殲ー15、重武装状態で「遼寧艦」から発着

 関連の短い記事を3つ紹介します。

http://military.china.com/important/11132797/20130918/18053146.html


殲ー15、初めて最大重量、武器多数装備での艦上発着を行う

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「ビデオからのキャプチャー画像:殲ー15艦載機が弾薬を搭載して発着する画面」)

原題:中国初の空母遼寧艦の海上試験飛行、着実に推進

中新社遼寧艦9月17日電(馬樹彬 フーカイビン) 中国初の空母遼寧艦の海上試験飛行は堅実、着実に推進されている。

15日、某試験海域は風が強く波が荒かった。一回、また一回の発着成功と共に、殲ー15艦載戦闘機は成功裏に最大重量発着試験を完成させ、今回の試験飛行任務が重要な段階的成果を取得したことを示した。

連日、試験任務を執行中の遼寧艦は有利な気象条件をしっかりとらえ、相次いで複数機種、多数の艦載機の異なる類型の試験飛行を完成させた。殲ー15艦載戦闘機は初めて複雑な気象条件下での異なる発進重量、多くの武器の組み合わせ状態での艦上発着試験を完成させた。また応急作戦組織保障模式下での複数機種、多数の艦載機の短時間高頻度出動を実現した。試験飛行の内容は徐々に複雑になり、科目は難易度が上がり、レベルは不断に上がっている。

試験に参加する将兵全体および技術人員は入念に組織され、密接に協同する。各種のリスクの高い試験飛行科目に対し遅れず試験のデータが分析、研究、判断され、大胆かつ慎重な科学的判断がなされ、果断に決策が行われ、試験飛行プロセスを堅実、着実に推進させている。

現在まで、母艦のシステム、設備の作動は正常で、艦載機技術の状態は安定し、艦と機の適合性がさらに一歩有効に検証されている。今回の試験飛行が取得した一連の成果は、遼寧艦の試験、訓練をより深い程度、より広い範囲に向け推進するために堅実な基礎を打ち立てた。(完)

(頑住吉注:2ページ目の画像のキャプションは1ページ目と同じ。3ページ目)殲ー15は我が国の初代の制空をメインとする多用途戦闘機である(頑住吉注:「艦上」が抜けてると思うんですが)

(頑住吉注:4ページ目)制空をメインとする多用途戦闘機、というのは殲ー15の性質に着眼した判断である

(頑住吉注:5ページ目)中国はフェイズドアレイレーダーの受信・発射ユニットおよび超大規模集積回路技術の上ですでに長足の進歩に成功しているので、殲ー15は機載レーダー方面で「スーパーホーネット」と完全に同一ランクに位置できる

(頑住吉注:6ページ目)殲ー15は異なる作戦任務に基づいて多機種の対艦ミサイル、空対空ミサイル、空対地ミサイルおよび正確制御誘導爆弾など正確打撃武器を搭載する

(頑住吉注:7ページ目)殲ー15は完全自主知的財産権を持ち、作戦半径が大きい、機動性が良好、弾薬搭載量が多いなどの特徴を持つ

(頑住吉注:8ページ目)殲ー15は絶対に単なる空母での発着を満足させる初歩プラットフォームに過ぎないわけではなく、増してや優曇華の花のようにちょっと現れてはかなく後発者に取って代わられる「第三世代機」でもなく、長期にわたる過程の中で攻防の主力の作用を発揮することになる。


 艦載機が複数機種、と言ってますが、これは殲ー15とヘリのことで、他の固定翼艦載機はまだ少なくとも発着できる状態にはないと思われます。また複数の組み合わせのミサイルのようなもの、爆弾のようなものを搭載しているのは確認できますが、これらが本当に実弾と同じ重量なのか、本当に殲ー15にとっての最大搭載重量なのかは画像からは分かりません。たぶん燃料も満載にはしてないんじゃないですかね。

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-09-18/219365_2402295.htm


殲ー15、初めて最大の弾薬搭載で遼寧艦上で発着したことが明らかに

殲ー15艦載機、空母上で複数種類の模擬ミサイルを搭載してスキージャンプ発進、降着

中央テレビ軍事チャンネルは国産殲ー15艦載戦闘機が弾薬を搭載して空母遼寧艦上でスキージャンプ発進、降着するビデオを放送した。ネット仲間は、画面の中では多数の殲ー15がそれぞれ無誘導航空爆弾の模擬弾、YJ-83K模擬対艦ミサイル、霹靂ー8近距離格闘模擬ミサイルを搭載しており、これは当局が初めて公開した殲ー15艦載機の弾薬を搭載しての訓練のビデオである、と分析する。

ビデオでは複数のミサイルが搭載されているが、殲ー15のスキージャンプ発進性能には決して影響しておらず、依然軽々と空母から発進している。また、空中試験飛行完成後、殲ー15はさらに模擬弾を搭載して成功裏に空母への降着試験を完成させた。


 搭載状態でも発進できるようですが、「発進性能には決して影響しておらず」ってことはあるまいと思います。

http://military.china.com/important/11132797/20130918/18054266.html


遼寧艦、間もなく第一列島戦を突破 中、遠海に赴き四大科目を演習

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「維持メンテナンス、検査を受けている殲ー15艦載戦闘機。フーカイビン撮影」)

人民ネット北京9月18日電(張潔嫺) 9月15日、殲ー15艦載戦闘機が成功裏に最大重量での発着訓練を完成させた。このことは、今回の試験飛行任務が重要な段階的成果を取得したことを意味している。軍事専門家李傑は人民ネット記者のインタビューを受けた時、遼寧艦の次の段階の試験訓練は四つの方面をめぐって展開されることになる、とした。前期において一連の課目の訓練を完成させたことを基礎に、遼寧艦はさらに中、遠海域に赴き訓練を行うことになる。

最近、試験任務を執行中の遼寧艦は相次いで複数機種、多数機の異なる種類の試験飛行を完成させた。殲ー15艦載戦闘機は成功裏に最大重量での発着試験を完成させ、初めて複雑な気象条件下での異なる発進重量、多くの武器の組み合わせによる艦上発着試験を実現した。また応急作戦組織保障模式下での複数機種、多数の艦載機の短時間高頻度出動を実現させた。

遼寧艦の試験飛行の内容は徐々に複雑になり、科目は難易度が上がり、レベルは不断に上がっている。

次の段階では、我が空母はさらに各種類型の試験飛行任務を行う必要がある。李傑の説明によれば、主に以下の四つの方面に照準を合わせて展開される。1つ目はすでに試験し掌握されている技術および経験を広く押し広めることである。彼は、現在我が空母艦載機の一部の試験はトップの飛行員の中だけで展開されており、ひとたび関連の技能が熟練して掌握されたら、あらゆる飛行員の中に押し広めて応用させるのだ、と指摘する。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「殲ー15艦載戦闘機が成功裏に最大重量での発着試験を完成させたことは、今回の試験飛行任務が重要な段階的成果を取得したことを示している。」です。)

2番目は複雑な気象条件に照準を合わせてさらに一歩の訓練を展開することである。彼は、未来の海空作戦は人の意思をもって変えられるものではなく、空母の行動は複雑な海況条件の影響を受ける可能性があり、複雑な気象条件下でさらに一歩各種の訓練を行う必要がある、とする。

3つ目は夜間訓練である。空母は昼間に出動する他、さらに夜間の状況に適応し、夜間の各項目の条件を熟知し、夜間作戦の技能を掌握する必要がある。

4つ目は中、遠海海域に赴いての訓練である。李傑は、現在遼寧艦の海上試験はいずれも第一列島線以内の近海海域で行われているが、未来の空母艦隊が中、遠海海域に到達して任務を執行する必要があるのは必定だ、と直言する。遠海のよく知らない海域の水温、塩分の濃度、湿度など各種条件と周辺の近海海域との差異は甚だ大きい。空母がよく知らない中、遠海海域で試験訓練をしてこそ、真に戦闘力を形成する信頼すべき基礎が固められるのである。前期に一連の課目の訓練を完成させたのを基礎に、遼寧艦はさらに中、遠海海域に赴いて訓練を行うことになる。

李傑は、空母の戦闘力の生成は空母自身と艦載機によって決まる他、さらに組み合わされる艦艇艦隊との完備されたコンビネーション、有効で信頼できる海上戦闘総合体を共同で組成することを必要とする、とする。現在遼寧艦はさらにこのために不断に累積を行い、戦闘力生成のための基礎を打ち立てているのである。

(頑住吉注:以下のページのキャプションは本文の一部を切り取ったものなので省略します。)


 「間もなく」というからびっくりしましたが、まあすぐという話ではなさそうな感じです。

























戻るボタン