コラムより転載:中国の航空機、空母その他関連小ネタその252

10月16日

 ずいぶん久しぶりの「珍銃」ネタです。

http://military.china.com/jctp/11172988/20171013/31569052_all.html#page_2


懐中電灯より登場が早かった! タクティカルライトの元祖、200年前にもう出現

核心の提示:タクティカルライトとは専門に銃本体に装備して使用する強い光の筒状ライトを指し、近年来対テロ特別警察部隊および軍の特戦隊が夜間あるいは暗い条件の下で目標を照準するのに多用している。だが最近ネット上に放出された一組の画像は、タクティカルライトの歴史がおそらくは懐中電灯(19世紀末に登場)に比べてさえ長かっただろうことをはっきり示している。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「タクティカルライトとは専門に銃本体に装備して使用する強い光の筒状ライトを指し、近年来対テロ特別警察部隊および軍の特戦隊が夜間あるいは暗い条件の下で目標を照準するのに多用している。室内掃討作戦を執行する時、タクティカルライトを使用して突入することは室内(暗い光線条件)のテロ分子を瞬間的に致盲させ、攻其不備(頑住吉注:防備のないところを攻める。孫子の兵法)効果を達成することができる。」)

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「この画像はタクティカルライトで照射された後に生じる(部分的)致盲効果を直視的に見せることができる。」)

だが最近ネット上に放出された一組の画像は、タクティカルライトの歴史がおそらくは懐中電灯(19世紀末に登場)に比べてさえ長かっただろうことをはっきり示している。画像の中のこれは19世紀初め、イタリア北部で製造されたフリントロック銃である。他の多くと異なるのは、これが夜間作戦のために作り出された特殊フリントロック銃で、それが倒置されたグリップとトリガーを採用し、その上にレンズを伴ったろうそく台を固定し、風や雨、雪を防ぐ設計があることである。

レンズを開くと、内部に置かれたろうそく台が見え、当時の設計師が夜間作戦実現のために少なからぬ技量をつぎ込んだことが見て取れ、今日見れば非常に粗末で、使用者が銃を保持し照準することがいずれも非常に苦労だったと見積もられるが、確かに今日のタクティカルライトの元祖と見なすことができる。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像は19世紀初めのこの夜間フリントロック銃の多くの角度からの画像で、すこぶるスチームパンクのスタイルがある。」)

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「このフランスが製造したフリントロック銃はずっと美しく、外形設計上もより完備されている。銃本体側面に小型オイルランプを追加装備してある。オイルランプの下方にはさらにグリップがあり、射手の保持に便利である。」)

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像はフランスの夜戦フリントロック銃の正面からの特写。イタリアの夜戦フリントロック銃と比べるとすでに少なからず『軽便』になっているが、実用性はまだ非常に限られている。」)

1920年代前後になると、タクティカルライトにはまたさらに一歩の発展があった。例えば画像の中のワイマール共和国時期、当時の兵器会社がFN M1900拳銃(槍牌ルーズとも言う)にセットするために製造したタクティカルライトは、「先輩たち」の寸法に比べまた少なからず縮小しており、直接銃本体上に装着して使用できるが、携帯利便性の上では依然不足が存在し、使用普及率は決して高くなかった。(頑住吉注:画像を見るとレティクルみたいなものが標的に照射されるようになっていたんですかね。)

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「ナチスドイツが研究開発したZ-1229『バンパイア』兵個人赤外線夜視システム」)

第二次世界大戦時期になると、兵個人野戦装備はまた猪突猛進の発展を取得した。例えば画像の中のナチスドイツが研究開発したZ-1229「バンパイア」兵個人赤外線夜視システムは、Stg-44アサルトライフルに装備して使用できた。タクティカルライトは当時正規軍の作戦方面での使用範囲が限られていたため(夜間使用は容易に目標として暴露する)、軍隊の中での大量使用は決してまだ見られなかった。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「M9拳銃の下に吊して装備したLEDタクティカルライト」)

実際にはタクティカルライトの発展の歩みは決して止まらず、警察用タクティカルライトはずっと改良が行われつつある。米軍を例にすると、1990年代に入った後、米軍はどんどん多く非対称作戦、平和維持、対テロ作戦の中に投入し始め、タクティカルライトの正規軍と特殊部隊の中の普及率は不断に高まった。例えば画像の中のM9拳銃の下に吊して装備したLEDタクティカルライトである。

(頑住吉注:以下キャプションです)

画像は警察が暗い条件下でタクティカルライトを使用して目標を捜索しているところ。

画像はM4カービン銃に配備されたタクティカルライト。

画像はメーカーが展示するタクティカルライトの夜間照明効果。


 これは実に面白いですな。1発こっきりのフリントロック銃に装備してもそんなに実用効果はなかったかもしれませんが。銃の発火部分も一応金属板で雨から守られているようですが強い雨風の中では不発が多くなったでしょう。レバー状のトリガーを引くとグリップ内を通った細長い部品が持ち上げられてレットオフする感じですかね。これを撃つと銃口が「跳ね下がる」んでしょうね。

10月17日

 中国国産空母関連です。

http://www.hao123.com/mid/17639805080379997503?key=&from=tuijian&pn=1


中国の002型空母はどれだけ強いのか? 4つの射出ポイントを装備 アメリカがついに事実を語った

最近ロシア労働報が発表した文章によれば、すでに明るみに出ている衛星画像からは、中国が現在少なくとも2つの陸上試験場に、多くの空母カタパルトを建造し、その中には蒸気カタパルトとより先進的な電磁カタパルトが含まれていることを知ることができ、その中には3つの重要なシグナルが示され、中国海軍は多くの大型空母を装備しようとしており、通常動力直通甲板の空母の他、中国はさらに原子力動力、電磁カタパルト発進のスーパー空母を建造しようとしており、このうち、コードナンバー002型の国産空母は排水量が9万トン、4基のカタパルトを配する大型空母である。

中国の002型空母は解放軍海軍の第1世代001型スキージャンプ発進型空母と003原子力空母の間を介する型の空母で、非常に重要な過渡的作用を果たしている。それに対応し得る機種もアメリカのキティホーク級通常動力蒸気カタパルト型空母しかない。だがキティホーク号空母と比べると、結局のところ002型空母は21世紀の下での産物で、このため非常に多くの時代の特色を有しており、この点は001型空母からもう見て取ることができる。例えば、001型はステルス化を非常に強調し、大型空母だがすでに大量のステルス設計を採用し、できる限りレーダー、赤外線反射を減少させている。しかも大量の対レーダー、対赤外線設備および措置を有する。信じられているところによれば、001型はレーダー反射の面前でも1隻の中等駆逐艦の水準に過ぎない。現在中国海軍水上ステルス技術は非常に成熟し、002型空母上への運用は継続して手慣れたものになると信じる。

4基の蒸気カタパルトを採用しているため、2基は艦首の甲板約110mのところ、2基は艦体中部甲板185mのところで、このため002型上の実戦機は、満載状況の上で、出動速度が001型のスキージャンプ発進をはるかに超える。結局のところ重搭載の状況下で、001型空母は185mのところの重搭載発進ポイントから発進するしかなく、しかも1回で1機しか発進させられない。通常一波16機の殲ー15は、遠距離対艦任務を執行する時、まるまる30分間の時間を必要とし、これは時間こそ生命である戦場に対し極めて不利である。比較すると、002型は4つの射出ポイントを有し、しかもそれぞれの射出ポイントが全て満負荷で射出が行え、通常1機が2発の鷹撃-83対艦ミサイルを搭載し、その他にPL-9型格闘ミサイル、2発のDS-10型中距離ミサイルが加わった殲ー15は、もし001型の185mのところの重搭載発進のところからスキージャンプ発進しても、400km前後の作戦半径の任務しか執行できない。

一方002型上からカタパルト発進すれば、作戦半径は700km前後まで拡張され、しかも全大隊の発進時間の上で、001型の1/3しかなく、効率は一目瞭然である。カタパルト装置から見て、中国はすでに研究に没頭して30年近く、もし1980年代にプロジェクト立ち上げが開始された課題組を加算して起算すれば、すでにほとんど40年の時間となる。中国は陸上にすでに2本の蒸気カタパルト試験ラインを建造済みで、そのうち1本の試験時間はすでに10年を超え、大量の実験データを累積している。殲ー7から殲ー8、今日の殲ー10までずっとで、殲ー15さえすでにこのカタパルト実験ライン上でその数千をもって数える実験を行っているとされる。このため、艦に装備することにすでにいかなる技術上の問題もない。現在002型の建造完成を待つだけで、もう関連のカタパルト装置を艦に搭載して調整試験および試用ができる。


 いや例えばアメリカはレールガン、レーザー兵器を何十年も研究してまだ本格的な実用化には間がありそうですしね。

10月18日

 中国の早期警戒機関連です。

http://www.hao123.com/mid/10984380043208378538?key=&from=tuijian&pn=1


中国に大型早期警戒機が欠乏 空警ー3000はC-919大型旅客機を用いて搭載機とすることを考慮できるか否か?

現在中国空軍は少数の空警ー2000大型空中早期警戒機しか装備していない。世界の範囲について見れば、中国の早期警戒機の装備数は複雑な空中の態勢に全く対応できない。中国は広大で、より多くの早期警戒機を必要とし、それでやっと全空域の警戒と部隊の日常の演習訓練の用が完成させられる。

中国空軍の空警ー2000は中国の早期警戒機の争気機(頑住吉注:「争気は頑張るなどの意です」)で、イスラエルがアメリカの圧力の下に迫られて中国と達成した早期警戒機システム販売の契約を破棄し、中国は自らに頼って性能がより良い、しかも世界一流の早期警戒機を研究開発するしかなかった。だが空警ー2000は数機装備された後もう停止し、これは中国の早期警戒機の搭載機であるイリューシン-76に深刻な不足が出現したためで、当時国産の大型輸送機は全くなく、空軍は中古のイリューシン-76さえ使用に不充分で、ましてや空警ー2000への改装に用いる余計な輸送機はなかったのである。

大型軍用輸送機の数の不足に直面し、中国は現有の資源を利用して整合を行うしかなく、これこそ中国の運ー8プラットフォームだった。そこで空警ー200および空警ー500系列早期警戒機ができた。だがこの輸送機を使用することに弊害は多くあり、搭載機の最大離陸重量の制限はレーダーの寸法を決定し、このことはレーダーの探知計測距離の問題をもたらした。また早期警戒機の滞空能力も搭載機の寸法と関係があり、こうした全ては回避できない問題だった。

現在空警ー200と空警ー500早期警戒機はすでに空軍と海軍に多数就役しているが、アメリカと比較すると、大型早期警戒機の数は実際少なすぎる。中国空軍の大型輸送機である運ー20の就役と共に、人々は未来の早期警戒機の搭載機としてこの自ら研究開発を行った機種に期待している。

運ー20は中国の未来の空警ー3000になることが可能か? 中国、ロシア、インドの大型早期警戒機はいずれもイリューシン-76搭載機上に発展してできたもので、しかも運ー20は中国自らの研究開発で、自主知的財産権を持ち、簡単な改造を経てもう早期警戒機の搭載機になることができる。運ー20はあるいは中国の未来の大型早期警戒機の1つの選択肢かもしれない。

アメリカ空軍が多数装備する大型空中早期警戒機はE-3セントリー早期警戒機である。この早期警戒機の搭載機は民間用の機種とも関係があり、またKC-135、RC-135搭載機いずれとも類似の関係がある。

2017年5月5日、中国商飛のC919大型旅客機が初飛行を完成させ、これは中国民間航空領域のマイルストーンたる事件で、中国がこれより商用大型機を研究開発する国のグループ入りすることを意味している。世界に商用輸送機を基礎に軍用改装を行った案例は数多く、これには早期警戒機、空中給油機などが含まれる。アメリカはボーイング737を基礎にP-8A対潜哨戒機を研究開発し、C-919はまさしくボーイング737クラスの飛行機である。ヨーロッパもエアバス商用機で大型空中給油機を研究開発し、このため商用機を軍用機に改めることには多くの優勢がある。

経済性から考慮するとC919には確かに優勢がある。何故なら商用機は大量に製造されるだろうから、コストコントロールの上で完全に軍用大型輸送機を超越している。だがこの中国が自主知的財産権を持つ民間用輸送機は多くの国外の有名なメーカーの部品を採用しており、軍事用途に改める時多くの面倒に遭遇するだろう。これも考慮を必要とすることだが、しかもC919というこの機種の寸法は相対的に言って小さめで、中国の未来の空警ー3000はより長い滞空能力を考慮するだろうし、これには空中給油能力なども含む。このため寸法がより大きい民間機種を選択するのがあるいは1つの選択肢かもしれない。


 ロシアなどが輸送機をベースとするのは良い旅客機が選択肢としてないからで、旅客機も輸送機も自由に選択できるアメリカは旅客機を選択しています。ここには直接書かれていませんがロシア・中国合作の大型旅客機は両国とも早期警戒機等のベースとして有力視しているでしょう。

10月19日

 中国の駆逐艦関連ですが、2回に分けます。

http://military.china.com/important/11132797/20171009/31549431_all.html#page_2


世界が関心を注ぐ:中国の万トン駆逐艦055の「穴」にはどれだけの深さがあるのか?

中央テレビ軍事チャンネルの軍事報道番組の中に、何枚かの055型ミサイル駆逐艦に関する新たな画面が出現し、特に無人航空撮影機から撮影した055の甲板全景の画面で、外界に初めて055ミサイル駆逐艦の甲板の全貌を完全な形で見せ、055型ミサイル駆逐艦後部のミサイル垂直発射装置の数に関する懸案の疑問も解決された。

(頑住吉注:次の2つはキャプションです。)

中央テレビ局の画面の中に初めて055型駆逐艦の垂直発射システムの数が明らかにされた

もしミサイルが多ければもう王者ならば、当時アメリカが「アーセナルシップ」を放棄したのは何故なのか?

055型ミサイル駆逐艦がまだ「武漢のコンクリート艦」(頑住吉注:ステルス性などの検証のための陸上模型)の状態にあった時代、外界は解放軍現役の052C/D型駆逐艦をはるかに超えるこの艦の寸法に対し驚愕し、当然その艦上のミサイル垂直発射装置の数に対しても非常に関心を注いだ。055型ミサイル駆逐艦は艦首の主砲の後ろのB砲の位置に64ユニットのミサイル垂直発射装置を配置し、この研究判断はやや後の進水後の055型ミサイル駆逐艦の公開された画像でも実証された。だが煙突の後ろ、ヘリ格納庫前に位置する後部垂直発射装置の数はあまりよく推断されなかった。コンクリート船の上では、関連の設備を測定試験する必要がないため、この位置は一面真っ平で、寸法は実際の船と一致するが、それにもかかわらずいかなる設備の兆しもなかった。一方実際の船の上では、進水当初の新聞報道の編集が原因で、外界はやはり終始この艦の後部の垂直発射装置の数を見ることができなかった。さらに武漢のコンクリート船の衛星画像の測定計算を加えると、この甲板は面積からして確かに64ユニットのミサイル垂直発射装置が収容できる。このことは32ユニットから64ユニットまで、055型ミサイル駆逐艦後部垂直発射装置の数に関する論争をずっと絶えなくさせ、96、112なのかそれとも128発なのかの懸案の疑問も、今回の画像になってやっと正式に解決されたと評価される。112の発射ユニット、前64、後ろ48である。

この数字は多少一部の軍事マニアをいささか失望させ、彼らはアメリカの「タイコンデロガ」級ミサイル巡洋艦上の122の発射ユニット(128ユニット−6ユニットの装弾クレーン)の例を挙げ、また韓国のKDX-III型ミサイル駆逐艦上の2種の垂直発射128発射ユニットとさらに加えて16発の傾斜発射対艦ミサイルの例を指摘し、055型ミサイル駆逐艦の火力がその西側の同業者を制圧するのに不足であることの証明を企図した。だが現代の水上艦艇の火力の核心たる垂直ミサイル発射システムに対して言えば、もし単純に「穴の数」を見てもう艦艇の作戦能力を確定できるのならば、当時アーセナルシップ計画を「銃殺」したアメリカ海軍は現在きっと後悔しきりということになる。


(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「『シースパロー』など比較的短いミサイルを発射する時、Mk.41打撃型発射器はアダプターの使用を必要とする」)

中国に対し、単純に国産汎用垂直発射システムをアメリカのMk.41と同じ扱いにすることは、決して特別に科学的なことではない。

Mk-41は1970年代に研究開発され、当初は単にスタンダード-2艦対空ミサイル以下の各種戦術ミサイルの収容にだけ用いられた。このためその発射筒の直径は635mmに限定され、発射システムの長さも6.8mの「戦術型」に設定され、後に「トマホーク」巡航ミサイルを収容するため、米軍はやっと長さ7.7mの「打撃型」Mk-41を標準の発射ボックスとして登場させたが、その寸法はすでに制限されたものだった。

冷戦を背景とする標準的な任務の中、米軍の「タイコンデロガ」級ミサイル巡洋艦あるいは「アーレイ・バーク」FlightI/II級駆逐艦上にはそれぞれに26の「打撃型」の長さのMk-41発射ユニットだけがあり、「アーレイ・バーク」FlightIIA型は32ユニットまで増加した。

現在の大多数の状態の下で、こうした「打撃者」モジュールは基本的に全て「トマホーク」ミサイルをいっぱいに詰め込むために用いられ、最近の何回かのアメリカ海軍の対地打撃作戦の中で、「トマホーク」ミサイルを発射する数もおよそ1隻あたり30発前後に保持された。

当然、理論上あらゆる「バーク」級および「タイコンデロガ」級上のMk-41は全て「打撃者」の長さに交換できる。未来においてアメリカ海軍は同時に艦上に大量の「トマホーク」巡航ミサイルと「スタンダード-3」対ミサイルミサイル(同様により長い「打撃者」モジュールを装備する必要がある)を配備する必要がある時、当然より多くの「戦術型」を「打撃者」に交換するだろう。

だがその他の非常に多くの艦艇はそんなに幸運ではない。非常に多くの国の「戦術型」発射装置しか装備できない艦艇は一生かかっても「トマホーク」を発射できないかもしれない(甲板の高さを加えて「打撃者」モジュールに交換することを選択しない限りは)。しかもアメリカの沿海域戦闘艦のように元々「自衛型」5.3mウルトラショート発射ボックスしか事前に留保していない艦艇は、「改良型シースパロー」と「NATOシースパロー」の間で変換選択するしかない。

(頑住吉注:次の2つはキャプションです。)

米軍の「アーレイ・バーク」Flight II A型駆逐艦にもそれぞれに32ユニットしか『トマホーク』ミサイルの発射に用いることができるものはない」)

オーストラリアの「アデレード」級護衛艦は艦首に8ユニットのMk-41発射器を装備するが、艦体の深度に制限され、最短の「自衛型」しか装備できず、「シースパロー」の発射にしか用いることができず、結果としてさらにMk.26型単一アーム発射器を留保し、もって「スタンダード」や「ハープーン」ミサイルの発射に用いる。

Mk-41はスタンダード、アスロックを装備する、甚だしきに至っては1つの穴に4発の改良型シースパローを装備するのさえ非常に簡単だが、新世代ミサイルの射程、射撃高度および打撃威力に対する要求が不断に高まるのと共に、21世紀に入った後、アメリカ海軍はすでにMk-41の寸法は未来のミサイルの寸法の需要を満足させられないと考え、このため最新のDDG1000「ズムウォルト」級ミサイル駆逐艦の上には全く新しいMk-57垂直発射ミサイルシステムを応用した。

10月20日

 続きです。

http://military.china.com/important/11132797/20171009/31549431_all.html#page_2


この発射装置の一大特徴は「大」である。全システムの深度が7.93mにまで増加しているだけでなく、その発射筒の直径も710mmまで増加している。このような改良はこのシステムが占拠する艦内空間も少なからず増大させているが、それにもかかわらず将来より多くのより大きくより先進的なミサイル(例えば威力がより大きい対地巡航ミサイルあるいは射程がより長く、射撃高度がより高いミサイル迎撃ミサイル)の装備のために空間をあらかじめ留保している。

当然皮肉なことに、「ズムウォルト」級プロジェクトが3隻まで縮減されかつ区域防空能力の要求が取り消され、加えて後続の「アーレイ・バーク」FlightIII型駆逐艦が寸法が原因で依然Mk-41垂直発射システムをそのまま用いるのと共に、米軍の未来のMk-57発射システムは予見できる将来3隻の「ズムウォルト」上の240ユニットしかなく、このことは海軍現役の数千のMk-41発射ユニットを捨て置いてかえりみず、「ズムウォルト」級にだけの使用に供することのできる寸法の大きなミサイルをわざわざ研究開発する決策を明らかにでたらめかつ不経済なものにさせた。

未来の米軍の各種新型ミサイル(例えば艦射型LRSAM)は依然Mk-41の寸法に基づいて研究開発を行う必要があり、したがってMk-57を空しい「遠大な理想」とさせる。

現在見たところ、アメリカは「垂直発射大型化」の上でトップに立っているが、それにもかかわらず暫時顕著なメリットをはっきり示さない。だが各国の次世代垂直発射システムの中では、対地巡航ミサイルや遠距離対艦ミサイルが発射できる大口径垂直発射システムが明らかに主要な大国の歓迎を受けている。

ロシア海軍が現在装備すること最も広範な3S14U垂直発射システムは、その寸法が弾径660mm(発射筒を加算すると直径は700mm近い)の縞瑪瑙超音速対艦ミサイルが収容できる。

(頑住吉注:次の2つはキャプションです。)

イギリスの26型護衛艦建造過程の中での論争の1つは他ならぬ艦体の高さに対し非常に高い要求がある「打撃型」(頑住吉注:「打撃者」「打撃型」がごっちゃに出てくるのは原文通りですんで)発射器を購入する必要があるか否かだった。支持者は、もし全部「打撃型」発射器を装備したら、一様にそれの「1つの穴に4つのミサイル」能力を利用して「シースパロー」ミサイルが装填でき、同時に需要があった時にはまた「トマホーク」ミサイルを装備して対地攻撃が行え、柔軟性がより高いとした。

「打撃型」Mk-41発射器を収容するために払われた代価は、26護衛艦が「シーウルフ」ミサイルを使用する23型護衛艦に比べまるまる一回り大きくなり、満載排水量が8,000トンにも達し、すでに過去の「護衛艦」の概念をはるかに越えたことだった。

中国海軍に関しては、当初新世代汎用垂直発射装置を計画する時、もう非常に先見性を持って850mmにも達する最大弾径を選択し、かつ5m、7m、9mという3種の長さを、その異なるタイプの発射ボックスの長さとして選択した。この中には確かに中国が技術能力に制限を受け、遠距離艦対空ミサイルである海紅旗-9Bの弾径を縮小できなかったという要素があるが、同時に中国海軍の未来の艦対空ミサイル、ミサイル迎撃ミサイル、遠距離巡航ミサイル、遠距離対艦ミサイルの寸法、体積の大型化という趨勢に対する正確な判断もあった。特に新世代遠距離巡航ミサイルと遠距離対艦ミサイルであるが、前者は一方においては極めて大きな射程を要求し、さらに同時に大きな重量の戦闘部を持ち、もって殺傷効果を確保することを要求する。後者は射程の要求が現有の鷹撃-18対艦ミサイルに比べて倍増することを要求するのと同時に、さらに極超音速を含む全過程高速と防御突破性能の要求を提出している。加えてそれが設定する対抗の目標には重装甲防御の敵サイドのトン数の大きな水上艦艇があり、その技術的難度は甚だしきに至っては対地巡航ミサイル「面多加水」(頑住吉注:検索しても全くヒットせず)の線型性研究開発ロジックよりも高いだろう。当然、この2種のミサイルが必要とするのは、やはり9mの長さの大型発射ボックスである。こうしたエポックメイキングなミサイル武器システムの戦闘力は、決して旧型の寸法の小さいミサイル垂直発射装置内に搭載されるミサイルが単純に数を増加することによってもう比肩できるものではないと想像できる。055型ミサイル駆逐艦と米韓のの「イージス」艦の戦闘能力の強弱を推し量るには、「穴を数える」だけに頼ったのでは不充分であり、「穴」の寸法と深さも、同様に考慮に値する一点なのである。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「韓国のKDX-2型駆逐艦は改装中より長いKVLS垂直発射器を装備した。上の画像の左側がKVLS。右はMk-41で、まずい味まさにスクリーン貫通」 何言ってるのか分かりません)

現在見たところ、055型ミサイル駆逐艦はその巨大な艦体に頼り、その搭載する汎用垂直発射システムは全部7mあるいは9mの中型および大型発射システムである。この112の発射ボックスの中で、どういったものが遠距離対艦ミサイルと対地巡航ミサイルを搭載できる大型発射ボックスなのかは、外表面を見ただけでは明らかに知り得ない。我々は次のように推断できるだけである。9mの発射ボックスシステムはより多層の甲板を占拠し(そのフルセットのシステムの深度は必然的に9mに止まらない)、一方055型ミサイル駆逐艦後部垂直発射システムは艦上の機関室とメイン動力の軸径のすぐ隣で、この位置にこの種の大型発射ボックスを配置したいというのは技術上の難度がより高く、艦首甲板の後ろの垂直発射システムは空間が相対的に充足していることを考慮すれば、対艦ミサイルなどの大物の出発陣地となる可能性がより高い。

当然、艦艇上の武器装備の配置が単一項目の工程だったためしはなく、事は全艦の各種システムの総合的手配に関わる。まさに何日か前に中央テレビニュースが明るみに出した、総合電力推進システムを使用して、艦体後半部分を横から貫く主軸を取り消した055型ミサイル駆逐艦の未来の発展型が見せたように、ひとたび動力軸系が占拠する空間が総合電力推進システム技術の進展ゆえに「解放」を獲得したら、後部垂直発射システムも便利に9mの長さの大型ミサイル発射ボックスを応用できる。その時、「完全体」の055型大型ミサイル駆逐艦はその全部の作戦能力を充分に発揮し、真に人を畏怖させる「新時代の無敵艦」となる。

世界で最も早くMk.57のような新世代大口径垂直発射システムを持ったが、米軍それにもかかわらずそれを「ズムウォルト」上に装備するだけで、未来の拡大使用に関しては‥‥「アーレイ・バーク3」型はMk.41を継続使用するしかない。将来Mk.57は「国家ミサイル防御艦」のたぐいに希望を寄せるしかない‥‥このため実は決して何らのX用もない(頑住吉注:伏字なのか変換ミスなのか不明です)。


 日本に言及されませんでしたが米韓と基本的に同じのはずで、本当にこの面でも055型を「「ズムウォルト」」をはるかに超える数で量産すると思われる中国が優位になっていくんでしょうか。

10月21日

 フィリピン関連です。

http://www.hao123.com/mid/10019361399175957795


フィリピン、2人のテロの頭目を射殺 ドゥテルテ:中国が寄贈した武器が功を立てた

フィリピン大統領ドゥテルテは10月17日に中国が寄贈した小銃に対し大いに賞賛を加え、かつ中国のスナイパーライフルがマラウィ市で2名のテロ分子の頭目を射殺し、同市の解放のために大きな功績を立てた、とした。

ドゥテルテは語った:「中国は2回武器を空輸してきた‥‥彼らのスナイパーライフルは大いに役立った。早朝かの2人を射殺したのはほかならぬこの銃だ。」

かれは付け加えて語った:「彼らを射殺した狙撃手は1km離れたところに隠れ、当日は早朝無風で、我々はこの武器を使った。」

テロ分子の頭目であるオマール マウードとバビロンは10月16日早朝、マラウィ市で政府軍によって射殺された。フィリピン武装部隊総参謀長のヤニューは、狙撃手の発射した弾丸はマウードの頭部に命中し、一方バビロンは胸部に命中弾を受けた、と語った。

今年6月、中国は価値3.7億ペソ(約4,773千万人民元)の武器弾薬を寄贈し、その中にはTY-85型7.62mmスナイパーライフル、CS/LR4A高度正確小銃、CQ-A5 5.56mm自動小銃が含まれた。

フィリピン国家警察高級監督査察官のアンドゥヤンは、マラウィに派遣された(頑住吉注:言葉が抜けているようです)しばしば中国が製造したM-4型5.56mm小銃およびドラグノフスナイパーライフルを使用している、と語った。

ソース:フィリピン商報


 1km離れて複数の特定の人物の狙撃、射殺に成功したのならかなり精度は高いということでしょうかね。

 インド関連です。

http://www.hao123.com/mid/11756100248094862762


大きな期待を寄せられる「インドファルコン」は一体どれだけ凄い? アメリカのこの決策はまさに「一挙両得」

ロッキード・マーティン社とインドのタタグループはパリ航空展で、インド国内でF-16 Block70を生産する協定書に署名した。

F-16「ファイティングファルコン」戦闘機はアメリカのゼネラルダイナミクス社によって研究開発され、ロッキード・マーティン社がこのプロジェクトを買収した後にそれを「大いに発揚」させ、かつ多くの改良型を登場させた。今までに、F-16戦闘機は全部で全世界26カ国で4,500機あまりが就役し、世界で生産量最大、技術が最も成熟した第3世代戦闘機である(頑住吉注:ミグー29の生産数もこの半分以下らしいですね)。

インド空軍は近年来換装の圧力が非常に大きく、フランスのダッソー社の36機の「ラファール」購入も焦眉の急を解決するだけである。大型のスホーイー30MKI機隊の建設が安定に向かった後、インド空軍は先進的な単発中/小型戦闘機を装備して機隊の規模を維持し、大量に就役して長年になるミグー21機隊に取って代わらせることを依然希望している。国産のLCA「テジャス」戦闘機が大任に堪え難い状況下で、インドは視線を第3世代機の中でコストパフォーマンスが最も良いF-16「ファイティングファルコン」に向けた。

「インドファルコン」は主要なサブシステムの上でいずれもF-35の実力に負けず、かつ重点的に探知計測、情報感知、情報伝達、武器管理機能を強化している。「インドファルコン」はノースロップ・グラマン社のAPG-83「拡張展開可能敏捷ビーム」アクティブフェイズドアレイレーダーを選択使用し、70種近い異なる主翼下の搭載物が使用でき、非常に強大な多用途能力を持つ。「インドファルコン」はF-16E/Fの大容量一体燃料タンク(約2,600リットルの容量)を継承しており、かつ推力が144.6キロニュートンに達するF110-GE-132Aエンジンをそのまま使用し、より良い航続距離と機動性を獲得する可能性が非常に高い。


 インドの生産能力や殲ー10の最新型と比較してどうなのかが問題になりますかね。

10月22日

 殲ー10関連です。

http://www.hao123.com/mid/5618801261615408227


国産最新の殲ー10C戦闘機がこの中距離空対空ミサイルを装備すれば先んじて人を制す優勢を具備することになる

最近ある現代の空戦映画が熱く伝播しつつあるが、映画の中で我々は殲ー10C機が戦場で英雄的に敵を殺し、勢いが抑えられない勇姿を見、この飛行機は主役でもある。そのずば抜けた戦闘性能は観衆に深い印象を残している。

殲ー10戦闘機は成都飛行機が1980年代末に自主研究開発を開始した単座単発第3世代戦闘機であるとされる。この機は大推力のターボファンエンジンとエンテ式空力レイアウトを採用し、中型、多機能、超音速、全天候の空中優勢戦闘機で、我が空軍がそれに賦与したコードナンバーが殲ー10で、対外的にはJ-10あるいはF-10と称する。

2004年4月、空軍第44師団132連隊は第一陣の殲ー10を装備した。2009年11月5日、殲ー10の1001号初飛行原型機が中国航空博物館で初めて実物の機をもって対外的に公開展示され、かつ画像と文の展示パネルの形式をもって殲ー10の性能を紹介し披露した。2017年7月30日、建軍90周年で、2機の殲ー10Cと1機の轟油ー6が編隊を組み、これは殲ー10C初の公開、お目見えでもあった。

殲ー10Cは殲ー10系列飛行機の改良型の最新バージョンで、殲ー10機の原型、殲ー10A型、殲ー10B型、さらに殲ー10C型まで、殲ー10系列機の発展は今まですでに5タイプあり、このうち殲ー10Cは空力外形、レーダー、武器システムなどの方面を含め最も先進的なバージョンである。

殲ー10Cは外観および規格の上で殲ー10Bに似ており、殲ー10Cはより先進的なレーダー設備を装備し、そのレーダーは殲ー10A/Bが装備したレーダーに比べより大きな探知計測距離を持ち、探知計測距離は200kmを超え、かつ同時に12の目標を追跡し、かつその中の脅威が最大である6つの目標を打撃する能力を持つ。さらに国産新型ミサイルを配し、空中迎撃打撃の距離は100kmを超え得る。

また、殲ー10Cはより先進的なPL-12中距離空対空ミサイルを装備している他、噂ではさらにより先進的なPL-13遠距離空対空ミサイルとPL-10近距離格闘ミサイルを装備することになる。しかもPL-13遠距離空対空ミサイルは殲ー10Cに敵サイドの早期警戒機を打撃する能力を賦与する。レーザー制御誘導吊り下げポッドを追加装備した殲ー10Cは、さらに多種のレーザー制御誘導爆弾が発射でき、さらに一歩戦闘機の対地正確打撃能力を向上させる。

殲ー10Cの戦力向上ゆえに、当然そのためにより先進的な武器を装備するべきで、このようにしてこそ戦闘機の性能が発揮できる。PL-15遠距離空対空ミサイルは現在我が国で最も先進的な空対空ミサイルで、超長射程をもって有名である。その200kmの最大射程は群雄を見下ろすに足り、新型ラムジェットエンジンの採用はその最大速度をマッハ4.5に到達させる。現在米軍が装備するAIM-120Cミサイルの最大射程は120kmで、EUが研究開発するシューティングスター中遠距離空対空ミサイルの射程は120kmである。一方ロシア空軍のR-77空対空ミサイルの射程も120kmしかなく(頑住吉注:これならいずれも120kmと書いた方が早いですな)、つまりこのミサイルを装備した戦闘機はまだ発射陣地に入ったばかりの時にもうすでに我が射程範囲にある。


 まあ射程と速度が上回っていれば確実に有利とは限らないでしょうが。
















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