武直ー19武装ヘリ

 武直ー10とハイローミックスされる機種です。

http://www.hao123.com/mid/15855259165981714902?key=&from=tuijian&pn=1


中国の武直機の力量と強大さ、アメリカを我々及ばずと嘆かせる!

武直-19(コードナンバー:WZ-19)は中航工業ハルビン飛行機製造社および602ヘリ研究所によって研究開発、製造された武装ヘリ兼偵察ヘリであり、直-9がベースで、H410A、H425およびH450民間ヘリの軍用派生型である。それは黒旋風(英文:Black Hurricane)と命名され、その名は「水滸伝」の中の重要人物「黒旋風」李逵から取られ、この武装ヘリも梁山の好漢のように腕前が非凡であることを象徴している。武直-19の設計は直-9Wにルーツがあり、タンデム式座席レイアウト、4枚羽複合材料ローター、ダクテッドテイルローター、外部に置かれた4つの武器搭載ポイント、後三点式脚など武装ヘリの典型的特色を採用している。

中国がすでに武直-10武装ヘリを研究開発済みの状況下で、武直-19の突然の出現は多少人を意外に感じさせる。だが技術と装備の角度から言って、武直-19の出現はそれにもかかわらずまさに最も良く中国陸軍航空の装備の需要と中国航空工業の研究開発生産能力をバランスさせる方案である。周知のように、武直-10は原設計がPT6C-76Cエンジンを採用するものだったがカナダが中国に向け輸出する時にアメリカの妨害に遭い、代替品としての国産渦軸-9Aエンジンが遅々として生産に投入できず、武直-10が暫時定型就役し難く、陸軍航空の日増しに切迫する需要を満たせない結果をもたらした。このため、技術上完全に直-9Wにルーツがありまた直-9Wに比べより高い戦闘力を持つ武直-19が当然に中国陸軍航空の短期間内武直-10に取って代わり武装ヘリの作用をする主力機種の最も良い選択肢となったのである。

また、武直-10の就役後、武直-19は武直-10とコンビネーションして使用する偵察機種にもできる。この種のコンビネーション方式は日本の陸上自衛隊にすでに先例があり、OH-1とAH-64のコンビネーションである。また、武直-19はトン数が比較的小さく、使用コストが比較的低く、武直-10の有効な補充とし、ハイローミックスを形成させることもできる。

汎用ヘリを基礎に専用武装ヘリを研究開発することには早くに先例があり、当時アメリカのAH-1武装ヘリもUH-1汎用ヘリから大改造されてできた。直-9を武直-19に改め応急および補充機種とするのは合理的な考え方の筋道である。直-9をタンデム式に改めることは本来あまり難しいことではなく、技術も非常に成熟し、動力配置さえ問題とはならない。武直-19は技術の上で直-9と一脈通じており、このため直-9の安価、頑丈、耐用のメリットを継承していることは意外ではない。中国陸軍航空はすでに直-9を装備して長年になり、豊富な使用、維持保護の経験がある。武直-19の装備は元々直-9Wを装備していた部隊が迅速に戦闘力を向上させる助けになり、しかも最大限度直-9の維持保護施設が利用でき、有効に維持保護のコストを低下させる。

専用武装ヘリとして、武直-19の最も理想的な状況は当然AH-1Wの武器搭載水準に達すること、すなわち8発の紅箭-10対戦車ミサイルと2つの蜂の巣型ロケット弾発射器を同時に搭載することである。もしこの水準に到達できなければ、4発の対戦車ミサイルの搭載量でも使用に充分である。結局のところ中国陸軍航空兵が直面する対戦車圧力は大きくなく、武装ヘリは主に装甲部隊支援の任務を執行する。中国陸軍航空兵の武装ヘリに関しては、蜂の巣型ロケット弾発射器や機関砲を用いる場面が実は対戦車ミサイルに比べより多い。この点から考慮すれば、武直-19はより大きくより重い武直-10に比べ強度の比較的低い任務を執行するのにより適している。武直-19の水準はきっとAH-1Wを超えるが、依然AH-1Zより弱いと判定できる。

武装ヘリは近代化された陸軍航空兵が攻撃力を具備した作戦力量となる基礎であり、重点的に偵察/視察を執行しまた武装ヘリの作戦とコンビネーションする偵察ヘリは、国外ヘリ作戦部隊装備体系の中の非常に重要な組成部分でもある。アメリカ陸軍航空兵が大量装備するOH-58小型偵察ヘリはAH-1およびAH-64の戦闘のパートナーで、一方日本が独立して開発したOH-1偵察ヘリは攻撃ヘリと偵察ヘリの特色を持つ比較的先進的な機種である。OH-1偵察ヘリは日本の陸上自衛隊が装備する比較的先進的な偵察/攻撃ヘリで、OH-6小型ヘリに取って代わるのに用いられる。OH-1は日本の会社が自ら開発を行った機種で、動力、材料、構造設計方面で完全に日本によって独立して開発が完成された。OH-1は同クラスの軍用ヘリの中で比較的先進的な技術水準と比較的大きな発展ポテンシャルを持つ。しかもOH-1は全体レイアウトやローターシステムの設計方法の上で直-9と非常に多くの似たところがある。OH-1は2台の中等出力エンジンと、直-9に似たダクテッドテイルローターを採用し、直-9に似た低騒音、高い安全性および高速飛行性能を持ち、設計の角度からOH-1はA-129に比べ直-9改良の参考としてより適していると言うべきである。

中国陸軍航空兵が装備する武装と照準システムを持つ直-9初期攻撃型は1996年にはもうすでに定型し、つまり武器、搭載架と照準装置は問題にならなかったはずで、専用武装ヘリへの改良設計作業は機体の構造設計方面に集中できた。「ドルフィン」の成熟し先進的な動力-伝動技術および西側の1970年代末期の先進水準に到達した構造および材料技術を利用し、渦軸-8Aを採用し直-9を離陸重量3.9〜4.2トンの武装ヘリに改良設計し、もしパワーのより大きい渦軸-6を使用したら国内大出力ヘリ動力システムの応用水準を高め、渦軸-6の秩序あるシステマチックな発展をするのを促進できるだけでなく、さらに離陸重量6〜7トンの標準の中型武装ヘリを改良完成し、甚だしきに至っては中型武装ヘリの技術を利用してもう同様のクラスの汎用ヘリの発展を促進し、最終的に直-9というこの柔軟なプラットフォームと直-8の動力システムを利用してヘリ技術全体の発展を推進することができる。

武直-19の総合的な性能は確かに武直-10、「タイガー」といったような、基礎からもう武装ヘリのスタンダードに照らして設計された機種とは比較できない。だが直-9Aの成熟した部品を利用すれば確実に総合性能がAH-1Sより低くない武装ヘリを開発でき、この種のヘリは局地戦争の中でAH-1S/Wやミル-35といった武装ヘリに対抗するのに足りる。しかも中国陸軍航空兵に10年の時間前倒しで真の武装ヘリを獲得させることができる。最も新しく完成された武直-10の総合性能は確かに直-9プラットフォームを改良した武直-19よりすぐれているだろうが、その代価はそれにもかかわらず陸軍航空兵の長期にわたる装備の空白との引き替えで、しかも陸軍航空兵は武装ヘリの戦術応用を獲得、熟知する適当な装備がないため、新型武装ヘリの就役後、使用の中から基礎から開始して徐々に戦術体系を完備することが必須で、この過程が消耗を必要とする時間は新装備が戦闘力を形成する時間を顕著に延長した。中国軍がもし今世紀初期に迫られて軍事行動の中に投入されていたら、武装ヘリの欠けた陸軍航空兵は戦争の中で自身の価値を体現することは非常に難しかったし、甚だしきに至っては戦争の中で輸送ヘリの安全を保証できず、ましてや相手方の武装ヘリを圧倒する阻止力、陸軍のため火力支援を提供することは論外だった。武直-19の全体的作戦能力は欠けているあるいは不足かもしれないが、基本的に国内条件に頼りもう需要を満足させられる直-9はそれにもかかわらず技術の上でより成熟している。国内ヘリの高性能動力装置が依然輸入供給に頼る供給状況下で、直-9の動力システムの比較的保障を有する優性は装備の供給と戦闘力を保障する方面で巨大な作用を発揮するだろう。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「直-10」)

武直-10(英文:CAIC Z-10)中国サイドのコードネーム:霹靂火は昌河飛行機工業有限責任会社ヘリ設計研究所(602所とも称する)によって研究開発が行われ、かつハルビン飛行機社によって設計計画が担当された中国人民解放軍初の専業武装ヘリである。武直-10は中国人民解放軍初の専業武装ヘリであるのに加えアジア各国初の自ら研究開発した専用武装ヘリで、中国人民解放軍陸軍航空隊が長期にわたりフランスのドルフィンの改良型に頼って武装ヘリを兼任させていた歴史を終わらせ、中国人民解放軍陸軍航空隊の航空突撃および対装甲能力を非常に大きく向上させた。2012年11月12日、直ー10は第9回中国国際航空宇宙博覧会の中で初めて正式に明るみに出た。2012年11月18日、中国中央テレビ局が発表した軍事ニュースの中で、直10はすでに正式に現役に加入し、中国人民解放軍陸軍航空兵部隊の装備が開始されているとされた。


 参考に供されたかもしれない日本のOH-1は30数機で生産終了していますが、この機がはるかに多く生産されることは間違いないでしょう。














戻るボタン