ロシアが戦車競技会で不正行為?

 国の名誉がかかってますからねー。

http://military.china.com/important/11132797/20140808/18693604.html


ロシアメディア:ロシア、戦車大会の中での不正行為が証明される!

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「第1段階の競技である単一車両競技は8月4日から6日まで持続した。8月4日、第1車両グループは3組に分けて競技を行い、1組あたり4両の戦車だった。第1組はアンゴラ、カザフスタン、モンゴル、セルビアから来た車両チームだった。ロシア国家チームは第2グループで、中国、クウェート、アルメニアと同じ場で競技した。画像は4両競技に参加した96A戦車の集合写真。」)

モスクワ郊外のクビンカ装甲兵訓練場はここ何日かめったにないにぎやかさで、十カ国余りの代表チームが参加する戦車バイアスロンワールドカップがここで行われつつある。その他の隊伍がロシア製のT-72系列の戦車を選択したのとは異なり、中国は自ら研究開発した96Aメインバトルタンクを派遣して競技に参加させている。中国チームの競技初期における成績が決して理想的でないため、国内の軍事マニアの各種の議論を引き起こしている。

「モスクワ共産党青年団報」7日の報道によれば、競技第1日目、中国チームの1両の戦車が動力装置の意外な故障が原因で競技から退出し(頑住吉注:前の記事ではキャタピラの脱落となってましたが)、競技の規則通りその他の中国サイドの戦車が駆けつけてこれによって引き継がれ、戦車チームメンバーは直接その場で車両を交換して競技を終えた。この事故は中国チームの成績がグループ第3位にランクされるという結果をもたらした。ロシア戦車乗員アレキサンダーはインタビューを受けた時、「中国軍人は競技の中でのパフォーマンスが非常にずば抜けていた。彼らの戦車の発射速度は毎分8発にも達した。だが戦車に故障が起き、エンジンの加熱の可能性がある。中国戦車はロシアの気候に適応しないのだ。」と語った(頑住吉注:前の記事では気温30度とされ、その程度の気温の場所は中国にも多いはずですが)。

中国サイドの戦車が一緒に走っていたロシアサイドの戦車を湾曲した道の外側で追い抜く時衝突が発生して損傷を受け、しかも車体がより低いロシアサイドの戦車は受けた傷害がより小さく、スムーズに競技を終えることができたのだ、と疑問を呈するメディアもある。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「第1段階の競技はすでに終わり、中国は第1日目意外な事故により第9位しか取得できず、第2日目は第6位を取得し、第3日目の成績は依然未発表である。画像はコードナンバー807の96A戦車が競技を行っているところ。」です。)

ロシアのタス通信ネットは6日、ロシアチームが第2段階の競技の中で勝利を獲得した、とした。だがロシアの「視点報」は、ロシアサイドが取得したずば抜けた成績は「不正行為」であると疑問を呈した。この新聞は、「不幸なことに、ロシアの不正行為が事実であると証明された。中国を除き、その他の競技参加者は旧式のT-72戦車を使用し、一方ロシアチームはグレードアップ型であるT-72B3戦車を使用している。」とする。ロシアのRTテレビ局の現場生放送から見て、大多数の国が用いているのはT-72BV型戦車で、これはロシア軍で現役の数が最多のT-72B戦車の第1世代リニューアル品で、エンジンの最大出力は905馬力である。ロシアチームが採用しているT-72B3戦車はT-72BVにT-90戦車の技術を結合させて研究開発された新車種であり、射撃精度が20%向上しているだけでなく、エンジン出力も1,130馬力まで引き上げられている。T-72系列の戦車と比べ、車体がより重い中国の96A戦車は三大指標性能の上で火力と防御力が突出し、機動性能は決して強みではない。そのエンジンの出力は1,000馬力である。競技項目の設計では戦車の機動性がより突出しているので、ロシアチームが操縦するT-72B3戦車は直線の道、蛇行したカーブの通過、各種の障害を越える過程で大いに有利な立場を占め、特にいくつかの登りと下りの坂が転換する瞬間、T-72B3はほとんど「飛び」、その動力の余力の度合いがその他の競技参加チームが及ぼうとしても及び難いことをはっきり示している。「視点報」は、ロシアチームのは競技のためにオーダーメイドされたT-72B3戦車であり、その競技での優勢はその他の国の代表チームをはるかに超えている、と考える。

だがまさにロシア国防省戦闘訓練総局組織計画所副所長マヘニアフ上佐が言うように、今回の競技の主旨は戦車部隊の武芸を練習する熱情を刺激して引き起こすことにあり、戦車の性能の高低を争うものではない。競技内容の設置はより多くが単一車両の戦車乗員のでこぼこな地形の上での各種障害を克服し射撃を行う技能の評価であり、決して全体的装甲兵単位の作戦効能ではなく、これはまさに装甲兵の集群作戦の主要な特性に符合しない。しかも現代戦車は、どちらがより早く敵を発見し、有利な位置を占め、したがって「先んずれば人を制す」ができるかに重点を置いている。C4ISR技術の高低こそが最も重要なカギなのである。あらゆる競技参加戦車の中で、中国の96A戦車だけが戦場自動管理システムを採用しており、遅れず戦場の情報を伝達でき、各級の指揮員に迅速に戦場情報を理解および掌握させることができる。「ネットワーク中心戦」を重視する中国戦車は競技の場で「切り札」を使用する機会がなく、明らかに中国戦車の優勢を発揮し難い。このため競技の結果を気にし過ぎる必要もないのである。

(頑住吉注:3ページ目)今日は第2段階の競技が開始される。速度を競う競技は8月8日から9日まで持続する。バイアスロンに似て、速度を競う競技の距離は競技過程の中で最短であり、3kmしかない。コードナンバー807号の96A戦車が競技を行っているところ。

(頑住吉注:4ページ目)96A戦車が水から出る

(頑住吉注:5ページ目)坂を上る

(頑住吉注:6ページ目)坂を下る

(頑住吉注:7ページ目)カーブを準備する

(頑住吉注:8ページ目)競技が終わりに近づく


http://military.china.com/important/11132797/20140808/18695754.html


ロシアメディア:ロシア軍は戦車大会において不正直 96A、かつてT-72を撃破

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「中国の96A式戦車、戦車大会に参加」 なおこの記事のキャプションは全てこれと同じです。)

【グローバル軍事報道】 ロシアの視点報8月7日の報道による。視点報は、ロシアチームがモスクワ近郊で行われている戦車両項目優勝決定戦の中で先んじた地位にいる原因は、味方サイドの競技参加者に有利なように投機的な不正の活動を行ったことだ、と分析する。

戦車バイアスロンはロシア国防省の最も興味深い活動の1つで、大臣セルゲイ ショイグ自身によって活動が組織され、活動の目的はできる限り多くの外国の参加者を招待するためと、戦車兵の実戦訓練レベルを検査することである。

今回の戦車競技に参加する人員は12カ国から来ている。すなわち、ロシア、アンゴラ、アルメニア、ベラルーシ、ベネズエラ、インド、カザフスタン、キルギススタン、中国、クウェート、モンゴル、セルビアである。

報道は、有名なブログ主アンドレイがブログの中で不誠実なロシア軍を告発している、とする。認めることが必須なのは、ロシア軍が第1段階の競技の中で第1位の成績を取得したことである。遺憾なのは、最も暗い疑惑が事実と証明されたことである。ロシアサイドは今回の競技の中でスポーツ精神を完全に欠いており、行為は不正直である。中国が国産の96式戦車を使用しているのを除き、他の競技参加人員は全て旧式なT-72BVを使用している。一方ロシアはこれとは異なり試験バージョンのT-72B3を使用している。

アンドレイはブログの中で次のように書いている。改良版の戦車は多ルートの照準鏡である「松樹」および赤外線照準鏡を配備している。一般のT-72BVにはこの2種の機能はいずれもない。また、エンジンにも改良がなされており、1,130馬力にも達する。T-72BVのエンジン出力は840馬力しかない。全体的に言って、あらゆる競技参加人員はロシアを除き故意に負ける条件下に置かれているのである。

国防省は「視点報」に対し次のように表明している。競技参加者が使用する武器装備はいずれも戦車競技の規則の中に記録されている。例えば、クウェートはM84あるいはM1A2「エイブラムス」戦車を操縦することができる。だが競技参加時には我々のT-72B3を使用した(頑住吉注:BVの間違いでは)。中国は自らの96A式戦車の使用を決定し、我々はT-72B3の使用を選択した。もしイギリス人が競技に参加したら、我々は「チャレンジャー」戦車を見ただろう。もしドイツ人なら、レオパルド式戦車である。イスラエルならメルカバ戦車だ。

もしウクライナの政治危機がなかったら、イタリア、フランス、ドイツ、甚だしきに至ってはアメリカの戦車人員も今回の競技に来て参加しただろう。だが現在ロシアに来て競技に参加している戦車兵は、ロシア国防省に対し非常に大きな教育の意義を持つ。特に、まさに上述のように中国は彼らの96A式メインバトルタンクを持ってきたのである。

(頑住吉注:これより2ページ目。)

中国のこの戦車の興味深さは、その研究開発のルーツがペルシャ湾で発生した戦争に対する中国の反応にある、ということころである。イラン軍が輸入した69式戦車に比べ、アメリカのエイブラムス戦車は非常に成功していた。中国は69式戦車を基礎に自らのメインバトルタンクを製造することを計画したが、最終的には戦車製造の方案を考慮し直した。

新方案が核心として採用したのはロシアのT-72式戦車で、最終的に中国初の戦車である96A式戦車を生み出した(頑住吉注:何で初なんだか分かりません。性能は誉められたものでないにせよデッドコピーでない戦車もそれ以前にあったはずです)。125mmスムーズボア砲と自動装弾装置を装備する。弾薬はロシアの2A46Mの複製バージョンである。弾薬基数は42で、Tー72戦車同様このうち22発が自動装弾装置の中に置かれる。さらにISFCS-212穏像式火力コントロールシステムを配備する。

2005年から、すでに1,500両を超えるこの戦車が生産されており、それらは1960〜1970年代に生産された旧式戦車に取って代わり始めている。現在96A式戦車はまだ大型武装衝突の中で運用されてはいないが、ある情報はスーダンの軍事衝突の中でスーダン軍が持つ中国製の96A式戦車が、何両かの南スーダンのT-72戦車を破壊した、としている。

T-72の改良型であるT-72B3は現在ロシア装甲部隊の核心である(頑住吉注:これも他の部分の記述と矛盾してます)。大多数の競技参加チームは同様にT-72戦車を彼らの軍隊のメインバトルタンクとしている。このように、ロシアと国外の軍隊の、中国の96Aに対する「模擬的な」戦いには顕著な興味があると言える。

戦車専門家ヴィクター ムラホフスキーは次のように言う(頑住吉注:この人の発言内容どういうわけだか意味不明の部分が非常に多いです)。96A式戦車がロシアに来るのは2回目であり、第1回目はそのチャリヤビンスクで行われた「平和使命」中ロ合同軍事演習への参加である。あの時はその戦車が夜間射撃を行うのを見る機会があった。我々は当然いくつかの結論を出すが、戦車競技はやはり実戦とはいささか異なる。例えば射撃を行う戦車がもっとも速い速度をもって沼地や道路で行動する時に持つ同じ円滑度を見ることは不可能である。だが明確な監督管理の要求に基づき、その他の秘密は段階に分けて明らかにされる。例えば戦車選手の具体的な準備の程度である。

ムラホフスキーは、アラビノに来た時、中国の戦車兵が96A型戦車を操作してまるで足の下にあるように射撃し、作戦人員が多くの撮影装置を使ってあらゆる段階の軍事訓練を完成させたことに言及した。軍事作業のいかなる細微な差異も専門家の目から逃れることはできないのである。

中国はこのような試練を決して心配してはいないようだ。国際競技「2014空中ダーツ」に参加するため、中国空軍も最新の戦闘機スホーイー30を派遣して競技に参加させた。中国空軍指揮官は次のように言う。中国が「2014空中ダーツ」に参加することは、中国とロシアの武装力量の間の戦略的相互信頼関係および全面的協力関係の強さを証明する。中国の飛行員は、自らの戦闘技能をデモンストレーションすること、および国外の同業者と経験を交換することができる。(知遠/北風)


 「今回の競技の主旨は戦車部隊の武芸を練習する熱情を刺激して引き起こすことにあり、戦車の性能の高低を争うものではない」のなら何で自分たちだけ最新型を使うのか、セコイことするな〜とは思いますが、「不正行為」と言い得るためには「主催者が戦車を参加者に提供する場合は主催者が使うのと同じ機種にしなければならない」といった明文化されたルールがある必要があり、まあ「不正行為」とまでは言い切れないでしょう。ロシアはそういう言い訳はしてないようですが、いきなり使ったことのない設備がついた戦車を渡されても短期間に使いこなせない可能性が高いでしょうし。中国の言い訳もちょっとおかしいですね。ルールを理解してその条件に有利なツールを選ぶのも実力であり、第一報が入ってきた時には「中国の96A戦車、失中なし 12か国中唯一」と誇らしげに報道しておいて、競技が進むにつれ悪い結果が出てきてから「この戦車の長所はこの競技で発揮されるのとは別のところにあるんだ」なんて後から言っても負け惜しみにしかならないでしょう。



















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