インド空軍の事故は何故頻発するのか

 まあ全体規模が大きくて古い飛行機が多いからだろうなと思いますが。

http://military.china.com/jszmt/02/11173748/20161214/30079725_all.html#page_2


インドの護衛艦が転覆したのは非常に悲劇的である だがインドで最も悲惨な軍種は意外にもこれだ

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「インド海軍の『ブラマプトラ』級護衛艦『ベイタワー』号がムンバイ港でドックを出る時に転覆」)

12月5日、インド海軍に「いまだかつてなかった悲惨な事件」が発生した。インド海軍の「ブラマプトラ」級護衛艦「ベイタワー」号がムンバイ港でドックを出る時に転覆したのである。2名の船員が今回の事故の中で命を失い、さらに12人が負傷した。

あるいはここ何年か、インド海軍は良くない年だったかもしれない。インド海軍の最も先進的な「コルカタ」級駆逐艦は、区域防空駆逐艦だが、現在依然として対空ミサイルの装備がない。インドの現役で最も先進的なキロ級潜水艦「シンドラカシャカ」号は、自らの対艦ミサイルを用いて自らを撃沈した。2005年にはもう鋼板の切断を開始していたインド空母「ヴィクラント」は建造開始10年あまり後、3回の進水を経歴したが、就役までの距離ははるかに遠くていつになるか分からない。当然、もしインド海軍が最も悲惨だと言ったら、インド空軍が真っ先に不承知である。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「インド独立以後、インド空軍で墜落損壊した飛行機の数は、とっくに千機を突破している」)

インド海軍には各種各様の珍事があるが、インド空軍はそれにもかかわらず世界のいかなる国も到達を企図し難い記録を創造している。インド独立以来、インド空軍で墜落損壊した飛行機の数は、とっくに千機を突破している。現在世界で、千機の飛行機を持つ空軍は、規模の上で絶対に世界の空軍のランキングの中で前寄りである。だが、規模がもっと大きい空軍もインド空軍のこういった繰り返しには及ばない。イギリスの「週刊ジェーン安全保障業務」の統計によれば、1990年代、インド空軍では平均毎月2機の飛行機の墜落損壊があり、1.22億アメリカドルを損失した。過去10年間、インド空軍の事故は依然2.29%から3.39%を維持し、同時期の西側の空軍に比べ少なくとも6倍高い。一部のインド議員の言い方によれば、同国空軍は平均毎年23機の飛行機を損失し、4.5個中隊を精算するのに等しく、しかも捨てる飛行機は種類が雑多と言え、異なる国から来たものである。

まず、我々はインド空軍のフランスから購入した実戦機を見てみよう。現在、インド空軍には2機種のフランスから来た主力実戦機がある。ミラージュ-2000と「ジャギュア」攻撃機である。ミラージュ-2000はインドが最も早く装備した第3世代実戦機で、無尾翼デルタ翼レイアウトを採用し、最大外部搭載能力は6トンである。統計によれば、ここ7年でインド空軍は全部で2機のミラージュ-2000を損失し、しかもさらに同一の年に損失したのである。同様にフランスから来たジャギュア攻撃機も、2009年から今に至るまで全部で2機墜落損壊している。見たところ、これは「フランスの血統」がもたらした結果に他ならず、墜落した飛行機の数の上で勝負がつき難く伯仲している。当然、「先進」的な西側の実戦機に比べ、さらにああいった西側諸国から嘲笑風刺されるソ連/ロシアの実戦機のインド空軍の中での墜落損壊率は高くはあっても低くはない。まずインド空軍によって使い壊されるある飛行機を見てみよう。「スホーイー30MKI」である。このロシアがインドのためにオーダーメイドした先進的な制空戦闘機は、推力ベクトルエンジンを装備し、非常に強大な機動能力を持ち、インド対空作戦の中核力量である。当然、墜落機の中核力量でもあり、統計によれば2009年から今に至るまでにこの飛行機は全部で6機墜落損壊し、損失は悲惨、重大と言える。さらにミグー27攻撃機があり、このインド空軍によって「戦場の道路掃除夫」と見られている実戦機は、旧ソ連が研究開発した可変後退翼実戦機で、4トンの各種弾薬を搭載して全天候打撃任務が執行できる。だがこの元々は戦場で「道路掃除夫」を担当すべき実戦機は、インドではそれにもかかわらず役割を転換され、より多くの時に他人が自らの「残骸」を掃除するのを待っている。2009年から今に至るまで、全部で7機のミグー27が事故を起こした。当然、この2機種の「後輩」実戦機に比べ、インド空軍の元老級実戦機「ミグー21」は墜落確率の上でさらにはるかに先んじている。このソ連が研究開発した小型第2世代戦闘機は、毎回1トンの弾薬を搭載して対空あるいは対地作戦任務が執行でき、インド空軍での就役時間はすでに50年あまりに達し、装備総数も900機に達している。このため、事故確率も人に瞠目させ言葉をなくさせる。就役期間インドのミグー21が各種の事故ゆえに墜落損壊した数は500機近く、2009年以後の7年の時間内もミグー21は30機墜落損壊し、このためインド飛行員はそれを「飛ぶ棺桶」としている。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「レポートの中では、インド空軍の墜落損壊事故の主要な原因に対し分析をしており、その中で実戦機の技術的故障が39.5%を占め、飛行員の操作ミスは39%を占める」)

ミグー21は堂々インド実戦機の墜落損壊数の中のトップを独占しているが、インド空軍の各種実戦機が墜落損壊する時にはまだその他の「前人未到」の記録がある。この記録は恥辱の象徴ではあるが。まず最も奇妙な墜落事故を見てみよう。2014年10月14日、インド空軍第24「ホーク」中隊のあるデモンストレーション任務を執行するスホーイー30MKI型戦闘機がプネ空軍基地付近で墜落損壊した。事後アメリカメディアは、今回の事故の主要な原因は、飛行員の射出座席の維持保護が当を得ておらず、飛行員が飛行過程の中で戦闘機から射出され、飛行機が無人操作コントロールの状態下で墜落損壊する結果をもたらしたことだと明らかにした。元々飛行員の生命の安全を保障するのに用いる救命システムが、何とインド戦闘機上に取り付けられた時限爆弾となったのである。続いて我々はさらにインド空軍のある代価が最高だった墜落事故を見てみよう。2014年3月28日、1機のインド空軍のC-130Jスーパーハーキュリーズ輸送機が墜落損壊し、5名の機クルー人員全部が犠牲となった。C-130系列輸送機は信頼性が高く、耐用性があり、故障率の低い飛行機で、航空業界で名声を享受している。インドはまさにC-130のこういったメリットを気に入り、2007年に11億アメリカドルの高い価格をもって6機を購入した。だがこの信頼性が高く耐用性のある輸送機はインド空軍の手中ではあいにくと「危険な品」となった。報道によれば、この時の事故のC-130Jスーパーハーキュリーズ機は2009年にインドに引き渡され、たった5年就役しただけでもう墜落損壊事故を発生させた。インド空軍にとって、今回の事故は1機の2億アメリカドル近い飛行機を損失したというだけではなく、さらにはインド空軍の「名誉」も失った。最後に我々はインド軍機墜落損壊で死傷が最も悲惨、重大だった事故を見てみよう。2002年5月3日、1機のミグ-21型戦闘機がインド西北部地域で定例の訓練を行っている時、飛行機のエンジンが出火し、操縦員は機を捨てて落下傘降下した。故障した飛行機は急降下して2階建ての銀行に衝突し、かつ付近住民に累を及ぼし、7人の死亡と20人の負傷をもたらした。銀行の損失は不詳である。国内外で報道されたインドの墜落事故を総合すると、この時の事故は直接もたらした人員の死傷数が最高のものだった。

どんな原因がインドの実戦機のこのように頻繁に墜落損壊させ、しかも墜落損壊を「多種多様」にさせるのか? インド空軍は2011年、1,000回を超える実戦機墜落損壊事故の調査を経た後、これだけのためにレポートを発表した。レポートの中では、インド空軍の墜落損壊事故の主要な原因に対し分析をしており、その中で実戦機の技術的故障が39.5%を占め、飛行員の操作ミスは39%を占めた。ごく明らかに、技術的故障と飛行員の操作ミスが、事故頻発をもたらす主要な原因である。もし飛行員の問題だというならば、我々は鋭い指摘をしてよい。問題はインド空軍の選抜、訓練方面に深刻な問題が出現していることだ、と。ならば問題が生じる。なぜインドの実戦機にはこのように技術的故障があるのだろうか? インドが導入した飛行機は絶対に並の品々ではないことを知る必要がある。実は、まさに各種先進実戦機の種類が過度に煩雑でしかも名門の出であるがゆえに、必要な後方勤務保障システムがより煩雑なのである。だが、現在インドにはインドスタン航空社1社しかなく、空軍の実戦機に対し維持保護が行えるには、明らかにその能力の範囲を顕著に超えている。

護衛艦が転覆し、あるいはインド海軍は非常に「藍痩」かもしれない。だが、かの不断に飛行機を墜落させるインド空軍こそ、あるいはずっと前からいつも目に涙をためた「香磨vな軍種かもしれない! (作者:ルーアントンパン)


 最後のはネットスラングで「落ち込む」、「泣きたい気持ちになる」みたいな意味らしいです。当然中国でも事故は起こっており、事故が起きた時には「軍用機に事故が起こるのは正常なことであり、訓練の強度が上がっていることを示し、我々の歩みには影響しない」とか言うんですけどね。それに以前のこの記事によれば、中国では過去13人死亡のより大きな事故も起きてます。
















戻るボタン