コラムより転載:中国の航空機、空母その他関連小ネタその84

5月5日

 中国によるアメリカ空母論です。

http://military.china.com/news/568/20140430/18476971.html


大佐:我が軍は多種の武器を総合的に運用して強国の空母の進攻に対応すべき

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:我が国の殲ー15艦載機が空母上で訓練」)

人民ネット北京4月29日電(張慶成 康哲) 日進月歩の軍事科学技術に直面し、空母に対抗する各種打撃手段と高度新技術が次々と現れては尽きない今日、建造、維持保護のコストが非常に高く、長期にわたり「火力磁石」と呼ばれる空母が関心を集めている(頑住吉注:「火力磁石」は意味不明ですし、検索しても無数に引用された同一の文しかヒットしないので「長期にわたり〜呼ばれる」というのもまず嘘です)。著名な海軍問題専門家李傑、ロシア問題専門家郭宣は人民ネット強国フォーラムを訪問し、「新世紀の空母の運用と発展および我が国の空母に対する思考」につき、ネット仲間とオンライン交流した。

司会者:もし本当に他国の空母の我が国に対する武力進攻があったら、我が軍はどんなやり方で反撃できますか?

李傑:強国の空母が我が軍に対し打撃を実施した時、我が軍は絶対に単一の手段を用いて反撃してはならず、必ず体系化された軍兵種あるいは武器の集合を使用して対応する必要があります。他国の空母艦隊に対し、我が軍は長所を運用し、例えば中、近距離弾道ミサイル、対艦ミサイル、飛行機、甚だしきに至っては水中武器の搭載するミサイル、魚雷などを用いて攻撃を行うべきです。例えば旧ソ連が採用した飽和攻撃方式は、一般的に言って相手方はさらに強大な空母艦隊でも食い止め難く、このため強大な空母艦隊に対応するには、体系化された多方向、多元攻撃の作戦思想を採用する必要があり、それでこそ勝利を得る自信があるのです。

郭宣:国際関係の角度からは、いかなる「もしも」も落とし穴であり、世界に「もしも」はないのですが、純技術的な角度から言えば、中国にとって、中国が自らの事情をうまくやり、自らの空母艦隊をうまく作りさえすれば、いかなる国もあえて空母艦隊を用いて我が軍を攻撃してくることはないと信じます。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:『レーガン』号原子力空母」)

司会者:最近アメリカ海軍は、日本の神奈川県横須賀港に駐留し守る米軍第七艦隊の空母を、最新型の「ロナルド レーガン」号空母によって「ジョージ ワシントン」号と交代させると言明しました。太平洋において、アメリカ海軍第七艦隊の空母の実力はどうなのですか? 彼らは何故いつも太平洋を太平でなくかき乱すのですか?

(頑住吉注:どういうわけだかここから急に間接話法になるんですが)李傑は、アメリカ海軍が「ロナルド レーガン」号を用いて「ジョージ ワシントン」号と交代させることは、アメリカのアジア太平洋地域回帰、あるいは戦略再バランス実現の決意を表明するものだと考える。アメリカはアジア太平洋地域を非常に重視しており、このため最新型の「ロナルド レーガン」号空母をこの地域に配備するのである。「ジョージ ワシントン」号は横須賀に駐留して長年になり、これはアメリカ海軍唯一の海外に駐留する空母で、この空母は現在少なくとも中期修繕期の段階に入っており、非常に良いメンテナンスを行う必要がある。もう1つの方面ではその性能は「レーガン」号に及ばず、「レーガン」号は新しい順に数えて第2隻目の「ニミッツ」級空母であり、武器装備、原子力動力、およびその他の施設いずれも比較的新しく、このため交代で横須賀に配備されるのである。

米軍が太平洋を太平でなくかき乱すのは、ここ何年かアメリカ経済の全体的な下降と共に、国防費が不断に削減され、装備の数も削減されつつあり、アメリカ空母は当初のレーガン時代の14、5隻から徐々に現在の10隻まで減り、しかもこの10隻の空母ではまだ少々やりくりがつかないからである。アメリカがアジア太平洋地域再バランス戦略あるいはアジア太平洋地域回帰を実行したいなら、充分な数の空母があることが必須である。このため、アメリカ海軍は一方において性能がより良い空母を装備し、同時に太平洋を太平でなくかき乱す必要がある。今回オバマ大統領が東アジア4カ国を訪問したのは、太平洋を太平でなくかき乱し、その盟友である例えば日本、フィリピンなどを先兵として、アメリカのために軍事費を分担させようとするものである。太平洋地域はどんどんかき乱され、どんどん太平でなくなり、こうした先兵はどんどん不安を感じ、アメリカが彼らのために安全問題を引き受けることをどんどん必要とし、このようにしてアメリカはさらに一歩東アジアの前線に介入することができる。同時にこうした先兵はアメリカのために軍事費を引き受け、一方アメリカは新たな空母をアジア太平洋地域に配備するだけで即OKなのである。

郭宣は、アメリカが特別に太平洋地域に関心を注ぐのは政治、軍事、経済の中心が大西洋から太平洋地域に移っているからで、現在ロシアもすでに戦略の重点を太平洋地域に置いており、アメリカはそれぞれの大洋を封鎖し、ロシア、中国の軍事活動の空間を圧縮することを企図しており、このようにしてこそアメリカは本国の空母を全世界でぶらぶらさせることができるのである、とする。


 ちなみに「ジョージ ワシントン」は1990年進水、「ロナルド レーガン」は2001年進水と10年以上の差があります。アメリカ空母が母港にする海外の基地が横須賀だけというのは知りませんでした。ちなみにハワイやグアムなど本土を離れたアメリカの領土である島を母港にしている空母すらないんだそうです。

 ロシアの強襲揚陸艦関連です。

http://tuku.military.china.com/military/html/2014-05-04/223743_2488809.htm#pic


ロシアの第2隻目の外国から購入する上陸艦の船尾が進水!

ロシアの第2隻目の「ミストラル」級強襲揚陸艦の船尾

現地時間2014年4月30日、ロシアのサンクトペテルブルグで、「ミストラル」級上陸艦「セバストポリ」号の船尾が進水した。この船尾はフランスまで託送されて組み立てが完成されることになる。ロシアによるフランスの「ミストラル」級強襲揚陸艦購入は、第一次大戦以来ロシアと西側諸国の間での最大の軍艦購入交易である。


 一応ロシアとしては契約通りフランスに引き渡すんでしょうね。あるいはフランスは契約の履行を拒否して組み立てないかもしれませんが、ロシアで作った部分を返さないということはないはずで、そうなればロシアに戻されてロシアが完成させることになるのでは。

5月6日

http://tuku.military.china.com/military/html/2014-05-04/223761_2489185.htm#

 「055大型駆逐艦の模型らしきもの」の新たな画像集で、そのそばに空母の模型らしきものも作られている、ということですが何だか古いようにも見えます。

http://tuku.military.china.com/military/html/2014-05-05/223767_2489358.htm

 これもすでに触れたニューバージョンの039B潜水艦の画像集で、艦橋頂部に3本の白い線が出現したことが話題になっているということです。

 アメリカの原潜に対する中国の見方です。

http://military.china.com/critical3/27/20140504/18481349.html


アメリカ海軍、突然攻撃原潜を追加購入 剣は中ロの弱点を指す

アメリカ安全保障業務ニュースネットの報道によれば、アメリカ海軍は4月28日、10隻の「バージニア」級攻撃原潜を発注すると宣言し、総額は178.278億アメリカドルに達する。この発注の規模はアメリカ史上最高になるだけでなく、1回に発注する潜水艦の数でもアメリカ史上の記録を作った。アメリカの予算が逼迫している現在、アメリカ海軍は突然このような数の攻撃原潜を増加させるわけだが、その意図は考えさせられる。

攻撃原潜は核弾道ミサイル原潜とでは担う任務が異なり、通常潜水艦がないアメリカ海軍の攻撃原潜は主に通常作戦任務を担う。このため中ロ両国が積極的に軍を強化する戦略環境に直面し、海上通常威嚇作戦の優勢とバランスを維持しようとアメリカが現在原潜の装備数を増加させるのは、この種の現状に基づいてなす応急の反応に違いない。

新たに発注する10隻のバージニア級攻撃原潜は2つの重点方向に向け配備されることになる。まずは駐日米軍基地とアラスカ基地に頼って、ロシア海軍太平洋艦隊の日増しに回復する実力に対し抑止と威嚇を形成する。この中には日韓という盟友の安全保障に対する深まる需要があるだけでなく、現在すでに開始されている北極戦略の覇を争う戦いの準備に対応するためもある。北極に利益を持つヨーロッパの盟友に自信を強めさせるためであり、北極航路の支配権を争奪する「転ばぬ先の杖」のためでもある。

ロシアのウクライナ問題の上での強硬さ、およびヨーロッパの安全保障構造のこれにつれて起きる変化の影響は、アメリカに新たな冷戦発生の可能性に対し対応せざるを得なくもさせる。現在米ロはいずれもこのデリケートな問題の地域周辺に向け兵を増派し、しかもいかなる一方も屈服、妥協する確率はごく低い。アメリカがこの時に10隻の攻撃原潜建造計画を持ち出したのには、絶対にロシアに対する戦略的威嚇の要素が含まれている。目的はアメリカおよびNATOのロシアに対する軍事圧力の別の形での増加である。

2つ目は西太平洋および東アジアにおける中国の力量の勃興に照準を合わせてのことである。これには2つの方面の要素があり、1つは中国の国力の増加に伴う強軍計画が中米の軍事バランスに対し影響する可能性、もう1つは中国が南海と東海においてフィリピン、日本に対し見せる強硬、妥協せずの姿勢である。アメリカはこうした地域の事態の発展がウクライナ危機の影響を受け、アメリカの西太平洋とアジアにおける覇権体系および威信を深刻に弱めることを恐れている。アジア太平洋地域をバージニア級攻撃原潜増加の方向にすることは、中国に向け再度警告のシグナルを発しようとするものである。

アメリカはいかなる時にも中国との直接の軍事衝突の展開を企図することはないと思われ、第2の選択肢は威嚇と抑止戦略、戦術に立脚し中国に他への影響を恐れて手出しできなくさせる、ないし戦わずして屈服させることである。アメリカのシンクタンクが発表した「アメリカの対中国封鎖戦略の全貌 アメリカの『離岸コントロール』構想」との文章は、アメリカの戦略は東アジアの安全保障に極めて重大な影響をもたらし、この戦略が東アジアの安全保障環境を決定付けたと言ってもいいはずだ、とする。いわゆる「離岸コントロール」は地縁政治学上の優勢を利用し、中国に対し遠距離封鎖を含む経済消耗戦を実施することを指す。具体的に言うと、西南諸島からフィリピン列島以西の海域を封鎖し、大型タンカーやコンテナ貨物船が東海と南海に面する中国の港に入れないようにさせ、中国に戦争を終わらせるよう迫る、というものである。

中国の80%の輸入原油はマラッカ海峡を通過する必要がある。「離岸コントロール」構想に基づき、もしアメリカがマラッカ海峡、ロンボク海峡、スンダ海峡およびオーストラリア南北の海上ルートを封鎖したら、中国の原油輸入と原材料、完成品の輸出入は全て中断することになる。地縁政治の角度から出発すると、中国にはタンカーとコンテナ貨物船が迂回して本国の港に入るルートを設置する能力はないので、中国経済は巨大な損失をこうむることになる。非接触式の戦争手段によって中国に最終的な妥協と屈服を迫ることは、中国の伝統的な軍事学説の「戦わずして人を屈服させる兵法」を説明するものである。

離岸コントロール戦略の実施力量の需要から見て、超越的に長い航続距離、超越的に音が静かな隠蔽性と持久的打撃能力を持つ攻撃原潜はアメリカ海軍が上述の中国が依存するカギとなる重要水道を封鎖する最も良い選択である。しかも中国海軍は遠海遠洋の対潜能力の支持が高度に欠乏してもおり、このことは中国海軍を西太平洋およびインド洋のカギとなる重要航路の保護任務の上でまずい状況に直面させるだろう。またこの欠陥は米軍が低コストの威嚇を行う最も良い着眼点に他ならないのである。


 中国人の筆者としてはこんな危険があるという警告を発しているわけですが、我々にとっては心強いという受け取り方になりますな。しかし中国が潜水艦や対潜機の改良や増加に非常に力を入れているのも事実で、少なくともアメリカのこの優勢が将来的に弱められる方向に向かうのは間違いないはずです。

 中国の無人機関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20140505/18483401.html


ロシアメディア:中国、サウジアラビアに翼竜無人機を輸出へ 具体的状況は秘密保持されている

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:翼竜無人機」 なおこの記事のキャプションは全てこれと同じです。)

【グローバル軍事報道】 ロシア軍事工業総合体ネット2014年5月5日の、サウジアラビアのburnewsウェブサイトの情報を引用した報道によれば、サウジアラビアは中国の「翼竜-1」無人機を購入する契約を締結した。報道によれば、サウジアラビア王位継承者サルマン ビン アブドゥール アジズは今年4月中旬に来訪した中国人民解放軍副総参謀長との会談の時に、一定数の「翼竜-1」無人機を購入する契約を締結した。契約のパラメータは発表されていないが、サウジアラビアは「もうすぐ」アラブ世界初の無人機一個中隊を受領する国となる、とされる。

「翼竜-1」無人機は中高度長航続時間無人機で、制御誘導武器が搭載でき、中国の成都飛行機工業集団(中国航空工業集団・AVIC)によって研究開発された。外界はこの無人機の性能はアメリカのゼネラルアトミック社が研究開発したMQ-1「プレデター」に相当すると考えている。中国航空技術輸出入社(CATIC)指導者の2013年の言によれば、この無人機はすでに4か国に販売され、これには中央アジアの国1か国が含まれ、かつその他いくつかの潜在的買い手と談判が進行中である。(知遠/藍山)


 サウジアラビアはアメリカとも関係が深く、性能や使用されている技術に関する情報はアメリカにも伝わるのではないでしょうか。

5月7日

 殲ー20のメーカーである成都飛行機関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20140503/18479439.html


成都飛行機の高級技師:未来の戦闘機はステルス能力を持つ宇宙飛行機

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「中国の殲ー20戦闘機」)

原題:成都飛行機の高級技師:第5世代戦闘機は高性能無人機の可能性が高い

「第5世代戦闘機は高性能の無人機がメインの可能性が高く、アメリカが研究開発中であるだけでなく、その他の非常に多くの国も現在鳴り物入りで行っている。」 昨日(頑住吉注:記事は3日付)、中航工業成都飛行機工業(集団)有限責任会社の高級技師顔華は、四川科学技術館で「軍用機発展の過程」講座を終えた後に成都商報の記者のインタビューを受けた時、次世代機はステルス能力を持つことが必須であるだけでなく、より高く、より速く、より強いべきであり、未来のある日、航空と宇宙は一体に融合し、宇宙飛行機に向かって邁進することになるのだ、とした。

F-22に対抗できるか?

「中国の戦闘機に自信を持つ必要がある」


現在、国内外のメディアはいずれも成都飛行機が研究開発中の中国第4世代戦闘機J-20に対し非常に関心を注いでいる。ならばJ-20の後、中国の次世代戦闘機は一体どんな様子のものになるのか? 現在研究開発は始動しているのか否か? 顔華はJ-20に関しいかなる回答もしなかった。だが、彼の説明によれば、中国の戦闘機研究開発に関する「生産1世代、研究開発1世代、事前研究1世代」の全体的手配に照らせば、中国のJ-10戦闘機がすでに大量生産されている以上、中国の新たな戦闘機の研究開発に対しても自らの計画があるだろう。

中国の新戦闘機がアメリカのF-22などの先進戦闘機に対抗できるか否かに関し顔華は、一般的に言って各国の新戦闘機の研究開発は全て国際的に主流の戦闘機の性能を参考にし、彼らの経験と教訓を取り入れ、かつ科学技術創新によって、自らの独特の能力を持たせるのである、とした。「皆は中国の戦闘機(が国外の主流の戦闘機に対抗すること)に自信を持つ必要がある。」

同時に顔華は、国際的に主流の趨勢から見て、第5世代戦闘機は高性能無人機である可能性が高いと考える。多くの国も少なからぬ成果を取得しており、例えばアメリカは空母上で発着するステルス無人機X-47Bを研究中である。これに対し顔華は、少なからぬ世界の航空強国も第5世代戦闘機の主力となる可能性が高い無人機に対する研究を展開するだろう、とする。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは1ページ目と同じです。)

未来の戦闘機は宇宙飛行機

より高くより速くより強く


顔華は、次世代戦闘機に対する基本的な要求は、まずステルスであることが必須で、その次にオリンピック精神が言うような「より高くより速くより強く」である、と説明する。より高く、とは現有の戦闘機の30kmを超えない高度を基礎に、飛行の上昇限度を高めることを指している。現在大気圏30kmの高度内が航空で、100km以上は宇宙であるが、両者の間で飛行できることが次世代戦闘機では達成される可能性がある。このため未来の戦闘機は宇宙飛行機であるかもしれない。より速く、は極超音速に向けての発展を指す。より強く、はより多くの任務執行の要求を満足させること指す。

「現在のジェット機は酸素をエンジン作動の酸化剤として必要とするが、30km以上では空気が希薄で、酸素は非常に少ない。このため30km以上を飛ぶ宇宙飛行機は通常の飛行機とは違うエンジンを採用することになる。」と顔華は語る。

(成都商報記者 祝楚華)

(頑住吉注:3、4ページ目は1、2ページ目と同じ。5、6ページ目)中国の利剣無人機

(頑住吉注:7ページ目)ネット上に流れ伝わる中国の「神竜」宇宙飛行機

(頑住吉注:8ページ目)中国の貨物輸送型宇宙飛行機の模型


 7ページ目の「宇宙飛行機」はミサイルか何かにしか見えませんし8ページ目のは幼児用の出来の悪いスペースシャトルのおもちゃみたいです。新たな戦闘機の研究開発が現在最強の戦闘機に勝てることを目指すのは当然ですけど制約上どうしてもそういうものができないことも当然あるはずですわな。

 5月6日にサウジアラビアに多数が輸出されるという記事を紹介した中国の「翼竜」無人機関連です。

http://military.china.com/news/568/20140503/18479590.html


外国メディア、解放軍が翼竜無人機を装備する、とする だが遠距離作戦は出来ない

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:中国の翼竜無人機」)

参考情報ネット5月3日の報道 外国メディアは、現在人々はアメリカの高度技術「無人機」が衝突区域上空でパトロールし、地上の反乱分子に向け「ヘルファイア」ミサイルを発射することに対しとっくになれっこになっており、このためこのような事情に対してもはや深く考えることもしなくなっている、とする。人々は、アメリカは無人機技術の主要な提供者だと考えている(イスラエルがその後にぴったり続いているとされる)。アメリカ国防省は、将来大部分の空戦は無人機間で展開され、飛行員は全く危険なく、もしかしたら数千マイル離れた地上に座っていることができるようになる、と予測する。

ニュージーランドのアデレードワッカー日報ウェブサイト4月30日の報道は、この種の状況は見たところ前倒しで発生する可能性があり、何故ならある情報は中国人が現在アメリカの「プレデター」無人機に似た「翼竜」無人機を人民解放軍に装備しようとしているからである、とした。

報道は、「翼竜」無人機は機体重量1.1トン、航続距離は4,000kmを超え、最大航続時間は20時間、最大搭載弾薬量は200kg、国産KD-10レーザー制御誘導ミサイルとLS-6GPS制御誘導爆弾が搭載できる、とする。

だが、衛星の支持がなく、遠距離作戦ができないことは「翼竜」無人機に現在存在する極限性のようだ。アメリカの無人機は世界の半分以外の場所で作戦に参加でき(頑住吉注:なんか変なような気がしますがこう読めます)、アメリカの綿密な軍用衛星ネットワークのこれに対する功はなくてはならないもので、何故ならこうした軍用衛星はほとんど地球上のいかなる位置からも見ることができるからである。中国の軍用衛星ネットワークは明らかにこのように綿密さにはほど遠く、このため無人機の遠距離作戦の区域を制限している。

報道は、中国が力を尽くして軍隊を装備していることにかんがみれば、この問題に解決が得られるのも時間の問題に過ぎないと考える。

アメリカの状況とは異なり、中国は世界各地の多くの顧客に向け、より無人機技術を販売したがっているようだ。このことはアメリカの無人機のいくつかの戦闘区域における主導的地位を深刻に弱める可能性がある。

当然、「翼竜」無人機にはもう1つ非常に現実的な問題がある。すなわち、ものが一体どのくらい良いのか? である。

報道は、もし中国の商用無人機システムを参考に供しても良いのなら、「翼竜」無人機が完全に「宣伝のような」作業を展開するにはまだ一定の通らねばならない道があり、西側の大国はきっと安心できる、とする。しかし、中国人が努力して「翼竜」無人機を改良することになるだろうし、この製品がアメリカ製品と同等に優れたものになるのも時間の問題だ、ということは全く疑いない。

無人機(商用無人機と軍用無人機いずれも含む)技術の未来はすでに把握されている。無人機発展の方向と無人機生産の速度は、現段階で依然知り得ない唯一の事柄である。(編集翻訳/金進竜)


 少なくとも商用無人機にはまだ問題があるようですね。中国の無人機がアメリカと同等に優れたものになるのが時間の問題だというのはアメリカが進歩を止めていればの話で、実際にはそうはならないと思われますが。

5月8日

http://tuku.military.china.com/military/html/2014-05-07/223852_2490786.htm#pic

 テーマに合わないものが多いですが「西側化するロシア製銃器」という画像集です。

http://tuku.military.china.com/military/html/2014-05-07/223841_2490604.htm

 ブラジルでスマホが弾丸を防いで軍人の命を救った、という画像集です。

http://www.theatlantic.com/static/infocus/wwi/westernfront1/

 第一次大戦の画像集です。

http://tuku.military.china.com/military/html/2014-05-07/223846_2490695.htm

 新たに発表された052D駆逐艦の画像集です。

 イラン関連です。

http://tuku.military.china.com/military/html/2014-05-06/223821_2490232.htm#pic


パクリと率直に言いたい! イラン国産武装ヘリ、「コブラ」に似すぎ

イラン国産武装ヘリのA/A49E型の砲塔内には20mm口径「ガトリング」回転砲身機関砲1基が装備され、短い翼には口径70mm蜂の巣型ロケットランチャーと2基の対戦車ミサイル発射器が吊り下げ装備できる。

イランはずっと主戦武器の国産化レベルを向上させることを希望し、かつ手近な現有の欧米の装備をコピー生産することがなかなかの近道となっている。一部の西側専門家やメディアの見るところでは、こうした「パクリ商品」は決して出色ではない。だが、イスラエルのダイバイカ情報ネットの分析によれば、イランの国産武装ヘリはアメリカのベル社のAH-1K「シーコブラ」ヘリを原型として発展してできたものではあるが、すでに換骨奪胎の改良がなされている。西側の軍事専門家はイランサイドが発表する画像を根拠に分析して、イラン国産武装ヘリのA/A49E型砲塔内には20mm口径「ガトリング」回転砲身機関砲1基が装備され、短い翼には口径70mmの蜂の巣型ロケットランチャーと2基の対戦車ミサイル発射器が吊り下げ装備でき、比較的完備された対地制圧能力を持たせている、と考える。また、「風暴」(頑住吉注:いきなり出てきますけど機種名のようです)のコックピットにはGPSシステムが整合され、機体尾部には警告レーダーが追加装備され、このことはこの機が電子システム方面で少なからず改良されていることを示している。要するに、この「パクリ商品」は作戦の需要を完全に満足させることができる。

イランは、ひとたびアメリカあるいはイスラエルと衝突が勃発したら、ペルシャ湾を支配すれば戦場の主導権を掌握できると考えている。実戦機および水上艦艇方面において立ち後れすぎているので、イランはずっと「非対称戦術」に頼って補うことを希望しているが、快速艇を用いて先進的な戦闘艦を奇襲することには非常に高い難度があり、一方武装へリは速度と防御突破能力方面でより優勢があり、実戦の中で大面積の海域を支配できる。イランが「風暴」ヘリを海軍に装備するのはまさにこの種の考慮から出たことかもしれない。イランはすでに「先進的な対戦車ミサイル」を大量生産することができ、「風暴」ヘリにも比較的高い国産化率があり、外界はこのヘリを大量装備すれば、イランは攻撃ヘリ機群に頼ってペルシャ湾海域に対する支配を強化し、かつ敵意を抱く船舶を威嚇することができる、と考える。ほどなく、イランの演習の中で西側メディアはあるいはより猛烈な「風暴」を見るかもしれない。


 まあ少々この程度のヘリがあっても大勢に影響はないと思いますが。しかしこれなら中国の武直ー10の方がモダンで先進的な感じですね。

 中国・ウクライナ関連です。

http://military.china.com/news/568/20140507/18488755.html


ウクライナ駐中国大使館、ウクライナが中国で傭兵を募集し雇っていることを否認:これはデマだ

【グローバル軍事報道】 昨晩(頑住吉注:記事は7日付)、「ウクライナ駐中国大使館が緊急に傭兵を募集して雇い、クリミアの前線に参戦させる」との情報がネット上に流れ伝わった。情報の中はさらにウクライナ駐中国大使館の電話内容が付け加えられていた。

これに対しウクライナ駐中国大使館の業務人員は、これは間違った情報であり、自分たちはこの種の情報を発したことは全くなく、「これはデマであり、皆がこの情報をさらに伝播させないよう希望する。」とした。


 中国軍は実戦経験のなさを非常に気にしており、傭兵という建前で軍人をウクライナの前線に送り込むというのはいかにもありそうに思えますが。

 台湾関連です。

http://www.hinews.cn/news/system/2014/05/06/016647094.shtml


台湾「国安局長」辞職 「国防省副大臣」が後任に

台湾の「国安会」(頑住吉注:中華民国国家安全会議)は5日夕方ニュース原稿を発表し、「国安局長」蔡得勝が眼病に長期間苦しめられているために提出した辞表が許され、将来的に「総統府国策顧問」に転任する、とした。「国安局長」の職については、「国防副大臣」李翔宙によって引き継がれることになる。

李翔宙はかつて「総統府」副衛兵長、「副参謀総長」、「陸軍司令」などの職にあった。彼の最も有名な経歴は「憲兵司令」の任期内に、憲兵衛哨の苦労を体験するため、自ら甲種服装および防弾チョッキを身につけて華蓮基地の門に行って歩哨に立ったことである。国民党「立法委員」林郁方は、李翔宙は「国防情報」体系出身で、「国安」の情報統合業務を担当するのは決して困難ではなく、しかも「国安局長」は上層部と非常に良い協調があるのが必須で、「李翔宙の人事の手配からは、馬英九総統の彼に対する信頼を見て取ることができる。」、と考える。(于名)


 ちょっとスタンドプレイ臭いエピソードですがね。

 もう1つ台湾関連です。

http://military.china.com/news/568/20140505/18483961.html


台湾男子、兵になるくらいならむしろ牢に21ヶ月いる方がいい 相次いで5回兵役忌避

台湾海ネット(ブログ)5月5日の情報 牢に入ってでも兵になりたくない? 新竹のある30歳余りの粘という姓の男子は、7年前の兵役時に法に触れ軍法会議の結果1年2ヶ月監禁され、出獄後は規定により兵役に戻る必要があるが、この粘という姓の男子は再び兵になるくらいならむしろ牢にいることを望み、2008年から徴兵忌避を開始し、相次いで5回の判決を受け、毎回4〜5ヶ月の懲役判決を受け、累計すると刑期はとっくに兵役期間を超えている。

台湾の「中広ニュースネット」の報道によれば、新竹の粘という姓の男子は2007年に事件により軍事法廷で1年2ヶ月の判決を受け、出獄後「国防部」は事件が原因の懲役期間終了を理由に粘という姓の男子を兵役に戻るよう召集したが、粘という男子は毎回必ず兵役に戻るよう召集する召集令状に自ら署名するものの、毎回必ず期限を過ぎても出頭せず、相次いで裁判所によって兵役妨害をもって5回の判決を受け、合計すると刑期は全部で21ヶ月と、兵役期間をはるかに超えているのだが、粘という姓の男子は兵になるくらいならむしろ牢にいたがっている。

警察の検討判断によれば、粘という姓の男子は2008年から兵役忌避を開始し、かつ続々と詐欺、窃盗などの事件を起こし、毎年の「固定」された兵役妨害罪と併せて執行され、長年来常に牢を家とし、すでに監獄の生活が習慣になっているのかもしれない。去年11月の間、粘という姓の男子は第5回目に召集令状を受け取ったのに期限通りに入営せず警察に逮捕され、全案件を裁判官が審理する時、被告がすでに4回兵役妨害の前科があり、さらに警告を無視し、台湾の防衛機関の正常な運営に影響させたことを痛烈に批判し、被告を5ヶ月の懲役刑に処したが、罰金に減刑せざるを得なかった。兵になるくらいならむしろ牢にいたいことの原因については、粘という姓の男子は法廷の審問時、あるいは警察当局にさえも多くの説明をせず、警察にも理解し難いと思わせている。警察は、もし粘という姓の男子が兵役に戻っていたら、すでにとっくに退役しており、30歳余りになってまだ逃亡兵という結果には至っていない、と指摘する。


 中にはそんな人もいるでしょう。

5月9日

 何だかここに来て何故か中国国内のスパイ事件の記事が急増してるんですが。

http://military.china.com/important/11132797/20140505/18482239.html


国外のスパイ、数十人の裏切りを煽り中国の軍事機密を盗み取る!

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「それぞれの公民は全て国家の法律の遵守を自覚し、貪欲に打ち勝ち、誘惑を拒むべきであって、まぐれ的な幸運を願う心があってはならない。いかなる個人あるいは組織が大胆にも中国の国家の安全に危害を及ぼし、国家の秘密を盗み取っても、国家の安全機関は絶対に手加減せず、断固として打撃することになる。」)

原題:広東で国外スパイ機関が国内人員の裏切りを煽って軍事機密を盗み取った案件で犯人逮捕

中新ネット広州月4日電(記者 索有為) 記者は4日に広東国家安全機関から、広東で最近国外スパイ機関がネットを通じて国内人員と連絡を取り、裏切りを煽って中国の軍事機密を盗み取った案件で犯人がまとめて逮捕され、犯人の李某が機密クラスの軍事秘密13件、秘密クラスの軍事秘密10件を漏洩したことにより、懲役10年の判決を受けたことを知った。

李某は国外のスパイ「飛哥」の指示を受け、国外スパイ情報機関が秘密を盗む道具となり、長期にわたってそのために国内の内部の軍事刊行物を発注して提供し、かつ重要な軍事基地に対し長期間の定点定時視察を行い、大量の軍事基地の動態状況と軍事装備の画像を彼の手を通じて国外に流し、国家の軍事的安全に対し深刻な脅威をもたらした。

不完全な統計によれば、2007年以来、「飛哥」は「ネット書店」、軍事愛好者ウェブサイトなどネットのルートを利用し、広東省で12人を裏切らせて使い、全国の範囲内ではさらに20余りの省と市の40名の国内人員が「飛哥」によって裏切りを扇動されて使われた。

広東省国家安全機関の関連の責任者は、国家の安全は空気や水のようにそれぞれの人全てに密接な関係がある、とする。4月15日、中国共産党中央総書記習近平は中央国家安全委員会第1回会議で、「総体国家安全観」の概念を提出し、さらに一歩全人民の国家安全意識を高め、国家安全人民防衛線をしっかり構築するよう要求した。それぞれの公民は全て国家の法律の遵守を自覚し、貪欲に打ち勝ち、誘惑を拒むべきであって、まぐれ的な幸運を願う心があってはならない。いかなる個人あるいは組織が大胆にも中国の国家の安全に危害を及ぼし、国家の秘密を盗み取っても、国家の安全機関は絶対に手加減せず、断固として打撃することになる。

この責任者は、公民あるいは組織がもし広東省で国家の安全に危害を及ぼす疑いのある状況を発見したら020-87778088に電話するよう話している。

(頑住吉注:2ページ目)スパイとはスパイ情報機構によって秘密裏に対象国(地域)に派遣され、秘密を盗むことをメインとする各種不法諜報活動に従事するスパイ人員も指すし、また相手方のスパイ情報機構によって密かにリクルートされ、そのために奉仕する本国公民も指す。

(頑住吉注:3ページ目)広義に言えばスパイとは秘密裏の偵察探索業務に従事し、敵対するサイドあるいは競争相手のところから秘密情報を探り、あるいは破壊活動を行い、これによりその勢力の一方を有利にする人を指す。

(頑住吉注:4ページ目)スパイの主要な任務の1つは非合法あるいは合法な手段を取り、秘密あるいは公開のルートを通じて情報を盗み取ることで、転覆、暗殺、拉致、爆破、心理戦、破壊などの隠蔽された行動も行う。

(頑住吉注:5ページ目)それぞれの公民は全て警戒を高め、利益に誘惑されて国家の利益を売り渡してはならない。


 習近平の意向に従って防諜意識の啓蒙を行っている、ということなんですかね。他のことはともかく国内の軍事雑誌を外国人に売ったことが罪に問われるんじゃたまったもんじゃないですが。

 台湾関連です。

http://military.china.com/news/568/20140505/18483030.html


台湾の議員、馬祖前線の防衛回復を呼びかける 島に上陸する大陸漁民を脅して阻止する

【グローバル軍事報道】 「国軍」が金門と馬祖の前線から大幅撤兵した後、馬祖地域の海岸の安全保障業務に漏れが出現している。ある議員は廃止されて20年余りになる馬祖自衛隊を回復し、闇夜に乗じて島に上陸して貝殻を掘る大陸の漁民を脅して阻止することを提案している(頑住吉注:貝殻と書いてあるんですが貝の間違いですかね。それとも価値のある貝殻があるんですかね)。

台湾の「連合夕刊」4日の報道によれば、馬祖ではしばしば大陸の漁民が闇夜に乗じて島に上陸して貝殻を掘り、先日はさらに南竿で大陸の人が島に上陸して略奪を行ったと伝えられた。「連江県」議員陳建光はこのため馬祖に自衛隊の設置を回復するよう提案している。彼は、正規の兵力から見て、2つの島では全盛時の、およそ10個大隊の兵力があり、何百mかごとに拠点を設けていた状態から、現在の1個大隊の兵力までずっと縮小されている、とする。岸巡は猛澳港、青帆港にそれぞれ1カ所の岸検所があるが、それぞれ10〜12人しかおらず、しかもさらに当番交代の必要があり、夜間にはごく容易に防衛の死角が出現する。また、以前島の部隊には大砲があり、大陸の鉄殻船が6,000ヤードの海域内に入りさえすれば追い散らすための射撃をしたが、現在砲は全部撤去され、海巡のグラスファイバー製の船は夜間あえて海に出ることは全くなく、何故なら大陸漁民の鉄殻船と衝突しさえすればきっと沈むからである。「ジュグァン地域の民衆は夜ベッドに横たわって、いつも大陸の鉄殻船のモーター音を聞くことができ、引き網、爆薬、甚だしきに至っては毒を使って魚を捕り、馬祖沿海の魚を捕り尽くしている。」 陳建光はこのため、馬祖地域自衛隊の編成を回復し、銃器を支給して家に持ち帰らせ、弾薬は集中して村役場で管理するよう提案している。すなわち、突発状況に遭遇したら、あらゆる隊員が直ちに弾薬を受領して任務に投入されるようにである。

1949年に国民党政府が台湾に撤退して守備するようになってから、馬祖は前線となり、「国軍」防衛配備と組み合わせての大陸反攻のジャンピングボードで、かつ「自衛総隊」を成立させたが、1992年11月に廃止された。当時は戦地における政務期間、18歳から45歳の男子は全て自衛隊に編入された。陳建光の提案に対し、「連江県」政府はこれを楽観しているが、「国防省」はしばらくのところ考えないとしている。一部の世論は、島の住民はおそらく立ち退きを迫られるしかなく、馬祖は遅かれ早かれ荒島に変わる、としている。(韓香)


 似たことが尖閣でも起きることが心配ですが、それにしても毒で捕った魚を普通に売るんだとしたら余りにも「食の安全」意識が低いですね。

5月10日

 殲ー20関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20140507/18488392.html


中国の殲ー20、「4つの設計」がミグ1.44に似ていると指摘される

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「最近、ネット上に最新のコードナンバー2011の第4世代戦闘機の試験の画像が出現した。画像が撮影された角度は独特で、太陽光線がちょうどうまく2011号殲ー20の側面に反射し、この戦闘機が見たところキラキラと発光しているようにさせ、ネット仲間は『銀河戦闘機のようだ』、『何てSF的なんだ』、『まるでまぶしくて目がつぶれそうだ』と騒いでいる。」 なおこの記事の画像のキャプションは全てこれと同じです。)

ロシアの「共産党青年団員報」5月6日の報道によれば、分析者は空気動力学的性能から見て中国の成都飛行機初の第5世代ステルス戦闘機殲ー20はロシアの過去のミグ1.44プロジェクトを基礎に研究開発されてできたものだと考えている。だがロシアの設計師は自分たちがかつて中国に向けミグ1.44プロジェクトの技術図面を提供したことを否認している。

専門家たちは当初、殲ー20は完全に中国の自主研究開発製品と考えていたが、ロシアの一部の消息筋の人物は、ミコヤン設計局が中国に向けミグ1.44ステルス戦闘機の図面を販売したことがあるのかもしれない、と明らかにした。

スホーイ社のより先進的な第5世代戦闘機T-50が登場した後、ミグ1.44の地位は依然不明朗である。だが多数の専門家は、このプロジェクトはすでに停止されたと考えている。一部の消息筋の人物は、ミグ1.44プロジェクトが終了したのは設計が良くなかったからではなく、ロシア空軍の需要に符合しなかったからだ、と指摘する。ミグ1.44の機体は比較的大きく、しかもアメリカのF-22に比べると機動性能が相手に及ばなかった。さらにある噂は、ミコヤン設計局には自らの初のステルス戦闘機の設計作業を完成させる充分な予算がなかった、とする。だが、ミグ1.44プロジェクトの研究開発成果が中国にとって依然価値があると言えるのはごくはっきりしている。何故なら中国には国産ステルス戦闘機を研究開発した経験がないからである。

全体的に言って、中国には他国の航空工業の夭折したプロジェクトの研究開発成果を利用する伝統がある。だが、もし殲ー20が確かにミグ1.44の図面を基礎にしたのなら、この機はミグ1.44の大部分の欠陥をも継承することになる。空戦に関して言えば、その寸法は大き過ぎが目立つかもしれず、重量は重過ぎが目立つかもしれない。しかも空気動力学的性能もミグ1.44同様で、やや弱いことが目立つことになる。

(頑住吉注:これより2ページ目。)

この前香港で出版された「漢和安全保障業務評論」は、ロシア、アメリカ、ヨーロッパの多くの専門家は、中国の第5世代新型ステルス戦闘機殲ー20の外形はロシアのミグ1.44に源があり、中国は関連の技術資料を手にした可能性があると信じている、とする。ロシアのタス通信社が掌握した殲ー20の画像から見て、殲ー20の大きな水平尾翼、長い機腹部の導流片、垂直尾翼、機体の斜めになった水平断面はいずれもロシアのミグ1.44戦闘機の設計に似ている。一部の専門家は、中国はミグ1.44の機体尾部の技術資料を買ったのかもしれない、と考える。

だがロシアのミグ飛行機工業社代表は、同社が中国に向けミグ1.44機の図面を譲ったことは全くなく、しかも中国は一連の高度新技術を手に入れる必要があり、それでやっと完全に一致させられるのであって、ロシアのまだ成功できていないミグ1.44試験サンプル機をコピー生産する合理性も疑うに値するからなおさらだ、と言明する。中国の外国航空技術装備コピー生産経験に関しては、ロシア、アメリカ、ヨーロッパの専門家の殲ー20はミグ1.44の外形と技術を参考にしたとの視点が正確か否かの間接的証拠が証明できるだけのことである。例えば、中国の殲ー15艦載戦闘機はロシアのスホーイー33に酷似し、殲ー10戦闘機はイスラエルの「ラビ」に似ているが、殲ー20の主要な技術的要求に関しては、ミグ1.44に対する同様の要求と似ている。実際にはロシアのミグ1.44ステルス戦闘機は元々多機能前線戦闘機になるべきで、このためその機体の長さは明らかに増加して19mに達し、ミグー29戦闘機の17.37mという長さに比べるとずっと長くなっている。殲ー20に関しては、同様に斜めに長い機体を持ち、長さはミグ1.44を超えている。これらの設計は戦闘機のステルス性能に影響するかもしれない(編集翻訳:林海)


 中国には1世代前の完全オリジナル戦闘機を設計して戦力化した経験さえなく、いきなりステルス戦闘機を完全オリジナルで作ったというのには不自然さを感じますが、ミグも中国にそんな大事な資料を売るだろうかという疑問もあります。

 中国のヘリ関連です。

http://military.china.com/news/568/20140507/18489170.html


中国の某新型ヘリ、首尾良くローター折りたたみ地上重大試験を完成

ヘリのローターの折りたたみは中航工業ヘリ所が近年来難関を攻略するカギとなる重要技術の1つである。科研人員は3ヶ月余りの努力を経て、4月下旬に近づいた時に某型ヘリのローター折りたたみ地上模擬試験を首尾良く終わらせ、この型のヘリがまた1つの重大試験項目を完成させ、新たな試験段階に移れることを示した。

試験に参加した人員の説明によれば、試験過程と結果から分析して、ローターの正常模式の折りたたみ展開機能は正常で、故障模式の折りたたみ展開機能も正常で、自動プレートパドル位置決定機能も正常だった。この項目の試験は今年1月中旬に始動し、責任を負う機関は試験作業に対し綿密な手配をし、厳格な節目となるポイントと目標を提出した。試験の需要を満足させるため、試験に参加する人員は現有の試験台の電気系統に対し改造を行い、テストを経て試験の状態に入った。試験される部品はいずれも新たに研究された製品なので、多くの未知の難点が存在し、こうした状況はいずれも試験過程で徐々に暴露されてきて、かつ最終的に解決が得られた。今回の試験の成功は、ヘリ所の科研人員がヘリの最も核心的なローター技術の難関攻略領域でまた前に一歩を踏み出したことを意味している。(ジャンビン)


 あるいは「中華ブラックホーク」直ー20の艦載型でしょうか。

 フィリピン関連です。

http://military.china.com/news2/569/20140508/18492033.html


インドとフランス、フィリピンの金額25.3億人民元の新たな護衛艦プロジェクト競争入札に参加

中新ネット5月8日電 中国国防科学技術情報ネットの報道によれば、最近またあるインドの会社がフィリピン海軍のために護衛艦を提供する競争入札の誘いを受けた。

フィリピン海軍は5月1日に発表したニュース原稿の中で、インド国有造船工場であるガーデンリッジ造船工程社とSTXフランス社は海軍の新たな艦艇の競争入札に参加することになる、とした。この護衛艦プロジェクトの契約の総額は180億フィリピンペソ(約25.3億人民元に相当)である。

あるフィリピン海軍当局者は、フィリピン国防省はすでに2社の外国の造船企業の競争入札意向書を受け取った、とする。この2社の外国の造船企業は、以前関連の文書が欠けていたためにこのプロジェクトの競争入札者から排除されていたが、特別入札募集評価委員会がその競争入札参加申請に対し改めて審査を行った後、彼らを競争入札者グループに入れ直した。

この前の報道によれば、フィリピン国防省当局者は比較的低い価格をもってイタリアの中古「ミストラル」級護衛艦を購入するのを放棄した。この艦の維持保護のコストが非常に高いため、彼らは価格が相対的に高いが維持保護のコストがより安い新型艦艇を購入する方向に転じ、かつこれらの艦艇がフィリピン大統領アキノ3世の2016年における任期満了前に就役し得ることを希望しているという。


 インドとフィリピンには中国への対抗上連携を強める余地がありますが、インドは自国用の艦船の建造も大幅に遅延してばかりで、他国の艦船にまで手が回るんでしょうかね。

5月11日

 ちょっと変わった話題です。

http://military.china.com/important/11132797/20140508/18490801.html


張召忠:イルカは毒槍を縛り付けてフロッグメンを殺し、自殺式攻撃を発動することができる

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「ビデオのキャプチャー画像:張召忠、イルカ兵士の任務を説明」)

司会者:今日我々がお呼びしたお客様は著名な軍事専門家で国防大学の張召忠教授です。ようこそ先生。張先生、我々はまずちょっと言っておく必要があります。それは我々の今日のこの話題で、イルカを訓練してこのようなことに用いることに、私自身は特に反対だということです。何故なら私は、イルカは人類の良い友達だと思うからです。そうですよね? ほら我々はある時には海辺に旅行に行って、イルカが海面上に高々とジャンプするのを見ることができ、我々は彼らが非常におとなしく、善良なのを感じ取ることができ、しかも彼らはさらに人類を救護することができ、こんなに可愛い動物なのです。ですが米軍は彼らの体にいくつかの作戦に有利な装置を取り付け、甚だしきに至っては彼らを装甲し、彼らに戦争のために奉仕させており、私は自分は特に反対であると感じますが、このような種類のイルカ戦士がいる以上、やはりあなたに我々のために分析してもらいたいのです。アメリカの軍用イルカは何をするのですか?

張召忠:イルカの一般的な作戦距離は彼らのソナーの作用する距離で、150mです。その作戦深度はおよそ300mで、水温はおよそ20度前後、20度以下で、何故なら寒すぎる場所、深すぎる場所はいずれも彼らはダメだからです。基本的にこのような作戦環境だということです。この点を利用すれば、彼らの水中の偵察、監視、捜索機能を開発することができます。もしブラックボックスを彼らが活動する水域に100m、200m落としたら、水温もまたちょうど良かった時、彼らを訓練して探しに行かせるのに最も適しています。このため彼らにはこのようないくつかの特異な機能があると言え、これは人間には達成できないことです。彼らが基本的に執行する任務は、彼らに水の底に行って特定のものを探させることで、例えばブラックボックスを探させる、例えば機雷を探させる、例えばその他のいくつかの爆発物を探させるのです。これは訓練によってできます。別の話をすればその戦闘機能です。戦闘機能とは水中の特殊兵です。彼らの体にいくつかの毒槍を縛り付け、いくつかの銃を縛り付けることができ、このようにすれば彼らに港を守らせることができ、敵のフロッグメンが入って来て、もしこの港に停泊する艦船を爆破しようとしたら、彼らは突進していって直接フロッグメンを殲滅することができます。ベトナム戦争の頃、カムラン湾で50名余りのベトナムのフロッグメンが殺されたことがあります。イルカの兵士です。まだいくつかあり、それは彼らの自殺のいくつかの機能です。彼らに爆薬を縛り付け、彼らを用いて敵の艦艇を爆破に行かせるのです。

司会者:これはちょっと残忍すぎますね。

張召忠:ここにはちょっと問題があり、それは一般に彼らを訓練していくつかの自殺任務、爆破任務の執行に行かせる、これは往々にして提唱すべきでないことになります。

(頑住吉注:2ページ目)1964年のベトナム戦争の期間、アメリカサイドの艦船を頻繁に攻撃する北ベトナム潜水員に対応するため、米軍は6頭の「イルカ兵」を派遣した。

(頑住吉注:3ページ目)ハワイ基地の他、ペンタゴンにはさらにもう1カ所秘密のイルカ訓練センターがある。フロリダ州の海に面したキーウエストシティである。

(頑住吉注:4ページ目)ロンドンの「視察報」の報道によれば、ペンタゴンはさらに爆弾をイルカというこの「生きた魚雷」の体に固定し、「イルカ兵」を訓練して敵の艦船に対し正面からの進攻を発動しようとしている。

(頑住吉注:5ページ目)「ニューヨークタイムズ」1984年掲載の文は、アメリカ海軍は秘密裏にニカラグアでイルカ特殊部隊を運用する命令を下した、とする。このやり方のメリットは「イルカ決死隊」の体に「アメリカ製」のマークがないことである。

(頑住吉注:6、7ページ目)訓練中のイルカ戦士

(頑住吉注:8ページ目)博物館内に展示される特殊装備を携帯した「イルカ兵」の模型


 どこまで本当なのか分かりませんが、仮に本当でも今後は基本的に調教の必要がなく攻撃、防御力共に強い無人潜水機に取って代わられる傾向になるんじゃないでしょうか。

 イラン関連です。

http://military.china.com/news2/569/20140507/18488911.html


イランの高級将校、1分間でアメリカ空母を撃沈すると豪語 すでに長年演習している、とする

【グローバル軍事報道】 ファールス通信社テヘラン(頑住吉注:支局とも通信員とも書いてないです)は5月6日イラン海軍高級指揮官の話を引用し、彼の指揮する部隊は過去何年もずっと、いかにしてアメリカの軍艦を破壊するかを演習している、とした。この指揮官はさらに、イスラム革命防衛隊の下に属する海軍は1分間にもならずに即アメリカ空母を撃沈できる、と強調して語った。

イスラム革命防衛隊海軍司令アリ ファダウェイ少将は、アメリカの海外における空戦力量は完全に空母上から発進する戦闘機に頼っており、ひとたび戦争が発生すれば米軍空母も当然にイスラム革命防衛隊海軍の高価値打撃目標となる、と語った。彼が指揮する部隊はずっと定例の演習を行っており、演習の科目はひとたび戦争になったらいかにしてアメリカの艦船を撃沈するかである。彼はさらに、自分たちは「アメリカの軍艦の設計、建造および構造の特徴」を深入りして理解している、と語る。

彼は、イランは「アメリカ空母の複製品」を生産しており、もってイスラム革命防衛隊海軍の演習用に供している、と語る。

ペルシャ湾にいるあるアメリカ海軍当局者はイランの言い方および空母の模型を鼻で笑う。

アメリカ海軍第5艦隊スポークスマンのジェイソン サラタは、「イランがああした模型にどのように対処しようとしても、アメリカ海軍のペルシャ湾における行動に影響をもたらすことはあまりありそうにない。」とする。


 ちょっと北朝鮮の言い方に似てる感じですね。言うのは誰にでも言えるわけですが、実力が伴っているとはちょっと思えません。

 インド空母関連です。

http://military.china.com/news2/569/20140509/18494138.html


インド海軍:「ヴィックラマディヤ」号空母、すでに作戦配備可能

[インドのbrahmand安全保障業務・航空宇宙ニュースネット2014年5月8日の報道による] インド海軍参謀Robin Dhowan上将は水曜日、インドの「ヴィックラマディヤ」号空母(INS Vikramaditya)およびその搭載するミグー29K艦載機はすでに作戦配備を行うことができる、とした。この空母の排水量は44,500トン、総価格23.3億アメリカドル、元ロシア空母から改造されてできたもので、2014年1月にカルナタカ州のカールワール海軍基地母港に到着した。

インド海軍の消息筋の人物は、この空母はすでに最近インド西部海軍艦隊の一部の軍事演習に参加済みである、と明らかにした。現在「ヴィックラマディヤ」号空母はなお対空砲を装備しておらず、その第一次改装時に対空武器システムを装備することができると見られる。

Robin Dhowan上将は同時に、インド海軍の将来における作戦能力と装備レベルの強化のため、インド初の国産空母も現在コーチン造船工場の中で建造中であり、この艦は2017年に航海試験を行い、かつ2018年末に海軍に引き渡されると見られる、ともした。彼はまた原子力動力の攻撃潜水艦INS Chakra、P-8I遠距離偵察対潜機、Shivalik級護衛艦などがすでに続々とインド海軍に装備されている、とも語った。(中国船舶工業総合技術経済研究員 閔冬冬)


 この艦に関しては明らかに「遼寧艦」より先に戦力化されたというわけでしょう。流れからして国産空母が予定より遅れず就役できるかはかなり疑問ですが。


















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