H&K P46 UCPより詳しい説明
左右側面。全体的デザインはUSPから発達したP2000に似ており、違和感なく使用できるよう配慮されている。セーフティ、スライドストップ、マガジンキャッチは左右から全く同様に使用できる。また各部はひっかかりにくいように徹底してエッジが落とされている。
USP、SOCOMピストル(いずれも東京マルイ製コッキングガン)との比較。かなりスリムな印象だ。
かつての製品、H&K PDWとの比較。PDWはP90よりはるかに小型軽量だが、ハンドガンと比べれば相当に大きく、UCPでないと携帯できない場合があるのもうなずける。
BB弾を発射する都合上マズルは6mm以上あるが、工夫して最低限の大きさになるようにした。
フレーム前下部にはピカティニーレールがある。トリガーガード付け根近くにあるのはディスアセンブリーレバー。
エジェクションポートはモールドでスライドを引いても開口しない。
スライド後面の写真はあるにはあるのだが、非常に不鮮明でしかもほとんど黒くつぶれており、再現度にあまり自信がない。サイトが3ホワイトドットタイプであるのは間違いないはず。
スライドはここまでしか後退しない。
グロックによるパテントが切れたため、MP7ではグロックと類似したトリガーセーフティが使われているが、UCPでも同様のものが使われている。ただしフレームの後方から「つっかえ棒」が突出したデザインはどうもスマートさを欠く印象だ。
マガジンは単なる「入れ物」で、P230のボトムを外したマガジンをそのまま収容する。装弾数はアカデミーによれば「約21発」(‥‥)。ちなみにUCPとMP7A2のグリップ部が酷似しているためマガジンが共通であると推測しているサイトがあったが「Visier」の記事には両者のマガジンの写真があり、UCPのそれがストレートである一方MP7A2のそれは湾曲しており、明らかに共通性はない。だが筆者も共通の方がよかったのではないかと思う。
分解のためにはまず左側のセーフティを抜く。
スライドが上に外せる。内部メカを固定しているピンはスライドを外さない限り抜けないので脱落の心配はない。
機能はないが、製品には4.6mmx30弾薬のダミーを1個付属する。ちなみに左は5.56mmx45、右は.38スペシャル、右端は.22LR。形状はライフル弾をミニチュア化した感じで、弾薬の全長は.38スペシャルに近いが、弾丸は.22よりずっと小さい。これで本当に戦場で敵の攻撃を阻止し、身を守れるのかという疑問を持つ兵も多いだろう。