実銃はカール ワルサー社が1908年にブローニングM1906の大ヒットに影響されて発売したワルサー社初のオートピストルであり、ドイツ初のベストポケットピストルでもある。いわばカール ワルサー社の原点とも言えるピストルだ。ブローニング製品と近いサイズで使用弾薬(.25ACP)、作動方式(ストレートブローバック)など共通点も多いが、バレル完全固定による高い命中精度をメリットとして謳うなど独自のアイデアも盛り込まれ、分解方法に関してはパテントが取得されている。競争相手が少なかったこともあって特に国内で大きな人気を得たが、現在ではあまり優れた構造ではなかったと評価されており、ワルサー社自身も人気が衰えないうちに全く異なる構造の同クラスのピストル(モデル2)を開発、販売開始している。

 製品は擬似ブローバックシリーズ初のベストポケットピストルで、同様に初めて実銃に近いプランジャー式エジェクターを再現した。マガジン着脱、セーフティ操作、スライドロックも再現し、トリガーメカニズムも擬似ブローバックシリーズではかつてないほど実銃に近いものになっている。

当時の価格:完成品15,000円  キット9,000円


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製作記













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