中国、殲ー10とスホーイ-30の模擬空戦を行う

 どちらが勝ったのかと思って読んでみると‥‥

http://military.china.com/news/568/20151012/20544267.html


中国海空軍初の異機種自由空戦:殲ー10、スホーイー30と大戦

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:空軍のスホーイー30MKKと殲ー10戦闘機」)

9月16日、南空航空兵某師団「神勇大隊」と海軍航空兵某師団「海空雄鷹連隊」が海空軍航空兵初の異機種自由空戦対抗演習を組織し、「解放軍報」は10月12日に関連の報道を掲載した。

我が軍は2014年に初めて同型戦闘機の高度差をつけての対抗空戦を実現し、今年はさらに一歩進め、直接的に異機種自由対抗を組織した。これは難度も上がるし、より実戦にも近づく。「神勇大隊」が装備するのは国産殲ー10戦闘機で、一方「海空雄鷹連隊」が装備するのはスホーイー30MK2戦闘機だとされる。

以下は「解放軍報」の関連の報道である。

一方は空軍の「神勇大隊」が先陣を切り、一方は海軍の「海空雄鷹連隊」が先鋒にあたる。

一方は国産第3世代戦闘機を装備し、一方は輸入第3世代機を装備する。

一方は「ゴールドヘルメット」を派遣し、一方は「空戦の精鋭」を派遣する。

9月16日、南空航空兵某師団と海軍航空隊某師団が初めて合同で異機種自由空戦対抗演習を組織した。10時40分、総指揮者の一声の号令と共に、2機の戦闘機がそれぞれ互いの距離数百kmの2つの飛行場から離陸し、まっしぐらに指定の空域に向かった。

「去年は『面対面』で同機種自由空戦を組織し、今年は『背中合わせ』に異機種対抗演習を組織した。」 南空航空兵某師団指導者は、今回の対抗演習前、演習参加双方は組織計画、武器装備、戦法運用などの方面から着手し、戦術指揮員、指揮誘導人員、飛行員を念入りに選抜して「パッケージ式訓練」を展開し、実戦性を確保した。

記者は空軍指揮所の中で、戦闘機がひとたび飛ぶや「中軍帳」(頑住吉注:歴史の用語ですが文脈からここではコンピュータ?)がもう高速で運転されたのを見た。指揮誘導人員は正確な計算を経て、頻繁に1つ1つの指令をデータリンクによって空中の飛行員に送った。一瞬のうちに、空と地上との間に見えざる「情報の流れ」が集中した。

「目標発見!」 南空航空兵某師団飛行員の陸冬輝は指定の空域に到達してほどなく、率先してレーダーによって捜索し相手を発見した。彼は薄い雲の援護を利用し、こっそりと相手方の戦闘機に接近した。ほとんど同時に相手も陸冬輝を発見し、かつ迅速に待避を行った。半回転、ロール、上昇、旋回‥‥優勢を占めた陸冬輝がどうしてチャンスを逃すだろうか、操縦する戦闘機が相手方の尾部の後方に回った後、しっかりと噛みついて追撃した。彼は姿勢を調整しながら、ロックオン、発射準備をした。相手も弱みを見せず、高度を下げながらミサイル攻撃を回避した‥‥ごく短い数分間で、双方の飛行員は全力を尽くし、空中の体勢を根拠に、柔軟に戦術戦法を運用し、高空対抗から中空まで、中距離格闘から近距離まで、相手が来れば我も行き、知恵と勇気で戦い、ミサイル、航空機関砲、電磁妨害などの攻防手段を頻繁に使用した。

戦闘機から降りて、陸冬輝は汗を拭う間もなく、空中の交戦の情景を描写しながら「大満足だ、これは『左手が右手を打撃する』に比較し得る。大いに刺激的だ!」と語った(頑住吉注:相変わらず話し言葉はよく分かりませんわ)。陸冬輝は説明し、これまで空軍内部の自由空戦は交戦双方が各方面の状況を全て非常に熟知していたが、今回は相手の装備、戦法が全て全くよく知らない状態で、しかもさらに「背中合わせ」の対抗であり、より実戦に近かった、と語った。

夕日が西に下がり、空中対抗は「エスカレート」した。南空航空兵某連隊参謀長の呂根章と大隊長の杜浩は2機の国産第3世代戦闘機を操縦し、「海空雄鷹連隊」連隊長の陳剛、副大隊長の樊文君と副連隊長の陳小勇、中隊長の王雄が操縦する2機の輸入第3世代戦闘機は、対抗空域で退路のない遭遇を果たした。

(頑住吉注:これより2ページ目)

「『二対二』空戦が重視するのは暗黙の了解のコンビネーションで、主攻撃機と援護機が限定されず、誰が主に攻撃し、誰が援護するかは完全に飛行員によって空中の態勢を根拠に自主的に決定される。」 南空航空兵某師団指導者は、双方に1機の飛行機が増えただけだと見てはならず、それにもかかわらず難度係数と安全に対する圧力は幾何級数的に上昇し、空中指揮、編隊協同、戦法運用いずれにも非常に大きな挑戦をもたらすのだ、と語る。

話をしている間に双方の戦闘機は戦闘待機区域から空戦区域に進入し、対抗は一触即発となった。見る間に記者は大スクリーンを通じて、空軍の2機が高位強攻を採用し、先制攻撃を欲し、同時に垂直機動を利用して、相手方の発射するかもしれない中距離ミサイルを回避するのを見た。海軍の2機は適時に高度を調整し、好ましい態勢を判断し、2回の中距離および近距離戦条件を創造し、双方いずれも団体作戦能力を充分に発揮し、相互に支援、援護した。

「2機のコンビネーションは密接で、動作は一定の状態に達し、これはこれまで遭遇したことのない強力な相手だ。」 空中対抗を終えた後飛行機を降りた呂根章は心から感嘆した。

素晴らしいのは過程で、得たのは能力である。「一対一」、「二対二」の相次いで6回の真剣勝負の順繰りの対抗が全部終わった後、双方の指揮員、飛行員は南空航空兵某連隊の戦術評価室に集まり、演習記録を見ることによって空戦対抗の現場を再現し、全方位の再現検討を行った。

「今日の対抗の中の勝負は、明日の戦場でより良く連携するためである。」 南空航空兵某師団指導者は次のように考える。海軍、空軍の異機種の機の自由空戦を組織することは、対抗を行い、勝ち負けを評し、勝負を論じることだけに限ってはならず、対抗を通じてさらに一歩我が2機種の主戦飛行機の装備の性能、戦術戦法や総合保障能力を検証し、海軍、空軍航空兵の異なる編成単位の合同訓練の方法や道を探索し、常態化されて展開される軍種をまたいでの合同訓練のために基礎を固めるのである。


 2つの戦闘機の優劣や特徴に関する記述はなかったですが、見る人が見れば演習の質に関しある程度の判断ができるのでは。過去よりレベルアップしているのは確かでしょうが、他国に比べてどうかは別問題ですからね。




















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