中国空母関連2題

 対象的な記事ですが。

http://military.china.com/news/568/20170116/30178907.html


インドメディア妄言:遼寧艦には多くの欠陥が存在し高強度の作戦には対応し難い

参考情報ネット1月16日の報道:外国メディアは、中国の唯一の空母は期間3週間の初の遠距離訓練任務を終えた後すでに帰投し、今回の任務の中で、その戦闘能力は仔細な注視を受け、この空母が将来中国の軍事に関する壮大な志が不断に高まる際にどんな役割を演じるかの推測が急速に増加している、とする。

「インド速報」ウェブサイト1月14日の報道によれば、中国国防部は排水量6万トンの遼寧艦およびその戦闘群が14日青島東部の港に帰投し、その戦闘群は駆逐艦、護衛艦、補給艦、対潜艦を包括する、とした。

国防部は中国空母艦隊指揮員である陳岳h少将の話を引用し、今回の演習は実戦に密着し、予期の目的を達成した、と語った。この空母は2012年に就役を開始し、2016年11月、初の実弾演習を行った後ほどなく、中国はこの艦が戦闘準備を整えたと宣言した。

遼寧艦は当初実験および訓練プラットフォームと定められ、それは中国武装力量の新たな発展の水準を代表し、この武装力量は弾道ミサイルやステルス戦闘機を包括する。この艦はさらに完全に国内技術を利用して建造される未来の中国空母の雛形と考えられ、少なくとも1隻のこのような空母が2015年以来ずっと建造中である。

だが分析者は、この空母の設計と、中国海軍がこの艦に対し全部の能力を利用するという方面に主に極限性が存在する、と指摘する。

アメリカの戦略・国際問題研究センターの最近のあるレポートによれば、遼寧艦は10万トンのアメリカのニミッツ級空母に比べずっと小さく、この艦は24機の固定翼機しか搭載できず、一方アメリカの空母は55機搭載できる。

遼寧艦の殲ー15多用途戦闘機(ロシアのスホーイー33戦闘機の中国版)の能力は非常に強いが、それらにはアメリカのF-35Cなど第5世代戦闘機のようなステルス技術が欠けている。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:『遼寧』号空母と殲ー15戦闘機」)

戦略・国際問題研究センターはさらに次のように語る。この艦のソ連の蒸気タービンの設計と維持保護はいずれも非常にまずく、このことはその典型的航行速度を20ノット前後に制限する可能性がある。これはニミッツ級空母の30ノットの速度よりはるかに低く、このことは遼寧艦が目標に到達するのにより長い時間を必要とし、脅威から逃げ離れる能力もより弱いことを意味している。

遼寧艦の飛行機の発進は「スキージャンプ」式甲板上からで、アメリカ空母が使用するような種類の蒸気カタパルトの助けを借りてではない。このことは中国の飛行機の発進は燃料の消耗がより多く、かつ飛行機の搭載荷がより小さいことを意味している。

戦略・国際問題研究センターは、遼寧艦の飛行員や機クルー人員もアメリカの同業者の経験豊富さには遠く及ばないが、彼らは空母の使用への投入以来アメリカなどの国が獲得した経験や教訓のおかげをこうむる、とする。

さらに一部の分析者は、遼寧艦は依然夜間飛行機発着能力を具備していないようだが、このことは作戦の有効性に対し非常に重要なカギたる要素と言える、と指摘する。

戦略・国際問題研究センターのこの研究が出した結論は、こうした欠陥は遼寧艦が「持続的で高強度の作戦行動」の展開には適さなくさせ、少なくとも現在に関して言えばそうだ、というものである。このことはこの艦を人道主義援助や災害救援行動、訓練や外交任務および南中国海で北京が主権を主張するために行う巡航に限らせることになる可能性がある。

この研究は、こうではあるが、遼寧艦は「中国海軍の力量投射能力推進方面における重要な一歩を意味している」とする。

この研究は、「遼寧艦の未来の能力がどうであろうと、この艦には一定の政治的価値があり、それは各種の地域的性質およびグローバルな性質の行動によって海軍外交を展開するツールである。」とする。


http://military.china.com/important/11132797/20170118/30185382_all.html#page_2


中国、カタパルト発進訓練で重大な突破! このシステムは国防発明パテントを獲得


原題:「艦載機発着加速度試験訓練システム」国防発明パテントを獲得

新華社北京1月17日電(毛宇、呉登峰) 記者は先日海軍総合病院から、海軍総合病院の科研チームによって研究開発された「艦載機発着加速度試験訓練システム」が国防発明パテントを獲得したことを知らされた。このシステムは我が国の艦載機発着加速度医学試験訓練装備技術の空白を埋めた。

「艦載機発着加速度試験訓練システム」は陸上模擬訓練プラットフォームにより、カタパルト発進と制動着艦過程の中での加速度の変化状況と視聴覚場面をシミュレーションし、かつ同時進行で飛行人員の動力学的反応、生理心理信号、ビデオ観測などの情報収集とデータの分析を展開し、艦載機飛行員が固定翼艦載機カタパルト発進および制動着艦の時に受ける加速度の影響の医学試験および訓練機能を実現できる。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「殲ー15艦載機がスキージャンプ発進する。」)

理解されているところによれば、空母の戦闘力生成の需要を満足させるため、病院の副院長で主任医師の李鳴皐は基礎医学、臨床医学、医学工程技術など多くの専業学科人員からなる科研チームを率い、4年6ヶ月の知恵を集めての難関攻略を経て、艦載航空医学領域で多項目の確信技術の突破を取得した。このシステムは海軍総合病院が獲得した初の国防発明パテントで、艦載航空医学の発展と進歩に対しポジティブな推進作用を持つ。

殲ー15が南海で夜間発着を重点的に訓練 作戦能力が急増!

最近、海区をまたいでの訓練任務を執行した中国海軍空母艦隊は南海の某海域で殲ー15艦載戦闘機発着および編隊の多くの科目の訓練を組織した。軍事専門家は中央テレビのインタビューを受けた時、艦載機夜間発着は今回の訓練の重点で、艦載機部隊を含む航空兵部隊の作戦能力を検証する重要な印でもある、とした。

渤海、黄海、東海に比べ、南海海域の水文気象条件はより複雑で、加えて連日来冷たい空気の影響を受け、訓練海域の海の状況は比較的悪く、排水量数万トンの遼寧艦上の将兵は顕著な動揺を感じることができ、このことは艦載機の発着訓練に多くの挑戦をもたらした、とされる。

これと同時に、遼寧艦艦隊はさらに南海海域で多項目および多機種の艦載ヘリの訓練試験任務を行い、さらに一歩艦・機融合の水準を高め、艦隊の協同指揮能力を鍛錬した。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「中国海軍空母遼寧艦艦隊はスムーズに海区をまたぎ年をまたぐ訓練と試験任務を完成させた後、2017年1月13日午後に青島の空母軍港に戻ってきた。画像は殲ー15艦載戦闘機が尾部フックを下ろして着艦準備しているところ。」)

遼寧艦艦隊の南海での訓練の重点に言及した時、軍事専門家の尹卓は次のように考えた。基本技術訓練から見て、南海の気象は比較的複雑で、今回艦隊は多数の艦載機の演習を組織し、夜間発着は審査の重点だった。また、南海海域は広く、対潜および原潜の空母艦隊支援などの戦術を行うこともできる。

軍事専門家の王明志は次のように言う。艦載機の夜間発着は昼間飛行とでは非常に大きな差異があり、夜間は照明の助けを借りる必要があり、もし探照灯をONにして滑走路を明るく照らせば、飛行員に発進と降着の訓練を行わせることができる。だが、夜間訓練の難度を高めるため、現在では探照灯を用いないこともでき、飛行員に滑走路の傍らの標識灯に依拠して発着を行うよう要求し、このことは飛行員の技術に対し非常に高い要求を提出する。

「夜間飛行訓練を強化する必要があるのは、現在空中作戦は主に夜間に行われるからである。」 王明志は、空中作戦は高強度、ハイテンポを強調し、一般に全て昼夜連続で行われ、相手に息をつくチャンスを与えないことを確保する。このため、夜間の飛行訓練は艦載機部隊を含む航空兵部隊の作戦能力を検証する重要な印でもある、とする。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:『遼寧』号空母甲板上の殲ー15艦載機」)

王明志は、空母戦闘群にとって、艦載機夜間発着訓練の組織は艦上の各ポストの将兵の夜間条件下での作業の熟知度を高め、相互間の密接な協力を強化し、全甲板作業が秩序だてて行われることを確保し、飛行機の安全な発着を保障することができる、と考える。


 インドメディアは中国の空母に関する進歩を過小評価している‥‥ということでいいんですかねこれは。













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