9mm機関けん銃 より詳しい説明
非常に複雑微妙な削り出し加工の表現には通常のモデルアップよりはるかに手間がかかった。資料不足、既存の銃を内蔵するという制約はあるが、まずまずリアルな外観になっていると思う。
フラッシュハイダーはイングラムのバレルのサプレッサー装着用ネジにねじこんである。ゆるみ止めのストッパーはダミー。フラッシュハイダーはプラキャスト製だが、内部に15mmアルミパイプを通してある。パイプの内径はバレルの外径とほぼ等しく、ネジより前のバレルがパイプ内に入る形なので折れたりする可能性は低いはず。フロントサイトは実銃通り固定。前部スリング金具はプラキャスト製だがヒートン(金具)が鋳込んである。
コッキングハンドルはホワイトメタル製。ダミーボルトは射撃中前後動するが、コッキングハンドルは実銃通り前進したまま停止している。エジェクションポート内はこのように完全にクリアにはならない。
外観上のマガジンキャッチはダミーで、グリップ後下部にあるのが真のマガジンキャッチ。
専用マガジンは下にダミーのマガジン外観を接着してあるのでタナカ製リボルバー用延長ノズルが必要。ノズルはKM企画製のものを完成品、キットとも標準装備してある。
ノーマルのショート、ロングマガジンをつけたところ。
リアサイトも実銃通り固定。後部スリング金具はホワイトメタル製。
実銃通りストッパーを解除してレシーバーカバーを外し、ボルト(板状のダミーだが)を取り出すことができる。
プラキャストを主な素材とするガレージキットという制約上限界はあるものの、必要な部分は歯科用レジン、ホワイトメタルの使用、金属素材を鋳込むといった方法で強度を確保するよう配慮した。ノーマル銃をすっぽり内蔵する構造のため実射性能、信頼性にも問題はほとんどないはず。