コラムより転載:中国の航空機、空母その他関連小ネタその227

4月24日

 中国国産空母関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20170421/30444191_all.html#page_2


専門家:空母の進水は多くの基準を満足させることが必須 性能は遼寧号を参考にすることができる

「グローバル時報」の情報によれば、国産空母進水の状況につき、ある軍事専門家は最近、今週日曜の海軍節当日は決して空母進水に最も良い時期ではなく、あるいは「潮汐」などの水文環境の要素の影響を受け、特に空母というこの大型船舶に関して言えば、安全な喫水と使用可能な水深が一定の基準を満足させることが必須で、それでやっと安全に進水できる、とした。これにつき、ある姓名を漏らされたがらない軍事学者は海外ネットに向け、国産空母というこのような大型の艦の進水に影響する要素は比較的多く、外部環境と内部条件を考慮する必要がある、とした。

この専門家は次のように言った。遼寧艦の前身「ワリヤーグ」号空母の総建造技師のセレディンはかつて、「過度に明確な空母の進水時間は非科学的で、特に空母の第1号艦に関して言えばよりそうだ」と回想した。当時、彼は上級に向け具体的進水時間の指示を仰いだが、1988年11月中旬から12月初めまでと概略的に確定することしかできなかった。

後に「ワリヤーグ」号の進水時間は6回変更され、最後の1回でも、やはり天候と保障施設を一定の状態にするなどの要素により、すでに確定していた11月23日から突然11月25日に変更された。

同時にこの専門家は、造船業で通常行われるやり方によれば、空母は進水前複雑なセットとなる装置の準備を整える必要があり、これには滑走レール、スキッド、支持柱、斜拉線(頑住吉注:「斜めの引く線」だと思いますがはっきりしません)などが含まれ、空母が正常に進水するのを保証するのと同時に、さらにそれに傾斜を発生させてはならない、と考える。

空母が進水した後、さらにそれをある埠頭まで誘導する必要がある。この時はまずそのボディに束縛されている各種装具を取り除く必要がある。彼は次のように指摘する。「ワリヤーグ」号の当時の進水過程の中で、ソ連の建造師は時間節約のため、工員に空母進水後、あらゆるそれとつながっている進水装置を直接切除させるつもりで、その時は大量の枕木、スキッドが水面に浮上するだろうと思われた。空母に影響しないため、さらに一定数の潜水員を派遣して木材を迅速に集めさせ、うまくまとめた後吊して岸に上げる必要があった。

しかし最後の瀬戸際が近づくと、やはり最高指導者によって否決された。原因は過早に進水装置を取り除くと、ひとたび強風が吹けば、空母に傾斜が発生し非常に危険だろうからである。

専門家は、いかなるコンピュータ理論設計および船舶模擬プール試験も水面の艦の重心区間を完全に算出することはできず、特に軽搭載の船舶は進水後に後続の設備艤装を行う必要があり、このため相対的に良好な水流と気象条件の下で進水し、しかる後に重心区間が正確な測定計算を獲得した状況下で艤装作業を行うことが必須であり、この全ては工程部門が深く理解すること必須の課題である、と語った。

当時「ワリヤーグ」号の進水前、空母上ではすでに、原計画では1.5万個の工業部品およびユニットのうちの1.45万個が組み込まれ、全部の建造作業の67.77%に相当し、下部甲板と船室内部にはいずれもすでに家具の取り付けが開始され、続く係留試験前は電子設備を取り付け、各種システムと武器をテストし終わるだけで即OKだった。

取り付けが終わらない設備が空母上に放置されるのを防止するため、黒海造船工場はできる限り陸上の作業場内でその組み込みを終わらせ、しかる後に直接空母上に吊して組み込んだ。このことは「ワリヤーグ」号の進水後、浮遊(係留停泊)状態下で継続建造を行う時、主に内部施設に頼ることができるようにさせた。

当然、空母自身の条件も極めて重要なカギである。専門家は、常軌に照らせば、国産空母のような大型船舶製品は、国際的に傾斜式船台からの進水が習慣的で、このことは空母自身の能力に対する非常な試練で、何故なら艦体の巨大な重量が艦の底部の堅固性と地面の圧力受け入れ能力に対し巨大な試練を形成するのに足りるからである、と指摘する。

彼は言う。「ワリヤーグ」号の進水時、専門家は次のように指摘した。この空母は4本の滑走レールを使用し、同時に一種の汎用型の無ヒンジ槽型装置を設計し、それには下曲面ローラーが付属し、前部はさらに随転尾座が溶接され、底部にはさらに厚く重いライナーの支えがあり、船体が転がって進水する期間、節点のところには全てライナーが敷設された。

負荷を軽減するため、船体のバランスを確保する吊縄が経過する所にも全て専門のレールが設計された。結果、空母の進水過程は全て非常にスムーズで、異常な事故の発生はなかった。

専門家は、我が国の船舶建造能力から見て、やはり類似の模式を採用することが極めてあり得る、考える。


 まあただサイズや重量がこれより大きなタンカーなどは問題なく進水させているようですから重大な問題はないのではと思えますが。

4月25日

 「海軍節」での進水はありませんでしたが。

http://military.china.com/important/11132797/20170423/30449781_all.html#page_2


台湾メディア:中国初の国産空母のエンジンはまだ試運転していない 短期間内には進水できず

参考情報ネット4月23日の報道 国外メディアは、1隻の空母ではまだある国を世界の軍事強国にならせることはできず、ここ何日か北京はこの点を非常にはっきり理解した、とする。

ドイツの「商報」は4月21日「半ズボンをはいた世界の強国」(頑住吉注:鼻たれ小僧的なニュアンスですかね)と題する文章を発表し、ワシントンにとって、危機的な地域に空母を派遣して圧力をかけるのは慣例となっている、とした。現在まさに2隻のアメリカ空母が北朝鮮に接近している。「カールビンソン」号と「ロナルド レーガン」号である。これはアメリカの10隻の大型空母のうちの2隻に過ぎない。

「一方中国唯一の空母である遼寧艦は単に海に出ただけでもうすでに中国人に喜びを感じさせることができる。」 文章は説明し、その前身はウクライナで製造され、現在も訓練空母でしかない、とする。この艦は最多で25機の戦闘機と20機のヘリを搭載することができる。一方アメリカの大型空母は80機の飛行機を搭載することができる。

文章は、だが北京はまた一歩を踏み出した、とする。今週末001A型空母があるいは進水するかもしれない。それは中国人が自ら研究開発した初の空母である。これは1つの歴史的性質の事件である。この空母は2020年に就役することになる。

文章は、中国はこの方面でまだ非常に立ち後れている、とする。だが中国人は自らの力量に頼ってアメリカの先んじた地位を追いかけるしかない。空母領域には当然、技術移転あるいは自動車工業のような合資企業はあろうはずがない。中国の空母艦隊がまだ世界の大洋上で遊弋していないだけで、中国は依然半ズボンをはいた世界の強国である。

香港の「晴報」4月21日の報道は、中国初の国産空母は極めて速い施工の下でほとんど一天一箇様(頑住吉注:進歩が速いことを示す慣用句らしいです)で、ネット上に流れ伝わる画像から見て、その艦体と艦橋の足場は現在すでに撤去され、潮汐の条件の適合を待つだけで即進水し、艤装と航海試験段階に入ることができると信じられ、最も早ければ2019年に就役する見込みである、とした。

報道は、この001Aと呼ばれる空母は大連造船工場で建造され、当局が対外的にその資料を明らかにすることは少なく、外界は断片的な報道、および外国メディアの「権威ある情報」に頼って、それが2013年に正式に建造開始されたと推測するしかない、とする。

3年あまりの極めて速い建造を経て、001Aはすでに進水のカウントダウン段階に入っている。ネット上に流れ伝わる画像は、その船体が早くも「ネービーグレー」に塗られ、艦橋の足場がすでに撤去されているのをはっきり示している。あるネット民は、初の国産空母の進水はまもなくで、期日はあるいは今月23日の海軍の日かもしれないと推測する。

報道は、だが国産空母が海軍節に進水するか否かに関し、当局は今に至るも口外していない、とする。

当然、国産空母は進水後依然艤装を行う必要があり、これには機械電気設備、武器の取り付けなどが含まれる。さらに航海試験を行う必要があり、最も早くても2019年になることを要してやっと就役できると見られる。

また台湾の「中央社」は4月22日香港の「明報」の報道を引用し、中国大陸初の自ら研究開発を行った001A型空母は依然ケーブルラインを敷設中で、短時間内にはおそらく進水できない、とした。

報道は、23日は中共の海軍成立記念日、「海軍節」である、とする。外界はこれまで、遼寧省大連造船工場で建造中の001A型空母はこの日に進水する、と推測していた。だが報道は、外界の推測とは異なり、001A型空母が「23日に進水できないことはすでに定まっている」とする。

報道は、記者は現場で、この空母は依然ケーブルラインを敷設中であることに気づいた、とする。艦橋にはすでにフェイズドアレイレーダーを取り付けているが、その他の外部に設ける電子設備および艦載武器はまだ取り付け待ちである。

また、すでに動力システムを持つ空母はまだエンジンの「試運転」およびボイラー吹管(蒸気パイプラインの浄化)などの工程を経ておらず、このことは短時間内に001A型空母は依然進水できないことを意味している。


 技術的なことは分かりませんが動力その他がまだなら試験航海はできなくても進水自体はできるのでは。ドックへの注水が始まった、進水式の準備が始まったなどの情報もありますし。

4月26日

http://military.china.com/jctp/11172988/20170425/30457520.html#photos

 国産空母進水式の準備が始まっているという画像集です。これを見ると何か月も先ということは考えにくいですね。

 台湾関連です。

http://mil.huanqiu.com/china/2017-04/10507509.html


台湾の漢光軍事演習、大陸の3隻の空母を仮想 ステルス戦闘機が台湾を攻撃

【グローバル時報駐台北特約記者 崔明軒】台湾軍の「漢光33」号演習の2大部分、「シミュレーション演習」と「実兵検証」が初めて同一月内に行われる。特に注意に値するのは、これまでは次の年をシミュレーションの想定時間としたのとは異なり、今年は2025年を想定し、大陸が3隻の空母を出動させて台湾を打撃する設定なことである。連合ニュースネットは評論し次のように言った。シミュレーション演習は2週間あまりで終わり、直ちに実兵が行われ、当然両者の間には全く関係がないことを意味する。つまりいわゆる「漢光」実兵課目は、実はシミュレーションの結果を検証するのでは全くなく、単にいくつかの定例の演習をこの時間的段階に集中して行うのに過ぎない。就任して一周年の「三軍の統帥」蔡英文およびテレビの前の観衆に、大変にぎやかな火力ショーを見せ、新戦略のスローガンである「重層嚇阻」を高く叫び、皆を大いに歓喜させれば、これでも充分なのである。

「漢光33」号演習は5月に登場し、5月1日から5日までコンピュータシミュレーションが行われる。台湾の「自由時報」19日の報道によれば、「国防省」の今年のコンピュータシミュレーションは、2025年の両岸の軍事力の消長をもってシミュレーションの背景とし、「国防大学」によって攻撃軍が担当され、作戦プロセス通り、「国軍」を誘導し、連合防空、連合迎撃、連合「国土防衛」などの接敵プロセスにより、24時間連続シミュレーションの方式を採用して実施される計画である。重点は戦力の保存、連合情報監視偵察運用、連合反封鎖および連合反上陸作戦などの課目にある。

5月22日から26日は実兵演習で、その中の上陸と反上陸および実弾火力展示課目は澎湖で行われる。「旺報」は19日、台湾三軍部隊は「全員全装、一部実弾」の方式を採り、5日4夜連続攻防対抗演習を実施し、海兵隊によって攻撃軍が模されて突撃上陸が実施され、かつ海軍の主戦艦艇および水陸両用上陸艦が海兵隊大隊を搭載して「上陸作戦」の戦場の状況をシミュレーションし、台湾自ら製造するいわゆる「空母キラー」沱江艦が初めて「漢光」演習に参加する計画である、と明らかにした。蔡英文は5月25日と26日の両日、澎湖に行って演習を視察する。

関心を注ぐのに値するのは、今回の「漢光」シミュレーションは中国大陸が3隻の空母、ステルス戦闘機、新型ミサイルなどの戦力を具備している設定なことである。連合ニュースネットは、往年と比較して、「漢光33」号最大の特色はシミュレーション演習が来年(2018年)を想定の時間とせず、8年後の2025年なことである、とする。同時に、これまでコンピュータシミュレーションから実兵課目までは、時間が通常少なくとも2ヶ月あったが、今回はそれにもかかわらず2週間しかない。

台湾が2025年にアメリカのF-35戦闘機を獲得できるか否かに関し、台湾「国防省」作戦計画次長の姜振中は、その時が実際に来てもあるいはF-35戦闘機は買えないかもしれず、異なる状況の関連の対応戦法は全てシミュレーションに入れている、とした。また「ミラージュ」2000、F-16、「経国」号などの戦闘機にはいずれも性能向上計画があり、新兵器開発も計画され、「絶対に雲をつかむようなものを用いての検証ではないという。「自由時報」は、蔡英文就任後、軍隊の新戦略を「防衛固守、重層嚇阻」と定め、ミサイルの関連の検証作業は「漢光」演習の後に行うよう手配される、とする。空対空中距離ミサイル、空対艦および艦対艦ミサイルなどを含めたものは、今年6月に屏東九鵬基地で検証される予定である。

ある分析は、今回の漢光演習は5月まで前倒しして行われ、かつ蔡英文当局が提出した「防衛固守、重層嚇阻」戦略構想を検証し、これはまさに蔡英文「5.20」就任満一周年とタイミングを合わせて「国防成績表を提出する」ためである、と考える。「連合報」は馬英九がかつて軍事演習はあまりにも金を費やすとして嫌ったことを回顧した。報道は、4年前、「漢光29」号演習が澎湖で行われた時、当時検閲した馬英九は演習後、軍の「雷霆-2000」多砲身ロケット砲の射撃がどのくらいの金を費やしたのか問うた、とする。軍は回答しおよそ1億新台湾ドルあまり撃ったとした。馬はその場で、「なんて高いんだ! 演習は本当に金がかかる!」とし、現場の軍当局者を密かに「実は三軍の統帥は廉価な国防だけを欲しがっている」と感嘆した。だが元「立法委員」の林郁方の評論は次のように考える。馬英九が「高い」と言ったのは演習が費やす費用を指したのであって、また彼は「廉価な国防」を要すると指示したわけではなく、以前陳誠(頑住吉注:抗日戦や国共内戦を指揮、後副総統)の子である陳履安が「国防大臣」だった時も、彼は自分に「経国号は実に高い」と言った。

台湾軍の台湾防衛作戦計画は「固安」と呼ばれる。毎年必ず情勢の変化に依拠して修正が行われ、微調整の主要な根拠は他ならぬ「漢光」演習である。連合ニュースネットの評論は、実兵課目は防衛軍がシミュレーション演習の時の反撃を検証し、かつこうした演習の結果から、建軍戦備に調整を行おうとするものだ、とする。このため毎回のコンピュータシミュレーション対抗では、双方の兵力データは全て現実の状況に符合することが必須で、「来年の国軍と共産軍にどれだけの兵力があるのか国防省は正確に判断できるが、2025年の中共解放軍には何隻の空母があるのか? 殲ー20戦闘機は何機就役に投入されているのか? 外界にひた隠しにする性能は一体どうなのか? 新型の055駆逐艦は何隻就役しているのか? ロケット軍の台湾に対するミサイルの数はどれだけか?」 こうした問題の答案には全てまだ変数が充満し、このためシミュレーション演習の時、関連のデータは予測見積もりでしかあり得ず、「このように不確定の変数が充満したシミュレーションだったら、軍は本当に大胆にもあえてその結果に依拠して戦備の歩調を調整するだろうか?」 文章は次のように感嘆する。次の1年、「国軍の台湾海防御の行為は、この演習ゆえに、リアルタイムな調整を獲得するか否か? 答案はやはり深く追及するな、だ」。


 台湾は2025年くらいに危機が訪れる可能性が高いと予測しているんでしょうか。台湾が入手できるか否かももちろん問題ですが、F-35がその時点でどれだけの成熟度かも気になります。

4月27日

http://military.china.com/jctp/11172988/20170425/30457520.html

 本文はありませんが中国国産空母ついに進水、という記事です。

 中国の爆撃機関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20170422/30447181.html


シンガポールメディア:中国の専門家、轟ー20はあるいは年末にお目見えか、とする アメリカのB-2爆撃機に似る

シンガポールメディアは、中国の軍事専門家は、中国の新世代ステルス戦略爆撃機である轟ー20は最も遅くて今年年末までに明るみに出ると予測している、とする。

シンガポールの「連合朝刊」ウェブサイトは4月21日「新世代ステルス戦略爆撃機の轟ー20が今年の末に明るみに出る見込み」と題する報道を掲載し、中国の軍事評論員である陳光文は4月20日新浪軍事に文章を執筆して次のように語った、とした。これまでの経験によれば、中国空軍副司令員が当時第4世代ステルス戦闘機が研究開発中であると宣言した後、たった14ヶ月後に殲ー20はもう初飛行を行った。現在、中国空軍司令員が国産戦略爆撃機を研究開発中であると宣言してからすでに7ヶ月過ぎており、「もうすぐ轟ー20が明るみに出る時のはずで」、「最も遅くて年末は過ぎない」。

彼は、当時殲ー20は当時アメリカ国防長官の任にあったゲイツが2011年に訪中した時に初飛行し、このため轟ー20も「特定の時」を選択して初飛行する可能性がある、と予測する。

陳光文はアメリカの「週刊航空宇宙技術」ウェブサイト18日の報道を引用して、中国は遠距離空中力量に対する興味が依然減じておらず、軍の主要な大型軍用機製造商である西安飛行機集団が新型爆撃機の主たる請負商の可能性が高い、とする。

報道は、轟ー20は巡航ミサイルの搭載をメインとする生存能力の高い遠距離ステルスプラットフォームとなり、しかも殲ー20とセットで使用される機種である可能性が高い、とも語る。

報道は、米ロ両国の次世代爆撃機同様、轟ー20は亜音速で被探知計測性の低い「全翼式」構造を採用することが望める、とする。陳光文は、轟ー20がもしこの構造を採用したら、この機が「スピリット」とあだ名され、現在世界で唯一のステルス戦略爆撃機であるアメリカのB-2と基本的に「一定の似たところがある」ことを意味している、と指摘する。

彼は、轟ー20の究極的な使命は信頼できる大陸間戦略威嚇力量の建立で、そのスーパークラスのステルス能力と1.2万kmより小さくない航続距離(1回の空中給油実施後は1.8万kmに達し得る)およびおよそ12発の長剣-20巡航ミサイルを内部搭載できる能力を利用して、北米をカバーする能力を形成し、アメリカの軍事武力を震撼させる目的を達成するのだ、と指摘する。


 続く関連記事は古いものなので省略します。ある機種の存在を公式に認めてから初飛行までの期間が普遍的に一致しているならともかく殲ー20のそれを別の機種にそのまま当てはめるのはどうかという気がしますが、それだけ期待が大きいんでしょうね。

 ロシアの対艦ミサイル関連です。

http://military.china.com/news2/569/20170424/30452329.html


ロシアの極超音速「ジルコン」は米軍の「イージス」を撃ち抜けるのか否か?

ニュースの分析:「ジルコン」は「イージス」を撃ち抜けるか

アメリカの「カールビンソン」号空母打撃群の行き先がメディアの焦点になっているという際、ロシアも寂寞に甘んじずとばかり新式の「空母キラー」である「ジルコン」対艦ミサイルを持ち出した。ロシアメディア最近の報道は、ロシアの「ジルコン」対艦ミサイルがまた一度成功裏に試射を完成させ、かつ試験の中でマッハ8の飛行速度に到達した、とした。

ロシアはなぜ「ジルコン」対艦ミサイルを開発しようとするのか? 「ジルコン」はアメリカの「イージス」に代表される防御システムを撃ち抜けるのか否か?

「ジルコン」はロシアが開発する極超音速対艦ミサイルで、ロシアの対艦戦術思想が結実させた最新の成果でもある。

軍事評論員の馬尭は次のように説明した。冷戦の時期、ソ連海軍総司令のゴルシコフ元帥は対艦ミサイルを使用してアメリカ海軍空母戦闘群を打撃することを研究している時、飽和攻撃戦術を制定した。通常の解釈は、一定の時間内(極めて短時間内)に、空中、水上、水中の異なる方向、異なるレベルから、同一の目標に向けてその目標の防御能力を超えるミサイルを発射し、目標サイドの防御体系を支え難くさせ、敵サイドの防空火力網を突破し、目標に命中させ、壊滅的打撃をもたらす戦略、戦術目的を達成する、というものである。

この戦術思想の下、ソ連は大きな力を入れて超音速対艦ミサイルを開発した。亜音速対艦ミサイルに比べての超音速対艦ミサイルの主要な優勢は防御突破能力が強いことにある。

普通の超音速対艦ミサイルに比べ、「ジルコン」はさらに一段上で、極超音速対艦ミサイルと呼ばれる。いわゆる極超音速対艦ミサイルとは飛行速度がマッハ5(約6,000km/h)を超え得るものを指す。

このように高速なミサイルは「イージス」防御システムに対しどのくらい大きな脅威を構成するのだろうか?

イギリスの「デイリーポスト」は海軍専門家であるピーター サンドマンの話を引用する。「極超音速ミサイルの防御は水上艦艇にとって非常に大きなチャレンジと言える‥‥もし(ミサイルの来襲を)探知しても、反応するいくらの時間も残されていない。」

現在の米軍が使用する「ハープーン」亜音速対艦ミサイルを例にすると、このミサイルは速度が約850km/hである。つまり、60kmで発見された時、戦闘艦は探知から迎撃まで3分間余りの時間を持つ。だが「ジルコン」に関して言えば、戦闘艦に残された時間はたった30秒に満たないものでしかない。

馬尭は、反応時間が短いため、極超音速ミサイルに対する対ミサイル作戦は、中遠距離および中短距離に位置する艦対空ミサイルシステムが迎撃に失敗する可能性が極めて高く、真に超音速対艦ミサイルに対し相対的に安定した脅威を構成し得るのは迎撃末端に位置する近距離防御システムである、と説明する。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:『ジルコン』極超音速対艦ミサイルの模型」)


 こちらに命中する直前に迎撃するシステムの方が相対的に時間に余裕があるというのは分かりますが、極超音速で飛んでくるミサイルにこちらに命中する直前に20mm機関砲弾を命中させてもかなり大きな被害が出る可能性が残るでしょうね。その意味ではロシアや中国が使用する30mm機関砲の方が有利でしょう。仮に20mm、30mm機関砲弾が相似形なら体積や重量は後者が3.4倍近くになるわけですし。

4月28日

 中国国産空母進水関連です。

http://news.china.com/domestic/945/20170426/30460105_all.html#page_2


中国初の国産空母が進水 範長竜が進水式に出席しかつ祝辞を述べる

軍報記者大連4月26日電(記者 安普忠、陳国全) 我が国第2隻目の空母の進水式が今日午前中国船舶重工業集団社大連造船工場で行われた。中共中央政治局委員、中央軍事委員会副主席の範長竜が式に出席しかつ祝辞を述べた。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像は初の国産空母の進水式の現場」)

9時頃、式は雄壮な国家の声の中で開始された。国際的慣例通り、テープカットの後「シャンパン割り」が行われた。1瓶のシャンパンが艦首に叩きつけて割られ、両舷はカラフルなテープを噴射し、周辺の船舶は共に汽笛を響かせ、全会場から熱烈な拍手がわき起こった。空母は牽引された状態下でゆっくりとドックを出て埠頭に停泊した。

第2隻目の空母は我が国によって自ら研究開発が行われ、2013年11月に着工し、2015年3月にドック内での建造が開始された。現在、空母の主たる船体は建造が完成し、動力、電力など主要なシステム設備の取り付けは一定の状態に達している。ドックを出て進水することは空母建造の重大な節目たるポイントの1つで、我が国が自主的に設計、建造する空母が重大な段階的性質の成果を取得したことを象徴的に示している。次の一歩で、この空母は計画通りシステム設備の調整試験や艤装の施工を行い、かつ全面的に停泊試験を展開することになる。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「中国初の国産空母がゆっくりとドックを出る。」)

海軍、中船工業集団指導者の沈金竜、苗華、胡問鳴、および軍・地方の関係部門の指導者や科研人員、幹部職工、建造に参加した将兵代表などが式に参加した。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「10時05分前後、6隻のタグボートの「護衛」の下、空母は完全にドックを出た。」)

中国初の国産空母は4月26日午前に大連で正式に進水した。公開の資料がはっきり示すところによれば初の国産空母は全長315mで、3つのサッカー場の長さに相当し、その全幅は75mである。この国産空母は「遼寧艦」の外形と基本的に似ているが、搭載できる戦闘機の数はより多いだろう。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「しかる後に空母はゆっくりと方向転換を開始し、艦首はそばの埠頭に向けられた。」)


 動力の試運転がまだだから進水はまだ先という記事がありましたが、やはり進水してタグボートで引かれる形になったようです。「4月27日から29日が最も空母の進水に最も適した日」という記述もあり、ほぼその時期になりましたね。

4月29日

 すでに紹介した記事との重複がありますが韓国の対潜機がロシアの潜水艦を追跡した事件関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20170426/30460689_all.html#page_2


韓国メディア:半島情勢は一触即発 50隻を超える潜水艦が水中で対峙

朝鮮半島の最近の一触即発の緊張した体制は周辺国の高度の関心を引き起こし、かつ潜水艦を含む監視力量も次々に朝鮮半島周辺に配備されている。韓国の「朝鮮日報」25日の報道によれば、先月末韓米の「Foal Eagle」海上合同軍事演習の期間、韓国海軍のP-3C海上哨戒機が日本海でここにやってきて監視しているロシア海軍の潜水艦を発見し、かつ78時間の追撃を行い、最終的に水面への浮上を迫った。報道は、韓国海軍は直ちにロシア太平洋艦隊司令部に向け抗議の手紙を発し、ロシア太平洋艦隊は返信して、この潜水艦を派遣したのは韓米軍事演習の関連の情報を捜索収集するためだった、とした。

報道は、韓国政府の消息筋の人物は24日対外的に、3月22日に郁陵島南部公海上で韓米合同軍事演習を行いつつあったアメリカ海軍艦艇が国籍不明の潜水艦らしき物体を探知計測し、かつ韓国海軍に通報したと事実確認した、とする。韓国海軍は直ちに最新型のP-3CK海上哨戒機を派遣し、疑わしい潜水艦に対し追撃を展開した。海上哨戒機は10回あまりの順繰りの出動を経、この潜水艦は最終的にまる3日後、時78時間を隔てて水面に浮上した。確認を経て、この潜水艦はロシア主力通常潜水艦の「キロ」級だった。「キロ」級潜水艦は排水量3,125トン、全長72.6m、全幅9.9m、船員52名である。

事後、韓国海軍は直ちに潜水艦が所属するロシア太平洋艦隊司令部に向け抗議の手紙を発し、ロシア太平洋艦隊は返信の中で「潜水艦を派遣したのは第三国の軍事演習関連の情報を捜索収集するためで、決して韓国韓国を監視するためではない。」とした。

だが、ロシアの潜水艦事件は決して個別の案件ではない。韓国の「中央日報」の報道によれば、半島情勢が高度に緊張するのと共に、半島周辺海域は潜水艦の活動が高度に発生する区域ともなっている。ある噂は、現在半島周辺海域では韓国、北朝鮮、アメリカ、中国、日本、ロシアを含む50隻を超える潜水艦が活動している、と指摘する。こうした潜水艦は水中で「音もない静かな対峙」を展開しつつあるという。日本の軍事分析者である世良光弘は公然と、北海艦隊や東海艦隊に隷属する20隻の中国の潜水艦が半島周辺で遊弋し、かつアメリカも牽制を行うため、似た数の潜水艦を派遣している可能性が高い、と言明する。すでに多くのアメリカの原潜が半島周辺海域の水中で沈黙した状態にある可能性が排除されない。現在、アメリカはすでに16隻のイージス艦を派遣して半島周辺に配備している。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:韓国の潜水艦」 スクリューの形状は機密性が高いということで隠しているんですかね。)

【関連の閲読】 原題:ロシアの潜水艦が韓米軍事演習を監視 韓国サイドが78時間追撃しそれが水面に出ることを迫る

海外ネット4月25日電 韓国メディアは25日に軍の情報を引用し、3月22日に韓米「Foal Eagle」合同軍事演習に参加中のアメリカ艦艇が1隻の国籍不明の潜水艦を発見し、韓国軍は海上哨戒機を派遣して78時間の追撃を展開した、とした。この潜水艦は最終的に水面に浮上し、ロシアのキロ級潜水艦と確定された。韓国海軍はロシア太平洋艦隊司令部に向け抗議文を発し、ロシアサイドは回答し、潜水艦を出動させたのは第三国の軍事演習の情報を捜索収集するためで、韓国海軍を監視していたのではない、とした。

韓国軍は、潜水艦を発見した地点は韓国の郁陵島南部の日本海公海領域で、韓国の海上哨戒機P-3CKは交代で十何回か出動し、潜水艦と78時間の追撃戦を展開した、とする。最終的に潜水艦は水面に浮上し、韓国メディアは、このことはそれが「投降」を表明したことを意味している、とする。

海外ネットの理解によれば、ロシアのキロ級潜水艦は全長72.6m、全幅9.9mで、編成は52人の艦員で、6門の魚雷発射管とSS-N-27対艦ミサイルを装備し、水中排水量は3千トンを超える。

韓国メディアは、日本海には平素から「潜水艦天国」との説があり、しばしば朝鮮半島周辺国の潜水艦が出没する、とする。だが今回のようにその他の国の潜水艦が韓国海軍の攻撃を受け、かつ水面に浮上するのは、やはり比較的稀にしか見られない。


 ロシアサイドの回答は前の記事では「軍事訓練」というものだったとされ、この記事の中ですら「韓米軍事演習の関連の情報を捜索収集するため」「第三国の軍事演習関連の情報を捜索収集するためで、決して韓国韓国を監視するためではない」と一致していません。また前の記事では「韓米両軍海軍潜水艦と海上哨戒機は演習過程の中で潜水艦らしき物体が公海を航行するのを発見し」となっていましたが、今回の記事では「アメリカ海軍艦艇が国籍不明の潜水艦らしき物体を探知計測し、かつ韓国海軍に通報した」とこれも内容が異なっています。しかしいずれにせよロシアの潜水艦が日米最新の対潜機よりは旧式なP-3Cの追跡から逃げられなかったのは確かなんでしょう。

4月30日

 韓国への「THAAD」配備関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20170428/30469810_all.html#page_2


韓国、トランプのTHAAD配備での10億アメリカドル支払い要求に回答

ロイター社27日の報道によれば、アメリカ大統領トランプは、韓国が「THAAD」ミサイル防衛システムのために10億アメリカドル支払うことを希望する、とした。だが、韓国サイドは直ちに回答をなし、「THAAD」の費用はアメリカサイドによって負担されるべきであるとの立場を堅持した。

トランプは当日ロイター社のインタビューを受けた時、すでに韓国で配備が展開されている「THAAD」ミサイル防衛システムは約10億アメリカドルの費用がかかるが、このシステムは韓国が北朝鮮から来るミサイルの攻撃に遭うのを防止するためのものであり、「この金がなぜアメリカによって支払われるのか?」とした。

「私はすでに韓国に、彼らによってこの費用が支払われることがより適切であると通知した。」 トランプは、「THAAD」システムの性能は非凡で、空中で直接ミサイルを破壊できる、と語った。

だが、韓国連合通信社のやや遅い時間の報道は、韓国政府は依然「THAAD」の費用はアメリカサイドによって負担されるとの立場を堅持している、とした。

韓国国防省は28日、「駐韓米軍地位協定」によれば、韓国政府によって配備用地、インフラなどが提供され、一方「THAAD」システムの設置と使用に必要な経費はアメリカサイドによって負担されるべきで、韓国サイドのこの基本的立場に変更はない、とした。

新華社は以前、韓国国防省は26日、「THAAD」ミサイル防衛システムの一部の装備が当日早朝韓国の慶尚北道星州郡に配備されたと確認した、と報道した。韓国国防省は、韓米は「THAAD」システムの使用可能な一部の戦闘力を優先的に配備し、「THAAD」の実戦能力確保を優先することを決定した、とする。韓国軍は今年年内に「THAAD」システムの完備された作戦能力を具備する計画で、環境への影響の評価や施設建設など関連のプロセスは今後正常に行われることになる。当日、韓国警察は数千名の警察官を出動させて道路を封鎖し、かつ現地の「THAAD」反対者と衝突を発生させた。

中韓米軍はまだ今回何台の「THAAD」システムを配備するのか発表していない。韓国連合通信社はこの前、ワンセットの「THAAD」システムの配備には1.5兆ウォン(約12億アメリカドルに相当)を費やす必要がある、と報道した。

中国外交部は26日米韓が配備を取り消すよう強烈に懇切に促し、中国サイドは断固として自身の利益を防衛すると強調した。スポークスマンの耿爽は、米韓が韓国に「THAAD」ミサイル防衛システムを配備することは地域の戦略バランスを破壊し、さらに一歩半島の緊張した情勢を刺激することになり、半島の非核化という目標実現および地域の平和と安定の助けにならず、各方が対話と協議で問題を解決する努力に逆行し、かつ深刻に中国サイドの戦略的安全の利益に損害をもたらす、とした。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「現地時間26日早朝4時30分、駐韓米軍は『THAAD』ミサイル防衛システムを韓国の予定の地点に移した。視覚中国の画像」)

【関連の報道】 駐韓米軍、THAADを全面配備:ミサイル防衛システムの運搬を開始

韓国連合通信社の情報によれば、駐韓米軍は現地時間26日早朝4時30分に星州ゴルフ場にTHAADミサイル防衛システムを運搬し始めた。星州ゴルフ場から距離が最も近い村落である韶成里の住民がずっとTHAADの配備に反対しているため、韓国警察は8,000名の警察官を動員して500名あまりの韶成里住民が星州ゴルフ場に行く国道905号を封鎖した。韓国軍が明らかにするところによれば、今回運搬されるのはTHAADミサイル防衛システムの各種装備で、例えば移動発射台、X周波数帯レーダーシステム、ミサイル防衛システム、交戦指揮所および発電機や冷却器などの設備である。理解されているところによれば、1つのTHAADシステムは6つの発射台からなり、現在駐韓米軍はまだ今回何台のTHAADシステムを配備するか発表していないが、肯定できるのはこの前烏山空軍基地に運ばれた2つのTHAADシステムが正式に配備されかつ使用に投入されることである。星州のTHAADシステムは駐韓米軍第8軍第35対空砲旅団によって運用が担当される。分析者は今回のTHAAD配備強行は大統領選挙後の変数を防ぐためと考える。


 費用負担なんか話し合いをまとめてから配備しろよと思いますし、「環境への影響の評価〜は今後正常に行われることになる」というのも無茶な話だと思いますが、それだけ配備を急がざるを得ないということなんでしょうね。
















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