2012世界戦闘機ランキング

 中国人の視点でのランキングです。

http://tuku.military.china.com/military/html/2012-12-20/211313_2286422.htm#pic


中国、世界戦闘機市場発展の牽引者となる?

本期の視点: (頑住吉注:ちなみに本来は月2回発行の雑誌の記事だったと思われます)

1.2012年、中国はすでに世界の戦闘機の主要な生産国となっており、中国、アメリカ両国が2012年に生産した戦闘機の総数は世界の新たに生産された戦闘機の数量のざっと70%前後を占める。

2.中国は2012年にアメリカに次いで第2の、同時に2種の第5世代機を研究開発する国となった。外国メディアの報道によれば、中国は2012年に相次いで殲-20戦闘機の第2機目の原型機、殲-31ステルス戦闘機、殲-15S複座多用途戦闘機、殲-16多用途戦闘機を試験飛行させ、2012年に新型戦闘機を最も多く試験飛行させた国となった。強大な生産能力と研究開発能力を見せつけ、中国はすでに世界戦闘機市場発展の牽引者となっている。

3.2012年、世界の戦闘機生産能力と技術は活発に拡散しつつあり、現在戦闘機生産能力を持つ国はすでに25カ国を越えている。だが戦闘機研究開発能力はより少ない国々に集中しつつある。第5世代戦闘機の研究開発は強大な技術能力と国家の実力を必要とするため、戦闘機の研究開発は極めて少数の国の「貴族」的活動となっており、日本、韓国、インドは積極的に本国の第5世代機の研究開発を押し進めているところだが、彼らの願いがかなえられるか否かは、まださらに一歩の観察を必要とする(頑住吉注:「ん?」と思いましたが、要するにライセンス生産できる国は増えているが、開発を行える国は逆に減っている、ということです。日本も韓国もインドも、真の意味で開発が行える国とは言い難いでしょう。しかし中国も完全オリジナルの戦闘機を戦力化したことがあると言えるか微妙なところでしょう)。

4.金融危機の影響を受けているため、世界各国の戦闘機に対する投資には緩慢な調整が行われているところであり、調達数と頻度も緩和に向かっているところである。いくつかの国は財政負担削減の影響ゆえに戦闘機の発注を取り消し、また削減している。限られた市場のシェアを争奪するため、各国の市場の競争はどんどん白熱化しているところである。

(頑住吉注:2ページ目)戦闘機生産量と生産値を根拠に、我々は2012年世界戦闘機生産総合ランキングを世に問う。(頑住吉注:これは戦闘機ランキングとは別のメーカーランキングです。2位は成都飛行機、4位は沈陽飛行機、7位はダッソー社のラファール、8位はトルコのメーカーですが、他は分かりますよね。)

(頑住吉注:3ページ目)イギリスの「飛行国際」誌のレポートに基づき、我々は世界各国の軍用機数量ランキングを出す。(頑住吉注:と言うか国別生産ランキングですなこれは。とにかくアメリカがダントツですが、日本も意外に上位で、思ったほどロシアや中国と差がないんですね。イスラエル、ドイツ、北朝鮮などが入っていないのもやや意外です。)

(頑住吉注:4ページ目)今年のレポートは160カ国51,800機の現役戦闘機を含み、この数は2011年〜2012年の統計の数に比べ200機とわずかに減った。だがこの他6,100機がすでに発注され、さらに5,700機の発注も最終決定されようとしている。(頑住吉注:この図は地域別の数ですが、アジア太平洋地域が突出して多いのが分かります。南米はブラジルという巨大新興国があるのに少ないですね)

(頑住吉注:5ページ目)国外のメディアの総合的な分析に基づき、我々は電子設備(レーダーを主とする各種機載設備のレベル)、機動性能(格闘機動性、速度、加速能力などの性能)、武器(セットされる機載武器の品種、性能、最大弾薬搭載量)、機体(ステルス性能、機体改造ポテンシャル、信頼性)といったこれら4つの方面を総合評価して2012年世界戦闘機総合性能ランキングを出した。(頑住吉注:いよいよ本題の戦闘機ランキングですが、配点やどんな立場の人物が何人で評価を行ったのかなど具体的な説明がないのが残念です)

(頑住吉注:6ページ目) 第1位:「質疑を受け尽くした」Fー22戦闘機

2012年、世界戦闘機の王F-22は非常にスムーズでない過ごし方をした。周知のように、アメリカのF-22「ラプター」戦闘機は現在世界で最も先進的な現役戦闘機であり、その性能は各国の現役戦闘機に対し圧倒的な優勢を形成している。だが2008年以来、飛行員によりF-22の酸素供給システムに故障が起きたと続々報告され、2011年にアメリカ空軍はこの問題の解決のためF-22を5ヶ月の長きに渡って飛行停止にしたが、今に至るも依然未解決である。

「戦闘機の王」の続けざまの墜落損壊は世の人を大いに不思議がらせ、名声を地に落とした 

中国網訊 CNNによれば、「ロサンゼルスタイムス」など多くのアメリカメディアは、2012年11月16日、1機のアメリカ空軍F-22A「ラプター」戦闘機がフロリダ州のTyndall空軍基地付近に墜落した、と報道した。今回墜落したF-22Aはアメリカ空軍325戦闘機連隊に属し、事故発生時刻は現地時間早朝3時30分、墜落地点はTyndall空軍基地の滑走路から400mの所にある98号高速道路付近である。この機の飛行員は射出座席での脱出に成功し、現地の病院に送られて検査を受けた。現在事故原因は不明で、アメリカ軍は委員会を設立して調査を行う。これと同時に、オバマ政権はすでにF-22Aの生産再開をきっぱりと拒絶している。

(頑住吉注:7ページ目)2011年11月16日、アメリカ軍駐アラスカ州エルメンドルフ基地の1機のF-22「ラプター」戦闘機が墜落損壊した(頑住吉注:稀な墜落事故が1年後の全く同じ日に起きるわけないだろ、と思って調べましたが、これで正しいようです)。アメリカ空軍事故調査委員会が発表したレポートは、飛行員の操縦ミスによって引き起こされた、とした。このレポートはF-22飛行員たちの中に大きな波風を引き起こし、非常に大きなマイナス面の影響をもたらした。アメリカ空軍参謀長ノートン シュワルツ上将は、この事故は機の空気取り入れルートの故障によって機載酸素供給システムのシャットアウトがもたらされ、飛行員を酸欠にさせたことが引き起こしたのだ、と考えている。

F-22には機載酸素供給システム以外に、さらに1セットの応急酸素供給システムがある。遺憾なことに、この応急酸素供給システムも使いにくいものである。F-22飛行員は「悪名高い」、「使い難い」と非難している。墜落した「ラプター」の飛行員ジェフリー ヘイニー上尉は当時応急酸素供給システムを始動させようと企図したが、このごく小さいスイッチが飛行員の後ろに位置していたため、接触し難かった。当時ヘイニー上尉は深刻な酸欠を起こし、空間認識が混乱し、F-22は最終的に240度回転した後、53度の俯角をもって地面に突入した。

アメリカ空軍と議会はこのために多項目の調査を行い、事故の原因を探し出したと言明したが、F-22の飛行員とベテラン維持メンテナンス技術者はこのいわゆる原因に決して賛同していない。何でもないように見える酸素供給システムはF-22の「アキレスの踵」となっている。

(頑住吉注:8ページ目)第2位:「賛否相半ば」のF-35戦闘機

2012年、F-35の各型の戦闘機は全部で少なくとも1,000回の試験飛行を行い、しかも大量生産が開始された。日本がF-35戦闘機の調達を宣言したことは、嫌と言うほど論争の対象となったロッキード・マーティン社を全体的には安堵させたと評価できる。だがカナダがF-35調達計画から退出したことは、またF-35の未来の発展の前途を憂慮させた。

比較的低い生産のペースは、この重要な攻撃戦闘機計画の着実な進行を保証したが、コストも高くした。F-35計画はまさに深刻なコスト超過と進度遅延の状況を脱しようと企図しているところで、この2つの問題はF-35というこの多軍種計画に厳格な審査を受けさせた。2010年、F-35計画は再構築を余儀なくされ、もってテスト、研究開発、生産など重要なマイルストーンのために充分な時間を提供しやすくした。現在この計画の大多数の科目は2010年に修正を経た進度表に先んじており、その他の科目も急速に追い上げているところだ。

(頑住吉注:9ページ目)2012年11月20日、海兵隊初のFー35B中隊が正式に成立した。

日本ニュースネットの2012年12月19日の情報によれば、アメリカ国防長官パネッタは現地時間18日、ワシントンで発表した演説の中で、アメリカは初めて海外に最も先進的なF-35戦闘機を配備し、この配備地点は日本の山口県岩国アメリカ軍基地であるとした。この挙には中国の軍事力を牽制する意義がある。

(頑住吉注:10ページ目)第3位:「スキャンダルまみれ」のタイフーン戦闘機

外電の報道によれば、ドイツの検察官と警察は6日、ヨーロッパ航空安全保障業務・航空宇宙グループ(EADS)のドイツにおける数カ所の事務所に突入して捜査を行った。かつてEADSは5年前に関連の官僚に贈賄し、オーストリアにユーロファイター タイフーン戦闘機を販売する貿易をスムーズに成功させた、と告発された。

この前、EADS傘下のイギリスの子会社「GPT Special Projiect Management」(以下GPTと略す)は、サウジアラビア向けの軍事通信機材供給プロジェクトの中で、サウジアラビアの官僚に贈賄した嫌疑を受け、イギリス重大詐欺対策事務室(Serious Fraud Office 以下SFOと略す)はこれに対しすでに捜査を行っている。

EADS、イギリスのBAEシステムズ、イタリアのFinmeccanicaはいずれもユーロタイフーン戦闘機の協力企業である。彼らは順番で潜在的顧客に向け「タイフーン」戦闘機をセールスし、まさにEADSのドイツにおける子会社Cassidianが先頭に立ってオーストラリアとの契約を取りまとめたのである。

(頑住吉注:11ページ目)2007年6月、オーストリア国防省は15機の「タイフーン」戦闘機購入の契約に署名したが、この数は当初発注が計画された18機より少なく、価格もおよそ16.3億ユーロにまで下がっていた。最後の1機の「タイフーン」戦闘機は2009年に引き渡された。これらの戦闘機を購入するか否かはかつてオーストリア政界に激烈な論争を引き起こし、関連の官僚が収賄の嫌疑を受けたとの説も流れた。2008年、オーストリア検察機関はSFOの助けを受けて、オーストリアのロビイストAlfons Mensdofff Pouilly代表がBAEから収賄した一件を調査した時、「タイフーン」戦闘機に関する交易と、この他あるチェコで発生した交易に異常が存在することを察知した。だが2010年、BAEとイギリス検察の協議が成立した後、SFOは Mensdofff Pouillyに対する調査を終了した。 Mensdofff Pouillyは終始いかなる不当行為の存在も否認した。アメリカにおける仲介者への報酬支払い問題で嘘をついたこと、およびイギリスで規則違反の会計操作を行ったことを認めた後、BAEは4.5億アメリカドルの罰金支払いの裁定を受けた。これに呼応して、イギリスはこの案件に関しBAEに対しさらに一歩の追訴を行わないことを承諾した。

イギリス首相キャメロンは11月5日、アラブ首長国連邦訪問を終えた後、6日には続けてサウジアラビアに行った。イギリス首相官邸の5日の声明によれば、キャメロンは当日一部の湾岸諸国に対し期間3日の訪問を開始したが、安全に対する考慮から後続の行程は未発表である。

中東のメディアは、キャメロンの今回の湾岸行きの主要な任務は1つには相互関係の強化、2つ目には戦闘機のセールス、3つ目はシリア問題に関するこの地域の指導者との協議だと考えている。このうち「タイフーン」戦闘機のセールスは訪問の核心的議題である、と。「タイフーン」戦闘機はユーロファイターとも呼ばれ、イギリス、ドイツ、イタリア、スペインが共同研究開発したもので、超視距離空戦、空中超機動攻撃能力、格闘能力を持った多用途戦闘機であり、その主要な研究開発機構はBAEシステムズ社である。

イギリス首相官邸の声明は、アラブ首長国連邦とサウジアラビアはイギリスのこの地域における最重要の盟友であるとし、かつ湾岸諸国とさらに一歩双方の戦略的パートナーシップを強化、深化させることはイギリスのグローバルな競争力向上の助けとなる、とした。

キャメロンは湾岸行きの前、2012年前半だけで、イギリスのアラブ首長国連邦に対する輸出額の増加幅はすでに16%を超え、今回さらに30億ポンドにも達する軍事貿易が成立することになる、とした。ロイター社の報道によれば、BAEシステムズ社は、アラブ首長国連邦は同社に対し60機の「タイフーン」戦闘機発注の意志がある、としている。同時に、サウジアラビアも2007年に72機の「タイフーン」戦闘機を購入したのに続き、再度イギリスに向け大規模発注をすることになる。

報道によれば、キャメロンは5日、直接アラブ首長国連邦のある空軍基地に飛び、イギリス軍がそこに配備する「タイフーン」戦闘機と、それらの戦闘機が現地で訓練任務を執行するところを視察した。情報はさらに、イギリス軍が2014年にアフガニスタンから撤収した後、アラブ首長国連邦に配備を行い、もってイランの脅威に対応する可能性がある、とする。

イギリスメディアも、キャメロンの湾岸訪問はイギリスの「タイフーン」戦闘機のセールスのためであり、一方においては弱含みの経済のための「輸血」であり、他方においてはイギリスの湾岸地域における存在感を強化し、かつ「柔軟な同盟ネットワーク」を結成し、余裕をもって各種の脅威、特にイランの核の脅威に対応するためである、と考えている。

アラブ首長国連邦の「民族報」はイギリスの貿易・投資国務大臣スティーブン グリーンの話を引用し、イギリスとアラブ首長国連邦の、60機の「タイフーン」戦闘機購入に関する討論については秘密だが、現在依然行われている、とした。この戦闘機はアラブ首長国連邦にとって非常に確実性のある選択であるが、アラブ首長国連邦はこの機と異なる機種の間での共同作戦能力を考慮する必要がある。

エジプトの「情報報」の評論は、湾岸諸国はキャメロンの「武器販売旅行」に対し反応が積極的で、これは主にイランに対する防御の考慮からのもので、この点において双方には共同の利益が存在する、とする。特にアラブ首長国連邦はイギリスを「三島」問題上自分の後ろ盾にしたいと思っている。しかし実際にはイギリスも「三島」問題を作り出した張本人なのである。

いわゆる「三島」とは、アブムーサ島、大トンブ島、小トンブ島を指す。アラブ首長国連邦とイランの間ではこの3つの島に関しずっと争いがある。この3つの島の経済的価値は決して高くないが、それらが「戦略の要衝」および「海上の石油の重要ルート」と呼ばれるホルムズ海峡を守っているため、戦略的地位は極めて重要なのである。

最近、イランが「三島」ごく近くに新たな海軍基地、すなわち「第5海軍基地」を建立したことは、湾岸諸国の強烈な反対を引き起こし、彼らは外部からの保護を早急に必要としている。「三島」と切っても切れない根元的関わりのあるイギリスも、アラブ首長国連邦など地域の盟友を助けたがっているのである。

(頑住吉注:12ページ目)第4位:「マイペース」のF/A-18

ブラジルは36機の新式戦闘機を購入してその空軍力をグレードアップすることを計画しており、アメリカのF/A-18「ホーネット」、フランスの「ラファール」、スウェーデンの「グリペン」を含む多くのメーカーの機種がこの契約の争奪に参与している。アメリカ国防長官パネッタは4月25日、もしブラジルがボーイング社のF/A-18戦闘機を購入したら、アメリカはブラジル向けに先進技術を移転する、とさえ表明した。

フランス新社は4月26日に、ブラジル空軍の36機の次世代戦闘機には40〜70億アメリカドルが費やされると報道した。世界第6位の経済体であり南米最強の国家として、ブラジルは他国と安全保障業務契約を締結する際、常に相手に技術移転を要求することを堅持している。

この発注を勝ち取るためにアメリカ国防長官パネッタは、アメリカはブラジル向けに先進技術を移転してもよいとし、しかもこの挙が「アメリカ議会の強力な支持を獲得済みである」ともした。彼はさらに、アメリカは「我々と最も親密な盟友やパートナーとだけ」、その「空前の先進技術」を分かちあうのだ、とした。

だが、この発注を獲得する志があるのはアメリカだけではない。フランスのダッソー社もブラジル企業と3件の協議を成立させ、もしブラジル政府が「ラファール」戦闘機を選定したら、フランスサイドはブラジル企業との技術協力を拡大する、とした。フランス新社はさらに、契約を勝ち取るため、フランスサイドは全ての関連技術さえ移転することになる、とした。

(頑住吉注:13ページ目)F-18戦闘機の資料画像

新華ネットキャンベラ8月23日電(記者 王小舒)オーストラリア国防省とオーストラリアロイヤルエアフォースは23日、ロイヤルエアフォースが12機の「スーパーホーネット」戦闘機に「グラウラー」電子作戦システムを装備することになり、オーストラリアはこれによりアメリカを除き世界初の、戦闘機にこの先進電子作戦システムを装備する国にもなる、と言明した。

オーストラリア国防省とロイヤルエアフォースが当日発表した合同声明の中でこの情報が言明された。オーストラリアロイヤルエアフォースは1.5億オーストラリアドル(約1.58億アメリカドルに相当)を費やして「グラウラー」システムを導入し、2018年に12機の「スーパーホーネット」戦闘機に対する電子作戦システムのグレードアップ作業を完成させる計画である。

オースロラリアロイヤルエアフォース司令のジェフ ブラウンは当日ニュース界に対し、「グラウラー」電子作戦システムの導入はオーストラリアの国防力にとって「最重要」の向上だと語った。

「グラウラー」電子作戦システムはアメリカのボーイング社によって研究開発され、主に妨害、欺瞞、甚だしきに至っては敵サイドの探知計測および通信装置の破壊にさえ用いられ、さらには敵サイドの電子通信システムに混乱をもたらす。「グラウラー」は現在アメリカ海軍に装備され、去年リビア戦争で何度も使用された。しかし、このシステムのさらに多くの機能は依然軍事機密である。

(頑住吉注:14ページ目)第5位:「スーパー老兵」の改良型Fー15

F-15は誕生してすでに30余年、今に至るも依然ボーイング社の重要な輸出製品である。今年5月、ボーイングは正式にシンガポール空軍に向け最新型のF-15SG多用途戦闘機を引き渡した。この機は現在F-15系列の最も先進的機種ともなっている。

(頑住吉注:15ページ目)最近、シンガポール空軍は空地共同作戦演習を行った。演習の内容は主に次の通りである。地上の突撃隊が高価値目標を偵察した後、それに対し追跡、位置決定を行い、無線で空中支援を呼んで正確な打撃を実施する。シンガポールの最新型Fー15SG戦闘機は正確打撃任務を執行した。

(頑住吉注:16ページ目)第6位:「竜頭蛇尾」のラファール戦闘機

インド現地メディアの31日の報道によれば、フランスのダッソー飛行機製造社が製造する「ラファール」(Rafale)戦闘機が最終的にインドが購入する126機の戦闘機の軍事購入契約を勝ち取った。戦闘機調達プロジェクト立ち上げ時の100億アメリカドルの予算、費用により、この契約は世界各国の兵器交易の中で最も金額の大きいものの1つとなる。

インド国防省はフランスのダッソー社と今後10日〜15日内に交易の価格と契約の詳細につきさらに一歩の談判を展開し、最終的購入価格を決定する。双方はインドの新財務年度(2012年4月から2013年3月)が開始した時に正式に軍事購入契約に署名することになる。

インドサイドの要求に基づき、販売方は契約への署名以後36ヶ月以内にインドに最初の18機の戦闘機を引き渡す必要がある。これらの機は販売方の工場で製造してよい。だが残りの戦闘機はインドのバンガロールに位置するスタン航空有限会社(HAL)の工場で製造することが必須である。

インド国防省は2007年には早くも126機の中型多用途戦闘機の軍事購入契約を打ち出しており、当時の予算、費用は100億アメリカドルだった。アメリカのFー16およびF/A-18、ロシアのミグ-35、スウェーデンの「グリペン」、フランスの「ラファール」、ヨーロッパ戦闘機社の「タイフーン」戦闘機が入札に参加した。

インドサイドはフランスの「ラファール」戦闘機を選択した重要な原因の1つは価格の低廉さだと称するが、メディアの分析は、時5年を隔て、当初の予算である100億アメリカドルの軍事購入費用は現在の交易を完成させることはできず、最終的に交易の価格は100億アメリカドルをはるかに超えることになる、と指摘している。

(頑住吉注:17ページ目)2012年10月17日に出版された(繰り上げ出版)「週刊ジェーン安全保障業務」の報道によれば、インド空軍上将ブラウンは、126機の中型多機能戦闘機(MMRCA)プロジェクトは2013年3月までに正式に契約に署名される、とした。彼は語る。「談判の進展は人を満足させるものだ。」 2012年1月31日、フランスが出品したラファール戦闘機はユーロファイタータイフーン、スウェーデンのグリペン戦闘機、ロシアのミグ-35戦闘機、アメリカのF-18E/FおよびF-16戦闘機を打ち負かし、一挙にインド空軍の126機の中型多機能戦闘機入札の勝利を奪取した。ブラウン上将はさらに、後続の63機のラファール戦闘機を購入するか否かは、この戦闘機のインド空軍での就役におけるパフォーマンスによって決まることになる、とした。

(頑住吉注:18ページ目)第7位:「わけが分からない」スホーイ-35BM戦闘機

アメリカのグローバル戦略ネットの報道によれば、何年にもわたる談判(特に技術秘密保持方面に関する)を経て、ロシアは最終的に中国に48機のスホーイ-35BM戦闘爆撃機を輸出することに同意した。スホーイ-35BM戦闘爆撃機はスホーイ-27系列戦闘機の最も先進的なバージョンで、品質のより高い機体を持ち、6,000時間の飛行に足り、しかもその機動性と信頼性もより高い。だが、現在中国が全ての改良後の電子設備を得ることになるかはどうかははっきりしない。

報道は、双方が長期の談判を経たのはロシアが各種の方法を利用して、中国が授権を経ない状況下で中国版のスホーイ-35BM戦闘機をコピー生産することを阻止しようと探求したからである、とする。事実は、これが非常に困難であり、特にロシアと中国が互いに盟友であるべき今日ではそうだ、ということを証明している。今年のやや早い時期、ロシアのスホーイ-35BM戦闘機の対中輸出交易はかつてしばらく中止された。何故なら中国が契約の中に「授権なきコピー生産禁止」の条項を入れることを拒絶したからである。中国はスホーイ-35戦闘機の購入を希望するが、ロシア式設計をコピーしないという拘束力のある協定には署名したくなかったのである。この種の状況はすでに変わったようだが、中国サイドがいかに執行するかについては依然観察が待たれる。

長期にわたり中国はずっと授権を経ない状況下でロシア製スホーイ-27のコピー版、すなわち殲ー11を生産している。中国はさらに複座戦闘爆撃機殲ー16、ステルス戦闘機殲-17を設計した。さらにウクライナから空母艦載機スホーイ-33を獲得し、この機の中国コピー品殲-15を生産中である。中国はこれらの戦闘機はいずれも中国によって設計されたもので、ただロシア戦闘機に形がやや似ているに過ぎないとの主張を堅持している。回答として、ロシアサイドはここ10年近い時間内、中国に向け戦闘機を販売しておらず、中国に対しエンジンを輸出しているだけである。報道は指摘する。現在まで中国はまだこれらのエンジンのコピー生産に成功していない。エンジンの輸出はロシアのエンジンメーカーに豊かな利潤をもたらし、しかもこのため新設計の開発が継続できる。中国はできる限り早くロシアの製造方法と技巧を掌握し、もってロシア式エンジンのコピー生産を成功させることを計画している。

(頑住吉注:19ページ目)ロシアの「視点報」12月18日の情報によれば、軍事工業総合体を担当するロシアの副首相ロゴージンは「ロシアの勇士」飛行デモンストレーション隊の装備更新を命令し、現在現役にあるスホーイ-27がスホーイ-35S型およびスホーイ-30SM型戦闘機に換装されることになる。

ロゴージンは「フェイスブック」社交ネットメインページに次のように書いている。「私はすでに我が伝説的な特殊技術飛行デモンストレーション隊『ロシアの勇士』をスホーイ-35S型およびスホーイ-30SM型戦闘機に換装する問題の解決を命令した。」

ロゴージンは考える。「新技術設備を採用して飛行すべきである。全世界に向けデモンストレーションするのは我が切り札たる飛行員の唯一無二の技術だけではなく、我々の航空工業領域における才能も含まれる。過去10年どんな難題に遭遇したにせよ、それらは全て我々が国家を誇りに思う新たな理由をくれる。」

「ロシアの勇士」飛行デモンストレーション隊は1991年4月に成立した、世界で唯一重戦闘機を使用してデモンストレーションを行う飛行隊である。採用するのはスホーイ-27UB型戦闘機であり、6機の空中デモンストレーション機の重量は150トンに達する。成立当初、「ロシアの勇士」飛行デモンストレーション隊はすぐに神聖な職責を付与された。すなわち、世人にロシア戦闘機のずば抜けた性能をデモンストレーションすべきことだけでなく、さらに各国軍隊と交流を行うべきことである。

(頑住吉注:20ページ目)第8位:「停滞して前に進まない」F-16E/F戦闘機

2012年、F-16は依然国際市場で最も競争力ある製品である。だが、中国の「梟竜」や殲-10の出現は直接的にF-16の伝統的市場を侵し始めている。このため、アメリカは多面的な手段を採り、継続的に対策を講じてF-16の「陣地」を固め始めている。

今年、アメリカはパキスタンにF-16C/D Block40戦闘機を引き渡したのに続き、さらにパキスタンにより先進的なBlock 50/52のF-16の提供を開始した。この機は性能上「梟竜」を全面的に超え、市場を守る意図が非常にはっきりしている。だがパキスタン軍サイドは依然「梟竜」をもって未来の主力装備対象とするとしており、しかもすでにより先進的な殲ー10B戦闘機の購入に関する折衝も開始している。

現在F-16の輸出型は依然Block 50/52系列がメインで、アラブ首長国連邦だけがBlock 60/62系列、すなわちF-16E/Fを購入済みである。これはAN/APG-80アクティブフェイズドアレイレーダーを装備し、性能はF-35が装備するAN/APG-81と同等である。現在、アメリカはアクティブフェイズドアレイレーダー(AESA)技術領域において他国をはるかに超えており、ヨーロッパの「タイフーン」、「ラファール」、「グリペン」は今に至るも依然AESAレーダーの研究開発、装備作業を完成できていない。このため国際的競争入札の中でしばしばアメリカのこの第3世代機に破れている。

(頑住吉注:21ページ目)F-16E/F戦闘機の資料画像

現在、F-16 Block 60/62系列はすでに部分的に第4世代機の特徴を具備しており、一部の作戦性能はすでに「タイフーン」など第3世代半戦闘機を超えている。だが市場という角度から見ると、大多数の国は第4世代戦闘機に対する需要は乏しく、普通の第3世代機でもう基本的に需要は満足させられる。これもF-16C/D型の輸出成績がE/F型よりもさらに優れている原因である。

だが、第4世代に向かっての技術発展は現在の戦闘機研究開発の主流たる趨勢であって、AESAレーダーやステルス技術などは未来の戦闘機が必ず具備する必要のあるものとなる。このためロッキード・マーティン社はまだ最新技術を利用してF-16系列を継続して発展させ、もって国際戦闘機市場を占領中なのである。この他ロッキード・マーティン社はインドの最新戦闘機機種選定に照準を合わせ、わざわざF-16IN型を登場させた。この型はアクティブフェイズドアレイレーダーを装備しているだけでなく、さらにより先進的な動力システムを装備し、「超音速巡航能力」を具備すると言明している。このためこの機種はすでに最も先進的なF-16と称されている。このことから、未来の戦闘機市場の競争はさらに激烈さを加えることになることが分かる。

(頑住吉注:22ページ目)第9位:「得意満面」の殲-10戦闘機

2012年2月23日、我が軍の新世代先進戦闘機殲-10Bが某飛行場で再度試験飛行を行い、我が軍の新型装備が間もなく軍に就役することを示した。殲ー10B戦闘機は我が軍の新世代の第3世代半主力戦闘機であり、優良な電子システムと先進的な火力コントロールシステムを具備している。

外国メディアの報道によれば、殲-10B戦闘機は我が国が独立して研究開発したフェイズドアレイレーダーシステムを装備し、その発展型はさらに現在世界一流レベルの電子スキャンフェイズドアレイレーダー、新型の一体化コックピットシステム、第4世代火力コントロール計算単元、ヘルメットモニターを装備することになる。

(頑住吉注:23ページ目)殲ー10B型戦闘機は現在パワーアップして研究開発中である

殲ー10B戦闘機は現在世界で最も先進的な空対空格闘ミサイルPL-10、双方向データリンク機能を持つ中距離空対空ミサイルPL-12C、ラムジェットエンジンを使用するPL-15遠距離空対空ミサイルを配備する。一部の外国の軍事マニアは、殲-10Bの作戦性能は日本の航空自衛隊のF-15Jすらほしいままに蹂躙できると考えている。

殲-10B戦闘機は我が国空軍の国土防空の主力となり、改良型殲-11B、殲-16戦闘機と、我が国第3世代半改良型戦闘機作戦飛行隊を組成することになる。

殲-10B戦闘機は我々が独立して研究開発したFWS-10改良型エンジンを装備し、殲-10戦闘機の「国産機は国産エンジンを用いる」との宿願を実現した。

(頑住吉注:24ページ目)第10位:「成果が少しある」JAS-39戦闘機

新華ネットジュネーブ2月14日電(記者 王昭 楊京徳)スウェーデン連邦政府が14日に発表した公報は、スウェーデンは22機のスウェーデンのサーブ社が生産したJAS-39E/F型「グリペン」戦闘機を購入する、とした。

公報は、スウェーデン連邦政府は「グリペン」戦闘機を工程が精密良好で、スウェーデン空軍の作戦上の必要に符合すると考えている、とする。スウェーデンがこの戦闘機の購入を決定したのは経費的要素を考慮したからでもある。

(頑住吉注:25ページ目)JAS-39戦闘機の資料画像

公報は、フランスのダッソー社の「ラファール」戦闘機、英独伊西4国合同生産の「ユーロファイター」、スウェーデンのサーブ社が生産するJAS-39E/F型「グリペン」戦闘機という3種の戦闘機の比較判断を行った後、スウェーデン政府は「グリペン」戦闘機が他の2機種の戦闘機に比べ、つけた値段がより低いと考えた、とする。

「グリペン」戦闘機は全天候全高度戦闘機であり、同時に西欧の「第3世代半」戦闘機の中で重量が最も軽く、寸法が最小、最も早く実用に入った戦闘機でもあり、すでにスウェーデン、チェコ、タイ、南アフリカ共和国、ポルトガルの空軍に就役している。


 お分かりでしょうが各機種に関するコメントは新たに執筆されたものではなく、その機に関する関連のニュースの記事を流用しただけで、しかも異なる記事を複数並べているものもあって時系列とか滅茶苦茶です。明らかにすでに訳した覚えがある部分もありました。しかしそれなりに興味深い情報も多かったです。素人考えですが、手に入るのがいつになるか分からない、性能もどの程度になるか分からないF-35までのつなぎとしてF-16の最新バージョンを導入するのも1つの手ではないかと感じました。









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