ロシアも韓国のTHAAD配備を威嚇?

 中国に比べ話題になることは少ないですが、まあロシアが韓国に対して行える経済制裁はあんまりないでしょうからね。

http://military.china.com/important/11132797/20170321/30343831_all.html#page_2


THAAD韓国入り ロシア式コンビネーションパンチが出撃し3種の大殺器が韓国を照準

東北アジア地域の平和と安定はロシアの戦略的利益に関わる。最近、韓国政府は周辺国の抗議を無視し、「THAAD」ミサイル防衛システムの本土定住を強硬に推進し、地域情勢を悪化させただけでなく、ロシアの極東の戦略的安全にも深刻に脅威を及ぼしている。

「THAAD」の韓国入りは、明らかにロシアの譲れない最低ラインに触れた。今年3月15日、ロシア戦略ロケット軍は大規模核軍事演習を行い、9個連隊の兵力が作戦訓練の枠組みの下、最高戦備状態をもって戦闘当番任務を執行し、その中で「白楊」と「アース」を装備する地上機動ミサイルシステムの5個連隊はすでに戦闘パトロールを開始している。同時に、ロシアは強硬に、ロシアの戦術ミサイルは韓国を照準し、「THAAD」システムがひとたび韓国に配備されれば、戦術ミサイルを使用して直接破壊する、と態度表明している。

ロシア軍の「切り札」として、今回の演習に動員された各種の天空の武器は性能が先進的であり、実戦の中で「百発百中のパンチ」となることだろう。このロシアが長い忍耐の後に繰り出した「コンビネーションパンチ」は、必ずや「THAAD」をかたくなに配備しようとする韓国政府を自業自得にさせる。

(頑住吉注:この記事にはここともう1つ中見出しがありますがしゃれた言い回しで訳せないので省略します。どうせ大した意味はないです。)

「THAAD」ミサイル防衛システムのもたらす可能性のある脅威に対応するため、2016年11月には早くも、「イスカンデール-M」戦術ミサイルの姿がもうロシア極東の国境に出没していた。名を海外に轟かせる「神兵」として、「イスカンデール-M」の出場は、自らを「THAAD」保持者とうぬぼれる韓国に対する絶対に致命的な一撃だろう。

「イスカンデール-M」の卓越した防御突破能力の面前で、「THAAD」の対抗力は意気込みに力が追いつかない。「イスカンデール-M」の外形は円錐形に近く、しかも発射直後迅速に表面の突出した部分を放棄し、弾体をより円滑にさせ、したがってミサイルのレーダー波反射面積を減らし、レーダーの探知計測難度を上げている。同時に、ミサイルは飛行過程の中で何度も発射平面を逸れる機動をし、機動時にミサイルが受ける過負荷は20〜30Gにも達し、このことは現在の状況下では迎撃ミサイルがそれに対し破壊を構成し難くさせる。また「イスカンデール」ミサイル武器システムは
弾道ミサイルも発射できれば、また巡航ミサイルも発射でき、敵サイドのミサイル防衛システムを全部に手が回らなくさせ、迎撃確率を下げさせることができる。

同時に、「イスカンデール-M」の命中精度と破壊殺傷能力も韓国に定住する可能性のある「THAAD」基地を破壊するに足りる。命中精度方面では、ミサイルは慣性制御誘導+衛星ナビゲーション(GPS/GLONASS)+光景マッチング制御誘導など多種の制御誘導方式を採用する。単独で慣性制御誘導を採用した時、ミサイルは280kmの射程での命中精度CEPが約30mである。慣性+光景マッチング制御誘導を採用した時、命中精度CEPは理論上2m未満で、「百発百中」と言うことができる。殺傷能力の上では、「イスカンデール」ミサイルは多種の類型の戦闘部が搭載でき、異なる類型の目標に対しいずれも有効な打撃が実施できる。ロシア軍はさらに、「イスカンデール」ミサイルを使用して敵の対ミサイル中隊発射陣地などの典型的目標を攻撃するのに、通常1〜2発のミサイルしか必要とせず、破壊殺傷効果は顕著である、とする。

防御突破能力からも、また破壊殺傷能力から論じても、「イスカンデール-M」はいずれにせよロシアの「戦術ミサイルを採用して直接韓国の『THAAD』基地を破壊する」との態度表明を実現できる。このことから、韓国がかたくなに「THAAD」システムを配備することが果たす実際の効果はごくごくわずかだということが見て取れる。

ロシア戦略ロケット軍の今回の演習の「圧巻の宝」として、「アース」、「白楊-M」という2種の大陸間弾道ミサイルの登場は事に関わる国を「倒吸涼気」(頑住吉注:意味不明。どうでもいいでしょう)にさせるに足りる。ロシア軍陸上基地核打撃力量の中核として、「両雄」蓄勢待発(頑住吉注:「勢いをためて発進を待つ」でしょうか)はロシアが「THAAD」韓国入り、配備に反対する決意をはっきり示している。

「アース」および「白楊-M」という2種の大陸間弾道ミサイルはいずれもロシア軍のスーパー秘密兵器である。「白楊-M」は弾体の重さが47トン、長さは23m近く、1万km離れた目標が破壊できる。「アース」は全長23m、直径3m、少なくとも4つの分離誘導弾頭が搭載でき、、最大射程は1.1万kmに達し得る。「THAAD」というこのクラスのミサイル防衛システムがそれに対する迎撃を欲するのはまるで「蟷螂の斧」である。

まず、ミサイルの即燃技術は偵察設備に捕捉が間に合わなくさせる。ミサイルは大推力即燃エンジン技術を採用し、かつ最も先進的な推進剤である複合推進剤(頑住吉注:日本語にない漢字が使われ検索してもヒットません)を採用する。構造設計の上では、このミサイルは初めて3台の巡航固体燃料エンジンを配備し、ミサイルのパワーをより強大にさせ、ブースト段階の快速ブーストと機動ブーストの能力を持ち、飛行の当初段階で非常に速く加速できる(同様の条件の液体燃料ミサイルと比べると、加速時間が半分近くに短縮される)。新型エンジン技術はさらにそれが大気圏内で機関停止できるようにさせ、したがって宇宙基地赤外線探知計測機ではミサイルの行方を発見、観測、追跡し難くさせ、ミサイル攻撃の「銷声匿跡」(頑住吉注:声を潜め姿をくらます)を実現している。

同時に、ミサイルの軌道変更技術は非常に大きく敵の防御システムの迎撃を突破する能力を増強している。ミサイルは新しい空気動力学的設計を採用し、飛行過程の中で機動滑空でき、もって何度も弾道の高度を改変する。その弾頭は特殊な弾道も持ち、ミサイル防衛システムが発見および追跡し難い。ミサイルの末端ブースト推進およびコントロールシステムの中には、4つの互換性のあるガス発生器が含まれ、それぞれのガス発生器はエンジンによって予定のプロセスに照らして連動して回転でき、もってコントロール力の方向を改変し、機動、軌道変更を実現する。このためミサイル防衛システムが飛行中のミサイルの迎撃を企図する困難は極めて大きい。

ミサイルの分離誘導技術も敵の迎撃システムに重傷を負わせるに足りる。新世代の「白楊-M」ミサイルと「アース」ミサイルはいずれも多くの弾頭が搭載できる。それぞれの子弾頭が1発の殺傷効果が非常に大きい爆弾に他ならず、発射時はそれぞれ異なる軌道に沿って飛行し、異なる目標を照準する。もしこうした弾頭が撃破されても、非常に大きく迎撃ミサイルの数を消耗させ、したがって後続のミサイルが防御突破できるようにさせることができる。もし迎撃システムがミサイルをロックオンしても、その迎撃効果は非常に限られている。

最後に、ミサイルの強化技術も迎撃弾に乗じる隙をなくさせる。弾頭は多層殻体構造を採用し、もって敵サイドが核弾頭を採用して迎撃を行うのを防止し、弾頭の構造強度を向上させただけでなく、非直接衝突条件下での核爆発効果がそれに対し生じさせる殻体溶解、焼くことによる破損、断裂などを有効に防止する。さらに核電磁パルスなどの輻射エネルギーを吸収、減衰、遮蔽できる。また、ミサイルのコントロールシステムにはさらに人工知能技術が採用され、電磁パルスの妨害を失効させ、ミサイルに良好な抗妨害性および飛行の安定性を持たせ、有効に敵サイドのミサイル防衛システムを避ける。

「THAAD」の韓国入りは単に韓国サイド自身の軍事計画というだけでなく、アメリカのNMDの重要な一環である。今回ロシア軍がこのような「大殺器」を動員したことは、ただ単なる「THAAD」への対抗にとどまらず、より多くはアメリカが前線基地を極東まで移動する企図に反撃しているのである。

ロシアの強気な反撃は、近から遠に及び、点から面に及び、「THAAD」基地に対する定点打撃も保証しているし、自身の強力な戦略威嚇をも打ち出している。ロシア軍が西部戦線にならって極東で自身の軍事力配備を調整することは、「THAAD」に対する強烈な反撃でもあるし、自身の戦略利益に対する断固たるな防衛でもある。(作者:国防科学技術大学国際問題研究センター 馬博文)


 逆にそんなすごい兵器があってTHAADなんて簡単に突破できるというなら何故そんなに嫌がるのという話になりますが。





















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