H&K P46 UCP(ウルティメットコンバットピストル)はH&Kが開発した次世代軍用ハンドガンだ。小型軽量の個人防御兵器(PDW)としてのMP7シリーズを補完する、同一の弾薬(4.6mmx30)を使用するオートピストルであり、5.7mmx28弾薬を使用するFN P90を補完するファイブセブンピストルと競合する機種と言える。
 現在までにこの銃を一定以上詳細にレポートしたメディアはドイツの銃器雑誌「Visier」2005年5月号のみのようで(「知識の断片」内で紹介)、その中でも、

装弾数:20+1
空虚重量:843g
全長:212mm
全高:137mm
全幅:35mm
銃身長:130mm
照準長:190mm
初速:603m/s


程度のデータしか示されていない。革新的な閉鎖機構が盛り込まれているとされるが、パテント出願中のため非公開とされている。超小口径、高速、鋭く尖った変形しにくいスチール製の弾丸はボディーアーマーに対する高い貫通力を持ち、超軽量のためリコイルが小さく連射しやすいとされる。アメリカでは一般に大口径で重い弾丸に高いストッピングパワーがあるとされるが、ドイツでは弾丸の効力とはエネルギー伝達のことであるとされ、超高速で人体に侵入し、転倒によってエネルギーを伝達するこの弾丸には9mmパラベラムのフルメタルジャケット弾より大きな効力があると信じられている。まだ外観等に変更が加えられる可能性もあり、すでにMP7を採用しているドイツ連邦国防軍への採用は確実視されるが、その他への今後の普及度は全く予想がつかない。

 製品は韓国アカデミー製シグザウエルP230の内部メカを使用したコッキングエアガンであり、まず間違いなく世界初の製品化だろう。トリガーセーフティ、マガジンキャッチがライブだが、それとスライド以外に可動パーツはない。

当時の価格  完成品:17,000円  キット:9,500円(ベース銃)なし 12,000円(ベース銃つき)


より詳しい説明2005年9月15日追加

製作記

 















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