ボーチャードピストルは、ドイツ系アメリカ人ヒューゴ ボーチャードが1893年にパテントを取得した、量産され、一定の商業的成功を収めた世界初の本格オートピストルだ。生産はドイツのユダヤ系大手銃器メーカーであるLoewe社、後に他社と統合して誕生したDWM社によって行われた。採用には至らなかったが、アメリカ軍、スイス軍にもテストされた。後にスイス、ドイツ軍制式拳銃となったルガー(パラベラム)ピストルのベースとなったことでも有名だ。

 製作したのはこのボーチャードピストルを可能な限りリアルに再現したリアルロックドショートリコイル擬似ブローバックモデル。単発のみだが、バレル〜ボルトがロックされたまま短距離後退し、ボルトグループ後端のローラーが斜面に押し下げられることによって中央の関節が上昇、ロックが解除されてボルトが後退、排莢するという実銃通りのプロセスで作動が行われる。セーフティはショートリコイルを阻止することによって作動が起こらないようにする。ほぼフルサイズのマガジン、ストックも着脱可能。カート4個付属。

当時の価格 完成品・フルセットのみ 価格:39,000円

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製作記