軍用機関連2題

 ほとんど関連のない記事ですがまとめて紹介します。

http://military.china.com/news2/569/20160821/23341145.html


ロシアメディア:ロシア、最強の第6世代戦闘機の研究開発を欲す 中米の最新の成果を注視

【グローバルネット軍事8月21日の報道】 ロシアの「晨報」ウェブサイト8月18日の報道によれば、この春ロシア軍および当局者たちは第6世代戦闘機の関連の状況を披露し始めた。初めて沈黙を破ったのは航空宇宙軍司令ヴィクター ボンダレフである。彼は3月、「現在第6世代あるいは第7世代戦闘機の研究開発を行いつつある」と語った。6月、ロシア連合飛行機製造社軍用機プロジェクト責任者ウラジミール ミハイロフは、第6世代戦闘機は2023年に飛ぶことになる、と認めた。その他の軍事工業企業も次々に仲間に加わって騒いでいる。7月、ロシア無線電子技術集団副総裁顧問のウラジミール ミハイェフが登場し、第6世代戦闘機は無人操縦の「航空宇宙」飛行機になる、と言明した。これはすなわちそれが大気圏と宇宙の境界線を突き抜けることができ、しかも無人操縦と飛行員による操作の2種の模式があって選択に供することができることを言ったのである。

2015年、ロシア国防省は新戦闘機の技術任務書の起草を開始した。軍事専門家たちは上述の過度にセンセーショナルな声明に対し深い困惑を感じている。周知のように、国防省は今に至るもなお最新の第5世代T-50戦闘機を受領しておらず、まだ軍隊に装備してないのに、もう第6世代戦闘機を研究開発しアメリカを追い越そうとしていることを認め始めている。ボンダレフの話の中からは難なく、軍が同時に第6世代および第7世代戦闘機を手にすることを希望していることが聞き取れる(頑住吉注:そうですかね。「あるいは」だし定義によって第6世代あるいは第7世代となる戦闘機、という意味では)。現在、フランスおよびドイツはまだ新世代戦闘機の設計開始さえ宣言してはおらず、アメリカのコードナンバーF/A-XXの新戦闘機研究開発プロジェクトはボーイング社によって担当されるが、2030年になってサンプル機が登場するだけだろう。

こうした軍事専門家は、ロシア軍事工業関係者の声明はいささか性急に過ぎ、何故ならT-50はすでにあらゆる最新科学技術成果の集大成者で、今後若干年の間は無敵でいられるからである、と考える。別の一部の人は低調に、当務の急は第5世代戦闘機の完備に集中することで、しかる後さらに第6世代戦闘機の心配をしても遅くはない、と語る。だが彼らはいずれも、確かに転ばぬ先の杖で現在第6世代戦闘機の構想を開始することは必要で、しかもそれは理の当然に無比の機動性、ステルス、自動コントロール、電子武器などの優勢を具備すべきである、と認める。

航空専門家のウラジミール カーノゾフは「第6世代戦闘機研究開発の位置付けを行う時は、国産第5世代戦闘機を超越する必要があるだけでなく、さらに全世界の武器製造の巨頭の戦闘機に先んじる必要がある。このことは、新たな戦闘機の性能が第5世代のF-22やF-35に比べ一段勝り、かつアメリカの第6世代戦闘機よりも優れる必要があることを意味している。」とする。

飛行機製造領域で、ソ連・ロシア学派が最も関心を注ぐのは一流の機動性能で、これは第二次大戦の経験にルーツがある。一方アメリカの設計師はもっぱら速度とステルス性に傾注する。彼らはT-50に対し相当に見下げている。それはレーダー上ではまさに「目の覚めるような黒点」に他ならない。

カーノゾフは次のように指摘する。「第5世代多機能戦闘機の問題は隠蔽性の欠乏にあるが、それはまさにその相手であるF-22およびF-35の強みである。現在、我々はこの弱点を補い、レーダーによって捕捉されやすい現有のエンジンを交換することを企図しつつある。」

ロシア無線電子技術集団のミハイェフは彼の見方を次のように詳述した。「第6世代戦闘機の重要な戦略性の原則は群体作戦で、いかなる任務に対しても必ず集団での解決という考え方の筋道を採用する。一組の戦闘機の中で、1、2機だけが飛行員によって操作され、その他は皆無人機である。あらゆる飛行機は発進から降着まで全て自主コントロールできる。だが飛行員が操縦する戦闘機の性能はやや劣り、例えば無人機こそが5、6,000kmの時速を達成できる。無人機設計士たちは皆、無人機の主要な弱点は形勢に変化が発生する状況下で迅速に飛行作戦計画を改変できないことにあり、このため積極的に人工知能の要素を開発するしかない、とはっきり分かっている。いかなる状況下でも、第6世代戦闘機の研究開発はアメリカの同類戦闘機の開発思想だけに関心を注いではならず、同様に中国の研究も軽視してはならない。現在、中国は第5世代殲ー31戦闘機を試験飛行させつつあるが、中国に対し輸出されるスホーイー35は北京により良くロシアの設計思想を吟味できるようにさせる。T-50はスホーイ戦闘機のグレードアップ版で、インドもすでにロシアと協力してPAK-FAステルス戦闘機の開発を開始しており、このため理念、構想が全く新しい第6世代戦闘機の開発に転じることは隔たりを短縮し、我々のアメリカと併走する先んじた地位を保持できる。だが、新たなエンジンを配備するT-50は同様に世の人を驚愕させる効果をもたらすことができる。我々は試験飛行に期待するだけでいい。


 構想を練るのは早くからやっておいた方がいいでしょうが、今使える技術ならT-50に盛り込むことを考えるべきでしょうし。無人機版T-50なんて構想があるらしく、これはまさにそういうことなのかもしれませんが。

http://war.163.com/16/0821/09/BUVVOP8G00014OVF.html


専門家:米軍の戦略爆撃機グアム島に集結 中国に対する優勢は非常に大きい

人民ネット北京8月19日電(邱越) 現地時間8月17日、グアム島のアンダーソン基地に駐屯するアメリカ空軍第36連隊が発表した情報は、米軍で現役の全部で3種の戦略爆撃機、B-2、B-1B、B-52が相次いでアンダーソン空軍基地から発進し、それぞれ東北アジアおよび南海に行って任務を執行する、とした。軍事専門家は中央テレビ「今日のアジア」のインタビューを受けた時、米軍の3種の「大殺器」が同時にグアム島に姿を現したことは、その戦略爆撃機方面の中国に対する非常に大きな優勢を見せつけている、とした。米軍が戦略爆撃機を派遣して南海に赴かせるのは、明らかに中国に向け圧力をかけている。

中央テレビの報道によれば、米軍で現役の3種の戦略爆撃機とは、それぞれ「スピリット」とあだ名されるB-2、「ストラトフォートレス」というあだ名のB-52、「ランサー」があだ名のB-1Bである。米軍は、米軍の戦略力量は当日歴史を創造した、とする。このように言うのは、これは米軍の3種の爆撃機が初めて編隊を組み、グアム島を飛び越え、さらには初めての太平洋地域における合同作戦訓練任務の執行だからである。

報道は、B-1B、B-2およびB-52は異なる時期の産物だが、それぞれに長所があり、現在アメリカの戦略性空中力量の三大支柱である、と指摘する。アメリカは17日に任務を執行した3機の爆撃機の中で、南海に飛んだのが具体的にどの機種なのかをまだ発表していないが、米軍の戦略爆撃機の南海出現は、それ自体尋常ならざることである。

尹卓の説明によれば、B-52爆撃機は航行速度が遅く、機種が古いが、この機は20発あまりの対地攻撃巡航ミサイルが搭載でき、弾薬搭載量が非常に大きく、通常戦争の中の「大殺器」である。B-2爆撃機はそのステルス性能の助けを借り、戦争の初期に敵の防空体系を「一蹴りでぶち開け」、その他の空中力量のためにルートを開くことができる。B-1Bは高速かつ弾薬搭載量が大きい爆撃機で、その速度はB-52に比べ倍速い。

8月に入った後、米軍は突然に一段と力を入れてグアム島基地に向け戦略爆撃機を移動派遣している。8月6日、数機のB-1B爆撃機がアメリカ本土からグアム島まで飛び、それまですでに現地に6ヶ月配備されていたB-52と交代した。8月9日、3機のB-2ステルス爆撃機もグアム島への配備を開始し、B-52のアメリカ本土撤収の作業は今月末になるのを要してやっと終わるため、グアム島というこの面積が決して大きくない島の上に、暫時米軍戦略爆撃機「トロイカ」が集結する現象が出現した。

中央テレビの報道は、アメリカが近年来軍事の重心をアジア太平洋地域に転じるのにつれ、グアム島はアメリカがアジア太平洋地域情勢を支配する重要な「駒」となっている、とする。グアム島は西太平洋のマリアナ群島の南端に位置し、地理的に見てグアム島は中国、日本、オーストラリアまでの距離がいずれも2,000kmあまりで、米軍のB-52戦略爆撃機はグアム島から発進した後、3時間あまりでもうアジア沿海の大部分の地域まで飛べる。グアム島に西太平洋の戦略の中心を建立すれば、米軍は突発事件を処理する時に遠距離奇襲の不便を避け、アジア太平洋地域のホットなポイントたる問題に関与する効率を上げることができ、さらには有効に軍事費の支出を節約することができる。同時に、グアム島は北に向けては対馬海峡が支配でき、西に向けてはマラッカ海峡が望め、アメリカが潜在的相手のエネルギー源輸送を締め上げるために有力な依拠を提供する。

今回3機種の戦略爆撃機が初めて同時にグアム島に集まったことに対し、アメリカメディアは普遍的に中国に照準を合わせた意味が濃厚であると考える。

尹卓は、米軍の3種の「大殺器」が同時にグアム島に出現したことは、明らかにその戦略爆撃機方面の中国に比べての非常に大きな優勢を見せつけるためだ、と考える。中国軍には轟ー6Kという1種の中型爆撃機しかなく、弾薬搭載量は米軍の戦略爆撃機に遠く及ばない。戦略爆撃機は大戦争をするためのもので、作戦目標は大国である。米軍が戦略爆撃機を南海まで派遣するのは、明らかに中国に向けた圧力で、中国が黄岩島などの島礁上で建設を行うのを防止するものである。当然、アメリカが南海周辺国に、アメリカは依然この地域の軍事力量の最強者であることを見せ、しかも南海で武力を発動することを惜しまず、これをもって南海の同盟国を安心させるためである。


 戦略爆撃機自体を比べれば確かに米軍が圧倒的に優勢でしょうが、なら簡単に中国を制圧できるということにはなりませんからね。
















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