055型駆逐艦の進水が近い?

 初めての日本のイージス艦より大きい巡洋艦サイズの「駆逐艦」ですが。今回も2回に分けます。

http://military.china.com/important/11132797/20170508/30501396_all.html#page_2


最初の055「万トン大型駆逐艦」進水の日は近い 中国空母戦闘群の先鋒と予測される

大公報5月8日電(記者 葛沖) 中国初の国産空母が4月26日に大連で進水し、未来の中国空母艦隊の構成が再度外界の競っての推測を引き起こしている。外国メディアは、中国空母の「スーパークラスの帯刀の護衛兵」である055型ミサイル駆逐艦(「万トン大型駆逐艦」)は先日また重大な進展を取得し、そのうち2隻はすでにあらゆるモジュールの取り付けが整い、進水まで時すでに遠からず、と明らかにした。これは中国海軍が自主建造する初の排水量が1万トンを超える水上主戦艦艇である。アメリカ海軍情報局のレポートは、055級駆逐艦はアメリカ最新の「ズムウォルト」級駆逐艦と建造が計画される「アーレイ・バーク3」型駆逐艦を超え、世界でもっとも先進的な防空艦艇となる、と予測する。分析は、055型「大型駆逐艦」は多機種のミサイルが搭載でき、甚だしきに至っては先進的な巡航ミサイル、対空ミサイル、対地ミサイルが搭載でき、さらに遠距離超音速対艦ミサイルなどがあり、一部の性能はアメリカやロシアの同クラスの戦闘艦を超え、アメリカ海軍と対等の能力を持ち、中国の未来の空母戦闘群の主力、先鋒となることが予測される、とする。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「055型駆逐艦の想像図。言われているところによれば112の垂直発射ユニットを配備し、巡航ミサイル、対艦ミサイル、対空ミサイルなどが搭載できる。ネットの画像」)

外国メディアの報道によれば、055型駆逐艦は第1ロットで4隻建造され、2014年年末にそれぞれ大連と江南造船工場で同時に着工された。イギリスメディアとアメリカメディアは最近、最新の衛星画像を分析して現在上海の長興島の江南造船工場に位置する1号船体は見たところすでにあらゆるモジュールの取り付けが整っており、2号船体の大部分のモジュールも取り付けが終わっている、とした。これと同時に、大連造船工場の船台の上の055型ミサイル駆逐艦もまとめられて形をなし、体型は付近で同時に建造される001A型空母と比べて決して遜色なく(頑住吉注:排水量では数倍違うはずなんですがね)、このことは中国の駆逐艦建造能力がすでに万トン級の大関門を超えたことを意味している。

イギリスの「週刊ジェーン安全保障業務」の衛星画像に対する測量は、055型駆逐艦は全長約183m、全幅19mであることをはっきり示している。アメリカメディアは、055型駆逐艦の単価は50億人民元を超え、満載排水量は14,000トンに達し得、中国海軍現役駆逐艦をはるかに超える、と指摘する。現在、中国空母艦隊訓練時の主力駆逐艦は052D型駆逐艦で、その排水量は約7,200トン、全長157m、全幅17mでしかない。

国内軍事ウェブサイトは、055型は全ガスタービン動力、2軸、ダブルのピッチ調節スクリューを採用し、動力システムは4台の国産QC280型ガスタービンの改良型で、最大航行速度は32ノット、112ユニットの汎用垂直発射システムを装備し、遠距離、中距離、近距離各種対空ミサイル、対潜ミサイル、対地巡航ミサイルを総合的に搭載できる、と指摘する。同時に、055の船尾には2つの大型機格納庫が設置され、2機の新型対潜機が搭載でき、強力な単一の艦での総合作戦能力を持つ。

現在、全世界で完全に独立して大型万トン級フェイズドアレイレーダー駆逐艦を建造できる国は中国とアメリカしかない。報道によれば、055大型駆逐艦最大の特徴は総合周波数システム、一体化共用アンテナで、メインマストには各種レーダーアンテナや探知計測装置が集成されている。この技術は中国ないし世界の艦載レーダー電子装備の最高水準を代表し、世界初のこの技術を採用した作戦艦艇である。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「以前流れ伝わった055型の第1号艦の画像。幅広く大きな艦体は055により強い搭載能力と遠洋作戦能力を賦与している」)

対艦対地打撃、対潜任務を執行

内地の軍事専門家である杜文竜は次のように指摘する。現在中国は055型のような大型多用途水上艦艇を空母の「帯刀の護衛兵」として相当に必要としており、それは艦隊の総合作戦能力を大幅に増強することになり、海軍伝統の対艦、防空、対ミサイル作戦能力が強化を得るだけでなく、さらに対地攻撃能力を増加することができる。杜文竜は、中国の未来の万トン級駆逐艦はきっとさらに海上基地中段対ミサイル能力を具備するだろう、これは現有の「中華イージス」艦に対する継承と発展で、中国大型駆逐艦が成熟に向かうのに必ず経る道でもある、と強調する。

「現代艦船」誌編集長の崔軼亮は人民ネットに対し、空母戦闘群に編入される艦艇であるが、その使命はまず空母の安全の保護、その次に対艦、対地打撃および対潜などの任務の執行であり、防空、対潜および高い航行速度といった三方面の能力が必要である、と指摘する。

第1号艦はあるいは今年進水、来年就役か

中国海軍少将で軍事専門家の尹卓は中央テレビ軍事番組の中で分析し、055級駆逐艦の排水量は1万トンを超え、遠距離対地攻撃巡航ミサイルが搭載でき、対地攻撃能力を見せつけ、もし解放軍がこの性能が全面的にグレードアップした055艦に遼寧艦の「帯刀の護衛兵」を担当させたら、実はいささか役不足である、と語った。主要な原因はスキージャンプ発進を採用する「遼寧」艦は陸上基地早期警戒機の支持の範囲内でしか作戦ができず、ひとたびこうなるや、逆に遠洋任務が執行できる「万トン大型駆逐艦」に比較的強い攻撃能力が発揮できなくさせることにある。尹卓は、055級駆逐艦が将来護衛する必要がある目標は、カタパルト発進方式を採用する新型空母だ、と考える。

アメリカの「海軍知識」は、055型の第1号艦はあるいは2017年に進水し、2018年に海軍に引き渡されるか、と報道した。軍事専門家の李傑はこれに対し、将来いくつかの大きな南海の島礁上には飛行場が建設されるだろうし、防空武器が配備される可能性もあり、加えて水上艦艇および実戦機とコンビネーションし、中国の軍隊は自身の海洋権益を維持保護する能力を有する、とした(頑住吉注:「これに対し」てなくないすか)。

「鷹撃-18」を配備し「イージス」を破壊できる

【大公報の情報】 新浪ネットの報道による:055型駆逐艦は全長約180m、全幅19mである。艦全体の前後には2組のミサイル垂直発射システムがあり、このうち前部グループは長さ13m幅10.5mで、4x4の16ユニットに分かれるようで、052Dの垂直発射システムの寸法をもって推算すれば、055の前部垂直発射システムは64ユニットを持つ。もし055型駆逐艦が「鷹撃-18」対艦ミサイルを装備したら、相当大きな殺傷力を持つはずである。

すでに公開されている資料がはっきり示すところによれば「鷹撃-18」ミサイルは艦載垂直発射ができるだけでなく、さらに潜水艦によって発射でき、攻撃効果は艦載発射と基本的に一致する。このことは非常に大きく中国の大型水上艦艇を撃沈する能力を増強した。
















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