コラムより転載:中国の航空機、空母その他関連小ネタその85

5月12日

http://www.theatlantic.com/static/infocus/wwi/wwitech/

 技術をテーマにした第一次大戦の画像集で、なかなか興味深いものが多いです。

 重複部分もありますが、韓国で発見された北朝鮮のものと見られる無人機関連の記事を2つ紹介します。

http://military.china.com/news/568/20140510/18495015.html


韓国軍、北朝鮮無人機が中国から来たことを疑う すでに中国に向け質問

【グローバル時報報道 駐韓国特約記者 王剛】 韓国で大騒ぎになっている「北朝鮮無人機」事件に対し、韓国軍は9日北朝鮮に「挑発」するなと厳重に警告し、韓国はさらに京畿道南部、38度線付近の江華島、金浦一帯で「防浸透」および「防局地戦勃発」演習を行うことを準備している。

韓国の「NEWS Y」テレビ局9日の報道によれば、韓国連合参謀本部は同日声明を発表し、北朝鮮の「無人機挑発」に対し「厳重な警告」を提出した。声明は、最近韓国国内で発見された3機の無人機は、確認を経てその出発地点と帰投地点がいずれも北朝鮮であり、「これは『停戦協定』と『韓国・北朝鮮相互不可侵条約』に全面的に違反する明確な軍事挑発」である、とした。もし今後北朝鮮が再度「挑発」したら、韓国は厳重に対応する、という。

韓国の「中央日報」は9日、さらに韓国軍の分析を引用し、最近韓国で連続して発見された北朝鮮無人機と中国企業が製造した無人機は「同一機種」に属する、とした。北朝鮮無人機の調査を担当した韓国国防科学研究所無人機事業団の団長金鐘成は8日、「無人機の規格、特徴が中国の無人機と非常に似ているので、すでに中国に向け関連の件を質問した」とした。韓国紐西斯通信社は9日、韓国国防省スポークスマンは、各種の非公開のルートを通じて北朝鮮無人機が中国から来たのか否かを確認中であるとしている、とした。

韓国紐西斯通信社9日の報道によれば、韓国陸軍首都軍団は今月12日から16日まで京畿道南部地域と38度線付近の江華島、金浦一帯で「防浸透」、「防局地戦勃発」の共同演習を行う。演習の目的は、今年9月には間もなく召集、開会される仁川アジア体育大会の防衛態勢をさらに一歩検証すること、および敵の挑発に対応する作戦能力を養成することである。

アメリカの大幅な核およびミサイル予算増加に対し、朝鮮中央通信社は9日に評論を発表し、アメリカは世界最大の核およびミサイル保有国であって、「北朝鮮の脅威」を口実にするのは「幼稚」な言葉遊びである、とした。


 最後の文は他の記事から紛れ込んだみたいですね。

http://military.china.com/news/568/20140509/18492887.html


韓国メディア:韓国、中国に北朝鮮無人機との関係の調査への協力を求めるが拒絶に遭う

韓国が今年年初に3機の疑わしい無人機を発見したことはかつて大きな騒ぎを引き起こした。韓国連合通信社は8日、韓国国防省は同日最終調査結果を発表して、3機の無人機上の帰投座標に対する分析を行った後、これらの無人機がいずれも北朝鮮から来たことを確認したとしている、とした。

韓国軍は、このうち2機の無人機の発進、帰投の地理的座標は北緯37度99分77秒、東経126度51分05秒で、この地点は開城から北西方向5kmのところである、と言明する。もう1機の発進、帰投座標は北緯37度86分24秒、東経125度94分78秒で、この地点は海州東南方向27kmのところである。この3機の無人機の飛行ルートは韓国サイドの多くの軍事施設をカバーし、かつそのうち2機の飛行ルートは韓国の地域に対し撮影を行った画像と相互に吻合する。

報道は、北朝鮮は香港を経由して中国が研究開発した無人機を導入し、かつ複製を行った、と推測する。韓国国防科学研究所の人物は、3機の無人機の外形やその他の性能は中国の無人機と非常に似ている、とする。このため、韓国国防省はすでに4月中旬に外交ルートを通じ中国政府に、中国の無人機の研究開発商と北朝鮮無人機に関係があるのか否かの調査への協力を要求した。だが報道は、中国サイドは無人機のメーカーは民営企業のため、中国政府はその生産および販売活動に干渉を行うことはできないと回答した、とする。

この3機の無人機は韓国軍が全く察知しない状況下で防空網を突破し、韓国各界の緊張を引き起こした。韓国軍は冷静を保つよう特に、これらの無人機は搭載重量が3〜4kgしかなく、シミュレーション実験はもし4kgの爆弾を搭載しても、殺傷範囲は1〜2mであることをはっきり示しており、またこのため北朝鮮はこの無人機に戦術核兵器は搭載できない、と語った。韓国軍は継続してこれらの無人機の飛行距離や性能に対しさらに一歩の試験を展開し、かつ警備力を強化し、もって北朝鮮無人機の攻撃に対応することになる。(魏雲峰)


 中国が自由な国であるかのような言い訳には苦笑せざるを得ませんが、民間用で当然非武装の無人機が北朝鮮に流れるのを止めるのは難しいでしょうし、今さら止めてもコピー生産に成功しているようですからあまり意味はないでしょう。

 中国とロシアの「ミサイル・砲合一対空兵器」関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20140509/18493602.html


ロシアメディア、中国のFK-1000防空システムに関心 発展途上国を照準

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「中国のFK-1000システムと『鎧甲-S1』との競争の前途の見通しはまだ不明朗である。」)

【グローバル軍事報道】 「ロシアの声」ウェブサイト5月8日の報道によれば、中国は少し前FK-1000型ミサイル・砲合一防空システムの最新の細目を発表した。このシステムはロシアの「鎧甲-S1」とすこぶる似ており、ロシアの「ドイル-M1」のいくつかの要素を採用している。中国のHQ-17システムは「ドイル-M1」のコピー生産版に他ならない。ロシア戦略・技術分析センターの専門家コーシンは、中国はFK-1000を輸出するつもりかもしれず、まずは発展途上国市場向けにだ、と考える。

これまでまだFK-1000システムの将来の中国軍内における装備状況ははっきりしていない。ロシア陸軍は「鎧甲-S1」の装備を拒絶しており、それは比較的重くてかさばり、攻撃に遭いやすく、機動性が劣ると考えている。ロシア陸軍は「ドイル-M1」のグレードアップ版である「ドイル-M2U」をむしろ購入したがり、「ドイル-M2U」は移動目標により命中させやすいと考えている。

「鎧甲-S1」の主要な用途は部隊が空中からの打撃に遭うのを免れさせること、戦略性施設の防衛、S-400など遠距離防空システムのために援護を提供することである。このため現在これは全てロシア航空宇宙防御部隊に装備されている。ロシア軍人の視点に照らせば、その主要な打撃目標は巡航ミサイルその他高度正確打撃武器および無人機である。このシステムの巡航ミサイル撃破の大部分の能力は何度も実験や演習の中で事実確認が得られている。

もし解放軍が将来FK-1000を装備したら、やはり主に空軍に装備され、戦略性施設の防御、S-300、S-400、HQ-9の援護に用いられる可能性がある。陸軍は明らかに将来依然HQ-17システムだけを購入することになり、HQ-17もロシアの同類システムのように不断に完備されたものになる。

だがFK-1000が輸出専用となり、「鎧甲-S1」の全世界の市場でかつて取得した成績を再現する、ということは完全にあり得る。推測によれば、これはずっと安いだろう。信頼できる根拠はないものの。だがFK-1000と「鎧甲-S1」系列製品との比較可能性がずっと小さいだろうこともごくはっきりしている。そのミサイルの射撃高度は低いだろう。2門の23mm自動カノン砲は「鎧甲-S1」の2門の30mm機関砲「2A38M」とは比較できない。後者の最高発射速度は毎分5,000発である。FK-1000のレーダーシステムがロシアの「鎧甲-S1」より優れていると推測する理由はない。また「鎧甲-S1」はさらにずっと不断に完備されたものになりつつある。例えば、近いうちに搭載される新型ミサイルの生産が開始され、これは最大射程が35kmまで延長されたグレードアップ版である。さらに完備された改良版の「鎧甲-SM」は2017年に登場することになる。

このことから、中国のFK-1000システムと「鎧甲-S1」の競争の前途の見通しがまだ不明朗であることが見て取れる。だがそれには相対的に富裕でない発展途上国において販路を捜し当てる可能性がある。これらの国は本国の重要な施設を保護する防空システムを必要とするが、威力がより大きい中、遠距離防空システムは高くて買えもしないし、かつ使用することもないだろう。

(頑住吉注:2〜7ページ目)FK-1000システム

(頑住吉注:8ページ目)ロシアの「ドイル-M1」


 少なくともこの分野ではロシアにずっと劣り、ロシア製すら高くて買えない途上国くらいにしか売れない、ということのようですね。

5月13日

http://tuku.military.china.com/military/html/2014-05-12/223908_2492003.htm

 コードナンバー1613のこの機は殲ー16の原型機の可能性が高いと見られているということです。

http://tuku.military.china.com/military/html/2014-05-12/223910_2492052.htm

 国際特殊部隊競技で優秀な成績を収めた、というんですが使用している銃器は全てアメリカ式で、中国製銃器では勝てないと言っているようなものです。

 「055大型駆逐艦」関連です。

http://military.china.com/critical3/27/20140507/18489257.html


中国がもし055大型駆逐艦を大量建造できたら、あるいはやって来た米軍を全滅させるか

最近最もホットな海軍艦艇として055級戦闘艦以上のものはなく、各メディアはこれに対し次々と推測を行っている。アメリカの月刊「大衆科学」ウェブサイトの最近の報道によれば、中国由来の新たに明るみに出た画像は、解放軍の技術者や科学者が武漢郊外に建造する055型ミサイル巡洋艦(CG)の模型の工程の進展は迅速である。この艦は一体式スーパーステルスメインマストと新たなX周波数帯フェイズドアレイレーダーを採用し、その垂直発射システムの搭載量はより大きくなると見られる。中国海軍の中で、055級戦闘艦は中国海軍の052D型駆逐艦に取って代わり、中国海軍の主力水上戦闘艦になり、かつ中国海軍戦略の中で重要な役割を演じることになると見られる。その非常に大きい外形、強大な装備、探知計測装置は、現在アメリカおよびその盟友が太平洋に配備するいかなる「イージス」戦闘艦にも匹敵、あるいは超えることになる、とされる。

画像から見て、055級戦闘艦は高平甲板(頑住吉注:検索しても意味や定義を説明したページは見つかりませんが、ステルス艦の説明によく使われています)、全ガスタービン動力、ダブル軸、ダブル可変ピッチスクリュー、全面ステルス設計を採用し、かつ最新型フェイズドアレイレーダーなどを採用した大型ミサイル巡洋艦と見られる。この艦の作戦使命の位置付けを根拠に、055型はトップダウン設計、層々分解の方式を採用し、構造の合理性と集成度を最適化し、C4ISR基準の一体化を実現することになる。武備方面では、この艦は2機の多機能ヘリが搭載でき、航行速度は30ノットを超え、充分な汎用垂直発射システムと大口径多機能艦砲を配置し、防空対ミサイル、対潜、対艦、対地などの能力を持つ。動力の上では、この艦は国産QC-280型ガスタービンの改良型をメインの動力システムとして採用することになるが、推進方式には初めて電力推進が採用されることになる。電子ステルス方面では、レーダー、電子対抗、通信アンテナの高度の集成化が実現され、そのマストとデッキの電子設備レイアウトは非常にシンプルなものになり、一方開放式汎用インターフェイスは後続のグレードアップ作業により大きな手っとり早さをもたらすことになる。電磁両立設計の上では、055型は各種の艦載武器、デリケートな区域、アンテナに対する充分な最適化設計により、電磁両立性問題に比較的良い解決を達成させることになる。

明らかにされるところによれば、055級戦闘艦は全長183m、全幅22m、標準排水量12,000トンである。最も重要なのはその採用するレーダーで、新世代多模式アクティブフェイズドアレイレーダーであり、その探知計測距離は600kmに到達可能で、数百の目標を監視コントロールでき、全自動模式下で自動的に目標を相応の作戦ユニットに分配し(これには本艦およびその他の作戦ユニットが含まれる)、したがって艦隊総合作戦が組成される。その艦載新型「海紅旗-26」(HHQ-26)海上基地中段対ミサイル対空ミサイルは、アメリカのSM-3に似た海上基地中段高層迎撃ミサイルで、中国海軍に初めて陸海一体化、多層の対弾道ミサイル能力を持たせる。

現在055級戦闘艦に対し論争が最多なのはその搭載する垂直発射装置の数に他ならない。何故なら人々の国産水上艦艇に対する期待は非常に大きく、皆後続の国産主力駆逐艦以上の艦型の垂直発射システムは、少なくとも米日の同クラス艦艇未満ではないことが必須であるとの考えを堅持しているからである。甚だしきに至っては非常に多くのCG画像はこの艦は128の発射ユニットを搭載しているはずだと考えている。このようならばこの艦は16の発射ユニットで長剣-10対地巡航ミサイルを発射し、24ユニットで長桜-2対潜ミサイルを発射し、8ユニットでYJ-18A対艦ミサイルを発射し、さらに80ユニットが対空ミサイルに残されることになる。一方対空ミサイルの80ユニットの中では、海紅旗-26がそのうちの72ユニットを使用し、その他の8つの発射ユニットは中、近距離艦対空ミサイルに与えられるが、1ユニットに4発のミサイルを装備する搭載模式に属し、ならば艦対空ミサイルの装備数も72発+32発に達し、104発に到達し、このような対空火力は空母1隻のあらゆる艦載機に対応するのに足りる。

これに関し、日本の「世界の艦船」はかつて報道し、中国海軍が2013年に最も人の注目を引いたのは、055型万トン級ミサイル駆逐艦プロジェクトの建造始動であるとした。この新型駆逐艦が採用する汎用垂直発射システムは、対空、対潜、対艦ミサイルが発射でき、対地巡航ミサイルも発射でき、米軍のすぐ次の先進発射方式である。ひとたび055級戦闘艦が就役すれば、この艦の総合戦力はアメリカの「アーレイ バーク」級や日韓の「イージス」艦を超え、アメリカ海軍のDDG-1000のすぐ次の現在世界第2番目に強いミサイル駆逐艦となる。中国海軍が作り出す立体化された海上総合作戦群の中で、055級戦闘艦は指揮艦の任務を担い、数個の海上戦術作戦艦隊と多数の潜水艦および多数の空中作戦機を指揮して合同作戦が実現させられる。中国海軍第4世代ミサイル駆逐艦の第1号艦であるこの艦は、2020年から2030年の時期の主戦装備である。中国海上対ミサイル防御体系の主戦プラットフォームとして、将来レーザー対ミサイル砲、HQ-26ミサイル、新型垂直発射対地巡航ミサイルなどを配備した055級戦闘艦は、中国海軍大型水上艦艇の技術レベルを世界一流に到達させることになる。

中国はいかにしてこの戦闘艦を使用するのだろうか? アメリカメディアの分析によれば、055級戦闘艦が南海あるいは台湾海峡を航行するだけで、すなわち1つの強力な態度表明である。戦時において、055級戦闘艦は不断に壮大化する中国空母や上陸部隊のために航路護衛し、遠距離巡航ミサイル打撃を執行し、あるいは防空の役割を演じることができる。何故ならその新たなシステムはステルス爆撃機や無人機を撃墜できるからである。055級戦闘艦があれば、中国海軍は全く躊躇なく遠洋の大海に向かうことができ、それ自身の生存能力がスーパークラスに強力なだけでなく、しかも中国の未来の遠洋空母艦隊の一等スーパークラスの近衛兵に充当でき、中国海軍の徐々にアメリカ海軍のすぐ次となる強大な海上戦力に随伴することになるのである!


 そこまで凄いものになるかはともかく、こうした艦が多数建造されたら確かに日本にとっては大きな脅威でしょう。

 イラン関連です。

http://military.china.com/news2/569/20140512/18497269.html


イラン、コピー生産に成功したアメリカのステルス無人機を展示 ほどなく試験飛行と称する

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「イランはかつて鹵獲したアメリカのRQ-170ステルス無人機を展示した。(資料画像)」)

イランメディア5月12日の報道によれば、イランは同国が2011年に鹵獲したアメリカの無人機RQ-170のコピー生産に成功し、かつ先日展示した。

イランイスラム革命防衛隊航空部隊司令部は最近ある展示会を行い、イランの科学者が約2年の時間を費やして暗号を解読してコピー生産したイラン版RQ-170無人機を展示した。

イランテレビ局もこのコピー生産機の画像を放送しており、イラン当局者はさらにテレビのインタビューの中で、ほどなくこの無人機は試験飛行することになるとした。

また、今回の展示会にはさらにイランのShahed 129およびShahed 125無人機、およびイランのレーダーシステム、防御システム、対ミサイルシステムなどの領域の成就が展示された。

2011年12月、アメリカのRQ-170無人機がイラン軍電子戦部隊によって鹵獲された。当時アメリカ軍は、イランの技術ではこの無人機の秘密を解き明かすことはできない、としていた。(劉世東)


http://tuku.military.china.com/military/html/2014-05-12/223907_2491973.htm

 これはその画像集ですが、本物ではなく模型ではという説もあるようです。2枚目の画像の右にあるのはコピー元のアメリカ製で、これに比べると確かに模型っぽいですね。仮に飛行可能でそっくりな形をした無人機がコピー生産できても、電子システム等まで全て秘密が解き明かせたことの証明にはならないでしょう。ちなみに7枚目等には先日紹介したコブラもどきのイラン国産武装ヘリも映っています。

5月14日

http://tuku.military.china.com/military/html/2014-05-13/223941_2492767.htm

 ツポレフ95が巡航ミサイルを発射する全過程の画像集で、非常に珍しいとされてます。

 インド海軍関連です。

http://military.china.com/news2/569/20140512/18497071.html


インド軍艦で再び事故発生 新任海軍参謀長着任からたった1ヶ月

[DECCAN HERALDウェブサイト2014年5月9日の報道] 2014年5月9日、インドの「ガンガ」号護衛艦で軽微な火災事故が発生して4人の負傷がもたらされ、これには2名の海軍人員が含まれた。

この艦はドライドック内で維持修繕とメンテナンスを受けているところだった。火災発生後、ボイラー室から轟音が聞こえた。ガス溶接トーチに点火した時、突然非常に大きな火炎が噴射されたのである。

海軍方面の情報は、「事故発生は溶接設備から出た気体の蓄積がもたらした可能性が高い」としており、事故発生後、2名の艦員と2名の作業人員が表皮の火傷により海軍病院に搬送された。ある海軍スポークスマンはやや後に、ボイラー室内と艦上には決して火災は発生しておらず、いかなる設備の損壊もない、とした。2名の艦員と作業人員も詳細な検査後退院した。

「ガンガ」号護衛艦は1985年に就役し、アデン湾航路護衛の中で重要な作用を発揮した。

今回の事故は海軍新任参謀長である海軍上将R.K.DHOWAN着任1ヶ月内に発生しており、この前インドの前任参謀長ジョッシュは頻繁な海軍装備事故のために2月に引責辞任している。


 まあこれだけ事故を起こしてはいかん状況でまだ起こるかというのもあり、インド海軍のごく小さな事故でも中国にとっては非常に嬉しいから大きく取り上げるんだろうなというのもありますな。

 アメリカのGPS、中国の「北斗」に対応するロシアの「グロナス」グローバルナビゲーションシステム関連です。

http://military.china.com/news2/569/20140512/18496969.html


ロシア、ベトナムとニカラグアに「グロナス」ナビゲーションシステムの地上ステーションを建設へ

【グローバル軍事報道】 ロシアの「職業人報」11日の報道によれば、最近ロシア政府は、ニカラグアおよびベトナムと締結する宇宙開発協力の2国間協議草案を批准し、これには両国にロシアの「グロナス」衛星ナビゲーションシステムの地上ステーションを建設する協議が含まれる。

この前、ロシア首相メドヴェージェフとベトナム首相グエン タン ズンは、宇宙空間の研究と平和利用方面の協力に関する政府間協議を締結した。先月末、ロシア大統領執務庁主任イワノフは、ロシアは世界の36カ国に50の「グロナス」地上ステーションシステムを建設し、もって「グロナス」衛星ナビゲーションシステムの競争力を高める計画であるとした。現在「グロナス」システムは南極とブラジルにのみ海外地上ステーションを設立済みである。より多くの地上ステーションを建設することは、非常に大きく「グロナス」の全地球市場のシェアを高めることになる。ロシアとキューバおよびスペインはすでに地上ステーション建設に関する協議を達成させており、インドネシアやオーストラリアなどの国は談判中である。去年、ロシア連邦航空宇宙署はアメリカに8つの地上ステーションを建設する計画を請求したが、アメリカ国防省によって「国家の安全への危害」を理由に拒絶された。だがそれにもかかわらずアメリカはすでにロシア国内に19のGPSシステム地上ステーションを設立しているのである。

現在「グロナス」システムは全部で28の衛星を持ち、このうち24は規定の模式通り運行され、したがってユーザーに全世界各地で信号が受信できるようにさせている。だが全世界各地に地上ステーションシステムを建立するのは、さらに一歩衛星ナビゲーションの正確度を向上させるためである。現在、民間用バージョンのGPSは精度1.8mのナビゲーションデータを提供することができ、一方「グロナス」の精度は2.9mである。(王臻)


 アメリカの勝手さに笑っちゃいましたが、ロシアもそんならもうロシア国内のGPS基地は使わせないくらい強く出るわけにはいかんのですかね。中国もおそらく「北斗」システムの基地を世界に作ろうとするでしょうが、ロシアとどっちがより多くの国に受け入れられるでしょうか。アフリカその他の世界各地での影響力増大がこういうところでも生きてくると思われますが。

 台湾関連です。

http://military.china.com/news/568/20140512/18496985.html


台湾軍退役中将、「経国号」戦闘機の機密資料を漏洩し指名手配される

【グローバル軍事報道】 台湾の元「国防省」整合評価室主任で退役空軍中将の林勤経は、「博勝案」(頑住吉注:アメリカの協力で台湾にC4ISRシステムを構築し、データリンクを通じて指揮、通信、偵察などをネットワーク化する計画)の中で「経国」号戦闘機の偵察撮影システムの規格などの機密を兵器商に漏洩した嫌疑がかかっている。林は退役してアメリカに赴き帰っていないので、台湾の「高等検察署」はすでに彼に対し指名手配を発布し、時効は25年にも達する。

台湾の「中国時報」は11日、「博勝案」は陳水扁時代最大の兵器購入案件で、林勤経は「博勝案」の重要な推進者の1人であるとした。彼は「国防省」整合評価室主任を担当した期間、空軍の「経国」号戦闘機の偵察映像撮影システム維持修繕工程の入札募集の規格、入札価格を事前に兵器商に漏洩し、その兵器商が多項目の工程を請け負うのを助けた。島内調査部門は2008年にかつて林勤経の住居を捜査したが、彼は2007年には早くも退役を申請していた。「高等検察署」は林勤経を召喚し、強制出頭命令を出したが出頭しなかったため、「国家機密保護法違反」により指名手配を発し、時効は25年である。

林勤経はすでにアメリカ国籍に加入しているとされる。「世界日報」は11日明らかにして、彼は定住したばかりのアメリカのサンディアゴでハイテンションで行動し、頻繁に顔を見せ、「在米中国人界での知名度は多くの現地にいる華僑のリーダーよりもずっと高い」とした。彼が台湾によって指名手配され、かつ「重大海外逃亡犯」に名が列せられたとの情報が伝わると、華僑社会の人物の多くは驚愕を感じ、また信じられなかった。2013年前半、林勤経はさらに現地の中国語月刊誌5月号の表紙の人物になっており、「彼が提供した表紙の写真は将軍の星のマークがまばゆい軍服の写真だった」という。(向蕾)


 日本だと海外にいる間は時効が停止しますが台湾では違うんですかね。まあいずれにせよ事実上一生安全に故郷に帰れなくなったのは間違いないでしょう。

5月15日

 中国の原発関連です。

http://military.china.com/news/568/20140512/18497422.html


中国、2015年に国家クラスの原発事故緊急対応演習を行う コードネームは神楯-2015

新華ネット北京5月12日電:原子力の安全は原子力エネルギー事業の生命線であり、原発事故緊急対応は原子力の安全を確保する最後の防衛線である。記者は12日国防科学工業局に設けられている国家原発事故緊急対応事務室から、来年コードネーム「神楯-2015」の国家クラス原発事故緊急対応演習が組織されることを知った。

これは我が国の「神楯-2009」に続き第2回目に行われる国家、省、原発施設運営機関という3つのクラスが連動し、軍・地方が協同する原子力緊急対応演習である。

「原子力事業が発展して50年余りになるが、我が国は良好な原子力安全記録を保持している。事故を未然に防止するため、我が国は全面的に原子力安全保障措置を採り、まさに「体系を建設、能力を強化、実戦を重視」をめぐって着実に国家原発事故緊急対応体系建設を推進している。」 国家原発事故緊急対応事務室の副主任で国防科学工業局原発事故緊急対応安全局局長の姚斌は語る。

2013年に新たに改訂された「国家原発事故緊急対応事前案」によれば、我が国は数年ごとに1回国家クラスの原発事故緊急対応演習を行う必要がある。

国防科学工業局原発事故緊急対応安全局協調管理所の所長黄敏は、現在「神楯-2015」国家クラス原発事故緊急対応演習の総体設計方案はまさに急ぎ制定中で、ひとまずは某原発の装料をシミュレーションの情景として考慮している、とする。演習は広東省に選択される予定で、主に広東省は原発の多い省であり、原発の歴史の古い省だからである。運転中および建設中の原発ユニットは比較的多い。

2009年に我が国初の国家クラス原発事故緊急対応演習「神楯-2009」が成功裏に行われた後、国家原発事故緊急対応事務室は省級、原発施設運営機関級と協調して各種演習300回余りを組織した。去年5月以来、国家原発事故緊急対応事務室の指導の下に、広東省陽江原発、遼寧省紅沿河原発、福建省寧徳原発、福清原発で初の装(投)料演習を行った。今年、浙江省方家山原発、広西省防城港原発、海南省昌江原発が初の装(投)料演習を行うことを計画している。

現在、我が国の運転中の原発ユニットは19台、建設中の原発ユニットは29台、その他の核施設単位は数十で、原子力企業、工場、発電所、病院、科研院所など数万件に関わり、全てが相応の原発事故緊急対応組織と機構を作っている。

国際的に通常採用されている国際原発事故クラス分け表は原発事故を1〜7のクラスに分けている。1〜3クラスは事件、4〜7は事故である。深刻さの程度に照らし、順に異常、一般事件、重大事件、影響範囲が限られた事故、影響範囲が比較的大きな事故、重大事故、特大事故と配列される。(記者 余暁潔)


 「装料」(「装(投)料」)というのがよく分かりません。普通は「原料を入れる」という意味で、ここでは原発の燃料を入れる際の事故という意味ですかね。今のところ中国の原発では重大事故は起きていないようですが、建設中の原発の数は運転中よりずっと多く、今後ずっと重大事故なしで行けるのかに不安を感じる人も多いでしょう。

 「遼寧艦」関連です。

http://news.china.com/hd/11127798/20140512/18497649.html#photos


解放軍の神秘の機種が遼寧艦に降着 構造は珍しく早期警戒機に似る

画像集の詳しい情報

最近、1機の新型艦載ヘリが中国海軍遼寧艦空母甲板に駐機されている画像がネット上に明るみに出、ネット仲間の熱い議論を引き起こした。ある分析は、これは我が国が最も新しく研究開発した艦載ヘリで、遼寧艦空母の早期警戒ヘリの任務を担うことになる可能性が高い、とする。

注意に値するのは、このヘリの機体の斜め下方に1つ小突起があることで、早期警戒レーダーの位置で、作業時はレーダーを始動させることができ、平時は収納できると考えられている。さらにこの機の尾部ブーム末端には奇異なコウモリの図案が描かれており、コウモリは電磁波の原理を利用して獲物を捕捉するのであって、容易に人にこのヘリとレーダーの関係をも連想させる。

直ー18と言うと、少なからぬ人はまだよく知らないが、もしその「兄弟」AC313と言えば、答えはずっとはっきりする。AC313ヘリは直ー8型ヘリの改良型で、直ー8F100とも呼ばれ、現在森林武装警察部隊がすでにこの機種を装備している。AC313の軍用型こそ直ー18である可能性が高いが、AC313標準バージョンとの具体的な差異は不詳である。

2013年の天津ヘリ展示会で、展示参加業者はデラックス版のAC3131ヘリ1機を展示した。この機は快適性と機載設備の上で相当大きな改良を行っており、「ハイエンドランク」と言うことができ、AC313ヘリにVIPタイプが研究開発されていることも説明している。だが今回出現した遼寧艦空母上に降着した直ー18らしきヘリと、海軍航空部隊作戦ヘリの塗装は顕著に異なり、その用途は重要人物を送り届けて乗艦させることである可能性が高い。画像は解放軍部隊が装備する直ー18ヘリらしきもの。


 コウモリが獲物を捕らえるのに使うのは電磁波ではなく超音波だと思いますが。VIPの送迎用なら実戦上の大きな意味はないですかね。

 052D駆逐艦関連です。

http://www.hinews.cn/news/system/2014/05/14/016666066.shtml


中国の052D駆逐艦の建造の進度は驚異的 3隻が並列で艤装

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「ネット仲間、進水し艤装を行う052D駆逐艦を撮影」)

【グローバル軍事報道】 2014年3月21日午前、我が国が最も新しく研究開発した052D型ミサイル駆逐艦の第1号艦である昆明艦が順調に就役し、極めて大きな関心を引き起こした。第1号艦就役の後、052D型駆逐艦の後続の艦もしっかりと建設されている。

最近、我が国の某造船工場内の052D駆逐艦の最新の建造状況がネット上に明るみに出た。ネット仲間が撮影した画像は、この造船工場内に3隻の052D型駆逐艦が並列で停泊し、同時に進水、偽装していることをはっきり示している。052D駆逐艦はすでに4隻が建造されているとされる。


 確かに数を作る能力は凄いと言わざるを得ないでしょうね。

5月16日

 もうすぐ尖閣にも比較的近い海域で行われる中ロ海軍合同演習関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20140513/18499097.html


中ロ東海軍事演習に12隻の艦船が出動へ ロシアサイドの演習参加艦艇が明らかに

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「ロシアの『ワリヤーグ』号ミサイル巡洋艦(原文に添えられた画像)」)

中新ネット5月13日電 ロシアのタス通信の報道によれば、5月に中国東海で行われる計画の中ロ「海上協作-2014」演習の中で、双方は12隻の艦船を動員し、それぞれ6隻である。

ロシア太平洋艦隊ニュース局13日の報道は、同艦隊は「ワリヤーグ」号近衛軍ミサイル巡洋艦、「パンジェリェイェフ海軍元帥」号大型対潜艦、「ニェウェイリスケイ海軍元帥」号大型上陸艦などの艦船を演習に参加させる、とした。

5月14日、ロシアの艦船は「ワリヤーグ」号巡洋艦に率いられ、ウラジオストックから上海に向かう。

これはロシアと中国の第3回目に行われるコードネームが「海上協作」の大規模軍事演習である。この軍事演習の目的は、両国艦隊の実際の協力を強化し、海上の各種の脅威に抵抗することである。前回の類似の演習は2013年7月に日本海で行われた。

4月30日に中国国防部ニュース事務局は、中ロの海軍は5月下旬に上海付近の東海海空域で「海上協作-2014」合同軍事演習を行うことになる、と明らかにした。

(頑住吉注:2ページ目)「パンジェリェイェフ」号大型対潜艦(資料画像)

(頑住吉注:3、4ページ目)ロシア海軍太平洋艦隊

(頑住吉注:5〜8ページ目)中国海軍艦隊(資料画像)


 ロシアの軍艦はサイズはともかく古めかしい外形という感じです。中国側はどういう艦を出すのかも間もなく明らかにされるでしょう。次も関連する内容です。

http://military.china.com/news/568/20140513/18498683.html


ロシアメディア:中国は将来あるいは中国版「リムパック」を組織してアメリカを牽制するか

【グローバル軍事報道】 「ロシアの声」ウェブサイト5月12日の報道によれば、中国はこれまで多国海上合同演習を独立して組織したことが全くなかった。だが、少し前中国は青島「海上協力-2014」演習を組織した。ロシア戦略・技術分析センターの専門家コーシンは、軍事演習は中国が地域と全世界の安全を維持保護する役割を高めるという方面において踏み出す重要な一歩と見なされ得る、と考える。

文章は、何十年来中国海軍はずっと力を尽くして積極的に海岸防御を行ってきた、とする。だが中国は空母に着工した後、遠海に向けて強大で独立した進攻能力を持つ海軍艦隊を派遣することになる、と言明した。海上の戦略的活躍は北京に技術の上での海軍建設を強化することを迫るだけでなく、さらにその主旨が国際軍事協力発展にある新たな道を探し求めさせようとしている。

今回の「海上協力-2014」合同演習に参加した国には中国の他、さらにインド、パキスタン、バングラディシュ、インドネシア、シンガポール、マレーシア、ブルネイがある。演習は海上合同捜索救援をメインとし、演習科目には艦隊の通信、艦隊の運動、海上補給、合同救援、合同対シージャック、小火器射撃などが含まれた。演習の範囲がかくのごとく広範だったことは参加国により良く相互間でコンビネーションしての高い協調能力を演習させることができた。演習の重点は人道の方向であると強調されてはいたが。このことは疑いなく相互間の信頼のレベルを高める助けになる。

文章は、この種の規模が比較的大きい多国演習を成功裏に組織した経験は、中国が将来より複雑な多国演習を組織することを保証し得る、と指摘する。なお今まで中国海軍が参加した比較的成熟した合同演習はロシアと中国が毎年行っている「海上協作」演習である。

近年来ロシア・中国双方はいずれも大型および近代的な戦闘艦を派遣して演習に参加させ、敵サイドの潜水艦や海上戦闘艦の打撃および相手方の空中の密集した打撃の打破を演習している。間もなく行われるロシア・中国「海上協作-2014」演習はロシア大統領プーチンが5月末に訪中する期間に開始されることになる。今回演習範囲は拡大され、もって両国がウクライナ危機が引き起こしたグローバルな政治形勢の変化の後、より接近することを表明すると推測できる。

文章は最後に、将来中国は既存の経験を利用して、太平洋においてアジア諸国が参加する多国合同演習を独立して組織することを勝ち取る可能性がある、と指摘する。中米の地域の影響力争奪の闘争が日増しに激化するにつれ中国人は努力し、アメリカがリードして組織する「リムパック」に類似したものを組織することになると期待できる。将来における中国とアメリカの、比較的小さいアジアの国々を味方に引き込んで自らが組織する合同演習に参加させることは、各自がより大きな外交的影響力を勝ち取る綱引き競技に非常に似たものになる。だがその前に中国海軍はまだ、技術装備と実際の演習の中で非常に長い道を行く必要がある。


 なるほど考えられなくはないですが、そういう政治色がついてしまうと中国寄りと見られることを嫌う国が参加しにくくなるのでは。

 中国の対テロ関連です。

http://news.china.com/domestic/945/20140513/18499925.html


海南省の対テロ演習で無人機が出動し適時に「テロ現場」の画像を伝える

中新ネット海口5月13日電(付美斌 黄培岳 張振漢) 5月13日午前、海南省海口市の公安局特警支隊は対テロ実戦演習を行った。

現場では全部で3つの科目が設けられた。すなわち、武器を持っての斬殺暴力テロ事件の処置、大規模人質事件の処理、観光大型バスジャック暴力テロ事件の処置で、その主旨は警察の複雑な状況下における暴力テロ襲撃事件処置の実戦レベルを検証することにある。

同日9時37分頃、ひとしきりあわただしい緊急警報音が鳴り、8名の「テロ分子」が海口の某広場でなたと拳銃を持って群衆を襲撃し、その場で1人の死亡、2人の重傷、5人の軽傷がもたらされた。駐在ポイントで警備する警察力は迅速に現場に駆けつけて処置し、暴力を振るいつつある「テロ分子」に対して果敢に発砲し、その場で1名を射殺し、2名の「テロ分子」を負傷させ、かつ奪刀器(頑住吉注:さすまたの先端が可動式になったような道具です)を使用して逮捕を実施した。5名の残る「テロ分子」は二手に分かれて逃げ、このうち3人の「テロ分子」はストリートの無人簡易小屋内に身を隠し、銃を持って公安、人民警察と対峙した。残る2名の「テロ分子」は2名の人質を取って付近の住宅ビルに身を隠した。

タクティカルベストを身につけ、頭には防弾ヘルメットをかぶり、手にはアサルトライフルを握った特警「閃電」機動チームの隊員たちが迅速に現場に駆けつけ、現場に対し封鎖コントロールを行い、特警の無人機が迅速に出動し、空中で旋回、偵察し、かつ適時に監視コントロール画像を送った。5名の突撃隊員が1両の突撃車に乗って現場に駆けつけ、簡易小屋の中で銃を持って逮捕を拒む「テロ分子」と相対し、5名の特警は警察の戦術動作を採用し、交代で援護し、小屋のドアに接近した。攻撃指令が下されると、5名の特警隊員は素早くドアを破り、戦術コンビネーションを利用し交代で援護して部屋に入った。「テロ分子」は攻めにくい場所に立てこもって頑強に抵抗したが、特警隊員は果断に発砲して「テロ分子」を射殺した。付近の住宅ビルの前では、特警「閃電」機動チームが地形地物を利用して掩体とし、多種の隊形を呈し、交代で援護して捜索し、住宅ビルに入り、かつ核心区域の封鎖コントロールを完成させ、スナイパーが位置に着いた。「テロ分子」が談判を拒絶し、かつ人質を殺害すると揚言していることにかんがみ、指揮部は強攻の命令を下した。狙撃チームが窓のところの1名の銃を持った「テロ分子」を射殺した。同時に突撃第1グループがハシゴ車に乗って正面から強攻し、突撃第2グループは成形炸薬爆破装置を利用して防犯ドアを爆破して室内に突入し、突撃第3グループの2人がビルの屋上からラペリング降下して窓を破り室内に突入し、1人はビルの階段から側面に回って窓を破って突入し、防ぐいとまもない勢いで「テロ分子」を射殺し、安全に人質を救出した。

その後、現場ではさらに武装警察特戦隊員の大規模人質事件の迅速な処置、突撃隊員のジャックされた観光大型バスの快速人質救出などの実戦演習が行われた。3つの演習科目は一気呵成だった。

記者は、各種の突発事件を有効に処置するため、海口警察が対テロ武装パトロール「1+5」業務メカニズムを建立していることを知った。すなわち市内に21の重点警備場所を設立し、重点場所で発生したテロ事件に対しては、第1梯隊の警察力は1分以内に現場に到達して果断に処置し、第2梯隊の警察力は5分以内に現場に到着して支援することが要求されるというものである。

また海口市公安局はさらに、公然武装パトロールによる震撼、便衣変装追跡打撃、コミュニティ人民警察および群防力量の連防連控の警備体系を建立し、扁平化された指揮、事前案先行、情報牽引、情報制御誘導、技術支持の業務メカニズムを形成し、治安警備能力と対テロ応急処置能力が顕著に向上した。


 最後の段落になって意味不明の専門用語が頻出して訳分からなくなりましたが、対テロにも無人機が実用化され、この面で日本よりはるかに進んでいるのは間違いないはずです。まあ日本ではそもそもそんなもの切迫して必要としないからだとも言えますけど。

5月17日

 注目度が高まっているベトナム海上警察関連です。

http://tuku.military.china.com/military/html/2014-05-13/223942_2492783.htm#pic


ベトナム、巨資を投じて海警船隊を建設:普遍的に重火器を配備

ベトナム海警が装備する主力船舶

近年来の海事紛糾の中で、これまで名前が伝えられたのを見たことがないベトナム海警が関心を集めている。頻繁に他国をかき乱す小型艦船の他、近年来ベトナムは巨資を投じて、すでに大きな規模を備えた海警法執行船隊を作り出している。特に人を警戒させるのは、ベトナム海警船が普遍的に火砲あるいは大口径機関銃などの武器を装備していることである。

(頑住吉注:2ページ目。なお画像キャプションが前のページと同じ場合は以後省略します。)ベトナム海警が装備する初のオランダのDN2000型多機能巡視船。ナンバーはCBS 8001。

ベトナム海警は1998年に成立し、主要な任務は海上パトロール、捜索救援、海賊の迎撃、不法密輸の打撃で、職責はアメリカの沿岸警備隊と似ている。2013年、ベトナムは海警局を「海警司令部」に改名した。現在ベトナム最大の海警船であるCBS 8001は排水量が2,100トンに達する。この船はオランダの会社が設計したDN2000型多機能巡視船に属し、ステルス外形設計を採用し、2門の30mm機関砲、2挺の14.5mm重機関銃と4門の放水砲を配備している。この2012年に進水した海警船は「ベトナムにいまだかつてなかった先進船内設備」を持つとされ、ベトナムはさらにもう1隻の同型艦CBS 8002を発注している。また、ベトナム海警はさらにオランダなどの国から多数の1,000トン級法執行船を購入しており、現在すでに基本的に一定の水準に達し、やはり普遍的に火砲を装備している。

(頑住吉注:3ページ目)新しい船を購入するのと同時に、ベトナム海警はベトナム海軍の手からも40隻近い100〜400トン級巡視艇を受領済みである。これらの巡視艇の多くはロシアの軍用砲艇の改造で、12.7mmあるいは14.5mm機銃を配備している。またベトナムにはさらに3機のスペインから購入したC-212パトロール機がある。

(頑住吉注:4ページ目)ポーランドはベトナム海警の建設のために非常に大きな援助を提供している。ベトナム海警は10機のポーランド製M28パトロール機を獲得することになり、ベトナム飛行員はポーランドの教官に率いられ、ハノイ郊外の白梅飛行場で秘密訓練を行っているところである。これらの飛行機にはポーランドのPIT社がもっとも新しく研究開発したMSC-400海上監視システムが装備されており、ベトナム海警の南海縦深水域に対する監視コントロール能力を有効に向上させることができる。同時にベトナムはさらに日本に、「政府開発援助」の模式で10隻の古い巡視船を無償で獲得することを希望する請求を提出している。

(頑住吉注:5ページ目)今年4月、ベトナムはさらに「漁政力量」の正式な成立を宣言した。だがその規模は具体的に説明していない。この前ベトナムはすでに明確に、漁政船舶のために武器を配備するとしている。少なくとも2隻のDN2000型巡視船がベトナム漁政力量に引き渡されることになる、とされる。

(頑住吉注:6、7ページ目は既出の内容の繰り返しなので省略します。8〜11ページ目)ベトナム海警が海軍から受け取った400トン級巡視艇。TT-400型と呼ばれ、この系列の海警船には4から始まる4桁のナンバーが採用される。

(頑住吉注:12〜17ページ目)ベトナム海警が海軍から受け取った200トン級巡視艇。TT-200型と呼ばれ、この系列の海警船には2から始まる4桁のナンバーが採用される。

(頑住吉注:18〜21ページ目)ベトナム海警が海軍から受け取った120トン級巡視艇。TT-120型と呼ばれ、この系列の海警船には3から始まる4桁のナンバーが採用される。

(頑住吉注:22〜24ページ目)ベトナム海警が装備するタグボート

(頑住吉注:25ページ目)ベトナム海警船

(頑住吉注:26〜29ページ目)ベトナム海警が装備するスペインのC-212パトロール機

(頑住吉注:30ページ目)ベトナムを見終わったところで我が国の海警船と対比してみよう。2014年1月23日、中国海警2401船の建造が完成し、かつ中国海監東海総隊に引き渡された。この船は国家海洋局が再編されて以来第2隻目に建造が完成しかつ引き渡された新型4,000トン級多機能海洋法執行船である。この船の船舶性能は優良で、先進的な法執行設備を配備し、海洋法執行任務の需要を満足させることができる。この船が引き渡され、かつ時期を選んで就役した後は、中国が主張する管轄海域に対する有効な管理コントロールの実施強化方面で重要な作用を発揮することになる。

(頑住吉注:31、32ページ目)ネット仲間が撮影した海上を航行する中国海警2401船(HSHフォーラム hshcatの画像提供)

(頑住吉注:33〜35ページ目)中国海警2401船が快速艇の発進をテスト(飛揚軍事 剛被t了の画像提供)

(頑住吉注:36ページ目)ネット仲間が撮影した、最も新しく就役した4,000トン級法執行船。ナンバーは「3401」。(超大軍事MC_兔子の広告画像)

(頑住吉注:37ページ目)ネット仲間が撮影した建造中の法執行船。ナンバー「2401」。

(頑住吉注:38ページ目)現場で撮影した専門家の分析によれば、海警3401船は前甲板の位置に艦砲を装備する位置をあらかじめ留保している可能性が高い。(超大軍事  AMAN928の画像提供)

(頑住吉注:39〜42ページ目)何隻かの大型海警船が現在すでに就役している他、多数の中国海警船も建造中である。

(頑住吉注:43〜49ページ目)中国海警はすでに「換骨奪胎」している。以前の船は小さく装備は劣る状態から現在の装備は近代化され大型船が就役する状態まで、質と量からの進化があった。


 数からすれば中国と正面から対抗することはできないでしょうが、それなりに実力をつけてきていることがうかがえます。日本の巡視船の譲渡はどうなるんでしょうね。前々から言っているように私は、ベトナムは共産党一党独裁の非民主国家であり、「敵の敵」だからといって安易に協力しようとすることには疑問があると思っていますが。

 ロシア軍関連です。

http://military.china.com/news2/569/20140515/18504364.html


ロシア、新たな軍種を建立 空軍戦力と空天防御部隊を整合へ

[ロシア「軍事工業総合体」ウェブサイト2014年5月12日の報道] 近いうちにロシアに新たな軍種が出現し、空軍戦力と空天防御部隊がこの部隊に入ることになる。

新軍種成立に関する決議は最高クラスの会議を通過し、現在積極的に連合空軍と空天防御部隊によって新たな構造が形成されつつある。

新たな軍種の総指揮者の人選はまだ討論中である。

新機構の区分に関する問題は今月討論される。

新軍種を組成する空軍と空天防御部隊は現有の構造を保持し、高射砲部隊やレーダー部隊も新軍種に入ることになると見られる。

新軍種の具体的な構造はまだしばらくのところ確定できないが、ミサイル部隊、砲兵、「イスカンデール」を含むミサイルシステムなどはこの軍種に入る可能性が高い。

新軍種成立の決議文書は2015年に完成することになると見られる。(中国航空工業発展研究センター 張慧)


 どういう狙いがあってどういう効果を生むのかこれではさっぱり分かりませんが。

5月18日

 新概念の飛行船関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20140513/18499044_7.html


中国の科学者、変体空天飛行船概念を提出 容積が数十倍に変化可能

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「飛行船は現代社会の中で決して時代遅れではなく、新技術に頼って生命力を改めて満開状態にさせているのである」)

多くの先進国が次々に臨近空間可操縦浮空器(頑住吉注:「宇宙に近い空間で操縦可能な空に浮かぶ機械」といった意味だと思いますがこの後頻出してまどろっこしいので中国語のままにします)を開発するのと同時に、一部の中国の科学者たちは決して眺めている、あるいは追いかけるだけではなく、従来の方法を堅く守るのではなく、他国のプロジェクトが停滞して進まず、甚だしきに至っては失敗をもって終わりを告げた深層の原因を探し求め、多くの他とは異なる基礎科学理論の入手の探索と建立から、大胆に別の道を創新している。

過去各種の成層圏飛行船方案が解決あるいは迂回し難かった構造の矛盾の大多数は、大気の圧力に対抗する必要があるが対抗できないということが原因で引き起こされていた。2000年、珠海新概念航空宇宙器有限会社(New Concept Aircraft (Zhuhai) Co., Ltd.、以下「珠海NCA」と略称)の李暁陽博士は、長年の研究と試験を基礎に変体空天飛行船の創新科学理論およびそれを実現する技術を提出し、かつ2005年に相次いで中国とアメリカで変体宇宙飛行船(Transformable Airship)発明パテントの権利を獲得した。李暁陽は、人類の現段階の科学技術能力の条件下では、大気の圧力に対抗するのではなく巧妙に利用することこそ、真に臨近空間可操縦浮空器を実現できるか否かの重要なカギの在処であると気づいた。他の多くとは異なる変体飛行船はまさにこの考え方に沿って創造されたのである。

歴史上の重量を改変することによって浄静(頑住吉注:意味不明)揚力を調節する各種硬式、軟式、半硬式飛行船の基本原理とは異なり、李暁陽の変体飛行船はセルフ適応あるいはコントロール可能なことによってその容積を改変して浄静揚力を調節する。この基本原理の上での全く新しい創造は、種々の相互の制約、臨近空間可操縦浮空器の進展を妨げる技術的難点を解決できる。簡単に言うと、変体飛行船は現有の科学技術条件下で実行可能な技術的方法により、大気の圧力の助けを借りて飛行船にセルフ適応あるいはコントロール可能な数十倍の容積の変化を実現させることができ、大気の圧力に対抗するのではなく利用し、その浄静揚力と垂直方向の運動を改変する。変体過程の中では操縦可能性と動揚力(頑住吉注:dynamic lift)が保持でき、したがって地上から宇宙に近い空間までの3D全方向コントロールが可能な飛行あるいは定点ホバリングが実現される。

変体飛行船は臨近空間可操縦浮空器が直面することが必須な多項目の技術的ボトルネックを突破している。例えば、変体飛行船は大気の単位面積当たりの圧力というこの取れども尽きないエネルギー源を利用し、巧妙な変体構造は各高度の大気の圧力を根拠に、わずかな圧力差の致動(頑住吉注:actuate)を利用して自動的に飛行船本体の体積を増大あるいは縮小し、浮力を相対的に不変にし、その容積が変わる飛行船の外殻と軽い気体嚢はいずれも圧力を受け入れる必要がなく、このためその合成船体の全面密度は極めて低い。業界内の人物は、作業環境の周辺空気密度が極めて低い臨近空間可操縦浮空器に関して言えば、船体の全面密度の大小は正否を決定する重要なカギとなる技術指標の1つであると知っている。「重量の改変で浄静揚力を調節する」飛行船原理の各種の臨近空間可操縦浮空器は、その船体が形を保ち、また各高度の大気の圧力を受け入れる必要があるため、高密度の嚢体材料を採用することが必須で、嚢体材料の密度の増加はまた自重増大により容積の拡大が必須となり、このように悪循環となる‥‥この種の状況はまさに、上述の各国の臨近空間可操縦浮空器プロジェクトの中途での廃止をもたらしたカギとなる重要な原因の1つなのである。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「飛行船は大量の装備を直接戦場に送り届けることができる」です。)

異なる応用目的と範囲に照準を合わせ、変体式空天飛行船は径方向の変体と縦向き方向の変体の2大類型に分かれる。変体式空天飛行船は飛行船の基本原理、構造、技術的方法を根本から変え、人類が宇宙に近い空間を征服する全く新しい道を切り開いた、ということができる。

変体式空天飛行船の具体的研究開発過程は非常に複雑なシステム工程であり、参考にできる前例となる技術がないため、1つ1つの細目全てが最良の方案を得るまで創造と反復する研究試験を必要とする。膨大な作業量は珠海NCAの科学技術人員には苦にならないことだが、この非常に「焼銭」(頑住吉注:見返りが投資に追いつかない、といった意味らしいです)な作業はしばしば皆を憂鬱にさせる。

アメリカ、日本の成層圏飛行船の単一プロジェクトに数億、甚だしきに至っては数十億アメリカドルの国家の経費の支持があるのとは異なり、李暁陽の変体飛行船研究開発の経費の主要なソースは自費、援助する企業、各種航空宇宙科学普及、科学教育機材を創造、製造して世界各地に販売して集められる科研経費によるものである。李暁陽はしばしば止むを得ず手元の科研を手放して生産製造と国際商務に転戦し、足跡は世界にあまねく分布している。この北京航空宇宙大学の飛行機設計・応用力学専攻94回卒業生の工学博士は記者に、「私と私のチームはこの模式を用いて基礎科学研究と応用技術創新を支え、すでにまるまる18年であるが、もの模式の唯一の遺憾は科研プロセスを遅延させることだ。」と教えた。「我々は決して何らの『世界初』を勝ち取る必要はない。我々が科学技術業務を終生の事業として選択した以上、いくつかのある程度創造と人類の科学技術の進歩に有利なことをなすべきなのであり、平凡な労働の中に喜びを捜し当てることこそ、我々の不断の進取を支持する動力の源泉なのだ。」と李暁陽は語る。

2012年、ある迂回できない技術的難題がまた李暁陽の面前に置かれた。まさにこの難題が、本文がテーマとして述べた「宇宙に近い空間の開拓者」である宇宙に近い空間のミニ実験室を時運に乗じて誕生させ得たのである。

(頑住吉注:3ページ目)飛行船は民間用領域でも広い前途の見通しがある

(頑住吉注:4ページ目)飛行船は長時間高空に停留して作業することが可能である

(頑住吉注:5ページ目)メディアがアメリカ飛行船部隊関連人員をインタビュー

(頑住吉注:6ページ目)アメリカのロッキード・マーティン社が研究開発したHALE-D高空長航続時間飛行船

(頑住吉注:7ページ目)HALE-D高空長航続時間飛行船

(頑住吉注:8ページ目)HALE-D高空長航続時間飛行船が関連の試験を準備している


 正直漠然としか理解できませんけどアメリカのパテントが取得できたというのが本当ならある程度まともな発明なんじゃないでしょうか。しかしこのサイズで体積が数十倍に変化可能な飛行船の材料って現在存在するんですかね。

 アメリカ・ロシア関連です。

http://military.china.com/news2/569/20140515/18503399.html


ロシア副首相、アメリカに対するロケットエンジンの供給を停止すると威嚇 アメリカの制裁に反撃

【グローバル軍事報道】 ロシアの「視点報」14日の報道は、ロシア副首相ロゴージンは13日、ロシアは暫時アメリカ向けのRD-180などのロケットエンジン供給を停止し、もってアメリカの制裁に回答する可能性がある、とした。

彼は、「ロシアサイドは実際の状況から出発する。もしアメリカがRD-180ロケットエンジンを軍事目的に用いるならば、我々は供給を継続できなくなり、すでにアメリカに輸出されているエンジンのための日常維持メンテナンス作業の提供を継続できなくなる。同時に、ロシアはさらにアメリカ向けHK-33エンジンの供給を停止する可能性がある。」と語った。ロシア航空宇宙署署長のオスタピァンコも、アメリカがロシアのエンジンの放棄を承認することは自分にとって不利だが、アメリカがこうしたエンジンを軍用の宇宙機材の発射に用いさえしなければ、ロシアは継続してアメリカに向け供給するだろう。」とした。ロシア動力機械社はずっとアメリカの「アトラス-5」系列運搬ロケットのためにRD-180エンジンを提供している。現在RD-180エンジンはアメリカの「アトラス-5」の第1段のエンジンとして使用され、そしてこのロケットはアメリカの多くの重要な軍用および民間用宇宙機材の発射を引き受けている。軍用には「先進極高周波数衛星」(AEHF)、X-37Bが含まれ、民間用は例えば「Curiosity」号火星探査機である。ロシアのこの挙に対しアメリカサイドは、現在アメリカのロケットエンジンの在庫は2年の衛星発射活動を支持するのに充分であるが、ウクライナ危機が引き起こした供給の連なりへの心配はすでにペンタゴンに、国内の代替性の選択肢に対する緊急評価の展開を開始することを促している、としている。

ロシアの「宇宙飛行士ニュース」誌の編集長マリーニンは、ロシアがアメリカ向けロケットエンジン供給を停止することは、アメリカの宇宙計画に対し打撃をもたらすことになるが、ロシア企業に対しては大きな影響は生じさせないだろう、とする。彼は、「実際に、我々はずっと赤字の価格でこうしたエンジンを輸出している。アメリカにはこの種のエンジンを自ら生産する時間と能力はあった。我々はアメリカ向けに大量のエンジンを輸出済みで、彼らには少なくともまだ20台の備蓄がある。契約に基づき、我々はアメリカに向け生産技術資料も提供済みである。このため、もしアメリカが望めば、2〜3年以内に自ら生産することができる。」と語る。

ロシアは1996年にアメリカとRD-180エンジンの輸出に関する契約を締結えした。契約によれば、ロシアはアメリカのために50台を生産することになり、またさらに51台の予備用の契約も含まれる。現在、ロシアはすでにアメリカ向けに60台余りを輸出し、このうち40台はすでに使用され、単価は1,100から1,500万アメリカドルの間である。2012年12月、ロシアとアメリカはまた31台のRD-180エンジンの輸出に関する契約を締結した。


 アメリカがロシアから大量のロケットエンジンを購入し依存しているとは知りませんでした。これは主にコスト的な問題であって技術的な問題ではないと思われますが、コストアップや適合するエンジンの国産開始までのギャップはX-37Bのような重要な兵器にも影響を与える可能性がありそうです。























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