二式拳銃

 1943年に採用された、旧軍最後の制式拳銃が二式拳銃だ。日本銃器株式会社の浜田文次氏が、浜田式を拡大強化して開発したもので、生産効率が悪く数が不足した九四式の補助的役割を期待された。このため8mmナンブ弾を使用するが、南部式、十四年式、九四式といった南部麒次郎設計のものと違いブローバック式だった。浜田氏の言によれば約1,500挺が生産され、大陸に送られたはずなのだが、試作、表面未仕上げの半完成品(シリアルナンバー50以下)が少数知られているだけで、完成状態の量産品はまったく知られていないという、まさに「幻の拳銃」だ。
 製品はモデルガン形式で、装填、排莢ができずマガジンセーフティを省略した以外はほぼ実銃と同じ操作ができる。ディスコネクトも再現してあり、マガジン上部には実物ダミーカートをセットした。分解、組み立ても大筋実銃通りできる。

当時の価格  完成品:22,000円  キット12,000円

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実銃について 2003年5月3日追加

製作記

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