気付かなくても無理ないかもしれません。

 中国の対衛星兵器関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20140322/18408088.html


ロシア、中国の対衛星武器には決して突破はない 依然20年前の技術と重複

人民ネット3月22日の情報 「ロシアの声」ウェブサイトの報道によれば、アメリカ空軍の元分析者ブライアン ウィーデンは、衛星画像を根拠に中国が2013年3月に発射したミサイルは、宇宙機材を破壊する最新式兵器のテストだったと考えている。だがロシアの専門家は、中国が完備された対衛星システムを持つと考えるにはまだ時期尚早で、相手方の軍事的実力の出発点を誇大化するのは大国の宇宙における競争であり、ブライアンの調査報告にも同様に中国の軍事ポテンシャルに対し誇大に言う問題が存在している、と考える。

「ロシアの声」ウェブサイトの報道を次のように要約する。

中国は積極的に対衛星武器を試験しているが、まだ突破を取得したという根拠はない。この種の武器は仮想敵の衛星を撃墜できるが、静止衛星に対しては損傷をもたらすことはできない。ロシアの専門家はアメリカ空軍の元分析者Brian Weedenの結論に対しこのように評価している。このアメリカ人は、中国が2013年3月に発射したミサイルは宇宙機材を破壊する最新式武器の試験だったと考えている。

このアメリカの専門家が大量の衛星写真に依拠してテストに対する追跡を行って得た結論は、中国が軌道に向け動力迎撃器を発射した、というものである。この迎撃装置は弾薬がない状況下で衝突の力に助けを借りて目標を破壊する。もし本当にこうなら、中国は研究開発中の武器方面ですでに突破性の進展を取得済みだと言える。Brian Weedenはこのように考えている。だがロシア科学院美加所(頑住吉注:アメリカ、カナダ?)副所長バウェイル ズロタリエフは、これに反する自分なりの視点を持っている。

彼は、「私は中国人が突破を実現済みであるとは考えない。大いに有り得るのは、彼らが過去の技術の成果をなぞっているところだ、、というものだ。甚だしきに至っては、20〜30年前の、例えばソ連の成果をかもしれない。動力原則の対衛星武器を実施するのはごく簡単だ。相当に原始的な、例えば散乱する砂状の鉛を軌道に送り込みさえすればもう充分なのだ。こうした鉛弾は遅かれ早かれ必ず敵サイドの宇宙機材と衝突し、かつそれらの機能を失わせることになる。だが、敵サイドの宇宙機材を破壊するのに、これは決して最も有効な方式ではない。より作用を発揮するのは電子制圧である。

中国が研究開発するシステムがレーザーを用いて仮想敵の衛星を破壊するという可能性は排除されない。あるいは、マイクロ処理機によって宇宙機材を「盲者」に変えるかもしれない。ロシア社会政治センター責任者ウラジミール イェフシェイェフはこのように考える。

(頑住吉注:これより2ページ目)

彼は、「私は、より可能性があるのは、中国が各種の能力を増強中であり、直接的技術で衛星を破壊しようとしているだけでなく、さらにそれらを『盲』に変えようとしている、ということだと思う。これには有り得る敵の飛行機に向けミニ衛星を送り込むことによるものが含まれる。これはより現実的かもしれない。どうであろうと、中国は宇宙能力のために準備をしているところである。」

ウラジミール イェフシェイェフは、もし中国が宇宙に向け動力迎撃器を発射したのだとしたら、地球をめぐる軌道に向け発射できるだけで、Brian Weedenが考える静止衛星軌道に向けての発射ではない、と考える。

彼は、「現時点で中国が完備された対衛星システムを持つと考えるのはまだ時期尚早だ。中国は地球をめぐる軌道の衛星を破壊する能力を持つだけで、この点は2007年にもう証明されている。当時中国は高度約1,000kmの自らの気象衛星を破壊した。だが中国が静止衛星を破壊する能力を持つことに関する情報は、見たところ決して事実に符合しない。現在中国は決してこのような能力を持ってはいない。」と語る。

専門家たちは、相手方の軍事的実力の出発点を誇大化するのは大国の宇宙における競争である、と認めている。Brian WeedenがSpace Reviewウェブサイトで発表したこの非常に大規模な調査報告にも、同様に中国の軍事ポテンシャルを誇大に言うという問題が存在している。バウェイル ズロタリエフはこのように指摘している。

彼は、「中国の急速な発展を考慮し、アメリカは間違いなくこの国に非常に関心を注いでいる。彼らは、中国の政策は予測不能であると考えている。アジア太平洋地域で実力を見せつける方面のアメリカの利益は当然配慮すべきである。このため、この種の見方は中国の脅威を誇大化しているのかもしれない。」と語る。


 私は漠然と静止衛星は要するに地球の自転と連動するスピードで地球のまわりを回る衛星かなくらいの認識しかないので、静止衛星を攻撃するのがその他の衛星よりどうして困難なのかよく分からんのですが。アメリカが予算獲得その他の理由で中国の軍事力を誇大に言うことがあるのは確かでしょうが、逆に日本の実力を見くびって太平洋戦争初期に痛い目を見た例もあり、この衛星の件が実際どうなのかは何とも言えないでしょう。

 もう1つ中国の軍事力をどう評価するかに関する記事です。

http://military.china.com/important/11132797/20140322/18407917.html


日本の自衛隊の1人あたりの軍事費は中国軍人の3.4倍!

毎年の両会の期間、国防予算はいつも人々が関心を注ぐ焦点たる問題の1つである。中国の一般民の角度から見て、国がこのように大きく、基礎はまたひどく劣り、合理的な国防予算の規模と加速は真面目に向き合うことが必須の「国の大事」である。

同時に、国防予算は外国メディアが非常に関心を注ぐホットなポイントたる問題でもある。これは、その中から中国の国防建設の新たな方向、新たな変化、および地域と国際的な構造にどういった影響を及ぼし得るか、判断しようと考える人がいるからである。しかし逆に色眼鏡をかけ、あまり正常ではない心的態度でこの件を見、もって外部の公衆に一方的な誤解、甚だしきに至っては故意のミスディレクションをもたらす一部の人もいる。

中国の2014年度の国防予算は絶対値では世界第2位にいて、1,320億アメリカドルに相当するものの、現役の230万人の軍人に応じて計算すれば、軍人1人あたりの軍事費の水準は約5.76万アメリカドルでしかない。これに比べ2014年のアメリカ軍人の1人あたりの軍事費は43.68万アメリカドルで、中国の7.6倍に相当する。もし日本の自衛隊と比べるならば、彼らの2014年度の1人あたりの軍事費もすでに19.58万アメリカドルに達しており、中国の3.4倍に相当する。

軍人1人あたりの軍事費を強調するのは、それがその軍隊に一体どのくらいの経済能力があるか、各システムおよびそれぞれの軍人に関わるハードおよびソフトウェアの実際の装備レベルの解決などを決定し、将兵の待遇の水準をも直接的に決定するからである。中国軍人の1人あたりの軍事費はかくのごとく立ち後れているが、まさか国民の経済発展を基礎に合理的に国防予算額を増加し、もって先進国の軍隊との間の隔たりを徐々に縮小すべきでないとでもいうのだろうか?

(頑住吉注:これより2ページ目)

軍人1人あたりの軍事費の水準を高めたければ、2つの解決策しかない。1つは国防予算の増加、もう1つは軍隊の規模の縮小である。2004年から2014年、我々の軍人1人あたりの軍事費は1.04万アメリカドルから5.76万アメリカドルまでアップし、先進国との間の隔たりはまさに徐々に縮小しつつある。

ある人は中国の軍事費問題で大げさに騒ぐことを好み、中国の軍事費の規模と増加速度は全く必要ないものであり、何故なら中国に脅威を与えようとする者はいないからだの何だのと言うが、これは無邪気なわけではなく故意の嘘に他ならない。近い例で言うと、海上では長期にわたり毎日24時間外国の飛行機や軍艦が我々の12海里の領海の外側にぴったり貼り付いて我々に対し軍事目的の監視、偵察をいつも行っている。中国は軍拡し戦争に備えているところであり、他国に脅威を与え、元々あった地域のバランスを破壊し、地域の安定に影響している、と言う人もいる。彼らのロジックによれば、元々あった強者の一人天下という圧倒的戦略の優勢こそが神聖な現状であり、戦略バランスなのである。そして弱者が自らを増強し、もって合理的なバランスを追求しようとすれば、逆にバランスの破壊となり、そこでいわゆる「アジア再バランス」が必要となる。これはひどく道理に外れてはいないだろうか?

軍事費の透明度の問題に関しても、西側が力を入れて攻撃する焦点の1つである。実は各国が言明する軍事費の規模が事実に属そうが属すまいが、そのおおよその水準が一体どうなのかは専門家の面前ではごまかしきれない。何故ならその国の軍隊の規模、人事費の水準、主要装備の研究開発と配備など大量の公開されている情報の中から、大体の水準は逆算でき、非常に大きな差異が生じるはずはないからである。増してや現在の平和と発展の大きな前提の下で、軍事費の規模を隠しごまかす何の必要があるだろうか?

要するに、我々はおおよそ以下のいくつかのような判断を得ることができる。まず、中国の国防予算水準は、軍人1人あたりの軍事費で先進国と比較すれば、一定の期間内は依然比較的低い水準にあるかもしれない。次に、中国の国防予算は今後何十年かの間依然合理的に加速する状態に置かれ、軍人1人あたりの軍事費の水準がそれぞれの先進国と大体同じになった時、やっとそれぞれの大国と相似の状態を保持するだろう。最後に、中国は平和的勃興を堅持し、世界の軍備抑制と軍縮活動の積極的推進者および参与者となり、しかも終始各国との協力を願い、地域と世界の平和と安定のために共同の努力をするだろう。(徐光裕)


 いやだから専門家が推算する軍事費と中国が発表している軍事費が大きくかけ離れていることが問題だとされているんですが。それはさておき自衛隊の1人あたりの軍事費がアメリカの半分以下というのは意外でした。

3月26日

 北朝鮮関連です。

http://military.china.com/news2/569/20140324/18410242.html


韓国メディア:北朝鮮、時速100kmのモーターボートを製造 海上奇襲能力が向上

人民ネット3月24日の情報 韓国連合通信社の報道によれば、韓国政府高層の消息筋の人物は23日、北朝鮮は特殊部隊の海上奇襲能力を高めるため、去年からVSV型モーターボート(Very Slender Vessel)の建造を開始し、かつ去年半島東部海域において試験航行を行った、と明らかにした。現在、この高速モーターボートはすでに実戦配備段階に入っている。

報道は、このモーターボートは全長15〜20m、時速は100km以上に達し得、北朝鮮がすでに配備している硬体充気艇に比べより速く、海軍特殊部隊兵力投入のツールである、とする。韓国軍のある関係者は、北朝鮮はずっと海上浸透戦闘力を拡大しているところである、と語る。この高速モーターボートが実戦配備を完成させれば、北朝鮮が持つ対潜艇と結合してより大きな作用を発揮することになる。彼はさらに、これらのモーターボートは北朝鮮東海艦隊の前方基地に配備される可能性が高い、と語る。

また、韓国政府の消息筋の人物は、北朝鮮が2000年以後生産を開始した「先軍虎」戦車の外壁の厚さは800〜900mmにまで増加し、かつ戦車が搭載する殺傷性武器の攻撃力が高められた、と明らかにした。「先軍虎」戦車の砲塔には93mm口径の燃料気化爆弾発射装置が搭載され、かつヘリを撃墜するSA-16携帯式地対空ミサイルを持つ。

韓国軍関係者は、北朝鮮は前線と後方の装甲部隊に1,000両余りの「天馬虎」および「先軍虎」戦車を配備済みらしい、とする。北朝鮮は海上攻撃および浸透戦闘力を向上させる他、さらに不断に陸上戦闘力を拡充しているところである。(ヤンジヤチー)


 全長15〜20mですから普通に言うモーターボートよりはかなり大きく、時速100kmを超えるモーターボートもあまりないようです。新型戦車の「外壁の厚さは800〜900mm」というのは砲塔前面の最も厚い部分で、ごく一部のはずです。「燃料気化爆弾発射装置」(原文では「燃料空気炸弾発射装置」)というのも気になります。

 次は中国の新型戦車関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20140324/18409473.html


ロシアメディア:中国の新型戦車、2年内の研究開発成功が有望 GPSを追加装備

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「MBT-3000には125mmスムーズボア戦車砲が装備され、翼で安定するサボ付き徹甲弾(APFSDS)、成形炸薬弾(HEAT)、 榴弾(HE)が発射でき、同時に射程が5,000mの砲から発射されるタイプのミサイルも発射できる。」)

【グローバル軍事報道】 ロシア軍事工業総合体ウェブサイト3月24日の報道によれば、最近のある情報は、中国北方工業社は2年以内に、2012年から開始された新型メインバトルタンクMBT-3000の研究開発作業を完成させることを希望している。

ロシアメディアは、北方工業社は中国唯一ではないが、数多くはない専門にメインバトルタンクの研究開発に従事する会社である、とする。MBT-3000新型戦車は戦闘重量51トン、最大時速は42マイル、すなわち時速75kmに達するべきこととされ、航続距離は500kmで、専用の設備の助けを借りて4〜5mの深さの水の障害および幅2.7mの壕を越えることができる。

新型戦車は125mmスムーズボア砲を配備し、砲弾の他、さらに最大射程5,000mの砲から発射されるタイプのミサイルを発射することができる。さらに12.7mm高射機関銃および7.62mm同軸機関銃を配備する。またさらに8門の76mm煙幕弾発射器および4門の76mm煙幕弾発射器もある(頑住吉注:こう書いてあるんですが誤りですかね。それとも発射筒を8本まとめた発射機と4本まとめた発射機があるということでしょうか)。この戦車は第2世代熱成像装置を装備し、さらに新型消防システムを配備する。

MBT-3000メインバトルタンクの動力装置はタービン増圧電伝ディーゼルエンジンで、出力は1,300馬力、馬力荷重は25.5馬力/トンである。火力コントロールシステムは全デジタル化を実現し、GPS衛星ナビゲーションシステムを持つ。

評論家は、MBT-3000新型戦車はMBT-2000改のさらに一歩の発展型で、特別に突出した差異はなく、主要な創新成果は火力コントロールシステムの完備、GPS衛星ナビゲーションシステムの追加装備である、と考える。(編集翻訳:林海)

(頑住吉注:3ページ目は本文の一部を切り取ったものなので省略します。4ページ目)MBT-3000はメインの弾薬コンパートメントに置かれる38発の弾薬を搭載し、同時に22発の弾薬を、毎分8発発射する自動装填装置内に置く。また操縦員のために非冷却式第2世代熱成像装置1台を配備し、砲手と車長にはぞれぞれ冷却式の第2世代熱成像装置1台を配備する。

(頑住吉注:4ページ目)MBT-3000が使用するエンジンは電気コントロール式1,500馬力12気筒4サイクル水冷式タービン増圧ディーゼルエンジンで、このエンジンの特徴は信頼性が高く、燃料消費が低く、維持修繕が便利なことで、MBT-3000の動力装置は一体で吊り下げて装備でき、有効に維持修繕作業の時間を短縮できる。

(頑住吉注:5〜8ページ目)MBT-3000戦車


 名称からして輸出専用機種と思われますが、技術的には中国軍用最新機種と当然広範囲で重複しているはずです。

 ロシア・ウクライナ関連です。

http://military.china.com/news2/569/20140324/18409956.html


ロシアメディア:ミルー28Hはロシアのエンジンを採用 ウクライナの影響を受けず

【グローバル軍事報道】 ロシア軍事工業総合体ニュースネット3月23日の情報によれば、消息筋の人物はウクライナ情勢がミルー28H「ナイトハンター」ヘリのエンジン供給に影響することはなく、このヘリは完全にロシア製のVK-2500エンジンを使用することになる、とした。

報道によれば、ロシアのサンクトペテルブルグの「クリモフ」工場の新たな基地はVK-2500ターボシャフトエンジンの生産を開始することになり、この基地は2014年に全面的な正式運行を開始する。ロシアは2014年に国内で50台のVK-2500エンジンを生産する計画で、かつ将来は毎年300〜320台生産の目標を達成する計画であり、このうち250台は本国の国防事業に供給し、その他はその他の国に輸出されることになる。

これにより、ロシアのミルー28Hヘリは自ら生産したエンジンを使用することになり、そのエンジンの供給はロシア・ウクライナ関係問題の影響を受けることはない。

ロシア連合航空製造集団社代表が強調して言うところによれば、「直ちに本国製品を完全に使用して輸入に取って代わらせることは非常に困難だ。これにはさらに一定の努力が必要だが、このようにすることは大変有意義である。」 (実習編集翻訳:馬恩玲 原稿チェック:ジャイルーマン)


 中国に輸出されることはあるんですかね。

3月27日

 韓国関連です。

http://military.china.com/news2/569/20140325/18411501.html


韓国、7.4兆ウォンを投じて40機のF-35Aを購入へ 別に4機のグローバルホークを購入

【グローバル軍事報道】 韓国連合通信社3月24日の情報によれば、韓国防衛事業庁は24日、韓国防衛大臣金寛鎮は同日第77回防衛事業推進委員会会議を召集、主催し、会議は対外軍事販売(FMS)の方式を通じてアメリカから40機のF-35A戦闘機と4機の「グローバルホーク」偵察機を購入することを決定した、とした。

対外軍事販売は政府間の購入契約で、交易の主体はアメリカ空軍と韓国防衛事業庁であるとされる。F-35Aの価格はこの機種のメーカーであるロッキード・マーティン社がアメリカ空軍に提供する出庫価格を根拠に確定されることになる。韓国政府が見積もるこの戦闘機プロジェクトの総費用は7.4兆ウォン(約426億人民元に相当)前後であるとされる。

防衛事業庁サイドは、できるだけ早く戦闘機に対し評価を行い、かつアメリカ空軍と協議を展開し、今年第3四半期の購入契約締結を勝ち取る、とする。韓国軍は2013年11月にF-35A戦闘機を次世代戦闘機(F-X)機種として選定し、かつ2018から2022年の間にまず40機を購入することを決定した。

また、会議はさらに、同様の対外軍事販売方式を通じて4機の「グローバルホーク」偵察機を購入する評決を通過させた。この偵察機があれば、韓国は北朝鮮全域に対し24時間の監視が行える。(実習編集翻訳:呉潔瓊 原稿チェック:李小飛)


 日本は42機導入するのでそれに対抗して、ということでしょうか。グローバルホークは米軍がですが日本にも配備しようとしていますね。

 一方韓国はフィリピンに戦闘機を輸出しようとしています。

http://military.china.com/news2/569/20140324/18409236.html


フィリピン、4億アメリカドル余りを費やして韓国のFA-50戦闘機を購入 南海のパトロール能力を増強

フランス通信社3月21日電 フィリピンは21日、韓国およびカナダから総額5億アメリカドルを超える軍用機を購入する、とした。隣国の中国と領土の紛糾に陥っている際のことであり、この挙はフィリピンの軍事グレードアップ計画の一部分である。

フィリピン国防省副大臣フェルナンド マナロは記者に向け、購入契約は28日に締結され、内容は189億ペソ(約4.18億アメリカドルに相当)で12機の韓国航空宇宙工業社が生産するFA-50戦闘機を購入することが含まれる、とした。

マナロはさらに、これと同時に、カナダの商業会社はフィリピンのために8機の「ベル」412ヘリを提供する契約を獲得することになり、金額は48億ペソ(約1億アメリカドルに相当)である、と語った。

フィリピンはすでに750億ペソ(約16.6億アメリカドルに相当)の資金を費やす軍事グレードアップ計画を始動させており、もって武装力量の実力を増強し、特に南海の争いある海域のパトロールを担当する部隊の実力を増強する。

台湾の「中央社」3月22日電 南海の論争がヒートアップする際、フィリピン国防省の高官は、海軍のために2機の全く新しい対潜ヘリを購入することになり、関連のプロセスは年内に完成する予定である、と言明した。


 韓国製の練習機から発展した戦闘機12機を購入したからといって中国相手にどうなるものでもないとは思いますけど、もちろんできる範囲の努力をしないわけにもいかず、また戦闘機と言えるものが皆無の現状よりずっとましでしょう。

 「梟竜」戦闘機関連です。

http://military.china.com/news2/569/20140324/18410049.html


パキスタン、ナイジェリア向けに梟竜を販売 国防工業の協力を強化

【グローバル軍事報道】 中国国防科学技術情報ネット3月24日の報道によれば、パキスタンはバーレーンおよびナイジェリアとの国防工業協力を強化し、より多くの軍事装備を輸出するさらに一歩のチャンスを探し求めているところである。

3月17日、パキスタンとナイジェリアは2カ国間会談を行い、両国の国防貿易と合同生産プロジェクトのためにより多くのチャンスを提供することを提案した。ナイジェリアはパキスタンのJF-17「雷電」(梟竜)戦闘機の目標とされる顧客で、ナイジェリアはさらにパキスタンからAl-Zarrarメインバトルタンク、Kaan 33快速攻撃艇および一連の小型武器を購入することを計画している。

バーレーン国防当局者との面会後、パキスタン政府は3月19日に両国が国防生産方面の協力を重視することになる、とした。バーレーンが比較的強い国防工業の能力を持たないことにかんがみ、両国間の協力は低技術密度の地上システム領域に集中する可能性がある。

この2カ国の他、アブダビ首長国、エジプト、イラク、ヨルダン、クウェート、オマーン、サウジアラビア、アラブ首長国連邦およびイエメンはいずれもパキスタンの武器の主要な購入国である。(呉小蘭)


 結局いまだにパキスタンしか実際に装備していないわけですが、いずれかの国との契約はまとまるんでしょうか。韓国のFA-50との実力差も気になります。

3月28日

http://tuku.military.china.com/military/html/2014-03-27/223094_2476398.htm

 「バイソン」ホバークラフト第1号艦が引き渡され、国産の第2号艦が着工された、ということです。

 ロシア・フランス関連なんですが‥‥。

http://military.china.com/important/11132797/20140325/18413035.html


ロシア・フランスのミストラル艦に関する交易がだめになる可能性 中国の上陸艦、ロシアの選択肢になる

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「現在ロシアに輸出される第1隻目の『ミストラル』級強襲揚陸艦はすでに航海試験を開始しており、もしフランスサイドが契約を履行しなければ、ロシアサイドに巨額の賠償金を支払う必要がある。画像はフランス海軍が装備するミストラル艦。」)


ロシア・フランスの「ミストラル」交易がだめになろうとしている?

本報記者/魏東旭

ロシア大統領プーチンは3月21日、連邦議会の批准を経てクリミアをロシアに編入する条約に署名し、このことはクリミアのロシアへの編入の法的プロセスが全部完成したことを示している。この挙に対する回答として、アメリカ・EUはまさにロシアに対しさらに一歩の制裁を実施する準備をしている。フランス国防大臣ロッドリヨンは同日、フランスはすでにロシアとの軍事協力を暫時停止し、同時に4機の戦闘機をリトアニアに増派し、バルト海および周辺国上空の空中パトロール活動を増強する準備をしている、とした。ロシアが12億ユーロの資金を費やしてフランスから2隻の「ミストラル」級強襲揚陸艦を購入する契約もだめになる可能性がある。

フランス、戦闘艦の引き渡しを拒むと威嚇

フランス国防大臣ロッドリヨンは、クリミア危機発生後、フランスはすでにロシアとの「絶対多数の軍事協力」を暫時停止しており、再度ロシアサイドと合同軍事訓練を挙行することはなく、何故なら「ヨーロッパ大陸がまさに冷戦終結以来最も深刻な危機にあり」、「ロシアのクリミアに対する占領はヨーロッパの平和と安全に脅威を与えている」からである、とした。

ロシア・フランス間の「ミストラル」級強襲揚陸艦の交易に関しロッドリヨンは、「第1号艦の引き渡し期日は今年10月であり、このため引き渡しの暫時停止問題は10月になってやっと出現する」とした。だが彼は、もしEUがロシアに対し広範な経済制裁の実施を決定し、かつ「ミストラル」級強襲揚陸艦の引き渡し暫時停止が制裁の一部分になったら、フランスはこの金額が12億ユーロに達する契約の履行を中止するだろう、と強調した。

「ミストラル」はフランスが第二次大戦後に開発した第4世代上陸艦で、海軍の兵力投入と指揮の需要を満足させるのに用いられる。この艦は全長199m、全幅32m、喫水6.2m、飛行甲板の面積5,200平方m、満載排水量21,500トン、16機のロシア製Ka-50/52武装ヘリ、470名の突撃隊員、装輪式装甲車、ホバークラフト上陸艇など多種の装備が搭載できる。第1号艦「ウラジオストック」号はすでに進水し、現在試験航海中で、元々の計画では今年ロシアサイドに引き渡すことになっている。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「注意に値するのは、ロシアサイドには今に至るもまだミストラル艦とセットになるホバークラフト上陸艇がないということである。もしミストラル艦を装備しても、一定の時間内は完備された作戦能力を具備することはできないのである。」です。)

「ミストラル」はまさにロシア海軍兵力投入の弱点を補う重要装備であると言える。ひとたびこの交易がだめになったら、ロシア海軍は非常に長い一定の時間内依然遠洋兵力運搬プラットフォームを欠乏させることになる。フランスサイドの契約を反故にしようとする態度表明に対し、ロシア製府の国防事務に責任を負う副首相ロゴージンはフェイスブック上で回答し、「契約の義務を履行し、期日通り(ヘリ)空母を引き渡すか、金と我がバルト海の工場で組み立てた艦尾部分を我々に返すかだ!」としている。ロシア連合造船社は、もしフランスが「ミストラル」級艦の契約履行を拒絶したら、巨額の損害賠償請求に直面することになる、とする。

ロシアには依然他の選択肢あり

ロシア海軍が当初において「ミストラル」購入を決定した時、軍内にはもう異なる意見があった。現在、少なからぬ人がこのプロジェクトの流産は必ずしも悪いことではないと考えている。ロシア下院国防委員会主席で黒海艦隊元司令のウラジミール ケモイェドフ海軍上将は、もしフランス人が「ミストラル」の契約履行を拒絶したら、彼らに向け「有り難う」を言うべきだ、とする。「実は我々は自分でもこの種の『缶詰の殻』は建造できる。ロシアのこのクラスの戦闘艦は設計がより良く、装備もより良いのだ。」 ケモイェドフは、本来もう非常に多くのロシア海軍関係者はフランスとの契約に反対していたのだ、と強調する。

もし「ミストラル」の交易が完全にだめになったら、ロシアにはまだどんな他の選択肢があるのだろうか? 分析者は、損害賠償請求の後、ロシアはこの資金を利用して自ら大型上陸艦の建造を行う可能性がある、と指摘する。だが、ロシアの造船工場は1.4万トン級「イワン ルオゲフ」大型上陸艦の建造技術を掌握しているものの、この種の艦艇は超大型の戦車上陸艦としか評価できず、4機のヘリしか搭載できず、総合作戦能力は「ミストラル」よりはるかに弱い。設計をやり直し、全く新しい強襲揚陸艦を建造するのをロシア海軍は待てない可能性がある。そして再度その他のヨーロッパの国から購入することはアメリカの妨害に直面するだろう。

外界は、中国がすでに安全保障業務展で輸出用の強襲揚陸艦を展示していることに注意を向けている。これがあるいはロシアの新たな選択肢となるかもしれない。

(頑住吉注:3ページ目)ロシアがミストラル上陸艦を導入するのは、協力の中でフランスの先進的な造船技術を獲得することを望んだためでもある。だがロシア国内ではこれに対する批判が全く途絶えたことがない。

(頑住吉注:4ページ目)ロシア海軍の上陸作戦艦艇の排水量をさらに大きくしてもやはり伝統的な戦車上陸艦である。画像はロシア軍太平洋艦隊の「ニェウェイールスキー海軍上将」号大型上陸艦。

(頑住吉注:5ページ目)画像は2013年に中船重工がマレーシアで展示した輸出型強襲揚陸艦。フランスがもし契約を破棄したら、中国はロシアサイドの新たな選択肢になり得る。

(頑住吉注:6ページ目)しかも中国はホバークラフトを含むフルセットの上陸作戦装備を提供できる。

(頑住吉注:7、8ページ目)メディアが作図した中国の未来の強襲揚陸艦の説明図。


 ロシアの関係者は中国の強襲揚陸艦を買う可能性があるなんて一言も言っておらず、中国人の勝手な願望に過ぎないようです。ロシアと中国の兵器関連の交流は密接ですが、無人機、非空気依存推進システムなどごく一部中国が先行している分野に関しても何故かロシアは中国製品を購入しようとしておらず、強襲揚陸艦やホバークラフトでも同じじゃないでしょうか。また「ミストラル」の一部分を建造してしまっている以上、手持ちの資料を自力で補って設計し、「ミストラル」類似の艦を建造するという可能性が最も高いと思いますけど。

3月29日

 ロシア関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20140326/18414216.html


ロシアメディア:ロシア、アルゼンチンと協議を成立させる アルゼンチンに軍事基地を建設へ

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「冷戦の時期、ソ連はアメリカと全方位の軍事の勝負を行うため、強大な軍事力を保持し、世界各地に多くの軍事基地を設立し、国外駐留軍は最高の時で63万人に達した。」)

【グローバル軍事報道】 タス通信ネット25日の報道は、アメリカとEUがウクライナ危機ゆえにロシアに対し厳しい制裁を実施することを討論している際に、ロシアと南米第2の大国アルゼンチンは協議を達成させ、その国内にロシアの軍事基地を配備することを決定した、とした。だが文章は、この軍事基地がアルゼンチンのどの場所に位置を選択するのかについては決して明らかにしていない。

ロシアの「軍事視察」ウェブサイトの報道は、ロシアのこの行動はアメリカの深刻な不安を引き起こすだろう、とする。何故ならアルゼンチンおよびその近隣の盟友ベネズエラはいずれもイランと友好関係を保持しているからである。ロシアがアルゼンチンに軍事基地を建立し、その西半球(頑住吉注:まあアメリカを中心とした地球の半分と思えばいいです)におけるプレゼンスを拡大することは、アメリカ政府にとっては疑いなく極めて大きな挑戦と言え、このことは非常に大きくアメリカの影響力をそぐことになる。また、アメリカはその南部国境地域に決して充分なミサイル防衛システムを配備してはおらず、このため国がミサイルの打撃をまぬがれることを保証することはできない。

報道は、これまでロシアはずっとラテンアメリカ諸国において軍事的プレゼンスを強化し、かつ武器輸出を拡大することを企図してきたが、その目的はアメリカの、ロシアとイランとの国境地域における絶え間ない軍事力強化に反撃するためである、とする。現在ロシアはキューバ、ニカラグア、ベネズエラ、アルゼンチンに軍事基地を建立することを積極的に推進しており、この4か国はいずれもロシアと親しいパートナー国である。

ロシアの軍事専門家は、ロシアがなしたこの決定は、アメリカがウクライナ危機の中で採った反ロシア措置に対する一種の報復である、と考える。将来ロシアは重点をニカラグアに置くことになるだろう。何故ならこの国の政治と経済の形勢は安定しているからである。だが現在ロシアの外交官は決して同国と軍事基地に関する協議を達成したとの情報が事実であると確認していない。(柳玉鵬)

(頑住吉注:2ページ目)ソ連解体後、ロシアの対外戦略の変化および経済状況の悪化につれ、ロシアの海外軍事基地は不断に減少した。

(頑住吉注:3ページ目)現在までにロシアの海外基地は7つを残すのみとなっている。

(頑住吉注:4ページ目)ある視点は、ロシアの海外における軍事基地はすでに純粋な軍事の色彩を失っており、逆により重要な政治的役割を演じている、と考える。

(頑住吉注:5ページ目)ある国がもし海外において軍事力を見せつけることに対して興味を抱いたら、このことは一般にその国の地縁政治の策と軍事の方針が到達し得る程度を表している。

(頑住吉注:6ページ目)ロシアが海外基地の数を増やすことは、ロシアの実力が徐々に増強する表れである。

(頑住吉注:7、8ページ目は本文の一部を切り取ったものなので省略します。)


 ますます「新たな冷戦」ぽくなるのかなーという印象を受けたんですが、翌日になってこんな記事が出ました。

http://military.china.com/news2/569/20140327/18416249.html アルゼンチンに基地は嘘だお


ロシア、アルゼンチンに軍事基地を建設するとの情報に反駁 挑発的な噂であるとする

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「ロシア外務省スポークスマンのアレキサンダー ルカシェヴィッチ(資料画像)」)

【グローバルネット報道 記者 葛鵬】 「ロシアの声」放送局3月26日の報道によれば、ロシア外務省スポークスマンのアレキサンダー ルカシェヴィッチは26日声明を発表して、アルゼンチンにロシアの軍事基地を建設することに関する情報は挑発的な噂である、と語った。

ルカシェヴィッチは、インターネット上に出現したロシアが南米の国への軍事基地建設を計画していることに関する情報は人を不可解にさせる、とした。彼は、西側メディアにおける反ロシアブームの下でこの種の杜撰な情報が出現することは決して人を驚かせない、と考える。彼は強調して、「我々はロシアとアルゼンチンの発展を徐々に進める2国間関係を堅持する。我々の間のパートナーシップには堅固で友好的な基礎があり、この関係はいかなる人に照準を合わせたものでもない。」と語った。

(頑住吉注:以下は上の記事との重複なので省略します。)


 否定の仕方も、将来も含めその可能性はないとはっきり否定している感じでもなく、またベトナムに潜水艦基地を設けるとの説もあり、大きな流れとしては世界中に軍事基地を建設する方向になるのではないでしょうか。

http://military.china.com/news2/569/20140325/18412964.html


韓国元高官:朝鮮半島の統一は韓国・アメリカ両国の新たな課題となる

【グローバルネット総合報道】 韓国連合通信社3月24日の報道によれば、朴槿恵政権が推進する「統一大事業」に対し、アメリカのワシントンの朝鮮半島問題専門家の大多数は慎重な態度である。彼らは統一協議は非常に重要だが、韓国・アメリカ安全保障の主要な課題である北朝鮮の非核化の進展は緩慢であると考える。韓国元議会外交通商統一委員長朴振は、「私は統一問題は韓国・アメリカ同盟の新たな使命でもあるし、両国の新たな課題でもある」とする。

ある専門家は、アメリカの朝鮮半島問題専門家は半島の統一問題に対し大体の上では歓迎する態度であり、かつ積極的に支持しているが、非核化問題の進展が緩慢な状況下において、慎重な視点の人も少なくない、と指摘する。

これに対し朴振は、朴槿恵政権が提出した「統一大事業」は北朝鮮と韓国の長期的統一を追求するもので、この過程では統一の青写真が実現できるだけでなく、周辺国に対しても有益である、とする。アメリカが北朝鮮・韓国統一問題の上で最も積極的な立場であるのが最も明確であり、統一問題は韓国・アメリカ同盟の新たな使命でもあり、両国の新たな課題でもある。両国は積極的に努力し、関連の統一戦略を協議すべきである。

彼はさらに、北朝鮮の非核化は韓国政府にとって疑いなく重要な政策目標であると言え、韓国は一切の北朝鮮・韓国対話の契機をを利用して、非核化問題を談判のテーブルの上に乗せるだろう、と指摘する。韓国・アメリカ・日本三国はハーグ核セキュリティサミットでも重点的に北朝鮮の非核化問題を討論する。(実習編集翻訳:陳楚 原稿チェック:李小飛)


 朴槿恵は統一の経験あるドイツのメルケル首相とも会談して協力をとりつけたと報道されていますが、中国は決して韓国主導の統一を望まないですし、統一後ドイツは旧東ドイツが重荷になってかなりの期間苦しみ、朝鮮半島の統一も簡単にはいかないだろうと思いますが。

3月30日

 052D新型駆逐艦関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20140326/18414722.html


ロシア、052Dはアメリカのアーレイ・バーク級との比較に堪える 中国がロシアに先行していることを認める

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「中国海軍の新世代である052Dミサイル駆逐艦がアメリカの『アーレイ・バーク』級に相当するというのは、アメリカメディア、ロシアメディアの一致した視点である。」)

【グローバル軍事報道】 「ロシアの声」は25日、「中国の新型駆逐艦は全世界で力量を見せることができる」との題で評論し、解放軍海軍部隊はこれにより、用途から能力まで全てアメリカ海軍の主力軍艦「アーレイ・バーク」級と同等に優れた艦船を持った、とした。

文章を以下のように要約する:ロシアの戦略・技術分析センターの専門家ワシーリ コーシンはこのように考えている。

周知のように、この新型艦艇は多機能の、アメリカの「「イージス」に類似した武器システムを装備しており、同時に各種の対空、巡航、対潜を含むミサイルを発射できる垂直発射装備も配備する。また、この駆逐艦はさらにアクティブフェイズドアレイレーダーを持つ。

中国海軍はこの種の艦船を装備する方面でロシアに先行している。今までにロシアはまだ「イージス」システムを装備した軍艦を完成できていない。ロシアはすでにこの方向で研究開発作業に従事したことがあるが、ロシア海軍はほとんどあらゆる資源を潜水艦の建造方面に用い、水上艦艇建造方面は停滞状態にある。アメリカを除き、中国は唯一独自にこの種の多機能武器システムを製造できる国である。

052D型駆逐艦の建造の系列は多く、数は12隻未満ではない。将来その数はさらに増加するかもしれない。これらの新型艦船は中国海軍に実力強大な打撃集団を形成させることができ、世界のいかなる位置でも自らの力量を見せることができる。052Dは64発の巡航ミサイルを配備し、アメリカの「アーレイ・バーク」級駆逐艦の90発よりやや少ない。だが空母をメインとし、4隻から6隻の駆逐艦によって随伴される集群はすでに相当な能力を持ち、中サイズの国の経済に対し受け入れられない重い傷をもたらすことができる。130mm火砲は海岸の目標に対し打撃が行える。中国人はまさにアメリカの模式に照らしてこの種の火砲のために調整可能で打撃距離が遠い砲弾を研究開発しているところだと予想できる。

052D型艦船には、アメリカの同類型艦船に似た発展変化の過程が出現することになると推測できる。まず関わるのは打撃能力がより強い対空ミサイルである。弾道ミサイル、甚だしきに至っては低軌道衛星の打撃方面において、この種の類型のミサイルはより幅広い能力を持つ。さらに巡航ミサイルの数を増加し、かついくつかの新型巡航ミサイルを研究開発することになる。またさらに対潜武器に対する最適化を行うことになる。

現在中国空母艦隊はまだ比較的弱い。初の空母はしばらく戦闘価値に限度がある訓練艦でしかなく、別に2隻の空母が建造中である。数年後、中国艦載航空隊は現実の戦闘力量となる。だが、052D型駆逐艦はより早く戦闘力を持ち、甚だしきに至っては空母がない状況下で、それらは必要な時、本国海岸を数千km離れたところで発生した衝突に介入することもできる。当然、軍事装備の他、さらに政治上の意思が必要であるが。

(頑住吉注:2ページ目)将来、中国海軍の052D新型戦闘艦はあるいは米軍同様、海上基地対ミサイル/対低軌道衛星作戦能力も持つかもしれない

(頑住吉注:3ページ目)中国は現在アメリカを除き、独立して大型艦載「イージス」システムを研究開発できる国である。ロシアも同類型の新世代軍艦を研究開発中であるが、現在まだ結果は出ていない。

(頑住吉注:4ページ目)ロシアの不断に強化される戦略ミサイル力量に比べ、ここ何年か以来ロシア海軍の艦艇装備の更新はごくスムーズさを欠く。

(頑住吉注:5ページ目)ロシアが新たに建造する新型水上艦艇の相当のものはインド、ベトナムなどの国に輸出されている。画像はインド海軍が輸入したロシア製の「トリチュール」号ステルス護衛艦。

(頑住吉注:6ページ目)ロシア海軍の現役主戦艦艇の主なものはまだソ連時代から残された遺産である。画像は地中海で中国海軍の塩城艦と合同演習を負行うロシアの「ピョートル大帝」号巡洋艦。

(頑住吉注:7ページ目)画像はロシアが研究開発中の1.2万トン級新世代駆逐艦の想像図。画像の示すところによれば、やはり「イージス」のたぐいのシステムを採用している。

(頑住吉注:8ページ目)画像はロシアの22350型多用途ステルス護衛艦の説明図。


 イージス類似のシステムも中国が先行しているのは間違いないようですが、やはりロシアは何らかの技術や兵器、装備と引き換えに中国のイージス類似システムを手に入れようとはせず、それが何故なのか気になります。

 ロシア関連です。

http://military.china.com/news2/569/20140327/18418061.html


ロシア副国防大臣:S-500ミサイルシステムはいかなる高度の目標も破壊可能

中新ネット3月27日電 「ロシアの声」ウェブサイトの報道によれば、ロシア副国防大臣ユーリ ボリゾフは先日、ロシアが自ら研究開発する第5世代ミサイルシステムS-500はいかなる高度のいかなる目標も破壊可能であるとした。

ボリゾフは、今年ロシアは継続してミサイル部隊に向け機動式遠距離対空ミサイルシステムS-400を提供することになる、と強調した。現有の技術に比べ、このシステムは効果と利益、コスト方面で2〜2.5倍の優勢がある。

ボリゾフはさらに、ロシア国防省と連邦航空宇宙局は現在プレセツク航空宇宙発射場で、小型、中型、大型各クラスの運搬ロケットを統一した「アンジャラ」宇宙ミサイルシステムを製造中であり、目標の軌道に向けて有効搭載荷を発射する精度と信頼性を有効に向上させることができ、これは国産部品と材料を使用するよう改め、生産、準備、発射のコスト低下のために可能性を提供する、とした。


 プーチンが中国向けのS-400輸出に同意したとのニュースもありますが、あるいは次世代のS-500の目途が立ったからなのかもしれませんね。




















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