モーゼルM1914 より詳しい説明

 

左右側面。類を見ないユニークな外観だ。




ベレッタのようにスライド前上部が切り取られているが、エジェクションポートは別という珍しいデザイン。




レバー式のセーフティを下げるとセーフティオンになる。ここまでは普通だが、解除のためにはレバーを押し上げるのではなく、そばにあるマガジンキャッチのように見える押しボタンを押す。するとレバーはスプリングのテンションでパチンと復帰する。非常に珍しいこの動きを再現してあるが、セーフティ機能は持たない。




機能はないが、マガジンはほぼフルサイズ。


  

チャンバーにカートがあるとコックされないファイアリングピンが押し下げられて銃の後部から突き出すローディングインジケーター機能を設けた。実銃では装填の有無に関係ないコッキングインジケーターになっている。




スライドはほぼフルストローク後退するが、ホールドオープン機能はない。




分解のためにはまず矢印のテイクダウンボタンを押し、テイクダウンロッドを回転させる。




テイクダウンロッドを引き抜く。




スライドを引き、バレルを真上に抜く。




スライドが前方に抜ける。実銃ではテイクダウンロッドがリコイルスプリングガイドを兼ねているが、この製品ではコックされないファイアリングピンスプリングがリコイルスプリングの役割を果たし、またファイアリングピンがプランジャー式エジェクターの役割を果たす。




トリガーを引きながらスライドを引き、エジエクションポートにカートを入れ、トリガーを放してスライドを押し込むと閉鎖する。トリガーを引くとスライドが勢いよく後退してカートを排出し、続いてスライドが前進する。




ブローニングM1910との比較。ブローニングの方が明らかにスマートで無駄がない設計だが、モーゼル独特の味も捨てがたい。



改良型M1934の後継機HScとの比較。M1914はタイガーIまでのドイツ戦車、HScはT34に強い影響を受けたパンサー以降のドイツ戦車といった感じで、HScはスマートでより近代的だが独特の味が薄れている気がする。







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