日韓とのミサイル軍備競争は中国に有利?
もし不利でもミサイルを持たなくていいことにはなりませんけど。
http://military.china.com/jszmt/02/11173748/20160824/23370886.html
日韓、ミサイルを用いて中国に対抗することを望む? 軍備競争をすれば日韓の悲劇は運命づけられる
(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「韓国が閲兵式で展示した巡航ミサイル」)
最近、韓国軍はメディアを通じて噂を流し、射程800kmの弾道ミサイルと射程1,500kmの巡航ミサイルを配備しようとしていると言明した。こうしたミサイルはいずれもすでに北朝鮮全域をカバーする需要を超えており、甚だしきに至っては中国の華北、東北地方の多くの重要都市を攻撃できる。これだけではなく、日本もやや後に続けて、射程300km以上の対艦ミサイルを開発し、日本の南北の重要海峡を封鎖しようとしていると宣言した。この2つの情報からは難なく、韓国も日本も自らをアメリカの戦車の上に縛り付け、中国と東北アジア地域で新たな軍備競争を展開する決心をしたようだ、ということが見て取れる。
だが、幽州司馬に不可解に感じさせるのは、今回の軍備競争で日本と韓国がまだ先んじて見える海空力量から展開することを決して選択せず、北朝鮮によって脅威が加えられている名目を借りて、解放軍の最も優勢な項目であるミサイルを真っ直ぐ指して行おうとしていることである。日韓両国の片言隻句の中からは、ミサイルはすでに両国が中国に対抗する「魔法のアイテム」となっているようであり、しかも分業も比較的明確で、韓国は陸を攻め、日本は海を攻める、ということが見て取れる。表面的に見ると、韓国と日本はミサイル領域で一夜のうちに強大になったかのようである。
(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「日本のF-2戦闘機が搭載するXASM-3対艦ミサイル」)
韓国と日本はどんなミサイルを開発して中国に対抗したがっているのか?
現在、韓国について言えば、その将来開発する主力ミサイルは、名が「玄武-3C」の対地攻撃巡航ミサイルで、この巡航ミサイルは韓国国防科学研究所が2008年に研究開発を開始した。射程は1,500kmに達し、韓国方面の言い方によれば「玄武-3C」巡航ミサイルはすでに成功裏に量産を実現している。もしこの状況が事実なら、韓国はアメリカ、ロシア、中国などの国に続き、世界でも数多くない、射程1,500kmの巡航ミサイルを研究開発、生産できる国となる。アメリカが当時韓国に対し制定した射程180km以上のミサイルの研究開発を禁止した制限は、まさに韓国のミサイルが中国に対し直接の脅威を生じさせるのを避けるためだった、ということを知る必要がある。だが今「玄武-3C」巡航ミサイルがひとたび大規模配備されたら、おそらく東北アジア地域に最も深刻なミサイル危機をもたらし、中国に対する劣悪な影響は「THAAD」配備もはるかに超えることになる。
韓国に比べ、日本は射程300kmの対艦ミサイルを研究開発するだけだが、中国に対する脅威の程度は依然軽視できない。日本サイドの以前の構想に照らせば、射程300km以上の対艦ミサイルは主に宮古島などの島礁上に配備され、したがって宮古海峡などの公海海域を封鎖し、西太平洋に進入する中国艦隊を迎撃し、日本のいわゆる「離島防衛」を強化するのに用いることになる。現在掌握されている状況から見て、日本の新型対艦ミサイルはXASM-3対艦ミサイルを手本とする可能性が極めて高い。このミサイルの最大速度はマッハ3を超えることができ、射程は150kmを超える。将来、日本の新型対艦ミサイルはXASM-3を基礎とし、最適化された弾道を採用し、メイン推力ロケットを増加するあるいは燃料コンパートメントを拡大するなどの方式を採用するだけで、もう射程に軽々と300kmの大関門を突破させることができる。
(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「日韓に比べ、中国ロケット軍が掌握する弾道ミサイルおよび巡航ミサイルは、数でも質でも絶対の優勢を占める」)
日韓がミサイルの上で中国と軍備競争をして勝算はあり得るのか否か?
まさに幽州司馬が前述したように、韓国と日本はミサイル領域で本当に一夜のうちに強大になったようだが、もし深入りして見ればすぐに、日韓が構築を期待する「ミサイルの優勢」はハリボテに過ぎないことに気づくことができる。まずこの両国は長時間アメリカの技術制限を受けたため、ミサイルというこの膨大なシステム工程に関して言えば門外漢に過ぎず、多くの核心技術はアメリカが提供する必要がある。次に、ミサイルの製造だけでは役に立たず、より重要なのはいかにしてミサイルを正確に目標に命中させるかである。このカギとなる重要なポイントの上で、日韓は依然自給自足できず、やはりアメリカがレーダー、データリンク、衛星システムなどの支援設備を提供するのに頼る必要がある。ひとたび戦時にアメリカが日韓に対し援助が提供できなくなれば、日韓のミサイルはほとんどすぐ「あきめくら」となるだろう。最後に、日韓両国の戦略的縦深は極めて小さく、これはミサイル部隊の移転、隠蔽に対し極めて不利である。しかもアメリカという原因ゆえに、日韓のミサイル部隊の規模はあまり大きくはないだろうことが運命づけられており、ひとたび打撃に遭えばすなわち全軍壊滅である可能性が高い。このためミサイル領域およびミサイル戦方面で、日韓は本当になにがしかのことをするのが非常に難しいのである。
振り返って中国はと見れば、弾道ミサイルから巡航ミサイルまで、さらには各種対艦、対空、対ミサイルなどのミサイルまであるべきものは全てあり、アメリカ国家航空・宇宙情報センターさえ、中国は世界で最も積極的で、最も多様化されたミサイル研究開発計画を持つと認めている。中国のような何十年一貫してミサイルシステム工程を研究してきた国家は、日韓とは比較できないのである。次に、中国のミサイル打撃思想の師は旧ソ連で、某種の程度から言って飽和攻撃思想が中国ミサイル部隊に深入りしている。ペンタゴンは、対介入/区域拒止の環境下では、中国人民解放軍戦略専門家は多軸向および多ミサイル斉射の方案を構想し、その中には大量の弾道ミサイルと巡航ミサイルが含まれ、もって敵サイドのミサイル防衛システムに戦勝しかつ撹乱する、とする。この中からは非常に明確に、ひとたび日韓が中国とミサイル戦を行うことを決定すれば、中国のミサイルが「雨のごとく降り注ぐ」ことが見て取れる。最後に、中国ロケット軍が保有するミサイルの数は極めて客観的で、アメリカサイドは中国は現在およそ1,200発の短距離弾道ミサイルと400発の対地攻撃巡航ミサイルを持つ、とする。だが幽州司馬はごく責任をもって言うが、何年か前アメリカが台湾を「忽悠」(頑住吉注:検索で得られた意味が全てこの場合に適さず意味不明)する時に用いたこのデータは、今日韓を「忽悠」するのに持ちだされており、幽州司馬はここで日韓に四文字を教えることしかできない。自求多福! (頑住吉注:これも検索で得られた意味が適さず意味不明です) 要するに、日韓はミサイル領域で全く中国の相手ではなく、もし独断専行したら、最終的には悲劇的結末が運命づけられている。
もしミサイルをつかった総力戦を日中だけで行えばそうでしょうけど別にそんなことをしたがっているわけではありませんからね。